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つくる責任つかう責任 に関係する研究一覧:18件
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発表日:2026年7月10日
1
混合廃プラスチックのリサイクルに新たな手法
廃プラスチックのなかのポリウレタンを選択的に分解する触媒の開発 工学研究院 岩﨑孝紀 教授
廃プラスチックの適切なリサイクルは、海洋汚染の防止、化石資源の節約、二酸化炭素排出量削減などの地球規模の環境問題解決のための喫緊の課題と認識されています。役目を終えたプラスチックを化学反応によって原料モノマー(※2)まで分解し、新しいプラスチックを再生産するケミカルリサイクル(※3)は、有望なリサイクル手法です。しかし、原料モノマーを回収するためには、複数のプラスチックが混ざった混合廃プラスチックから特定のプラスチックを事前に分離する必要があり、これがボトルネックとなっていました。 本研究では混合廃プラスチックのなかのポリウレタンを選択的に化学分解し、ポリウレタンの原料モノマーと分...
キーワード:海洋汚染/海洋/アミド/エステル/ポリアミド/ポリエステル/ポリエチレンテレフタレート/高分子/イリジウム/ケミカルリサイクル/ポリエチレン/持続可能/ボトルネック/持続可能な開発/透明性/カリウム/プラスチック/リサイクル/環境問題/高分子材料/自動車/二酸化炭素/廃棄物/エチレン/ポリウレタン/再生産/炭化水素/水素ガス/アミド結合
他の関係分野:環境学化学工学農学
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発表日:2026年7月1日
2
農産廃棄物から高機能食品包装を開発
カボチャ皮を活用し、鮮度保持と食品ロス削減に貢献 農学研究院 田中史彦教授/田中良奈准教授
収穫後の青果物は、流通・保存過程で約40〜50%が失われるとされており、食品ロスの増大が課題となっています。また、従来のプラスチック包装は環境負荷が高く、持続可能な代替材料の開発が求められています。 九州大学大学院農学研究院の田中史彦教授、田中良奈准教授らの研究グループは、廃棄されているカボチャ皮を原料としてナノ材料「カーボンクオンタムドット(CQDs)」を合成し、高機能な食品包装材料の開発に成功しました。本研究では、カボチャ皮を水熱処理することで、数ナノメートルサイズのCQDsを作製しました。これらの粒子は紫外線を吸収し、抗酸化作用を示す特徴を有しています。また、CQDsをカルボ...
キーワード:最適化/水蒸気/フィルム/生分解/ポリエチレン/持続可能/紫外線/持続可能な開発/水分移動/環境負荷低減/カーボン/光学特性/ナノメートル/ナノ材料/ナノ粒子/プラスチック/安全性評価/引張強度/環境負荷/熱処理/廃棄物/機能材料/生分解性/エチレン/トマト/セルロース/微生物/抗酸化/抗酸化作用/酸化反応
他の関係分野:情報学数物系科学化学工学農学
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発表日:2026年6月2日
3
鉄と水素の結合を結晶内で安定化
レドックス非対称性で鉄系酸水素化物を実現 工学研究院 藤井進 准教授
酸水素化物は、酸化物中に負の水素イオン(ヒドリド)を導入した材料で、触媒などへの応用が期待されています。特に、組み合わせる遷移金属種が機能を決める重要な要素であり、安価で低毒性な鉄は有望視されています。一方で、鉄系酸化物を強く還元すると、ヒドリドが入らずに酸素が抜けた酸素欠損相へ変化するため、鉄系酸水素化物は未開拓でした。 京都大学大学院工学研究科 笹原悠輝 特定研究員(学振PD)(研究当時、現:北海道大学大学院工学研究院 助教)、同研究科 陰山洋 教授、九州大学大学院工学研究院材料工学部門 藤井進 准教授、名古屋工業大学物理工学類 壬生攻 教授、東京科学大学理学院化学系 八島正知...
キーワード:対称性/非対称性/タンタル/酸化還元反応/ヒドリド/酸素欠損/遷移金属/ペロブスカイト/持続可能/還元反応/持続可能な開発/材料設計/水素化物/酸化還元/酸化物/水素化/レドックス
他の関係分野:数物系科学化学工学
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発表日:2026年5月27日
4
北米最大級アラスカ金鉱開発のダイナミクス分析
サケをめぐる持続可能な開発、先住民の経済・環境主権への希求 留学生センター 生田博子 准教授
九州大学留学生センターの生田博子准教授と大分大学経済学部の久保田亮准教授は、アラスカ州南西部の大規模金鉱開発事業を取り上げ、「開発の推進」vs「自然の保全」、「先住民」vs「非先住民」、「地域住民」vs「政府・企業」といった二項対立に単純化できない、開発と先住民をめぐる複雑な関係性を明らかにしました。 米国アラスカ州は、天然資源の宝庫として知られています。近年の日米関税交渉や日米首脳会談でもアラスカ産の石油や液化天然ガスについての言及がありました。一方アラスカ州は、野生状態の自然環境が積極的に保護・活用されている地域でもあります。特に、住民の大部分がアラスカ先住民で構成されるアラス...
キーワード:自然保護/アイデンティティ/持続可能/持続可能な開発/ダイナミクス/資源開発/天然ガス/環境保全/経済発展/生態系/サケ/資源管理/法制度/コミュニティ/住民組織
他の関係分野:環境学工学農学
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発表日:2026年5月3日
5
エポキシ樹脂はなぜ劣化するのか?分子レベルで解明
水や酸が分解を加速する仕組みを理論計算で解明 先導物質化学研究所 塩田淑仁 准教授
エポキシ樹脂は次世代モビリティなど多様な分野で重要な材料ですが、水分や酸による経時劣化が課題となっています。こうした背景のもと、九州大学を中心にJST未来社会創造事業「界面マルチスケール4次元解析による革新的接着技術の構築」のプロジェクトが進められています。本研究はその一環として、分子レベルでの劣化の起点を解明し、次世代モビリティを支える基盤技術の発展に貢献します。 本研究では、エポキシ樹脂が劣化する仕組みを、コンピュータを用いた理論計算(※2)によって分子レベルで解明しました。特に、水や酸の存在によって、樹脂内部の化学結合が切れやすくなり、劣化が大きく加速することを明らかにしまし...
キーワード:水分子/量子化/量子化学/量子化学計算/耐熱性/樹脂/加水分解/水分解/持続可能/持続可能な開発/エポキシ樹脂/環境負荷低減/マルチスケール/モビリティ/リサイクル/環境負荷/長寿命化/複合材/複合材料/寿命/分子設計
他の関係分野:数物系科学化学工学
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発表日:2026年4月20日
6
鉄と光でアルコールから水素を生み出す、超シンプルな新技術
〜地球にやさしい水素製造、バイオマスや廃棄物の利活用にも期待〜 工学研究院 松本 崇弘 准教授
光駆動水素発生のイメージ図:鉄と光を使うシンプルなアルコールからの水素発生化学製品が取り巻いている現代生活は触媒なしでは成り立たないと言っても過言ではありません。そのため、我々人類の生活をさらに豊かなものにすべく、日進月歩、触媒開発...
キーワード:光エネルギー/学際研究/循環型社会/均一系触媒/グルコース/生体触媒/貴金属/触媒作用/不均一系触媒/金属触媒/カーボンニュートラル/持続可能/持続可能な開発/反応速度/水素発生/カーボン/エタノール/レアメタル/環境負荷/金属イオン/再生可能資源/水素製造/二酸化炭素/廃棄物/メタノール/デンプン/セルロース/バイオエタノール/バイオマス/アルコール
他の関係分野:環境学化学生物学総合理工工学農学
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発表日:2026年4月7日
7
ルールに基づく国際秩序の終焉とAI軍事ロボットガバナンスの未来
~自律型致死兵器システムにおけるAI倫理の社会技術標準の提案へ~ 高等研究院 翁 岳暄 准教授
図 IEEE 7000シリーズのAI倫理の社会技術標準を慣習国際人道法として活用することを提案ロボット化は、主要国における現代の軍事革命の重要な任務とみなされています。これまで、軍事用ロボットは、空中の無人ドローン、地上の偵察ロボ...
キーワード:プロトコル/人工知能(AI)/governance/学際研究/持続可能/持続可能な開発/透明性/フィードバック/ロボット/ロボティクス/ドローン/標準化
他の関係分野:情報学環境学工学農学
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発表日:2026年3月12日
8
うねる高分子鎖を初めて可視化~高分子セグメントの熱揺らぎを捉えた!
モビリティ組立技術を刷新する新規接着技術への応用に期待! 工学研究院 田中 敬二 主幹教授
世界のエネルギー消費の約3割はモビリティ輸送に起因します。モビリティの低燃費化に向けた構造部材の軽量化はSDGs実現に向けた重要な課題であり、軽量化には異種材料を適材適所での組み合わせを可能にする高性能な接着技術が求められます。九州大学大学院工学研究院応用化学部門/次世代接着技術研究センターの田中敬二 主幹教授/センター長、東京科学大学物質理工学院応用化学系の佐藤浩太郎 教授らは、科学技術振興機構(JST)未来社会創造事業 大規模プロジェクト型「界面マルチスケール4次元解析による革新的接着技術の構築」を遂行しています。接着技術の革新には、接着界面の現象を分子レベルで明らかにし、精密に制御・最...
キーワード:最適化/運動単位/熱揺らぎ/非平衡/非平衡系/揺らぎ/分子運動/高分子/プローブ顕微鏡/固体表面/エネルギー消費/持続可能/持続可能な開発/局所構造/AFM/マルチスケール/モビリティ/軽量化/原子間力顕微鏡/プローブ/分子設計
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学総合理工工学
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発表日:2026年3月6日
9
充電いらずで職場の行動を記録する名札を開発
~室内の光と動きで発電、充電の手間を減らし、長期の行動記録を可能に~ システム情報科学研究院 荒川 豊 教授
ウェアラブル端末は健康管理や行動分析に広く活用されていますが、その多くは毎日の充電が必要であり、長期間の連続利用が難しいという課題がありました。特に屋内環境では発電量が限られるため、電池に頼らず持続的に動作する技術の実現が求められていました。このたび本研究グループは、室内の光と人の動きのみで発電し、電池にほとんど依存せず動作する名札型ウェアラブル端末の開発に成功しました。九州大学大学院システム情報科学研究院の荒川豊教授らの研究グループは、特性の異なる2種類の太陽電池と、動きを電気に変える素子を組み合わせた装置を設計・開発しました。さらに、電力が不足した場合に自動的に省電力...
キーワード:ウェアラブル/行動分析/太陽/持続可能/持続可能な開発/太陽電池/電池/軽量化/健康管理/スマートフォン
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2026年1月22日
10
廃棄高機能プラスチックの再資源化技術を開発
-固体酸触媒で高付加価値化学品への変換に成功- カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所 チャップマン アンドリュー 准教授
理化学研究所(理研)環境資源科学研究センターグリーンナノ触媒研究チームの山田陽一チームディレクター、アブヒジト・セン研究員、九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)のアンドリュー・チャップマン准教授らの共同研究グループは、高分子固体酸触媒PAFR IIとマイクロ波加熱を組み合わせて、世界的に需要が拡大しているにもかかわらず再資源化が難しい「ポリオキシメチレン(POM)」を分解して再資源化へつなげる技術を開発しました。本研究成果は、持続可能な化学産業の構築や循環型社会の実現に貢献することが期待されます。共同研究グループは、高分...
キーワード:再資源化/循環型社会/赤外線/高分子/耐熱性/固体酸/固体酸触媒/酸触媒/可視光/カーボンニュートラル/持続可能/ベンゼン/持続可能な開発/カーボン/ナノメートル/プラスチック/マイクロ/マイクロ波/機能性材料/周波数/電磁波/廃棄物/機能性/マイクロ波加熱/分子認識
他の関係分野:環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2026年1月5日
11
世界初、酸素に耐える乳酸菌が「脳の健康成分」プラズマローゲンを生産
~プラズマローゲンは細菌進化とストレス耐性に関与。酸素下での生産に成功し、認知症対策や発酵食品応用に期待~ 農学研究院 土居 克実 教授
プラズマローゲンは脳や心臓などに多く含まれるリン脂質の一種で、抗酸化作用や細胞膜の安定化に関与する重要な生体成分です。アルツハイマー型認知症患者ではその減少が報告され、補充療法への期待が高まっています。しかし、これまでプラズマローゲンは主に海産物や動物組織からしか得られず、高コストが課題でした。また、生物学的にも、これまでウエルシュ菌など「酸素を嫌う絶対嫌気性菌※2」にしか存在しないと考えられてきました。九州大学大学院農学研究院の土居克実教授、同大学院医学研究院の本庄雅則教授らの研究グループは、酸素があっても生存できる通性嫌気性菌(乳酸菌など)でもプラズマロー...
キーワード:高齢化社会/ポリペプチド/タンパク質構造/高浸透圧/浸透圧/持続可能/持続可能な開発/イオン輸送/生産性/ビフィズス菌/発酵/微生物学/哺乳類/ストレス耐性/微生物/鉄硫黄クラスター/細胞膜/心筋/心臓/大腸/白血球/アミノ酸/ヘリックス/リン脂質/抗酸化/抗酸化作用/浸透圧ストレス/腎臓/生体膜/大腸菌/ストレス/遺伝子/加齢/高齢化/細菌/脂質/認知症
他の関係分野:複合領域化学生物学工学農学
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発表日:2025年12月17日
12
リビングラボを用いて思考実験と経験的洞察の統合で新学際研究領域「責任あるロボティクス」へ
~高次哲学的考察とHRI実証研究を統合した革新的なAI倫理影響評価方法論の提案~ 高等研究院 翁 岳暄 准教授
ロボットが日常生活に統合されると、人間との相互作用に起因する複雑な倫理的、法的、社会的課題(ELSI)が生じます。ソーシャルロボットは、文化的規範、感情、社会的手がかりが豊富な環境で動作するため、プライバシー、信頼、安全性に関する重要な問題を提起します。本研究では、九州大学高等研究院の翁岳暄准教授(東北大学学際科学フロンティア研究所(クロスアポイントメント))、同大学大学院法学府のDavid Torabi(デイビッド トラビ)院生、オスロ大学大学院情報科学研究科のJim Torresen(ジム トレセン)教授、東北大学大学院工学研究科の董宗昊特任助教、東北大学大学院工学研究科の平田泰久教授ら...
キーワード:インタラクション/プライバシー/プライバシー保護/人工知能(AI)/影響評価/学際研究/ヒューマン・ロボット・インタラクション/持続可能/持続可能な開発/フィードバック/ロボット/ロボティクス/ELSI/日常生活/標準化
他の関係分野:情報学環境学工学
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発表日:2025年11月30日
13
スマホゲームの遊びすぎ防止効果を8万人で検証
~数秒の待ち時間と視覚刺激の低減が、ゲーム依存対策に有効である可能性が示唆~ システム情報科学研究院 中村 優吾 助教
近年、スマートフォンゲームは世界中で楽しまれる一方、長時間プレイによる健康への影響や、特に若年層におけるゲーム依存が大きな社会問題となっています。しかし、ユーザーが自然に遊びすぎを抑えられる仕組みについては、これまで明確な手法が確立されていませんでした。こうした課題に対し、九州大学の研究グループは「ゲームに数秒の待ち時間(ロード遅延)※1を挿入する」「画面をグレースケール化※2する」といったシンプルなデザイン変更が、ユーザーの遊びすぎを抑える効果を持つことを明らかにしました。特に両者を組み合わせた場合、1日の平均プレイ時間が最大30.8%...
キーワード:インタラクション/ゲーム/持続可能/持続可能な開発/自律性/スマートフォン
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2025年11月23日
14
1原子レベルの薄膜で磁気準粒子の磁化ねじれを制御
~大容量・高速・低電力な新規情報端末の幕開け~ システム情報科学研究院 湯浅 裕美 教授
人工知能をはじめとして私達は情報社会の恩恵を受けていますが、情報量が爆発的に増え、処理に必要な電力が全地球上の発電量に迫っています。これを解決するには、これまでにないレベルで消費電力を抑え込む技術が必要でした。候補の一つに磁気スキルミオンの活用があります。磁気スキルミオンは磁性体中のスピンが捻じれた準粒子の構造で、トポロジカル的に安定なだけでなく、ナノスケールという微小サイズ、GHzという高速駆動、さらに低い電流で転送可能という、情報端末に求められる3大要素を持つとして、期待されています。ところが、これら3つの特長を同時に実現する事が難しく、トリレンマである事が課題でした。これに対...
キーワード:情報量/AI/重金属/準粒子/電流駆動/ガドリニウム/磁場/スキルミオン/トポロジカル/磁性体/スピン軌道トルク/スピン流/磁性薄膜/持続可能/持続可能な開発/希土類/スピン/トルク/ナノスケール/ナノメートル/電子顕微鏡/スキル
他の関係分野:情報学環境学数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年8月19日
15
ナノ触媒の可能性を解き放つ
~簡単な超音波処理が水浄化を変える~ 工学研究院 金子 賢治 教授
コア-シェル型ナノ触媒は、中心部(コア)の金属によって粒径を安定化させつつ、外側(シェル)の金属の利用効率を高めることで、優れた性能と耐久性を兼ね備えた触媒材料です。これらは、持続可能な社会の実現に向けて、環境浄化やエネルギー変換などの分野で重要な役割を果たすと期待されています。九州大学大学院工学研究院の金子賢治教授、長崎大学大学院総合生産科学研究科のAhn T.N. Dao准教授、韓国科学技術研究院の李厚俊研究員らによる国際共同研究グループは、環境浄化や高性能触媒用途に向けた「コア-シェル型ナノ触媒」の量産的かつ効率的な合成に成功しました。これまで、触媒の反応活性はその表面構造に...
キーワード:超音波法/特性X線/環境浄化/X線分光/構造形成/電子線/材料科学/エネルギー効率/持続可能/持続可能な開発/STEM/材料設計/ナノスケール/ナノ構造/ナノ材料/ナノ粒子/結晶方位/耐久性/超音波/電子顕微鏡/電子顕微鏡法/透過電子顕微鏡/分解能/エネルギー変換/機能性/表面構造/高分解能/ナノテクノロジー/立体構造/立体構造解析
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学総合理工工学農学
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発表日:2025年7月17日
16
日本の都道府県単位における医療機器の運用効率性の良し悪しを測る
〜CT・MRIの非効率運用がもたらす経済・環境影響〜 経済学研究院 加河 茂美 主幹教授
日本では、高齢化に伴う医療需要の増加を背景に、高額かつ高エネルギー消費型の画像診断機器であるCT(Computed Tomography)やMRI(Magnetic Resonance Imaging)の設置台数が急増しており、人口あたりの保有台数は世界的にも突出しています。しかし、これらの機器は国際的な水準と比較して運用効率が低く、過剰な設備投資や非効率的な運用が医療機関の経営に負担を与えるとともに、環境面でも多大な影響を及ぼしている可能性があります。九州大学大学院経済学府の牛島大悟大学院生(K2-SPRING・2025年度生)、経済学研究院の加河茂美主幹教授、中石知晃講師、広島...
キーワード:最適化/医療機器/社会保障/ツーリズム/環境影響/高エネルギー/エネルギー消費/持続可能/CO2排出量/持続可能な開発/環境負荷低減/環境負荷/二酸化炭素/少子高齢化/computed tomography/医療費/画像診断/MRI/高齢化
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2025年5月9日
17
キノコの酸化酵素を用いた有用反応探索
〜カワラタケP450の潜在機能を迅速解明〜 農学研究院 一瀬 博文 准教授
キノコ(担子菌)は薬理活性を示す天然物を産生したり、樹木や環境汚染物質を分解したりすることから、産業への応用が期待される微生物です。キノコがユニークな生物機能を発現する過程では、P450と呼ばれる酸化酵素が重要な役割を担います。一般的なキノコは100〜200種類のP450遺伝子を有しており、それぞれが異なる機能を発現します。しかしながら、遺伝子情報だけではP450の酵素機能を推定することすらできません。すなわち、キノコを利用したバイオテクノロジーにはP450機能を迅速かつ直接的に同定する技術が求められています。今回、白色腐朽担子菌(※2)カワラタケに由来するP450を酵母に異種発現...
キーワード:環境汚染/環境汚染物質/持続可能/持続可能な開発/酸化酵素/P450/担子菌/生合成/微生物/cDNA/テルペノイド/バイオテクノロジー/酸化反応/有機合成/遺伝子
他の関係分野:環境学工学農学
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発表日:2025年4月22日
18
高速原子間力顕微鏡が明かすエストロゲン受容体のDNA認識メカニズム
-癌の新たな治療標的となる転写過程の動態観察に成功- 理学研究院 松島 綾美 教授
九州大学大学院理学研究院の松島綾美教授らの研究グループは、金沢大学大学院新学術創成研究科ナノ生命科学専攻/ナノ精密医学・理工学卓越大学院プログラム履修生の西出梧朗さん(博士後期課程3年、研究当時)、同大学ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)/新学術創成研究機構のリチャード・ウォング教授らとの共同研究により、ERαがDNA上のエストロゲン応答配列(以下、ERE)にどのように結合するかを、高速原子間力顕微鏡(HS-AFM)を用いてリアルタイムに可視化することに成功しました。女性ホルモンであるエストロゲンは、女性の月経周期や妊娠の維持、乳腺や子宮の発達などに関与するステロイドホル...
キーワード:DNA結合/二量体/ホルモン受容体/持続可能/持続可能な開発/AFM/ナノメートル/原子間力顕微鏡/高速原子間力顕微鏡/子宮/治療標的/卵巣/ホルモン/性ホルモン/エンハンサー/エストロゲン/エストロゲン受容体/ステロイド/ステロイドホルモン/リガンド/核内受容体/構造変化/受容体/生体分子/創薬/転写因子/転写制御/培養細胞/遺伝子/妊娠
他の関係分野:複合領域化学生物学工学
九州大学 研究シーズ