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研究分野:総合理工 に関係する研究一覧:29件
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発表日:2026年6月3日
1
テラヘルツ波で物質の「ねじれ」を“地図”のように可視化
―次世代材料や次世代通信の開発を支える新分光イメージング技術を確立―
千葉大学大学院融合理工学府博士前期課程 千葉 初奈氏(研究当時)、同大大学院工学研究院の宮本 克彦教授、東北大学大学院理学研究科 大野 誠吾助教、物質・材料研究機構 三成 剛生グループリーダーの研究チームは、銀の微細な円盤を重ね合わせた「モアレ型メタ表面注1)」という人工構造体を使用し、これまで計測不可能だった物質が持つ「右ねじれ」と「左ねじれ」(キラリティ(鏡像異性)注2))の空間分布を、テラヘルツ(THz)波注3)によって二次元画像として直接観測できる新しい分光イメージング技術を開発しました(図)。従来のテラヘルツ円二色性(...
キーワード:品質評価/産学連携/空間分布/内部構造/テラヘルツ/赤外線/円二色性/分子構造/円偏光二色性/円偏光/ソフトマテリアル/材料科学/テラヘルツ波/可視光/計測技術/材料特性/周波数/電磁波/微細構造/分解能/マッピング/SPECT/空間分解能/光イメージング/アミロイド/ラット/凝集体/高次構造/生体分子/創薬/立体構造
他の関係分野:情報学複合領域環境学数物系科学化学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年6月1日
2
植物に含まれる複雑な天然物の完全化学合成に成功
―ビスロイコノチンAおよびボウシゴニンBを世界に先駆けて全合成―
千葉大学大学院医学薬学府後期3年博士課程の松宮 諭史氏および同大同院薬学研究院の石川 勇人教授らの研究グループは、独自に開発した有機分子触媒反応注1)と、植物内で進行している生合成注2)を模倣した縮合反応を組み合わせることで、キョウチクトウ科植物由来の多量体型インドールアルカロイド注3)であるビスロイコノチンA、ならびにボウシゴニンBについて、世界に先駆けて全合成注4)を達成しました。本成果は、複雑な多量体型インドールアルカロイド類に対する新たな全合成戦略の指針となるだけでなく、それらを活用した創薬研究のさ...
キーワード:産学連携/水溶液/触媒反応/有機合成化学/有機分子触媒/立体選択的/有機分子/分子触媒/選択性/生物活性/分子デザイン/生体内/ウシ/生合成/微生物/カップリング/アミノ酸/アルカロイド/インドール/トリプトファン/位置選択性/官能基/合成化学/創薬/天然有機化合物/有機合成/立体選択性
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発表日:2026年5月21日
3
北極から南極まで世界48か所の氷河に蓄積する水銀の実態を解明
―氷河上の黒い堆積物の水銀濃縮「ホットスポット」―
千葉大学環境リモートセンシング研究センターの竹内望教授を含む、ポーランド、イギリス、カナダ、イタリアなどの国際研究チームは、世界各地の氷河注1)表面に存在する暗色の堆積物「クリオコナイト注2、参考文献)」に含まれる水銀(Hg)濃度を調査しまし た。その結果、クリオコナイトが高濃度に濃縮された水銀の貯蔵庫として機能しており、一部の地域では深刻な汚染レベルに達していることを突き止めました。この発見は、地球温暖化による氷河の融解が下流域の水銀汚染という新たなリスクをもたらす可能性を示しており、包括的な流域監視の必要性を提起しています。 本研究成果は...
キーワード:産学連携/極地/海洋/環境リスク/地球温暖化/ホットスポット/堆積物/太陽/神経系/太陽光/センシング/トラップ/モニタリング/リモートセンシング/金属イオン/有機物/生態系/土壌/温暖化/微生物/免疫系
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学生物学工学農学医歯薬学
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発表日:2026年5月14日
4
柏の葉キャンパスにてフィルム型ペロブスカイト太陽電池 営農型太陽光発電設備の開所式及び田植えセレモニーを開催
― 水田と最先端技術の融合で、持続可能な社会の実現へ ―
2026年5月11日、千葉大学 柏の葉キャンパスの水田において、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を活用した次世代の営農型太陽光発電設備の竣工、及び営農型太陽光発電に関する実証実験の本格始動を記念し、開所式及び田植えセレモニーを開催いたしました。左から:本庄敏彦 ひまわりグリーンエナジー株式会社代表取締役社長、山本智久 株式会社千葉大学コネクト代表取締役...
キーワード:先端技術/再生可能エネルギー/太陽/フィルム/太陽光/ペロブスカイト太陽電池/ペロブスカイト/持続可能/太陽光発電/太陽電池/電池/実証実験/水稲/水田
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発表日:2026年5月8日
5
営農型ペロブスカイト太陽光発電実証フィールド始動
田植えセレモニーの開催について
国立大学法人千葉大学は、株式会社千葉大学コネクトが企画・調整を担い、株式会社TERRA、積水ソーラーフィルム株式会社、株式会社千葉銀行、ひまわりグリーンエナジー株式会社との5者連携により、農林水産省のみどりの食料システム戦略推進交付金を活用してフィルム型ペロブスカイト太陽電池を活用した営農型太陽光発電に関する実証実験を進めています。 このたび、本実証実験の本格始動にあたり、千葉大学柏の葉キャンパスの圃場(水田)において、開所式および太陽光発電設備下での田植えセレモニーを実施します。 当日は、既存のシリコン系太陽光パネルと、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の双方が設置された水田に...
キーワード:がん研究/産学連携/太陽/フィルム/太陽光/ペロブスカイト太陽電池/ペロブスカイト/太陽光発電/太陽電池/電池/シリコン/実証実験/性能評価/水稲/水田/農地
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発表日:2026年5月3日
6
営農型ペロブスカイト太陽光発電実証フィールド始動 田植えセレモニーの開催について
国立大学法人千葉大学は、株式会社千葉大学コネクトが企画・調整を担い、株式会社TERRA、積水ソーラーフィルム株式会社、株式会社千葉銀行、ひまわりグリーンエナジー株式会社との5者連携により、農林水産省のみどりの食料システム戦略推進交付金を活用してフィルム型ペロブスカイト太陽電池を活用した営農型太陽光発電に関する実証実験を進めています。 このたび、本実証実験の本格始動にあたり、千葉大学柏の葉キャンパスの圃場(水田)において、開所式および太陽光発電設備下での田植えセレモニーを実施します。 当日は、既存のシリコン系太陽光パネルと、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の双方が設置された水田に...
キーワード:がん研究/産学連携/太陽/フィルム/太陽光/ペロブスカイト太陽電池/ペロブスカイト/太陽光発電/太陽電池/電池/シリコン/実証実験/性能評価/水稲/水田/農地
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発表日:2026年4月30日
7
「分子」そのものを生体ナノ量子センサに
~化学合成により性能のばらつきを抑え、生細胞内の微細な温度分布を可視化~
・従来のダイヤモンド系ナノ量子センサは感度が高い一方でセンサ間の性能のばらつきが生じやすいため、温度の「相対値」しか捉えられないという弱点があった。・本研究では、均一性の高い分子性材料のナノ量子センサを新たに開発し、細胞内のその場所が「何度か(絶対値)」を正確に測ることに成功した。・今後、細胞内部の局所的な温度などの変化を直接分析することが可能になり、生命現象や疾患のメカニズムを物理化学的なプロセスとして定量的に理解する道が拓かれる。...
キーワード:産学連携/化学物質/量子計測/磁場/生細胞/物理化学/量子ビット/NVセンター/量子センシング/温度計測/温度分布/点欠陥/スピン/センシング/ナノサイズ/ナノスケール/ナノメートル/ナノ粒子/マイクロ/マイクロ波/格子欠陥/生体内/エネルギー代謝/ラジカル/活性酸素/高次構造/創薬/脂質
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発表日:2026年4月20日
8
分子の折りたたみが導く多様なメゾスコピック有機素材
〜立体的に複雑な分子の自己組織化によるチューブ構造構築を実現〜
千葉大学国際高等研究基幹の矢貝史樹 教授、大阪大学大学院基礎工学研究科の五月女光 助教、東京科学大学物質理工学院のMartin Vacha 教授、北里大学の渡辺豪 教授、Keele大学のMartin J. Hollamby 講師を中心とする青山学院大学、物質・材料研究機構(NIMS)の研究チームは、タンパク質が生体内で行っている「折りたたみ」を介した自己集合過程をヒントに、有機分子を使って「折りたたみ」を介した自己集合を起こす仕組みを調査しました。その結果、2立体的に複雑な構造を持つ発光性分子が、自発的な折りたたみによって適切なメゾスコピック形態注1)へと変化し、最終的に...
キーワード:産学連携/光エネルギー/原子核/内部構造/磁場/π電子/アントラセン/自己組織/ナフタレン/自己集合/分子集合体/励起エネルギー移動/光合成/有機分子/エネルギー移動/人工光合成/発光材料/有機材料/ベンゼン/材料設計/シミュレーション/ナノスケール/階層構造/ナノチューブ/生体内/層構造/組織化/分子集合
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発表日:2026年4月18日
9
34億年前の海洋に生物的硫黄代謝の痕跡
――太古の浅瀬は生命にとっての“硫黄のオアシス”だった?――
東京大学大気海洋研究所の笹木晃平特任研究員および高畑直人助教、千葉大学大学院理学研究院の石田章純准教授、東北大学大学院理学研究科の掛川武教授、名古屋大学大学院環境学研究科の杉谷健一郎教授らからなる研究チームは、約34億年前の岩石から地球史初期の生命が硫酸イオン(SO42-)を使って呼吸していた痕跡を見出しました。本研究で調べたのは、岩石の中にある直径0.01mmより小さい同心円状の黄鉄鉱(FeS2)です。最新の分析装置であるナノスケール二次イオン質量分析計(NanoSIMS)を用いて、この小さな黄鉄鉱組織の内部に...
キーワード:産学連携/海洋/古環境/古環境復元/質量分析装置/太古代/堆積岩/同位体/硫黄同位体/同位体比/質量分析/ナノスケール/ナノメートル/質量分析計/分解能/有機物/生態系/微生物/層構造/空間分解能
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発表日:2026年4月6日
10
光で生じた電子の還元作用か、ホットスポットか?
―世界最速水準のCO2光燃料化活性の作用機構を解明―
千葉大学大学院融合理工学府博士前期課程の佐々木 将人氏、博士後期課程の大弓 知輝氏、原 慶輔氏(研究当時)、同大大学院理学研究院の泉 康雄教授、中国成都バイオガス科学研究所の張 宏偉准教授の研究グループは、二酸化炭素(CO₂)を天然ガスや都市ガスの主成分であるメタン(CH₄)などの燃料に変換する光触媒反応において、長年の謎であった「光で生じた電子注1)による反応」と「ホットスポット注2)における反応」の役割を明確に識別・特定することに成功しました。 さらに、ニッケル(Ni)、ルテニウム(Ru)、酸化ジルコニウム(ZrO2...
キーワード:産学連携/光エネルギー/化学物質/ホットスポット/放射光/放射光X線/太陽/光触媒反応/ピレン/触媒反応/太陽光/電荷分離/プロピレン/触媒作用/DFT/可視光/カーボンニュートラル/持続可能/バイオガス/還元反応/光照射/反応速度/金属ナノ粒子/光触媒/カーボン/CO2還元/ナノ粒子/メタン/高効率化/天然ガス/二酸化炭素/二酸化炭素/密度汎関数理論/量子力学/エチレン/エネルギー変換/アルコール/ジルコニウム/ルテニウム/酸化反応
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発表日:2026年4月6日
11
鉄原子1個の「量子ビット」実現へ大きな前進
―1ナノメートルの絶縁膜上で鉄原子の安定保持に成功―
千葉大学大学院工学研究院の山田豊和准教授と大阪大学の多田幸平助教らによる共同研究チームは、身近な磁性材料として古くから知られる「鉄」を、物質の最小単位である単一原子まで小さくし、スピントロニクス注1)分野で広く利用されている「MgO/Fe(001)注2)」構造において、厚さ約1ナノメートル(nm)の絶縁膜上に吸着した単一の鉄原子を極めて安定した状態で固定することに成功しました。 この単一鉄原子は離散的な量子スピン状態を有しており、量子コンピューターや量子センサーの基本単位である量子ビット注...
キーワード:産学連携/対称性/量子コンピュータ/量子スピン/酸化マグネシウム/量子ビット/原子分解能/超高真空/絶縁体/量子デバイス/磁性材料/電子状態/シミュレーション/スピン/スピントロニクス/センサー/トンネル/ナノメートル/マグネシウム/極低温/結晶欠陥/電荷移動/分解能
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発表日:2026年3月24日
12
国内初(*)、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を用いた営農型太陽光発電設備の水田での取り組みを開始
国立大学法人千葉大学(以下、千葉大学)、積水ソーラーフィルム株式会社(以下、積水ソーラーフィルム)、株式会社TERRA(以下、TERRA)、株式会社千葉銀行(以下、千葉銀行)およびひまわりグリーンエナジー株式会社(以下、ひまわりグリーンエナジー)の5者は、産学連携(以下、本連携)に関する覚書を締結し、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を用いた営農型太陽光発電設備を2026年3月に千葉大学柏の葉キャンパスに設置、本連携による取り組みを開始しましたのでお知らせします。 1.背景 2050 年のカーボンニュートラル実現に向けて再生可能エネルギー(以下「再エネ」)の導...
キーワード:ファイナンス/産学連携/温室効果ガス/影響評価/再生可能エネルギー/地球温暖化/温室効果/太陽/フィルム/太陽光/ペロブスカイト太陽電池/ペロブスカイト/レンズ/カーボンニュートラル/持続可能/太陽光発電/太陽電池/電池/カーボン/シリコン/メタン/持続可能性/性能評価/水田/農業経営/農地/生態系/温暖化
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学化学工学農学
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発表日:2026年2月4日
13
営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)で何をどう栽培すべきか?
―複数の作物、品種、栽培方法を初めて検証―
千葉大学大学院園芸学研究科博士後期課程2年の丸山紀子氏、博士前期課程2年の野澤美月氏(研究当時)、同大大学院園芸学研究院の深野祐也准教授、同大大学院社会科学研究院の倉阪秀史教授、千葉エコ・エネルギー株式会社、帯広畜産大学環境農学研究部門の秋本正博准教授らによる研究グループは、農地の上で発電を行う営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)が、水稲と大豆、サツマイモの生産に与える影響を調査しました。その結果、パネルの下での収量は作物の種類・品種・遮光率によって大きく変動する(5~40%低下)こと、パネル下でも収量が低下しにくい品種があることがわかりました。本研究は、営農型太陽光発電が食料生産と再生可...
キーワード:産学連携/再生可能エネルギー/太陽/太陽光/太陽光発電/園芸学/サツマイモ/水稲/農地
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発表日:2026年1月22日
14
発電できる有機EL素子の開発に成功
~自立駆動型ディスプレイなど次世代の統合型アプリケーションへの道を拓く
千葉大学先進科学センターの深川弘彦 特任教授、NHK放送技術研究所、京都大学大学院理学研究科の畠山琢次 教授ら共同研究チームは、一つの素子で「発光」と「太陽光発電」の機能を併せ持つ「発電できる有機EL素子注1)」の開発に成功しました。これまで、有機半導体注2)を用いたデバイスにおいて、発光と発電は逆過程であるため、これらを高い次元で両立することは困難とされていました。本研究では、高い発光効率と強い光吸収を併せ持つMR-TADF材料注3)を用い、素子内部のエネルギーを精密に制御することで、発光・発電効率のトレードオフを克服しました...
キーワード:情報セキュリティ/産学連携/太陽/ディスプレイ/有機半導体/トレードオフ/太陽光/可視光/光吸収/発光材料/有機EL/太陽光発電/反応速度/センサー/半導体/有機物/励起子
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学化学生物学工学
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発表日:2025年12月16日
15
光の準粒子を市販の光学素子1枚で発生させることに成功!
~光通信や大容量データストレージに応用できる新しい光の生成に新展開~
千葉大学大学院工学研究院の尾松 孝茂教授、同大学国際高等研究基幹のSrinivasa Rao Allam特任講師、千葉大学分子キラリティー研究センターのJingni Geng技術補佐員(研究当時)と、天津大学のQuan Sheng准教授の研究チームは、光の準粒子である光スキルミオン注1)を市販の光学素子1枚で発生することに成功しました(図1)。本手法は、従来使われている高価なコンピューター制御のデジタルデバイスや偏光干渉計を必要としないため、費用対効果が高く、高ビーム品質を有し、安定性に優れ、コンパクトな光の準粒子を発生します。 この結果は、光の準粒子を極めて簡便...
キーワード:産学連携/準粒子/物性物理/干渉計/キラリティー/スキルミオン/円偏光/データストレージ/光通信/光学素子/超解像/超解像顕微鏡/スキル
他の関係分野:複合領域数物系科学化学工学総合生物医歯薬学
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発表日:2025年12月11日
16
新型磁性体「交替磁性体」の磁気構造の新たな測定法を発見!
~未来型電子材料で、高速・省エネメモリーの実現へ!~
千葉大学大学院工学研究院のピーター クリューガー教授は、近年発見された磁性体「交替磁性体注1)」の磁気構造を、原子レベルで測定できる新しい方法を発見しました。本研究では、光がらせん状に進む特殊な光(円偏光)を用いた「共鳴光電子回折(RPED)注2)」という手法を応用することによって、交替磁性体の磁気構造を直接検出することに成功しました。 本研究成果により、表面や薄膜など、従来の手法では評価が難しかった3次元構造以外の物質でも、交替磁性体であるかどうかの測定が可能となります。今後、未来型電子材料「交換磁性体」を用いた省エネ型情報デバイス等の実現...
キーワード:産学連携/金属元素/強相関電子/強相関電子系/磁気構造/軟X線/磁場/円偏光/強相関/磁性体/遷移金属/メモリ/省エネ/秩序構造/電気抵抗/電子回折/3次元構造/スピン/スピントロニクス/結晶構造/コミュニティ
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発表日:2025年12月9日
17
グリーンランド氷床に広く分布する小さな水たまりと微生物の関係を解明
~氷上の生命のホットスポットが氷床の融解を左右する~
千葉大学大学院理学研究院の竹内望教授、山梨大学総合分析実験センターの瀬川高弘講師、東京科学大学生命理工学院の村上匠助教らの研究グループは、グリーンランド氷床(図1)表面に存在する小さな水たまり(クリオコナイトホール(図2))を調査し、その物理的な形態(特に深さ)が、内部に生息する微生物の群集構造と炭素の蓄積量という生態学的特性を支配していることを明らかにしました。クリオコナイトホールは、太陽光を吸収して氷床の融解を加速させる「クリオコナイト」という暗い沈殿物を形成する、氷床上の生命活動のホットスポットです。本研究は、氷床ダイナミクス(クレバスの形成など)と表面の微生物生...
キーワード:産学連携/極域/炭素循環/ホットスポット/衛星/太陽/太陽光/ダイナミクス/ひび割れ/有機物/生態系/群集構造/微生物生態/生態学/微生物/予測モデル
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発表日:2025年12月3日
18
多数の光の渦を物質に転写して可視化することに成功!
~物質中での渦の生成、消滅、操作の新展開~
千葉大学大学院工学研究院の尾松 孝茂教授、千葉大学分子キラリティー研究センターの平山 颯紀特任助教と、東北大学大学院工学研究科の小野 円佳教授、木崎 和郎助教、赵 君婕 (Zhao Junjie) 学振外国人特別研究員と北海道大学電子科学研究所の田口敦清准教授の研究チームは、光の波面に複数の渦が同時に存在する多重光渦注1,2)を物質に転写して構造として可視化することに成功しました。また光のスピン角運動量と軌道角運動量のベクトル合成(光のスピン軌道相互作用注3))の効果により、渦の大きさや位置が大きく変化することを見出しました。...
キーワード:産学連携/スピン軌道相互作用/軌道角運動量/特異点/キラリティー/円偏光/スピン/マニピュレーション
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発表日:2025年11月18日
19
光の強さでナノ材料の形を自在に制御
〜次世代の機能性材料開発へ〜
千葉大学 国際高等研究基幹の矢貝史樹 教授、東京科学大学の河野正規 教授、自然科学研究機構 生命創成探究センターのクリスチアン・ガンサー 特任助教を中心とするパリ=サクレー大学、理化学研究所、名古屋大学の共同研究チームは、光に反応して形や色が変化する分子「フォトクロミック分子」が自己集合して作られるシート状の構造「二次元ナノシート」に強度を変えて光を照射すると、細いひも状の一次元ナノファイバーや、積み重なった厚い塊である三次元ナノクリスタルなど、全く異なる構造に変化することを発見しました。さらに、この構造変化の様子を、高速原子間力顕微鏡(高速AFM)注1)を用いてリアルタ...
キーワード:産学連携/クリスタル/時間分解/高速AFM/自己集合/分子集合体/フォトクロミック分子/時間分解能/ファイバー/光照射/ナノシート/ナノファイバー/AFM/ナノメートル/ナノ材料/機能性材料/原子間力顕微鏡/分解能/機能性/表面構造/高速原子間力顕微鏡/空間分解能/高分解能/構造変化/生体分子/分子集合
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発表日:2025年9月27日
20
2次元薄膜で1次元電子ストライプ構造を創る!
~鉄磁石とマンガン磁石の界面磁気フラストレーションを活用~
千葉大学大学院工学研究院の山田豊和准教授、ピーター クリューガー教授、同大融合理工学府博士前期課程の林宏樹氏(研究当時)、および高知工科大学システム工学群の稲見栄一教授からなる研究チームは、走査トンネル顕微鏡(STM)注1)観察により、スピントロニクス材料注2)の「強磁性磁石と反強磁性磁石の界面」を活用し、電流が一方向に流れやすい原子レベルで平坦な1次元ストライプ状の電子ナノ構造を開発しました(図1)。今後、この強磁性体・反強磁性体の結晶構造を特定方向に整列させた2次元膜のテンプレートとして応用することで、スピントロニクス、量子デバイス、有機分子エレ...
キーワード:産学連携/フラストレーション/反強磁性/反強磁性体/原子層/磁性体/分子エレクトロニクス/有機分子/マンガン/テンプレート/強磁性/量子デバイス/省エネ/強磁性体/電子状態/システム工学/スピン/スピントロニクス/トンネル/ナノ構造/非接触/結晶構造
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発表日:2025年8月21日
21
豪雨予測に重要な下層水蒸気の“ばらつき”を高精度に観測
―A-SKY/MAX-DOASによる6年間の連続観測―
千葉大学大学院融合理工学府博士前期課程2年生の溝渕隼也氏と環境リモートセンシング研究センター(CEReS)の入江仁士教授ら研究グループは、同グループが展開する国際リモートセンシング観測網「A-SKY」で用いられる多軸差分吸収分光法(A-SKY/MAX-DOAS法)注1)を活用することで、線状降水帯など集中豪雨の引き金となる大気下層における水蒸気濃度の「水平方向の不均一性 (場所ごとの違い)」が、大気が不安定な時ほど顕著になる傾向を6年間の長期連続観測により世界で初めて明らかにしました。 この水蒸気の水平不均一性は、気象庁の高解像度の数値予報モデル注2)...
キーワード:プロファイル/産学連携/二酸化窒素/観測手法/水蒸気/成層圏/スペクトル/太陽/吸収スペクトル/太陽光/集中豪雨/オゾン/シミュレーション/シミュレーションモデル/センサー/センシング/リモートセンシング/SPECT/不均一性
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発表日:2025年8月7日
22
磁石の表面上で孤立した量子スピンの作製に成功
~磁気トンネル接合MgO/Feを用いた量子ビット開発へ~
千葉大学大学院工学研究院の山田豊和准教授、ピーター クリューガー教授、同大大学院融合理工学府博士後期課程の石井響誠氏、およびNana K. M. Nazriq氏(研究当時)からなる研究チームは、走査トンネル顕微鏡(STM)を用いて、パソコンやスマートフォンなどで磁気情報の書き込みを実現するために欠かせないデバイス「MgO/Fe積層薄膜」の表面観察を実施しました。その結果、このMgO/Fe積層薄膜の上に、電子が持つ小さな磁石のような性質である「量子スピン」を、 孤立した1個の状態で安定的に実現できることを、世界で初めて実証しました。この成果は、孤立した量子スピンが、将来的に量子センサーや量子コン...
キーワード:産学連携/量子コンピュータ/量子スピン/量子情報/量子ビット/絶縁体/量子デバイス/スピン/スピントロニクス/センサー/トンネル/スマートフォン
他の関係分野:複合領域数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2025年7月24日
23
電荷が波打つ超伝導原子シートによる磁気量子センサー開発
~次世代量子・超伝導デバイスの鍵を握る~
千葉大学大学院工学研究院の山田豊和准教授、同大大学院融合理工学府博士後期課程の市川稜氏、高知工科大学の稲見栄一教授、ならびに物質・材料研究機構(NIMS)の高橋有紀子研究員からなる研究チームは、テープでペリペリと簡単に剥がすだけで、物質でも最も薄い原子一層の厚さまで薄くできる原子層物質が、高感度な磁気量子センサーになることを発見しました。 走査トンネル顕微鏡(STM)を用いた表面観察により、金属の一種であるニオブ(Nb)と、非金属の元素であるセレン(Se)でできた非常に薄い「セレン化ニオブ」薄膜の表面を観測したところ、極限まで薄くすると、通常では見られない量子状態の一種である電荷密度波...
キーワード:産学連携/セレン/電荷密度波/磁場/超伝導/原子層/原子層物質/ニオブ/センサー/トンネル/電子顕微鏡/透過電子顕微鏡
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発表日:2025年7月11日
24
風力発電の伸びが引き続き太陽光発電の伸びを上回り、2割を超える自治体が電力永続地帯に
「永続地帯2024年度版報告書」の公表
千葉大学大学院社会科学研究院の倉阪秀史教授とNPO法人環境エネルギー政策研究所は、日本国内の市町村別の再生可能エネルギーの供給実態などを把握する「永続地帯」研究を進めています。このたび19年目となる2024年度の報告書を公表しました( https://sustainable-zone.com/ )。「永続地帯」研究の最新結果では、2024年3月末時点で稼働している再生可能エネルギー設備を把握し、その設備が年間にわたって稼働した場合のエネルギー供給...
キーワード:再生可能エネルギー/太陽/太陽光/エネルギー政策/太陽光発電/政策研究/風力発電
他の関係分野:環境学数物系科学工学
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発表日:2025年7月10日
25
風力発電の伸びが引き続き太陽光発電の伸びを上回り、2割を超える自治体が電力永続地帯に
「永続地帯2024年度版報告書」の公表
千葉大学大学院社会科学研究院の倉阪秀史教授とNPO法人環境エネルギー政策研究所は、日本国内の市町村別の再生可能エネルギーの供給実態などを把握する「永続地帯」研究を進めています。このたび19年目となる2024年度の報告書を公表しました( https://sustainable-zone.com/ )。「永続地帯」研究の最新結果では、2024年3月末時点で稼働している再生可能エネルギー設備を把握し、その設備が年間にわたって稼働した場合のエネルギー供給...
キーワード:再生可能エネルギー/太陽/太陽光/エネルギー政策/太陽光発電/政策研究/風力発電
他の関係分野:環境学数物系科学工学
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発表日:2025年5月30日
26
千葉大学が国立大学法人としてはじめて再生可能エネルギーの環境価値のみを購入
-千葉市内の水田の営農型太陽光発電設備で発電した電気の環境価値-
千葉大学は、2025年5月30日から、千葉市内の水田に設置された営農型太陽光発電設備で発電した電気の環境価値を購入します。この設備は、「千葉市営農型太陽光発電モデル事業検討協議会」(会長:千葉大学倉阪秀史)が交付を受けた「農林水産省の令和5年度みどりの食料システム戦略推進交付金(地域循環型エネルギーシステム構築)」を活用して、千葉エコ・エネルギー株式会社(本社:千葉県千葉市、代表:馬上丈司)が設計し、TNクロス株式会社(本社:東京都千代田区、代表:荒木登)が設置したものです。この設備で発電された電気を株式会社クリーンエナジーコネクト(本社:東京都千代田区、代表取締役:内田鉄平)が購入し、クリー...
キーワード:システム構築/再生可能エネルギー/太陽/エネルギーシステム/太陽光/カーボンニュートラル/太陽光発電/カーボン/水田
他の関係分野:複合領域環境学数物系科学工学農学
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発表日:2025年4月18日
27
♫ 磁石を回すと磁石がふたつ ♫
—手作りの量子系、高精度量子演算に道—
本研究では、原子核が持つ最小の磁石「スピン」を磁場中で回転させると、1つのスピンにもかかわらず、スピンが2つあるかのような新しい現象が現れることを核磁気共鳴法を用いた独自に開発した装置により発見しました。 磁石の最小単位は電子や原子核が持つスピンです。このスピンの中でも最も小さなスピンがスピン1/2です。スピンには上を向くか(up)、下を向くか(down)の2つの自由度しかありません。磁場中ではupスピンとdownスピンがとるエネルギーは磁気的に分裂します。分裂したupスピンとdownスピン間ではエネルギーの吸収と放出の現象が起きます。この現象を共鳴(核磁気共鳴)と呼び、共鳴...
キーワード:電気通信/産学連携/原子核/磁気共鳴/量子情報/周期性/磁場/量子ビット/核スピン/スピン/フッ素/原子力/核磁気共鳴/核磁気共鳴法
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2025年3月21日
28
幻のマヨラナ粒子をスピントロニクスで捉える
~スピン流を用いて観測、実用的な量子計算の実現に期待~
現在の量子コンピュータが直面している誤り耐性の実現という課題を、物質中に現れるマヨラナ粒子と呼ばれる特殊な粒子を用いて解決する方法が有力視されています。しかし、この粒子は電子と違って電荷を持たないため電気的操作が難しく、決定的な制御法はまだ発見されていません。 福井大学大学院工学研究科の加藤康之准教授、東北大学大学院理学研究科の那須譲治准教授、千葉大学大学院理学研究院の佐藤正寛教授、東京大学大学院理学系研究科の大久保毅特任准教授、東京大学物性研究所の三澤貴宏特任准教授、東京大学大学院工学系研究科の求幸年教授らのグループは、スピントロニクス分野でよく用いられる温度...
キーワード:情報学/量子計算/産学連携/スピン液体/トポロジカル絶縁体/マグノン/マヨラナ粒子/磁気共鳴/磁気抵抗/準粒子/超伝導体/低エネルギー励起/物性物理/量子コンピュータ/量子スピン/量子もつれ/素粒子/ニュートリノ/磁場/数値計算/素粒子物理/超伝導/量子ビット/スピンゼーベック効果/スピン軌道結合/トポロジカル/磁気抵抗効果/磁性体/量子スピン液体/スピン流/巨大磁気抵抗効果/強磁性/絶縁体/電子デバイス/温度依存性/ナノワイヤ/巨大磁気抵抗/強磁性体/磁性材料/スピン/スピントロニクス/実証実験/半導体/量子力学/磁気共鳴画像/MRI
他の関係分野:情報学複合領域数物系科学工学医歯薬学
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発表日:2025年3月11日
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赤い王林も!? “青”りんごが赤くなる不思議
―眠りから覚めた遺伝子が果皮の色を変えるメカニズム―
千葉大学大学院園芸学研究院の齋藤 隆徳准教授、静岡県立農林環境専門職大学の森口 卓哉教授(当時、2024年3月定年退職)、弘前大学農学生命科学部の林田 大志助教らの共同研究グループは、遺伝的に着色しない青りんごにも、赤くなる仕組みが備わっていること、またその”赤くなりやすさ”の遺伝的な仕組みが品種ごとに多様であることを発見しました。本研究成果により、遺伝子組換えや薬剤なども使わずに色を変えることが可能であると判明したため、今後は”赤い”青りんごのような新たな商品開発や、未利用の遺伝子による新たな品種改良につながることが期待できます。 本研究成果は、国際学術誌 Scientia Hor...
キーワード:産学連携/気候変動/太陽/太陽光/園芸学/遺伝子
他の関係分野:複合領域数物系科学農学医歯薬学
千葉大学 研究シーズ