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慶應義塾大学 研究シーズDiscovery Saga
研究分野:化学 に関係する研究一覧:27
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発表日:2026年5月27日 この記事は2026年6月10日号以降に掲載されます。
1
ホヤ幼生はなぜ10度ねじれたままなのか?
-筋肉のらせん構造があえてわずかな非対称性を残すメカニズムを解明-
この記事は2026年6月10日号以降に掲載されます。
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発表日:2026年4月23日
2
最長3.5ナノメートルの長距離分子ワイヤを介した一重項分裂の観測に成功
-次世代太陽光発電や量子情報デバイスの革新に繋がるマルチエキシトン制御の新指針-
慶應義塾大学理工学部の羽曾部卓教授、酒井隼人専任講師、同大学大学院理工学研究科修士課程(研究当時)の鈴木悠大君、神戸大学ライフ光学イノベーション研究センターの小堀康博教授、婦木正明特命助教、およびタンペレ大学のNikolai V. Tkachenko教授らの国際共同研究グループは、ペンタセンをポリイン(炭素の単結合と三重結合が交互に並んだ分子鎖)で連結した一連の二量体を合成し、最長3.5ナノメートルという極めて長い距離間での「一重項分裂(Singlet Fission: SF」を観測することに成功しました。これは、これまで報告された一重項分裂の中で最長のスピン伝搬距離に相当します。さら...
キーワード:光エネルギー/量子情報/太陽/二量体/光エネルギー変換/太陽光/分子ワイヤ/エキシトン/ペンタセン/太陽光発電/太陽電池/電池/スピン/ナノメートル/励起子/エネルギー変換/構造変化
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月12日
3
AI×電子顕微鏡による原子数識別技術を確立
-触媒・材料開発の自動化に向けた基盤技術を実証-
慶應義塾大学理工学部化学科の中嶋敦教授と株式会社アヤボらの研究グループは、収差補正走査透過型電子顕微鏡(STEM)の画像から、白金ナノクラスター(Ptn)の構成原子数を高精度に分類する深層学習技術を開発しました。近年、生成AIの社会実装によりAI(人工知能)が注目を集めている中、日本の産業競争力を支える「材料・製造分野」においても、AIを活用した研究開発の高度化・自動化(研究DX)が重要課題となっています。特に触媒材料は、脱炭素社会の実現に向けて燃料電池・水電解・化学プロセスなど幅広い領域で不可欠であり、性能向上と希少資源の利用効率化が強く求められています。...
キーワード:データ駆動/AI/深層学習/人工知能(AI)/ナノクラスター/走査透過型電子顕微鏡/ボトルネック/STEM/材料設計/電池/燃料電池/自動化/電子顕微鏡
他の関係分野:情報学工学
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発表日:2026年3月4日
4
生分解性を付与するプラスチック添加剤P-Lifeに適した分解菌のゲノム解析と遺伝子発現解析を実施!
-微生物によるプラスチック分解の効率化へ、大きな一歩-
慶應義塾大学大学院理工学研究科の二木彩香(修士課程1年)、慶應義塾先端科学技術研究センター研究員の黄穎、同大学理工学部教授の宮本憲二、ピーライフ・ジャパン・インク株式会社社長の冨山績、SI樹脂産業株式会社(現:株式会社グリーンバリュー)の安倍義人、株式会社伊藤園の内山修二(現:タリーズコーヒージャパン株式会社)、株式会社湘南貿易の橋本則夫らの研究チームは、生分解性添加剤P-Lifeを添加したポリプロピレン(以下PP)の分解に適した微生物(分解菌)のゲノム解析と遺伝子発現解析を実施し、分解に関与する遺伝子の特定に成功しました。この成果は、難分解性ポリオレフィン系プラスチック...
キーワード:ピレン/樹脂/プロピレン/生分解/プラスチック/添加剤/生分解性/微生物/遺伝子発現解析/発現解析/ゲノム解析/オレフィン/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現
他の関係分野:工学農学医歯薬学
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発表日:2026年3月4日
5
自然界での微生物分解が困難なポリスチレンを分解!
-プラスチック添加剤P-Lifeを含有したPSの分解菌を複数発見-
慶應義塾大学理工学部の武井史織(生命情報学科4年)、慶應義塾先端科学技術研究センター研究員の黄穎、同大学理工学部教授の宮本憲二、ピーライフ・ジャパン・インク株式会社社長の冨山績、SI樹脂産業株式会社(現:株式会社グリーンバリュー)の安倍義人、株式会社伊藤園の内山修二(現:タリーズコーヒージャパン株式会社)、株式会社湘南貿易の橋本則夫らの研究チームは、生分解性添加剤P-Lifeを含有したポリスチレン(以下PS)の分解に適した微生物(分解菌)の取得に成功しました。この成果は、難分解性ポリオレフィン系プラスチックであるPSの微生物による分解処理を実現する上で重要な一歩となります...
キーワード:情報学/マイクロプラスチック/スチレン/ポリスチレン/生命情報/樹脂/生分解/プラスチック/マイクロ/添加剤/生分解性/微生物/オレフィン
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発表日:2026年2月27日
6
対称性による量子測定アルゴリズムの加速を発見
-誤り耐性量子シミュレーションの実用化に向けて-
量子コンピュータの計算対象となる分子や物質の対称性を組み込むことで、測定を効率化する量子アルゴリズムを開発しました。本提案手法は、量子力学的な限界に迫る高精度性と、多数の物理量測定の並列性を兼ね備えていることから、物性物理学・量子化学分野における重要な実用問題に適用すれば、あらゆる既存手法を上回る高精度測定が、効率的に実行できることを示しました。本研究成果は、量子コンピュータを通じた量子多体系の現象理解を、より高精度かつ効率的に進める基盤技術となることが期待されます。東京大学大学院工学系研究科の小泉 勇樹 大学院生、同大学素粒子物理国際研究センターの吉...
キーワード:量子アルゴリズム/アルゴリズム/対称性/物性物理/量子コンピュータ/量子シミュレーション/量子化/量子情報/量子測定/量子多体系/素粒子/素粒子物理/量子化学/シミュレーション/量子力学
他の関係分野:情報学数物系科学工学
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発表日:2026年2月27日
7
石油由来プラスチック「ポリプロピレン」を分解する微生物の分解メカニズムの一端を解明
-「末端」と「内部」の両方から分解する、代謝経路を特定-
慶應義塾大学大学院理工学研究科の國分健士郎(修士課程1年)、慶應義塾先端科学技術研究センター研究員の黄穎、同大学理工学部教授の宮本憲二の研究チームは、石油由来の難分解性プラスチックであるポリプロピレン(以下PP)を分解する微生物(PP9株)の全ゲノム解析および遺伝子発現解析を実施し、分解メカニズムの一端を解明しました。本成果は、難分解性プラスチックの微生物による効率的な分解処理を実現するための基盤となるだけでなく、環境中に流出されたプラスチックが、自然界でどの様に分解されているかを解明する手がかりとなります。本成果は、2026年3月10日の日本農芸化...
キーワード:ピレン/プロピレン/プラスチック/微生物/遺伝子発現解析/発現解析/ゲノム解析/ゲノム/遺伝子/遺伝子発現/全ゲノム解析
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発表日:2026年2月27日
8
簡便な装置による生分解性プラスチックGreen Planetのオンサイト分解に成功!
-水槽用エアーポンプを活用し、店舗などでのオンサイト処理の実現に期待-
N高等学校の中島未英(2年生)、慶應義塾先端科学技術研究センター研究員の黄穎、同大学大学院理工学研究科の山本果緒(修士課程1年)、同大学理工学部教授の宮本憲二の研究チームは、株式会社カネカが製造する生分解性プラスチック(Green Planet以下GP)を簡便な装置を用いて使用したその場所(オンサイト)で効率よく分解する手法の開発に成功しました。本成果は、GPの高い生分解性を活かし、使用済みのGP製品のオンサイト処理を実現する上で重要な一歩となります。本成果は、2026年3月12日(木)のジュニア農芸化学会2026で発表されます。プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。...
キーワード:生分解性プラスチック/生分解/プラスチック/生分解性
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発表日:2026年2月26日
9
生分解性プラスチックGreen Planetストローをわずか6日で完全分解する微生物を発見!
慶應義塾大学理工学部の朝日秀一(生命情報学科4年)、慶應義塾先端科学技術研究センター研究員の黄穎、同大学院理工学研究科の山本果緒(修士課程1年)、同大学理工学部教授の宮本憲二の研究チームは、株式会社カネカが製造している生分解性プラスチック Green Planet(以下GP)をわずか数日で完全分解する微生物の取得に成功しました。GPは、他の生分解性プラスチックと比較して高い生分解性を示しますが、社会実装に向けて、より高速に分解する技術が求められていました。本成果は、GPの分解時間を大幅に短縮し、使用済みのGP製品を使用した場所(オンサイト)での分解処理を実現する上で重要な一歩となります。本成果...
キーワード:情報学/生分解性プラスチック/生命情報/生分解/プラスチック/生分解性/微生物
他の関係分野:情報学生物学工学農学
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発表日:2026年2月26日
10
生分解性プラスチックGreen Planetを完全分解する微生物の全ゲノム解析を実施し、分解酵素の特定に成功!
慶應義塾大学大学院理工学研究科の山本果緒(修士課程1年)、慶應義塾先端科学技術研究センター研究員の黄穎、同大学理工学部教授の宮本憲二の研究チームは、株式会社カネカが製造する生分解性プラスチック(Green Planet以下GP)をわずか数日で完全分解する微生物(GP-2株)の全ゲノム解析を実施し、その分解酵素を特定することに成功しました。さらに、人工知能プログラム(AlphaFold3)を用いてタンパク質の立体構造を予測し、既知の分解酵素と比較することでGP分解酵素の特徴を明らかとしました。本成果は、GP分解に特化した酵素のメカニズムを明らかにするものであり、使用済みのGP製品の効率的な酵素分...
キーワード:AI/酵素分解/生分解性プラスチック/生分解/プラスチック/生分解性/微生物/ゲノム解析/立体構造/ゲノム/全ゲノム解析
他の関係分野:情報学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年2月10日
11
体の奥まで届く光を、分子の「形」で生み出す
-“お椀型分子”による高効率近赤外発光の実現-
大阪大学大学院工学研究科の大学院生のHan Junyiさん(博士後期課程 研究当時)、燒山佑美准教授、武田洋平准教授、櫻井英博教授、同大学先導的学際研究機構の大久保敬教授、同大学大学院基礎工学研究科の岸亮平准教授、慶應義塾大学の酒井隼人専任講師、羽曾部卓教授らの研究グループは、お椀型分子骨格をもつ新しい近赤外発光分子を開発し、非極性溶媒中で66%を超える高い量子収率を得ることに成功しました。本研究では、「曲がった分子構造」を積極的に活用することで、従来困難であった光のふるまいを実現しています。近赤外光は、生体を透過しやすく背景ノイズが少ないことから、医療イメージングや光デ...
キーワード:学際研究/光物性/ノイズ/近赤外/りん光/分子構造/アミン/光デバイス/赤外光/電子デバイス/発光材料/材料設計/TPA/生体イメージング/近赤外光
他の関係分野:環境学数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2026年2月10日
12
ヘプタセンの「真の」励起状態ダイナミクスを解明
-室温均一希薄溶液中での蛍光と薄膜での一重項分裂を世界で初めて観測-
京都大学化学研究所 鈴木慎二郎 博士後期課程学生、山田容子 教授らの研究グループは、同研究所 廣瀬 崇至 准教授、慶應義塾大学理工学部 羽曾部卓教授、酒井隼人 専任講師、国立研究開発法人物質・材料研究機構 林宏暢 主幹研究員らとの共同研究により、炭素環が7つ連なった「ヘプタセン」の誘導体(TIPS-Hep)を新たに合成し、その光物理的性質の解明に成功しました。ヘプタセンなどの高次アセンは、次世代の光電子材料として期待される一方、極めて不安定で溶解性が低く、その性質は謎に包まれていました。本研究では、光を利用して分子を合成する「光前駆体法」を用いた独自の分子設計により、ヘプ...
キーワード:光物性/近赤外/励起状態/励起状態ダイナミクス/前駆体/赤外光/電子デバイス/ダイナミクス/ピコ秒/励起子/寿命/近赤外光/分子設計/誘導体
他の関係分野:数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2026年2月3日
13
結晶の「複屈折」を逆手に取り、マイクロコムの高出力・高効率化に成功
-常識を覆す新手法で世界最高水準の出力と変換効率を達成-
慶應義塾大学大学院理工学研究科の楊柳(博士課程3年・研究当時)、同大学理工学部物理学科の小川佳祐(学部4年)、藤井瞬助教らの研究グループは、西安交通大学との国際共同研究により、これまで微小光共振器から生成される光周波数コム(マイクロコム)には不利と考えられてきた結晶の光学特性を活用することで、マイクロコムの出力パワーと効率を飛躍的に向上させることに成功しました。本研究では、単軸光学結晶であるフッ化マグネシウムの複屈折性と、それによって生じる光の振る舞いの変化を巧みに利用し、マイクロコムにおける新たな高出力動作領域を実現しました。これにより、従来は低効率が大きな課題であった...
キーワード:ソリトン/複屈折/精密計測/共振器/微小光共振器/光学特性/マイクロ/マグネシウム/光共振器/光周波数コム/高効率化/周波数
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年12月13日
14
二次元半導体ナノネットワーク構造の合成法開発に成功
-次世代の水素発生触媒の応用に期待-
研究グループ独自のユニークな手法により、半導体材料の遷移金属ダイカルコゲナイド(TMDC)のデンドライトと呼ばれるナノスケールのネットワーク構造の合成に成功しました。単層TMDCと成長基板の界面を化学反応場とするナノリアクタを用いることで、ナノスケールのデンドライト構造の合成に成功しました。この手法の開発により、従来の貴金属フリーの水素発生触媒の発展に大きく寄与します。学術研究院環境生命自然科学学域の鈴木弘朗研究准教授と名古屋工業大学物理工学類の平田海斗助教、名古屋大学大学院工学研究科・金沢大学ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)の高橋康史教授...
キーワード:二次元物質/反応場/カルコゲナイド/原子層/原子層物質/貴金属/遷移金属/遷移金属ダイカルコゲナイド/電子デバイス/半導体材料/水素発生/光学特性/ナノスケール/ネットワーク構造/電気化学/半導体
他の関係分野:数物系科学総合理工工学
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発表日:2025年12月3日
15
水に強くリサイクルできるRAMOF電極を実証
-水系デバイスの材料としての幅広い展開に期待-
酸性水溶液中でも高い耐久性をもち、材料全体で蓄電できる金属有機構造体(RAMOF: Redox-Active Metal-Organic Framework)を電極材料として初めて実証しました。RAMOFは、電極材料として使用後に、炭酸塩水溶液に入れることで原料へと分解され、再合成することで温和にリサイクルできることを実証しました。水系デバイスの材料としてのRAMOFの幅広い機能開拓が期待されます。RAMOFは、金属と有機分子が配位結合によって連続的につながった無数の空孔をもち、材料内に酸化還元して蓄電できる部位をもつ多孔質材料であり、電池の電極材料へ...
キーワード:水溶液/物質科学/炭酸塩/キノン/配位結合/有機分子/材料科学/金属有機構造体/電解液/電池/カーボン/リサイクル/酸化還元/多孔質/多孔質材料/耐久性/二次電池
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発表日:2025年10月26日
16
圧力で光励起状態分子の分裂を操る!柔らかな分子で拓く次世代エネルギー変換材料
-静水圧によって一重項分裂を自在に制御するソフトマテリアルの新設計指針を提案-
① 1つの光励起子を2つの励起子に増やす「シングレット・フィッション(SF)」を、静水圧(圧力) によって加速・減速できる分子を開発。② 分子をつなぐ柔軟なリンカー構造が圧力応答性の鍵であり、励起状態の反応速度を能動的に切り替えることに成功。③ 圧力で光反応を制御する“ソフトマテリアル設計”の新指針を提示し、光エネルギー変換や光治療への応用に道を拓いた。太陽光や可視光エネルギーを効率的に利用するための鍵となる現象として、「シングレット・フィッション(Singlet Fission, SF)」が注目されています。SFとは、光によって生成された一重項励起子...
キーワード:光エネルギー/静水圧/太陽/励起状態/二量体/光エネルギー変換/光反応/太陽光/ソフトマテリアル/アルカン/ペンタセン/可視光/光励起/分光測定/反応速度/ダイナミクス/励起子/エネルギー変換/寿命/光線力学療法
他の関係分野:環境学数物系科学総合理工工学農学医歯薬学
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発表日:2025年9月17日
17
宇宙の結び目が物質の起源?
-トポロジーと宇宙誕生の謎-
我々の宇宙では物質が反物質よりも多いことがわかっているが、その理由は不明宇宙創生期の高温の宇宙において、温度が下がると対称性が失われ宇宙ひもと呼ばれるひも状の欠陥構造の結び目が形成されることを世界で初めて示したこの結び目の崩壊により物質が反物質よりも多く生成され得ること、また将来の重力波観測により検証できることを解明した我々の宇宙は物質が占めていて、反物質がほとんど存在しないということが知られています。物質と反物質は電荷以外の性質がすべて同じで、宇宙創生のビッグバンで生じる両者の量に違いはないはずなので、なぜ反物質が消えてしまったのかは長い間謎でした。...
キーワード:アクシオン/トポロジー/結び目/対称性/反物質/非対称性/量子異常/素粒子/ニュートリノ/重力波/素粒子物理/キラル/持続可能/シナリオ/トンネル/トンネル効果/持続可能性/量子力学
他の関係分野:数物系科学工学
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発表日:2025年9月8日
18
医薬品など極性分子の構造解析を可能にする新たな結晶スポンジを開発
-親水的な細孔環境で配位結合と水素結合を組み合わせた効率的な分子補捉を実現-
結晶スポンジ分析法において医薬品として有用な求核性化合物の構造解析は、金属イオンと強く相互作用する性質上困難であった親水的な細孔空間を有し、配位結合と水素結合を組み合わせて効率的な分子捕捉を実現する金属有機構造体(MOF)を開発。求核性化合物の構造決定に成功創薬や天然物化学における高汎用性で迅速・高精度な構造決定に期待東京科学大学(Science Tokyo) 理学院 化学系の中川智暉大学院生(修士課程)、和田雄貴助教(東京科学大発ベンチャー テクモフ株式会社 ディレクター)、ユーソフ・パベル特任准教授、河野正規教授(テクモフ株式会社 CSO)および慶...
キーワード:オープンアクセス/分子構造/配位結合/金属有機構造体/マイクロ/金属イオン/多孔質/多孔質材料/天然物化学/構造決定/医薬品開発/創薬/代謝物/薬物代謝
他の関係分野:情報学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年7月30日
19
キラル分子を用いた磁気ナノデバイスにおいて室温磁気抵抗効果を観測
-キラル誘起スピン選択性(CISS)効果に関して新たな知見-
慶應義塾大学大学院理工学研究科の松坂美月(博士2年生、日本学術振興会特別研究員DC1)、鹿嶋倖太郎(修士2年生)、寺井航紀(修士1年生)、上田拓海(修士2年生)、宮本龍之介(同大学院修了生)、同大学理工学部の物理情報工学科・海住英生教授、化学科・山本崇史准教授らは、東北大学多元物質科学研究所の芥川智行教授らと共同で、キラル分子を用いた磁気ナノデバイスにおいて室温での磁気抵抗(MR)効果の観測に初めて成功しました。近年、キラル分子におけるキラル誘起スピン選択性(CISS)効果が大きな注目を集めています。CISS効果に関して、磁性探針を用いた導電性原子間力顕微鏡による研究は...
キーワード:磁気抵抗/物質科学/キラル/磁気抵抗効果/磁性体/ナノデバイス/磁性薄膜/選択性/スピン/マイクロ/原子間力顕微鏡/導電性
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発表日:2025年7月9日
20
絶食と腸内細菌利用糖の併用により腸内環境を短時間で再構築
-特定腸内菌を選択的に増殖させる精密な食事介入戦略-
北里大学および慶應義塾大学の研究グループは、絶食中に腸内細菌が代謝可能な糖質(腸内細菌利用糖:Microbiota-Accessible Carbohydrates[MACs])を摂取することで、腸内細菌叢を短時間で選択的に再構築する新たな食事介入法を開発しました。本研究は、慶應義塾大学先端生命科学研究所/同大学大学院政策・メディア研究科博士課程の佐藤謙介(研究当時)、同大学先端生命科学研究所の福田真嗣特任教授、同大学薬学部生化学講座・北里大学薬学部微生物学教室の井上浄訪問(客員)教授、北里大学薬学部微生物学教室の金倫基教授(研究当時:慶應義塾大学薬学部創薬研究センター教授)を中心としたチーム...
キーワード:メディア研究/オリゴ糖/IgA抗体/微生物学/感染防御/細菌群集/微生物/動物モデル/代謝産物/腸内環境/マウス/抗生物質/創薬/抗体/細菌/細菌叢/腸内細菌/腸内細菌叢
他の関係分野:情報学農学医歯薬学
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発表日:2025年7月8日
21
人工甘味料が腸炎を悪化させる仕組みを解明
-腸内細菌と免疫細胞が連動する新たな炎症経路を特定-
北里大学と慶應義塾大学の研究グループは、人工甘味料として広く使用される糖アルコール「ソルビトール」の摂取が、腸内細菌叢およびその代謝物を介して腸管の炎症性免疫応答を活性化し、大腸炎を悪化させることを明らかにしました。本研究は、北里大学薬学部 微生物学教室の金倫基教授(研究当時:慶應義塾大学薬学部 創薬研究センター 教授)、慶應義塾大学 先端生命科学研究所/同大学大学院政策・メディア研究科 博士課程3年(研究当時)の佐藤謙介、および同大学薬学部薬学科6年(研究当時)の富岡美和を中心としたチームによる研究成果です。発酵性のオリゴ糖・単糖・二糖・ポリオール...
キーワード:メディア研究/オリゴ糖/マイクロ/発酵/微生物学/消化管/微生物/大腸炎/IBD/炎症性腸疾患/アルコール/過敏性腸症候群/大腸/腸内環境/ファージ/マウス/マクロファージ/炎症性サイトカイン/抗菌剤/創薬/代謝物/腸炎/免疫応答/免疫細胞/サイトカイン/マイクロバイオーム/細菌/細菌叢/腸内細菌/腸内細菌叢
他の関係分野:情報学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年6月24日
22
プラズモン現象の最小単位を金ナノクラスター21原子と解明
-次世代の太陽電池・高速通信を支えるプラズモニック光回路への応用に期待-
慶應義塾大学大学院理工学研究科の時田実和(修士2年)、井上朋也助教(有期)(研究当時)、同大学理工学部化学科の中嶋敦教授らの研究グループは、金(Au)原子の数を1個単位で精密に制御した金ナノクラスターを用い、蒸着した固体表面に光照射することによる光電子放出過程を詳細に解析することで、局在表面プラズモン共鳴(LSPR)の発現に必要な最小単位が21原子であることを明らかにしました。プラズモン現象は、金属の中の自由電子が光などの電磁場によって励起されて電子集団として振動する現象を指します。LSPRは、太陽電池や光センシング、ナノ光回路といったフォトニックデバイスの性能向上に貢...
キーワード:光電子分光/イオン源/磁場/太陽/光電子分光法/ナノクラスター/局在表面プラズモン共鳴/金属クラスター/光応答/表面プラズモン共鳴/電子分光/固体表面/ナノデバイス/プラズモニクス/プラズモン/光センシング/光回路/表面プラズモン/光照射/光電変換/太陽電池/電子構造/電池/センシング
他の関係分野:数物系科学生物学総合理工工学
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発表日:2025年6月9日
23
ツインビーム光源による新たな非線形ラマン分光法の開発
-低コスト・小型な高分解能ラマン計測装置へ-
京都大学大学院工学研究科 衞藤雄二郎 准教授(研究当時、現:京都大学大学院理学研究科)、慶應義塾大学医学部 塗谷睦生 准教授、慶應義塾大学理工学部生命情報学科 加納英明 教授らの研究グループは、従来は複数の高価なフェムト秒の超短パルス光源が必要だったスペクトルフォーカシングによる非線形ラマン分光を、ナノ秒励起のツインビーム光源1台で実現することに成功しました。本成果は、実用化が進む量子光源技術を用いた新たな計測手法を提示し、低コストでコンパクト、かつ高性能な次世代の分子構造解析装置への応用展開が期待されます。本研究成果は、2025年6月6日に国際学術誌「Physical ...
キーワード:情報学/パルス/非線形/スペクトル/分子構造/生命情報/ラマン/超短パルス/光源技術/フェムト秒/分解能/高分解能/ラマン分光/ラマン分光法
他の関係分野:情報学数物系科学生物学総合理工工学医歯薬学
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発表日:2025年5月14日
24
放線菌が生み出す熱ショック代謝物(HSM)の発見
-細胞膜を安定化し高温でも生育を可能にする新機能を解明-
慶應義塾大学理工学部生命情報学科の齋藤駿専任講師、荒井緑教授、修士課程2年の奥村薫里香(研究当時)、富山県立大学工学部生物工学科の深谷圭介講師、占部大介教授らの研究グループは、放線菌の高温培養により生産が活性化される代謝物、熱ショック代謝物(HSM)として、streptolactam Dを発見し、高温ストレスから放線菌を保護することで耐熱性を獲得する、二次代謝物の新たな機能性を発見しました。放線菌が生産する二次代謝物の多くは、長きにわたり菌自身の生育にとっては必ずしも必要なものではないと考えられてきました。今回HSMとして発見したstreptolactam Dは、生産菌の...
キーワード:情報学/耐熱性/生命情報/生物工学/機能性/高温ストレス/二次代謝/放線菌/細胞膜/ショック/代謝物/ストレス
他の関係分野:情報学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2025年5月1日
25
抗体の変性度を色で判定
-IgGの構造に応じて発光色を変えるルシフェリンを開発-
免疫グロブリンG(IgG)を発光反応の触媒とする天然ルシフェリンの改変体を開発IgGの構造に応じて発光色を変化させることに成功変性度を迅速・簡便に判定できるため、抗体の品質管理への応用に期待国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)健康医工学研究部門 西原諒 主任研究員、木原良樹 テクニカルスタッフ(研究当時)、栗田僚二 研究部門付は、慶應義塾大学理工学部 システムデザイン工学科 山本詠士 准教授、同大学院理工学研究科 平野秀典 特任准教授と共同で、治療や診断などに広く使用される抗体である免疫グロブリンG(IgG)と反応し、IgGの構...
キーワード:品質管理/システムデザイン/光反応/診断薬/医工学/生体内/カルス/ルシフェラーゼ/抗体医薬/ウイルス/抗体/細菌
他の関係分野:複合領域工学総合生物農学医歯薬学
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発表日:2025年2月28日
26
難分解性ポリプロピレンの分解菌を鎌倉の土壌から発見
-1種類の微生物が構造の異なる複数のプラスチックを分解することを解明!-
慶應義塾大学理工学部の國分健士郎(生命情報学科4年)、慶應義塾先端科学技術研究センター研究員の黄穎、同大学理工学部教授の宮本憲二の研究グループは、添加剤を含まないポリプロピレン(以下PP)を分解する微生物の取得に成功しました。さらにこの微生物が、PPと全く構造が異なるポリエチレン(PE)、ポリウレタン(PU)やポリエチレンテレフタレート(PET)などのプラスチックも分解する能力を持つことを突き止めました。この成果は、微生物によるプラスチック混合物の分解処理を実現する上で重要な一歩となります。さらに、環境に排出されたプラスチックが、自然界でどの様に分解されているかを知る上で...
キーワード:情報学/産学連携/ピレン/ポリエチレンテレフタレート/生命情報/プロピレン/ポリエチレン/プラスチック/添加剤/エチレン/ポリウレタン/土壌/微生物
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学農学
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発表日:2025年2月26日
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生分解性プラスチックGreen Planetをわずか数日で完全分解する微生物を発見!
慶應義塾大学理工学部の山本果緒(生命情報学科4年)、慶應義塾先端科学技術研究センター研究員の黄穎、同大学理工学部教授の宮本憲二の研究グループは、株式会社カネカが工業生産している生分解性プラスチック(Green Planet以下GP)をわずか数日で完全分解する微生物の取得に成功しました。GPは、他の生分解性プラスチックと比較して高い生分解性を示すものの分解に時間がかかるため、高速に分解する技術が求められていました。この成果は、GPの分解時間を大幅に短縮するものであり、使用済みのGP製品のオンサイトでの分解処理を実現する上で重要な一歩となります。本成果は、2025年3月8日の日本農芸化学会で発表さ...
キーワード:情報学/産学連携/生分解性プラスチック/生命情報/生分解/プラスチック/生分解性/微生物
他の関係分野:情報学複合領域生物学工学農学