分化と運動の相関:ノコギリ型により細胞のミクロなゆらぎをマクロな運動へと変換
【研究分野】生物物理学
【研究キーワード】
細胞 / ゆらぎ / 幹細胞 / 分化 / 細胞運動
【研究成果の概要】
ヒトの誘導多能性幹細胞(iPS細胞)は各種の細胞に変化できるが、各種の細胞が勝手に動き回ると制御が難しくなる。ところが、各種の細胞の動きがどの様に異なるかは未だに明らかでない。
本研究は、細胞を型の中に閉じ込め、かつ様々な条件を一度に観察することにより、各種の細胞の運動の特徴を効率的に調べる事を目標とした。その結果、髪の毛の太さ程度の小さな型の中にヒトiPS細胞を閉じ込める新技術の開発に成功した。またヒトiPS細胞が別の細胞に変化し始めると動きが遅くなるを明らかにした。
各種の細胞の動きを知り、それを制御する技術が開発できれば、再生医療に大きく貢献できるだろう。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
豊田 太郎 | 東京大学 | 大学院総合文化研究科 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)