[Top page] [日刊 研究最前線 知尋] [Discovery Saga総合案内] [大学別アーカイブス] [Discovery Saga会員のご案内] [産学連携のご案内] [会社概要] [お問い合わせ]

岐阜大学 研究シーズDiscovery Saga
研究分野:数物系科学 に関係する研究一覧:24
2次検索
情報学 情報学複合領域 複合領域環境学 環境学化学 化学生物学 生物学総合理工 総合理工工学 工学総合生物 総合生物農学 農学医歯薬学 医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月28日
1
12チャンネル3次元音響センサアレイによる非定常騒音の時空間可視化技術を開発
車載可能な計測システムを開発、自動車騒音の新たな解析基盤に
 岐阜大学 自然科学技術研究科修士1年の竹原大翔さんと工学部機械システム工学科の寺島修教授らの研究グループは、ダイハツ工業株式会社との共同研究で、広域かつ複雑な音響現象を解明するための「マルチフィジックス同時計測・可視化システム」を構築しました。 自動車の電動化が進む中、車室内外の微小な非定常騒音(風切り音や動作音など時間とともに特性が変化する音=非定常音響現象)の低減が急務となっています。こうした騒音は空気の流れ(流体)・構造・音響が複雑に絡み合うため、従来の計測手法では発生要因の特定が困難でした。 本研究では、12個の3次元音響ベクトルセンサを格子状に配置した独自のア...
キーワード:デバッグ/因果関係/システム工学/はく離/マイクロ/マルチフィジックス/音響計測/計測システム/自動車/同時計測/可視化技術
他の関係分野:情報学工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年5月19日
2
420 GHz超で初の100 Gbps級無線通信を実証
Photonic 6Gに向けた超高速モバイル・バックホール技術
 移動通信は、無線キャリア周波数を高周波化することにより、高速・大容量化を進めてきました。2030年代にサービス開始が見込まれる次世代移動通信(6G)では、300 GHz以上のテラヘルツ波の利用が期待されていますが、350 GHzを超える領域では、従来の電子技術による信号生成の限界や位相雑音の増大により、安定かつ高速な無線通信の実現が困難とされていました。 徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所/フォトニクス健康フロンティア研究院の時実悠講師、岸川博紀准教授、久世直也教授、安井武史教授、徳島大学大学院創成科学研究科の菊原拓海大学院生、徳島大学ポストLE...
キーワード:移動通信/無線通信/モバイル/高周波/スペクトル/テラヘルツ/ファイバー/キャリア/テラヘルツ波/フォトニクス/共振器/周波数特性/微小光共振器/発光ダイオード(LED)/センシング/マイクロ/光ファイバー/光共振器/周波数/超離散/低消費電力/半導体
他の関係分野:情報学工学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月30日
3
メタノールを効率よくエネルギー変換する酵素の立体構造を解明
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、メタノールの効率的な資源化が注目されています。本研究では、より効率的なメタノール利用の鍵を探るため、メタノールで成長する酵母Ogataea methanolica注1) におけるアルコールオキシダーゼ(AOD)注2)という酵素に着目し、その構造と機能の違いをクライオ電子顕微鏡注3)を用いて明らかにしました。AODには複数の種類があり、細胞のエネルギー代謝の出発点となる、メタノールをホルムアルデヒドへと変換する反応においては、それぞれ異なる働きをすることで円滑なメタノール代...
キーワード:物質科学/放射光/高分子/電子伝達/カーボンニュートラル/ホルムアルデヒド/カーボン/結晶化/電子顕微鏡/エネルギー変換/メタノール/酵素活性/アルデヒド/微生物/クライオ電子顕微鏡/アルコール/分子機構/アミノ酸/エネルギー代謝/生体高分子/立体構造
他の関係分野:化学生物学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年4月23日
4
馬の呼吸器感染症から新種の細菌を発見
岐阜大学出身研究者の名を冠した「Prevotella mikamonis」を提唱
岐阜大学 糖鎖生命コア研究所 糖鎖分子科学研究センター(兼 高等研究院 微生物遺伝資源保存センター)の林 将大准教授らの研究グループは、JRA競走馬総合研究所、帝塚山大学、国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所および高知大学との共同研究で、日本国内における馬の臨床検体から分離された未知の偏性嫌気性細菌(*1)について詳細な解析を行い、細菌種「Prevotella mikamonis (プレボテラ・ミカモニス)」を新たに発見しました。 本研究では、日本国内において馬の呼吸器感染症検体から分離された嫌気性グラム陰性桿菌5株について、形態や生化学...
キーワード:危機管理/TOF/塩基配列/質量分析/分解能/微生物学/RNAポリメラーゼ/rRNA/ゲノム配列/16S rRNA/土壌/遺伝資源/微生物/遺伝子解析/ゲノム解析/臨床検査/脂肪酸/ゲノム/遺伝子/医師/感染症/細菌/全ゲノム解析
他の関係分野:複合領域生物学総合理工工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年3月17日
5
量子超核偏極(DNP)MRIを用いた心不全の早期診断法
心不全の早期治療介入として期待
 東海国立大学機構 岐阜大学大学院医学系研究科 放射線医学分野の松尾政之教授、Abdelazim Elhelaly講師、同大医学研究科腫瘍病理学分野の原明教授、富田弘之准教授(COMIT、創発研究者)、市橋昂樹大学院生、同大医学研究科薬理病態学分野の兵藤文紀教授(COMIT、創発研究者)らの研究グループは、量子超核偏極MRI(in vivo DNP-MRI※1)を用い、ドキソルビシン※2投与心不全モデルマウスにおいて、心不全の原因の一つとされる活性酸素(ROS)※3に伴うレドックス状態の変化を、心機能低下や組織変化が現れる前の"超早期"の検出に成功しました。本成果は、心不全の早期発見や早期治...
キーワード:位置情報/毒性評価/磁気共鳴/水分子/筋細胞/核スピン/電子線/スピン/水素原子/電子顕微鏡/光学顕微鏡/生体内/診断法/形態変化/磁気共鳴画像/心不全 Heart Failure/新規治療法/ROS/レドックス/冠動脈/心筋/心筋細胞/早期診断/病理/病理学/心機能/心臓/モデルマウス/解剖学/MRI/ドキソルビシン/プローブ/マウス/ミトコンドリア/活性酸素/造影剤/副作用/バイオマーカー/抗がん剤/高齢化/早期発見/放射線
他の関係分野:情報学複合領域生物学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月27日
6
量子センシング技術を活用した生体内における複数のアミノペプチダーゼ活性の同時検出
東京大学大学院工学系研究科の谷田部 浩行 助教、齋藤 雄太朗 助教、山東 信介 教授、量子科学技術研究開発機構(QST)の齋藤 圭太 主任技術員、小池 歩 研究員、高草木 洋一 グループリーダー、岐阜大学のAbdelazim Elsayed Elhelaly特任講師、兵藤 文紀 教授、松尾 政之 教授、大阪大学量子情報・量子生命研究センターの水上 渉 教授、東京大学先端科学技術研究センターの菅谷 麻希 博士研究員、大澤 毅 准教授、米国国立衛生研究所の山本 和俊 上級研究員、Murali Cherukuri Krishna主任研究員らの研究グループは、生体内で同時に複数の酵素活性を計測可能な超...
キーワード:最適化/高磁場/磁気共鳴/量子化/量子情報/安定同位体/同位体/スペクトル/磁場/分子構造/量子化学/量子化学計算/核スピン/量子センシング/計測技術/スピン/センシング/マイクロ/マイクロ波/極低温/周波数/ガラス状態/生体内/分子プローブ/酵素活性/酵素反応/寿命/代謝産物/モデルマウス/画像診断/MRI/アンジオテンシン/プローブ/マウス/ラジカル/核磁気共鳴/核磁気共鳴法/血管新生/分子設計/抗がん剤/非侵襲
他の関係分野:情報学化学総合理工工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月25日
7
妊娠に必須であるマクロファージを同定
制御性T細胞(Treg)の集積を導く免疫寛容機構を解明
岐阜大学応用生物科学部獣医外科学・One Medicineトランスレーショナルリサーチセンターの宮脇 慎吾 准教授、名古屋大学大学院医学系研究科人間拡張・手の外科学の大木 拓究人 特任助教、平田 仁 特任教授、公益財団法人実中研の末松 誠 所長らの研究グループは、Tregを子宮内膜へ集積させるCD169(*1)陽性マクロファージ(*2)を新たに発見し、妊孕性に必須であることを明らかにしました。妊娠の成立には、受精卵が子宮内膜に受け入れられる過程である「着床」が不可欠です。子宮内膜は着床の際に、本来であれば排除され得る「異物」である受精卵を受け入れるた...
キーワード:人間拡張/因果関係/マイクロ/生体内/実験動物/病原体/炎症反応/子宮/子宮内膜/治療標的/受精/受精卵/着床/動物モデル/免疫染色/胎児/RNA/T細胞/ケモカイン/シグナル分子/ファージ/マウス/マクロファージ/細胞死/自己免疫/自己免疫疾患/制御性T細胞/免疫学/免疫寛容/免疫細胞/トランスレーショナルリサーチ/遺伝子/遺伝子発現/疫学/妊娠
他の関係分野:情報学工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月4日
8
低分子コアセルベートの内部構造を分子レベルで解明
岐阜大学高等研究院 東 小百合特任助教、自然科学技術研究科修士課程2年生の藤本 竜太郎さん、工学部化学・生命工学科 池田 将教授らの研究グループは、低分子化合物からなる新たな刺激応答性コアセルベート注1を開発し、同大学糖鎖生命コア研究所 (iGCORE) の廣澤 幸一朗特任助教、鈴木 健一教授、名古屋大学大学院 情報学研究科 金丸 恒大博士、吉田 紀生教授と共同で、1分子イメージング技術および分子動力学シミュレーションを駆使し、コアセルベート形成分子の僅かな化学構造の違いが構造体表層と内部の不均一性を生むことを分子レベルで解明しました。 本成果は、低分子化合物を...
キーワード:情報学/分子動力学シミュレーション/相分離/内部構造/高分子/高分子化学/材料科学/シミュレーション/動力学/分子動力学/人工細胞/生体機能材料/生体内/機能材料/ストレス顆粒/不均一性/一分子イメージング/刺激応答性/低分子化合物/分子イメージング/分子設計/ストレス
他の関係分野:情報学化学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2026年2月4日
9
指定難病「副腎白質ジストロフィー」診断の鍵となるマーカー分子の産生酵素を発見
映画『ロレンツォのオイル/命の詩』のテーマとなった病気としても知られる、副腎白質ジストロフィー※1(日本の指定難病20)※2は、生まれつきの遺伝子の異常によって起こります。この病気の患者では、脳に炎症が起きて神経の働きが障害されたり、副腎※3と呼ばれる臓器の機能が低下したりします。現在、有効な治療法として知られているのは造血幹細胞移植※4です。しかし、この方法を用いても一度失われた脳の機能を元どおりに回復させることは難しく、脳の機能が失われてしまう前に、できるだけ早い段階で治療を始めることが非常に重要です。...
キーワード:分子動力学シミュレーション/ホスファチジルコリン/材料科学/シミュレーション/動力学/分子動力学/副腎/副腎白質ジストロフィー/幹細胞移植/早期診断/ホルモン/医療費/細胞移植/造血幹細胞/スクリーニング/ストレス応答/幹細胞/血液/構造変化/脂肪酸/腎臓/免疫細胞/ゲノム/ストレス/遺伝子/血圧/新生児/造血/造血幹細胞移植/難病
他の関係分野:生物学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月20日
10
地球上にない二重ラムダ超原子核の同定に四半世紀ぶりに成功
歴史上2例目の快挙、核力の理解から中性子星内部の謎に迫る
理化学研究所(理研)開拓研究所齋藤高エネルギー原子核研究室のヤン・ヘ国際プログラム・アソシエイト(研究当時)、齋藤武彦主任研究員、仲澤和馬客員主管研究員(岐阜大学教育学部招へい教員、福井大学附属国際原子力工学研究所客員教授)、立教大学大学院人工知能科学研究科の瀧雅人准教授、笠置歩助教(研究当時)らの国際共同研究グループは、大強度陽子加速器施設「J-PARC」[1]においてK中間子[2]ビームが照射されたJ-PARC E07実験[3]の写真フィルムデータを深層学習[4]モデルを駆使して解析し、ハイペロン...
キーワード:AI/深層学習/K中間子/核力/原子核/高エネルギー/国際共同実験/陽子/J-PARC/ヘリウム/加速器/素粒子/中性子/同位体/内部構造/素粒子物理/中性子星/超原子/フィルム/核生成/データ処理/原子力/水素原子/光学顕微鏡/ホウ素
他の関係分野:情報学化学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年12月6日
11
FLP-MOF触媒の機構解明により設計を高速化
CO₂資源化や水素キャリア開発に向けて
横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科 立川仁典教授、岐阜大学工学部 化学・生命工学科 宇田川太郎准教授らの研究グループは、タイのSilpakorn UniversityのNuttapon Yodsin博士、King Mongkut's Institute of Technology LadkrabangのRathawat Daengngern准教授、Ubon Ratchathani UniversityのSiriporn Jungsutthiwong 教授らとの国際共同研究により、Frustrated Lewis Pair(FLP)*1を組み込んだMetal-Or...
キーワード:スループット/原子核/同位体/ルイス酸/錯形成/水素化反応/反応機構/ハイスループットスクリーニング/有機分子/ヒドリド/DFT/キャリア/活性化エネルギー/水素化/水素原子/多孔質/同位体効果/二酸化炭素/比表面積/量子効果/量子力学/ハイスループット/スクリーニング/官能基/分子変換
他の関係分野:情報学化学生物学総合理工工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月12日
12
CO₂を吸収してプラスチックに変わるゴムを発明
CO₂を利用した光学的情報記録材料としても期待
キーワード:温室効果ガス/温室効果/エラストマー/フレキシブル/持続可能/コーティング/プラスチック/ポリマー/二酸化炭素/二酸化炭素/摩擦特性/機能制御/機能性
他の関係分野:環境学化学工学総合生物農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年11月6日
13
ベリリウム7(7Be)が語る、南極上空の大気の流れ
国立極地研究所の平沢尚彦助教を中心とする研究グループは、南極観測船しらせや昭和基地及び大陸上での放射性同位元素ベリリウム7(7Be)の観測データから、成層圏の大気が周期的に地上付近に輸送されることや、大陸上を吹き降りる風(カタバ風)が成層圏の影響を受けた大気を輸送することを明らかにしました。本成果は、現地での日単位及び半日単位の高い時間解像度で取得された簡単には得難いデータを根拠としており、南極域の大気循環に伴う物資輸送の基本的な知見を与えるものです。 本研究成果は、現地時間2025年10月14日にJournal of Geophysical Research ...
キーワード:極域/極地/対流圏/成層圏/大気循環/宇宙線
他の関係分野:環境学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月27日
14
無害な光を用いたイメージングによる細胞内DNA・RNAの同時検出
細胞老化・損傷の超早期発見による疾病予防・治療に向けて
細胞老化や細胞死に至る細胞のダメージを早期に発見することは、さまざまな病気の治療戦略開発の鍵となります。そのためには、発症から終末までの細胞の変化を観察する(細胞イメージング)ことが不可欠です。現行手法の多くが、可視光や紫外光などの細胞に有害な光を用いていること、複数の損傷状態を同時に検出する感度や能力に欠けることなどの問題を抱えています。このため、しばしば、疾病の発見が遅れたり、治療後の細胞運命の全体像が不完全になったり、治療効果に誤った結論が導かれたりします。それらの問題を解決するために、細胞に無害な赤外光~近赤外光励起を用いて、細胞状態を完全に把握する汎用的かつ高感度なイメージング方法の...
キーワード:スループット/オープンアクセス/ワークフロー/近赤外/細胞イメージング/生細胞/有機分子/可視光/光吸収/光励起/赤外光/ベンゼン/損傷評価/ハイスループット/一細胞/細胞運命/細胞毒性/細胞老化/RNA/スクリーニング/プローブ/近赤外光/蛍光色素/細胞死/生体分子/創薬/早期発見/老化
他の関係分野:情報学化学総合理工工学総合生物医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年10月13日
15
細胞内の脂質代謝を可視化する蛍光プローブを開発
脂肪滴の動態解析により疾患理解、診断・治療法開発に貢献
名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)・学際統合物質科学研究機構(IRCCS)の山口 茂弘 教授、岐阜大学糖鎖生命コア研究所(iGCORE)の多喜 正泰 教授らの研究グループは、脂肪滴注1)に特異的に局在する環境応答型蛍光プローブを開発し、脂質の加水分解の進行度を蛍光寿命の違いとして可視化する新たな解析技術を確立しました。 脂質代謝異常は、がん、糖尿病、肥満、動脈硬化など多様な疾患と密接に関連しています。脂質を蓄積する脂肪滴は、脂質代謝の中核を担う細胞内小器官(オルガネラ)であり、その動態を明らかにすることは疾患の理解に...
キーワード:蛍光寿命/物質科学/エステル/細胞内小器官/オルガネラ/加水分解/水分解/単分子膜/光プローブ/オートファゴソーム/マッピング/加水分解酵素/環境応答/リパーゼ/脂質代謝異常/光イメージング/ホルモン/肝臓がん/寿命/動態解析/不均一性/オートファジー/がん細胞/プローブ/リソソーム/リン脂質/蛍光イメージング/蛍光プローブ/脂肪酸/コレステロール/脂質/脂質代謝/糖尿病/動脈硬化
他の関係分野:化学生物学工学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年9月7日
16
AIが解き明かす水稲の収量変動の秘密
-半世紀に渡る長期連用試験からの新知見-
岐阜大学応用生物科学部 山口友亮助教、京都大学大学院農学研究科 桂圭佑教授らの研究グループは、フィリピンで1962年から続く世界最長の長期連用栽培試験注1)のデータに人工知能(AI)を適用し、水稲収量を持続させる要因を明らかにしました。1968年から2017年までの50年間、150作に渡る連続栽培データを解析した結果、窒素施肥管理や日射量が収量維持の鍵となる一方、その効果は作期ごとに大きく異なることが示されました。乾季作では生殖成長期・登熟期の夜温、前期雨季作では栄養成長期の気温、後期雨季作では病害リスクや同一品種の連続作付けがそれぞれ収量変動に大きく寄与していました。さ...
キーワード:AI/人工知能(AI)/気候変動/生殖/食料安全保障/水稲/灌漑/フィリピン/成長期
他の関係分野:情報学生物学農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月30日
17
深層学習×写真フィルムでハイパー核の質量を測定
ノイズを排除した解析手法で新たな結果を取得
理化学研究所(理研)開拓研究所齋藤高エネルギー原子核研究室の笠置歩客員研究員(立教大学大学院人工知能科学研究科助教)、齋藤武彦主任研究員、仲澤和馬客員主管研究員(岐阜大学教育学部招へい教員、福井大学附属国際原子力工学研究所客員教授)、立教大学大学院人工知能科学研究科の瀧雅人准教授らの国際共同研究グループは、大強度陽子加速器施設「J-PARC」[1]においてK中間子[2]ビームが照射されたJ-PARC E07実験[3]の写真フィルムデータを、深層学習[4]モデルを駆使して解析し、ハイパー核[5]...
キーワード:AI/機械学習/深層学習/K中間子/原子核/高エネルギー/国際共同実験/陽子/J-PARC/ノイズ/加速器/素粒子/中性子/重水素/素粒子物理/フィルム/データ処理/原子力/水素原子/光学顕微鏡
他の関係分野:情報学化学工学総合生物
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月5日
18
異なる酸化チタン結晶種を同一溶液中で連続成膜:世界初の成功
光触媒、エネルギー材料としての応用に期待 地球環境やエネルギー問題に対応する技術の進歩が、ますます注目されています。岐阜大学工学部の萬関 一広 准教授の研究グループは、光触媒材料として広く知られる酸化チタンに注目し、機能材料創製に向けた革新的な手法を確立しました。見いだした技術は、同じチタンの原料溶液を用いながら、温度だけを変え、80℃以下の低温で異なる結晶型の酸化チタンを選択的に作り分ける化学合成です。 特に重要な成果は、この結晶制御のコンセプトを応用し、異なる結晶型の酸化チタン種を原子レベルで組み合わせた複合薄膜の作製です。ひとつの反応溶...
キーワード:太陽/電子移動/電子物性/フレキシブル/水熱合成法/水分解/地球環境/チタン/光触媒/酸化チタン/太陽電池/電池/結晶化/水熱合成/動特性/熱処理/機能材料/結晶構造
他の関係分野:化学工学農学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年8月2日
19
タンニンのタンパク質凝集メカニズムの解明に成功
タンパク質の凝集の関与する生命現象や生理活性分子の活性メカニズムの解明に期待
岐阜大学応用生物科学部山内恒生准教授らの研究グループは複数分子同時分子動力学シミュレーションによりタンニンのタンパク質凝集過程の再現に成功しました。 天然由来の生物活性分子の中には、タンパク質の特定の位置に結合することで活性を制御する化合物と、タンパク質の様々な場所に結合し凝集を生じることにより活性を示す化合物が存在します。特定の位置に結合する化合物はすでに、結合箇所を明らかにする方法により、相互作用の分子メカニズムが解明されてきました。一方で、凝集を生じることで活性を示す化合物とタンパク質の相互作用は、複雑で、分子レベルでどのように相互作用しているかを明らかにすることができませんでし...
キーワード:強い相互作用/磁気共鳴/分子動力学シミュレーション/磁場/カテキン/タンパク質凝集/グルコース/加水分解/水分解/3次元構造/シミュレーション/動力学/分子動力学/生物活性/ドッキング/ポリフェノール/フェノール/MDシミュレーション/コラーゲン/タンパク質相互作用/核磁気共鳴/生理活性/低分子化合物
他の関係分野:化学生物学工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月17日
20
産卵場に集結したアユの生涯履歴の解読に成功
生まれた時期でその後の運命が変わる!? 長良川研究
漁業・釣りの対象として、また翌年の野生アユ集団にとって極めて重要なアユ産卵親魚(落ちアユ)。この親魚たちは、秋の産卵期になると下流の産卵場を目指して、広い流域のどこからともなく川を下って集まってきます。古来より知られたこのアユの習性。しかし、彼らが流域のどこで成長し、どこからやってきたのか、これまで誰も知ることはできませんでした。 このたび、岐阜大学環境社会共生体研究センターの永山滋也しげや特任助教(2025年4月より長野大学共創情報科学部設置準備室 准教授)と原田守啓もりひろセンター長は、富山大...
キーワード:河川環境/気候変動/同位体/同位体比/漁業/資源管理/成長期/イミン
他の関係分野:複合領域農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月17日
21
稲妻の衝突が作り出す放射線バースト
ー金沢での多波長観測で発生メカニズムに迫るー
岐阜大学工学部のウ・ティン准教授、大阪大学大学院工学研究科の和田有希講師、近畿大学理工学部の森本健志教授らの研究グループは、石川県金沢市で冬に発生する雷の放射線・電波・可視光を用いた多波長観測※1を実施し、雷雲から下降する稲妻と地上から上昇する稲妻が衝突する際に「地球ガンマ線フラッシュ」と呼ばれる雷放電と同期した放射線バーストが発生することを世界で初めて明らかにしました。 近年の研究により、雷放電や雷雲から放射線が発せられていることが明らかになっています。地球ガンマ線フラッシュは、雷放電に同期して数十マイクロ秒という極めて短時間の放射線を発生させる現象です。雷放...
キーワード:オープンアクセス/加速器/ブラックホール/衛星/天文学/可視光/マイクロ/人工衛星/電磁波/放射線
他の関係分野:情報学工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年6月17日
22
がん細胞由来細胞外小胞の標的細胞表面への結合機構を分子レベルで解明
岐阜大学糖鎖生命コア研究所教授鈴木健一(国立がん研究センター研究所先端バイオイメージング研究分野分野長併任)、岐阜大学連合農学研究科博士課程大学院生磯貝樹らの研究グループは、岐阜大学糖鎖生命コア研究所教授安藤弘宗、同助教河村奈緒子、中部大学生命健康科学部教授古川鋼一との共同研究で、がん細胞が分泌した細胞外小胞注1が正常な細胞と結合する分子機構を明らかにしました。 近年、細胞間の情報伝達の担い手として、細胞外小胞が注目されています。特に、がん細胞が分泌した細胞外小胞が、がん化していない他臓器の細胞に取り込まれると、その近傍にがん細胞が転移しやすい環境が形成されると...
キーワード:がん研究/ダイマー/蛍光観察/超解像/分解能/光学顕微鏡/形態変化/ガングリオシド/糖脂質/細胞膜/ラミニン/血管内皮/細胞外小胞/テトラスパニン/分子機構/がん化/インテグリン/がん細胞/コラーゲン/バイオイメージング/血管新生/血管内皮細胞/細胞外マトリックス/細胞骨格/内皮細胞/miRNA/脂質
他の関係分野:複合領域工学総合生物農学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月24日
23
層厚を制御した人工強磁性細線の作製に成功
―人工強磁性細線を利用した大容量メモリや磁気センサ開発へ道筋―
岐阜大学 大学院自然科学技術研究科の修士課程1年の川名梨央さん、修士課程修了生(令和5年度)大口奈都子さん、工学部 山田啓介 准教授、吉田道之 助教、杉浦隆 教授、嶋睦宏 教授と名古屋大学、早稲田大学、京都大学の研究グループは、層厚を制御した多層構造をもつ人工強磁性細線[1]の作製を二浴電析(電気めっき)法[2]と細孔ナノテンプレートを用いて成功しました。層厚は数100nmから最小で約3.5nmの多層構造を有する人工強磁性細線が作製できました。さらに研究グループでは、1本の人工強磁性細線の磁気抵抗を測定し、人工強磁性細線の層厚が薄くなるほど、磁気抵抗...
キーワード:産学連携/磁気抵抗/強磁性金属/原子層/電気めっき/テンプレート/めっき/メモリ/強磁性/人工格子/多層膜/電解質/層構造
他の関係分野:複合領域総合理工工学医歯薬学
概要表示
折りたたむ
発表日:2025年3月4日
24
農薬がどの程度残りうるかを地理的・気候的条件から予測インド全土の農場データを用いたシミュレーション研究
岐阜大学応用生物科学部の海老原章郎教授と同大学連合農学研究科博士課程学生のキシャライ・チャクラボルティさんの研究グループは、地理的・気候的要因が農薬の動態にどのように影響するかをインド全土の農場データを用いて評価しました。研究者たちは、19,573のインドの農場データと高解像度の気候データに基づきBio-Reactive Transport Simulatorというソフトウェアを利用してシミュレーションを行い、結果を地図上に示しました。その結果、農薬の蓄積(特に根域下への浸出)が起こりやすい潜在的なホットスポットを特定することに初めて成功しました(図1)。 農薬の使用は、作物を害虫や...
キーワード:データ駆動/情報学/産学連携/環境リスク/ホットスポット/持続可能/シミュレーション/土壌
他の関係分野:情報学複合領域環境学工学農学