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研究分野別サイレントキーワード
「脳」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:知覚を含む研究件
❏心理物理学的・神経学的逆相関解析による知覚的意思決定機構の解明(20H01782)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】本吉 勇 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60447034)
【キーワード】脳 / 視覚 / 意思決定 / 注意 / 知覚 (他6件)
【概要】系列的にサンプルされた視覚情報に基づくダイナミックな知覚的意思決定のメカニズムを解明するため,以下の実験的・計算論的研究を実施した.(1) 線分要素の方位の平均と分散が時間的に変動しつつ高速に提示される動的なテクスチャ刺激の平均方位をできるだけ早く回答させる実験をおこない,観察者の意思決定を決定づける各時刻の刺激情報を反応時間にロックした心理物理学的逆相関解析により導出した.その結果,反応の400...
❏脳内ステルス刺激による脳活動制御(17K20090)
【研究テーマ】人間医工学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (90361518)
【キーワード】聴覚野 / 電気刺激 / 微小電極アレイ / 脳 / 聴覚 (他8件)
【概要】ラット頭部に固定具および聴覚野硬膜上に16チャンネルマイクロ皮質脳波電極アレイを埋め込み,ラットを固定した上でレバーを操作させて,知覚を報告するように訓練した.これらを用いてラットの可聴閾値音圧を調べ,閾値付近でのラット聴皮質の神経活動がどのように異なるか調べた.この実験系を利用して,ラットの視床の電気刺激による知覚補綴効果を検討した.その結果,視床への電気刺激が,聴覚野でP3波と類似した神経活動...
❏リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究(16K16483)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤井 進也 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40773817)
【キーワード】音楽神経科学 / 音楽 / リズム / 個人差 / 知覚 (他17件)
【概要】リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究を実施した。iOS版ハーバード式ビート評価テスト(HBAT)の開発と信頼性評価を行い、リズム知覚生成の個人差をiPhoneやiPadで簡便に客観評価できる手法を開発した。核磁気共鳴画像法(MRI)・赤外線スペクトロスコピー(NIRS)による脳機能構造評価を実施し、HBATで評価したリズム知覚の個人差に小脳灰白質構造の個人差が関連していること、HBATで...
【情報学】人間情報学:感性を含む研究件
❏美的意識の無意識的過程に関する認知脳科学的解明:処理過程と影響過程の統合的理解(19H04432)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】川畑 秀明 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (70347079)
【キーワード】美 / 意識化過程 / 潜在/無意識 / 顕在/意識 / 連続フラッシュ抑制 (他22件)
【概要】本研究では,美的評価の価値表象に至る時間的過程について検討し,意識に到達する前段階の無意識的処理過程と,美しさの意識化に影響を与える無意識的影響過程について検討した。特に,顕在的側面については,絵画画像の連続評価課題における評価の時間的変動の検討において,潜在的(無意識的)側面については,連続フラッシュ抑制による美的評価をもとに実験的に検討した。特に,絵画画像の美しさが高いほど,無意識下であっても...
❏創造的表現と鑑賞における身体性ダイナミクス:脳活動計測と動作計測による検討(24680029)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川畑 秀明 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (70347079)
【キーワード】感性 / 観賞 / 美的判断 / 身体性 / 脳刺激法 (他17件)
【概要】本研究は3次元動作計測を含む心理学実験,脳刺激実験,fMRIを含む脳機能画像法を用いて,創造的表現と観賞に関する脳内過程と心理過程およびそれらに及ぼす身体性や感覚性の影響について明らかにした。心理学実験による研究では,美的評価や魅力認知,身体感覚を含めた多感覚情報処理などについて検討し,特に絵画表現と観賞評価に関する基礎的知見を得ることができた。脳変容実験による研究では,tDCSによる脳刺激によっ...
【情報学】人間情報学:魅力を含む研究件
❏美的意識の無意識的過程に関する認知脳科学的解明:処理過程と影響過程の統合的理解(19H04432)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】川畑 秀明 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (70347079)
【キーワード】美 / 意識化過程 / 潜在/無意識 / 顕在/意識 / 連続フラッシュ抑制 (他22件)
【概要】本研究では,美的評価の価値表象に至る時間的過程について検討し,意識に到達する前段階の無意識的処理過程と,美しさの意識化に影響を与える無意識的影響過程について検討した。特に,顕在的側面については,絵画画像の連続評価課題における評価の時間的変動の検討において,潜在的(無意識的)側面については,連続フラッシュ抑制による美的評価をもとに実験的に検討した。特に,絵画画像の美しさが高いほど,無意識下であっても...
❏創造的表現と鑑賞における身体性ダイナミクス:脳活動計測と動作計測による検討(24680029)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川畑 秀明 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (70347079)
【キーワード】感性 / 観賞 / 美的判断 / 身体性 / 脳刺激法 (他17件)
【概要】本研究は3次元動作計測を含む心理学実験,脳刺激実験,fMRIを含む脳機能画像法を用いて,創造的表現と観賞に関する脳内過程と心理過程およびそれらに及ぼす身体性や感覚性の影響について明らかにした。心理学実験による研究では,美的評価や魅力認知,身体感覚を含めた多感覚情報処理などについて検討し,特に絵画表現と観賞評価に関する基礎的知見を得ることができた。脳変容実験による研究では,tDCSによる脳刺激によっ...
【情報学】人間情報学:比較認知を含む研究件
❏個体間の宥和関係形成を支える脳-内臓回路の比較認知神経科学研究(20H01787)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】鳥類 / 比較認知 / 自律神経系 / 情動 / 痛み (他13件)
【概要】哺乳類において雌雄のつがい形成・維持に関わることが知られている神経ペプチド「オキシトシン」に着目し,カラスを対象とし,同性間(オス間)の宥和関係の形成・維持に関わる生理メカニズムを検討した。オス間の宥和関係はこれまで社会性哺乳類において報告されていたがそれが形成促進される環境要因は明らかではなかった。2021年度,本研究ではオス3個体を約2週間同居飼育することで,次第に2対1の社会交渉に落ち着き,...
❏情動をうみだす脳と身体の協働システムの比較認知神経科学研究(17H02653)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】情動 / 進化 / 利他性 / 脳 / 自律神経系 (他11件)
【概要】本研究では,複雑な社会行動が進化している鳥類カラスを対象に,情動が介在する社会行動機能と生理機構の解明を行った.カラスの飼育群れ内および2個体間で生じる競合・宥和行動について,(1)行動機能,(2)行動調節機構,(3)自律神経系の関与を調べた.(1)では,飼育群れの社会行動の長期データから,同性個体間の利他的羽繕いが,優位性誇示の機能を持つことを発見した.(2)では,3個体同時交渉における個体間距...
【情報学】人間情報学:優劣関係を含む研究件
❏個体間の宥和関係形成を支える脳-内臓回路の比較認知神経科学研究(20H01787)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】鳥類 / 比較認知 / 自律神経系 / 情動 / 痛み (他13件)
【概要】哺乳類において雌雄のつがい形成・維持に関わることが知られている神経ペプチド「オキシトシン」に着目し,カラスを対象とし,同性間(オス間)の宥和関係の形成・維持に関わる生理メカニズムを検討した。オス間の宥和関係はこれまで社会性哺乳類において報告されていたがそれが形成促進される環境要因は明らかではなかった。2021年度,本研究ではオス3個体を約2週間同居飼育することで,次第に2対1の社会交渉に落ち着き,...
❏情動をうみだす脳と身体の協働システムの比較認知神経科学研究(17H02653)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】情動 / 進化 / 利他性 / 脳 / 自律神経系 (他11件)
【概要】本研究では,複雑な社会行動が進化している鳥類カラスを対象に,情動が介在する社会行動機能と生理機構の解明を行った.カラスの飼育群れ内および2個体間で生じる競合・宥和行動について,(1)行動機能,(2)行動調節機構,(3)自律神経系の関与を調べた.(1)では,飼育群れの社会行動の長期データから,同性個体間の利他的羽繕いが,優位性誇示の機能を持つことを発見した.(2)では,3個体同時交渉における個体間距...
【情報学】人間情報学:を含む研究件
❏美的意識の無意識的過程に関する認知脳科学的解明:処理過程と影響過程の統合的理解(19H04432)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】川畑 秀明 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (70347079)
【キーワード】美 / 意識化過程 / 潜在/無意識 / 顕在/意識 / 連続フラッシュ抑制 (他22件)
【概要】本研究では,美的評価の価値表象に至る時間的過程について検討し,意識に到達する前段階の無意識的処理過程と,美しさの意識化に影響を与える無意識的影響過程について検討した。特に,顕在的側面については,絵画画像の連続評価課題における評価の時間的変動の検討において,潜在的(無意識的)側面については,連続フラッシュ抑制による美的評価をもとに実験的に検討した。特に,絵画画像の美しさが高いほど,無意識下であっても...
❏創造的表現と鑑賞における身体性ダイナミクス:脳活動計測と動作計測による検討(24680029)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川畑 秀明 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (70347079)
【キーワード】感性 / 観賞 / 美的判断 / 身体性 / 脳刺激法 (他17件)
【概要】本研究は3次元動作計測を含む心理学実験,脳刺激実験,fMRIを含む脳機能画像法を用いて,創造的表現と観賞に関する脳内過程と心理過程およびそれらに及ぼす身体性や感覚性の影響について明らかにした。心理学実験による研究では,美的評価や魅力認知,身体感覚を含めた多感覚情報処理などについて検討し,特に絵画表現と観賞評価に関する基礎的知見を得ることができた。脳変容実験による研究では,tDCSによる脳刺激によっ...
【情報学】情報学フロンティア:リザバーを含む研究件
❏脳組織によるフィジカル・リザバー計算(20H04252)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (90361518)
【キーワード】脳 / 微小電極 / リザバー / 情報処理 / 神経活動
【概要】神経細胞の分散培養系 (in vitro) とラットの聴覚野 (in vivo) といった脳組織を実験対象とし,これらの脳組織を計算資源として定量化する手法を検討した.具体的には,脳組織を物理リザバーと見なし,その情報処理の特性を情報処理容量(IPC)の定量化を試みた.IPCでは,特定の入力に対するリザバーの内部状態から,力学系の情報処理能力を調べる.具体的には,入力時系列を直行多項式分解する基底...
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
【情報学】情報学フロンティア:ニューラルネットワークを含む研究件
❏時空間的脳神経活動パターンの翻訳手法の開発とそれを用いた脳神経系の帰納的研究(16686014)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端化学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経 / ブレイン・コンピュータ・インターフェース / 聴覚 / ニューラルネットワーク (他13件)
【概要】本研究の目的は,第一に,大脳皮質の時空間的な神経活動に含まれる情報を翻訳する手法を開発することである.すなわち,多点計測した神経信号から,既知の情報を抽出できるシステム伝達関数の推定手法を提供する.第二に,このような神経活動の翻訳が,脳神経系をダイナミックなシステムとして捉える研究手法として有効であることを実証する. 時空間的な神経活動から神経情報処理機構を考察するために,ニューラルネットワークを...
❏ニューラルネットワークを用いた散乱線補正法の心筋、脳SPECT検査への応用(15591302)
【研究テーマ】放射線科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2003 - 2004
【研究代表者】橋本 順 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (20228414)
【キーワード】SPECT / 散乱補正 / 吸収補正 / 脳SPFCT / 心筋SPECT (他13件)
【概要】われわれは人工ニューラルネットワーク(ANN)を用いた新しい散乱線補正法を開発し、Tc-99mとI-123の2核種同時収集においてこの方法を使用し、Tc-99mとI-123のプライマリ光子を正確に決定することを今回の研究において試みた。研究開始当初は10個の入力層を有するANNの使用を試み、SPECT定量値の誤差も概ね4%程度以内に収まり、従来法に比較して大幅な定量性の精度の改善が得られた。 しか...
❏ペトリネット脳モデル型制御システムの構成に関する研究(06452256)
【研究テーマ】計測・制御工学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】平澤 宏太郎 九州大学, 工学部, 教授 (70253474)
【キーワード】ペトリネットワーク / 脳科学 / 制御システム / 学習 / 自己組織化 (他16件)
【概要】大規模複雑システムの制御は、適切なタイミングに適切な判断・指令を行う必要があるという点で脳機能と同じである。この視点に立ち、脳科学の最新の知見を活用した、従来よりより人間の判断機能に近い能力を持つ制御技術の確立を目標に研究を推進した。脳は各種機能が分散配置された機能局在構成である。そこで、まずはじめに、脳の機能局在を手本とし、制御に不可欠な学習機構を導入した大規模複雑システムの制御のための基本モデ...
【情報学】情報学フロンティア:複雑ネットワークを含む研究件
❏fMRI・機械学習・形態測定学を融合した言語学習脳の構造的・機能的変化予測モデル(26330246)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】赤間 啓之 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (60242301)
【キーワード】脳 / 言語 / fMRI / 機械学習 / 複雑ネットワーク (他10件)
【概要】本研究では、心や脳が概念をどう処理するかを解明するニューロイメージングにおいて、神経的・認知的状態判別のための機械学習法(MVPA)を意味処理、言語切替に適用した研究を行った。特に、fMRI実験にあたり、各個人が持つそれぞれが個性的で特異な意味空間のモデリングを行う総合的なアプローチが重要であると言う観点から、レビュー論文をBehaviormetrika誌に発表した。またPLoS ONE論文では、...
❏脳fMRI研究・機械学習・複雑ネットワークを融合した計算神経グラフ言語学の試み(23500171)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】赤間 啓之 東京工業大学, 社会理工学研究科, 准教授 (60242301)
【キーワード】脳科学 / fMRI / 機械学習 / 複雑ネットワーク / 自然言語処理 (他11件)
【概要】本研究ではfMRI実験を行い、言語の連想タスクを行っている脳画像データを統計解析し、特に機械学習の方法(MVPA)を用いて、実験参加者の各時点での思考を分類し、予測するモデルを立てた。特に実験参加者間での予測モデルの精度劣化という問題を解決するため、データの時空間双方に亘る事後分析を行い、意味認知をめぐって、独自の素性選択法を提唱することにより、集団レベルでのMVPAの精度を向上させた。そのほか、...
【情報学】情報学フロンティア:ベイズ推定を含む研究件
❏複数の事前分布の学び分け:タイミング行動における神経基盤と心理物理学的機序の探究(22H00502)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】タイミング / ベイズ推定 / 事前分布 / 脳 / 学習
【概要】
❏複数の事前分布の学び分け:タイミング行動における神経基盤の解明(19H01087)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】タイミング / ベイズ推定 / 事前分布 / 学習 / 脳
【概要】
❏変動性判断の神経機序―変動ある環境を克服する脳の仕組みの探究―(16H01866)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】変動性 / 不確定性 / ベイズ推定 / 空間 / 時間 (他13件)
【概要】我々の身体は,変動 (不確定性) に満ちた環境にありながら,精緻で安定した認識と行動を生成している.それが如何なる神経機序により実現されているのか?本研究は,この問題を独自に探求すべく,感覚情報の変動性に焦点をあて,脳機能測定 (fMRI, EEG, TMS) と心理物理学的測定を実施した.その結果,空間的変動性に関わる神経基盤 (外側後頭複合体) を特定し,また,時間的,空間的変動性に関わる心理...
【情報学】情報学フロンティア:身体を含む研究件
❏身体知覚の時空間的適応性の神経機序(25242058)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】身体 / 時間 / 空間 / 知覚 / 適応性 (他21件)
【概要】本研究は,独自の心理物理学的発見に基づき,ヒトの身体知覚の時空的適応性の神経機序を探究した.機能的磁気共鳴画像法により,両手間の時間順序判断における確率論的最適化に関連する脳部位の候補を検出した.そして脳波によって関連脳部位候補の活動時間帯を推定し,経頭蓋磁気刺激による機能阻害実験を行った.これらの一連の脳機能計測の結果,事前の経験に応じて身体部位間の時間順序の判断精度を向上することに関与している...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【情報学】情報学フロンティア:機械学習を含む研究件
❏fMRI・機械学習・形態測定学を融合した言語学習脳の構造的・機能的変化予測モデル(26330246)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】赤間 啓之 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (60242301)
【キーワード】脳 / 言語 / fMRI / 機械学習 / 複雑ネットワーク (他10件)
【概要】本研究では、心や脳が概念をどう処理するかを解明するニューロイメージングにおいて、神経的・認知的状態判別のための機械学習法(MVPA)を意味処理、言語切替に適用した研究を行った。特に、fMRI実験にあたり、各個人が持つそれぞれが個性的で特異な意味空間のモデリングを行う総合的なアプローチが重要であると言う観点から、レビュー論文をBehaviormetrika誌に発表した。またPLoS ONE論文では、...
❏脳fMRI研究・機械学習・複雑ネットワークを融合した計算神経グラフ言語学の試み(23500171)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】赤間 啓之 東京工業大学, 社会理工学研究科, 准教授 (60242301)
【キーワード】脳科学 / fMRI / 機械学習 / 複雑ネットワーク / 自然言語処理 (他11件)
【概要】本研究ではfMRI実験を行い、言語の連想タスクを行っている脳画像データを統計解析し、特に機械学習の方法(MVPA)を用いて、実験参加者の各時点での思考を分類し、予測するモデルを立てた。特に実験参加者間での予測モデルの精度劣化という問題を解決するため、データの時空間双方に亘る事後分析を行い、意味認知をめぐって、独自の素性選択法を提唱することにより、集団レベルでのMVPAの精度を向上させた。そのほか、...
【情報学】情報学フロンティア:ネットワークを含む研究件
❏ダイナミクスを考慮するfMRIネットワーク解析開発と臨床応用(18K07707)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】雨宮 史織 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (90631135)
【キーワード】fMRI / perfusion / neurovascular coupling / 灌流画像法 / 自発性神経活動 (他8件)
【概要】巨視的神経回路の情報動態解析および異常の定量から新規バイオマーカーを得ること、又、その連携・相互作用を司る機構を明らかにすることを目指し、引き続き安静時fMRI解析法の開発を進めた。これまでの研究に引き続き、安静時fMRIの全脳性信号および局在性信号の動態解析を行った。具体的には、ヒト安静時fMRIにおける全脳広汎性の信号とresting state networksと呼ばれる大域的ネットワークの...
❏乳児の睡眠と学習における脳の機能的ネットワークの発達(26242086)
【研究テーマ】基盤・社会脳科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00272477)
【キーワード】発達 / 脳 / 睡眠 / 乳児 / 脳波 (他7件)
【概要】睡眠時の乳児における脳の機能的ネットワークの発達を調べる研究を行った。生後2ヶ月および3ヶ月児を対象とし、睡眠中の脳活動の計測を行った。昼間に研究室に来訪した乳児が自然に入眠した状態で、脳の広い領域をカバーする94チャンネルNIRSを装着した。また、睡眠状態(sleep state)を計測するために、脳波および眼電計測用の電極を装着した。睡眠中の体動等の行動をビデオで観察しながら、約 20分程度の...
❏ヒト脳の形態形成から行動生成に至る発達のダイナミクス(26220004)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 (他15件)
【概要】ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らか...
【複合領域】健康・スポーツ科学:最大酸素摂取量を含む研究件
❏身体運動によるメンタルヘルス改善効果の分子機構解明とリサーチ・リソースの構築(18200041)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 名誉教授 (00162644)
【キーワード】スポーツ生理学 / メンタルヘルス / 運動処方 / 自律神経機能 / 大脳皮質運動野 (他35件)
【概要】身体運動がメンタルヘルス改善効果をもたらすメカニズムを分子・細胞レベルにおいて実験動物及びヒトを対象として検討し、運動動処方プログラム開発のための基礎的資料を得ることを目的とした。長期間の運動トレーニング及び一過性の運動は、大脳皮質運動野における脳神経細胞の形態的、機能的変化を引き起こし、結果的にメンタルヘルスの改善がもたらされる可能性が考えられる。 ...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
【複合領域】健康・スポーツ科学:乳酸を含む研究件
❏身体運動によるメンタルヘルス改善効果の分子機構解明とリサーチ・リソースの構築(18200041)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 名誉教授 (00162644)
【キーワード】スポーツ生理学 / メンタルヘルス / 運動処方 / 自律神経機能 / 大脳皮質運動野 (他35件)
【概要】身体運動がメンタルヘルス改善効果をもたらすメカニズムを分子・細胞レベルにおいて実験動物及びヒトを対象として検討し、運動動処方プログラム開発のための基礎的資料を得ることを目的とした。長期間の運動トレーニング及び一過性の運動は、大脳皮質運動野における脳神経細胞の形態的、機能的変化を引き起こし、結果的にメンタルヘルスの改善がもたらされる可能性が考えられる。 ...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
【複合領域】健康・スポーツ科学:血流量を含む研究件
❏身体運動によるメンタルヘルス改善効果の分子機構解明とリサーチ・リソースの構築(18200041)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 名誉教授 (00162644)
【キーワード】スポーツ生理学 / メンタルヘルス / 運動処方 / 自律神経機能 / 大脳皮質運動野 (他35件)
【概要】身体運動がメンタルヘルス改善効果をもたらすメカニズムを分子・細胞レベルにおいて実験動物及びヒトを対象として検討し、運動動処方プログラム開発のための基礎的資料を得ることを目的とした。長期間の運動トレーニング及び一過性の運動は、大脳皮質運動野における脳神経細胞の形態的、機能的変化を引き起こし、結果的にメンタルヘルスの改善がもたらされる可能性が考えられる。 ...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
【複合領域】健康・スポーツ科学:運動処方を含む研究件
❏身体運動によるメンタルヘルス改善効果の分子機構解明とリサーチ・リソースの構築(18200041)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 名誉教授 (00162644)
【キーワード】スポーツ生理学 / メンタルヘルス / 運動処方 / 自律神経機能 / 大脳皮質運動野 (他35件)
【概要】身体運動がメンタルヘルス改善効果をもたらすメカニズムを分子・細胞レベルにおいて実験動物及びヒトを対象として検討し、運動動処方プログラム開発のための基礎的資料を得ることを目的とした。長期間の運動トレーニング及び一過性の運動は、大脳皮質運動野における脳神経細胞の形態的、機能的変化を引き起こし、結果的にメンタルヘルスの改善がもたらされる可能性が考えられる。 ...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
【複合領域】子ども学:運動を含む研究件
❏骨格筋由来の生理活性因子による運動効果の機序究明とバイオマーカーの開発(20H00574)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】エクソソーム / 加齢 / 運動 / 脳 / うつ (他13件)
【概要】【目的】脳由来神経栄養因子BDNFは神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進させるが、 最近の研究からうつやアルコール依存において血中BDNF量が減少することが示されており、うつ病のバイオマーカーや治療標的として注目されている。また、BDNFは脳以外の腸管粘膜においても発現することが明らかになっており、脳腸相関の観点から食による腸由来BDNFの制御が脳機能制御に重要な役割を果たす可能性がある。近年の...
❏ヒト胎児の脳発達に関する磁気共鳴画像を用いた縦断研究(19KK0247)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】胎児 / 脳 / MRI / 発達 / 運動 (他9件)
【概要】ウィーン市立総合病院で撮像された胎児期の脳の構造画像(MRI T2)、及び全身運動画像(SSFP法を用いたcine MRI)を対象として、胎児の脳のマクロな形態発達と胎動の発達を明らかにするため、日本側グループで行う分析を進めた。 脳のマクロな形態の発達の分析に関しては、脳領域に応じた成長の違いをプロトマップ仮説に基づいて説明できるかどうかについて検討を行った。そのために、脳室の表面から皮質表面...
❏リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究(16K16483)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤井 進也 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40773817)
【キーワード】音楽神経科学 / 音楽 / リズム / 個人差 / 知覚 (他17件)
【概要】リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究を実施した。iOS版ハーバード式ビート評価テスト(HBAT)の開発と信頼性評価を行い、リズム知覚生成の個人差をiPhoneやiPadで簡便に客観評価できる手法を開発した。核磁気共鳴画像法(MRI)・赤外線スペクトロスコピー(NIRS)による脳機能構造評価を実施し、HBATで評価したリズム知覚の個人差に小脳灰白質構造の個人差が関連していること、HBATで...
【数物系科学】物理学:複雑系を含む研究件
❏ヒト脳の形態形成から行動生成に至る発達のダイナミクス(26220004)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 (他15件)
【概要】ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らか...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【化学】複合化学:高分子を含む研究件
❏脳内に抗体医薬を効率的に送達するスマートベシクルの創製(20H04525)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】安楽 泰孝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60581585)
【キーワード】抗体医薬 / 脳 / 血液脳関門 / アルツハイマー病 / 薬剤送達システム (他7件)
【概要】脳は血管内皮細胞間の結合が極めて強固なために、血管内腔から脳実質部への物質輸送が著しく制限されている(血液脳関門: BBB)。そのために、アルツハイマー病(AD)等の脳神経系(CNS)疾患の治療に十分量の薬剤を、全身投与によって脳実質部に送達し、機能させられない事が大きな課題となっている。すなわち、「BBBを越えて、抗体等の高分子医薬を高効率で脳実質部に送達して機能させる方法論を創出できるか?」と...
❏脳内において持続的に機能する酵素反応場の構築による脳神経系疾患治療への展開(19K22953)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】安楽 泰孝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60581585)
【キーワード】高分子 / DDS / 脳 / 酵素補充療法 / 薬剤送達システム (他7件)
【概要】酵素補充療法(ERT)は、体内に足りない酵素を補充することで症状の改善を計る治療法で、疾患部位まで酵素を送り届け代謝を促すシステムを組み込んだ薬剤送達システム(DDS)は、とりわけ副作用の低い革新的治療法として期待されている。本課題では、生体内で酵素の反応場として最適な機能を具備するDDSに酵素を封入し、BBB通過用のリガンド分子を搭載することで、脳内に酵素の反応場を創出し、脳神経系(CNS)疾患...
❏特定の脳細胞選択的に薬剤送達する高分子集合体の開発と脳神経系疾患治療への展開(17H04742)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】安楽 泰孝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60581585)
【キーワード】薬剤送達システム / 脳 / 高分子 / 高分子集合体 / 生体材料 (他11件)
【概要】アルツハイマー病(AD)に代表される中枢神経系疾患を効果的に治癒するためには、血液脳関門(BBB)と呼ばれる生体内バリアを通過するだけでなく、脳実質部において、標的とする細胞にのみ薬剤を送達することが必要不可欠である。本研究では、生体内での安全性が担保された高分子をビルディングブロックとした核酸医薬を脳の神経細胞に選択的に送達する高分子集合体(PM)を開発した。ADモデルマウスを用いたin viv...
【生物学】基礎生物学:mKastを含む研究件
❏ミツバチ脳で新規に発見された「中間型」ケニヨン細胞のダンス言語における機能解析(26291068)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性行動 / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 (他14件)
【概要】ミツバチ脳のキノコ体を構成するクラスIケニヨン細胞は、大型・中間型(mKastを発現)・小型の3つに分類される。本研究では、これらサブタイプの機能と進化の解析を行った。 1)その結果、mKastは成虫の様々な脳機能に関与することを示唆した。2)世界で初めて、ミツバチでゲノム編集法を確立した。3)ケニヨン細胞サブタイプは、原始的なハバチ(1つ)から、寄生性のコマユバチ(2つ)、スズメバチ・ミツバチ(...
❏ミツバチ働き蜂の行動と生理状態を連動して制御する内分泌・神経機構の解析(23370032)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 / 採餌行動 (他19件)
【概要】本研究課題では、ミツバチの社会性行動の基盤となる脳神経機構と生理機構の解明を目指した。その結果、脳高次中枢(キノコ体)を形成する大型ケニヨン細胞の細胞特性を明らかにすると共に、新規な「中間型」ケニヨン細胞を発見した。また、採餌蜂では小型ケニヨン細胞と一部の「中間型」ケニヨン細胞が興奮していること、さらにオオスズメバチに対する「熱殺蜂球」を形成しているニホンミツバチの脳では、クラスIIケニヨン細胞が...
【生物学】基礎生物学:初期応答遺伝子を含む研究件
❏ミツバチ働き蜂の行動と生理状態を連動して制御する内分泌・神経機構の解析(23370032)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 / 採餌行動 (他19件)
【概要】本研究課題では、ミツバチの社会性行動の基盤となる脳神経機構と生理機構の解明を目指した。その結果、脳高次中枢(キノコ体)を形成する大型ケニヨン細胞の細胞特性を明らかにすると共に、新規な「中間型」ケニヨン細胞を発見した。また、採餌蜂では小型ケニヨン細胞と一部の「中間型」ケニヨン細胞が興奮していること、さらにオオスズメバチに対する「熱殺蜂球」を形成しているニホンミツバチの脳では、クラスIIケニヨン細胞が...
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
【生物学】基礎生物学:ホヤを含む研究件
❏脊椎動物の頭部の進化を可能にしたゲノム基盤の解明(19H03213)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】日下部 岳広 甲南大学, 理工学部, 教授 (40280862)
【キーワード】ホヤ / 脳 / 感覚器 / 網膜 / 進化
【概要】ホヤと脊椎動物の間で相同と考えられる組織・器官として、間脳(網膜、松果体、視床下部等)、鼻プラコード、後脳および中軸組織(フロアプレート、脊索、内胚葉索)について、RNA-seq法によりトランスクリプトームを解析するとともに、これらの組織の発生調節に関わる細胞間シグナル、小分子RNA、転写因子の機能解析を行った。ホヤはカタユウレイボヤ、モルグラ類などを、脊椎動物はメダカを用いた。器官の中でも、視細...
❏脊椎動物の中枢神経系と感覚器の複雑化を可能にしたゲノム基盤の解明(16H04724)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】日下部 岳広 甲南大学, 理工学部, 教授 (40280862)
【キーワード】ホヤ / メダカ / 脳 / 感覚器 / 眼 (他8件)
【概要】脊椎動物は高度に発達した脳と感覚器をもち、これらのはたらきが脊椎動物の繁栄を支えている。脊椎動物に近縁なホヤ類の幼生は、微小だが脊椎動物と相同な脳と感覚器原基をもつ。ホヤと脊椎動物の間の遺伝子発現とその調節ネットワークの比較を通して、脊椎動物の複雑で高度な機能を備えた脳と感覚器の出現を可能にした背景と進化プロセスにせまった。ホヤで受精から眼や脳の細胞分化に至る過程を単一細胞レベルで明らかにし、脊椎...
【生物学】基礎生物学:神経系を含む研究件
❏極限還元環境における化学認識機構の進化多様性に関する研究(24657058)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】滋野 修一 独立行政法人海洋研究開発機構, 海洋生物多様性研究分野, 技術研究員 (90360560)
【キーワード】熱水動物 / 神経系 / 進化 / 熱水噴出孔 / 極限環境 (他11件)
【概要】熱水噴出域適応動物種の感覚能力の解明を試みた。高温耐性種の感覚細胞タイプ、入力経路、グリア細胞の支持構造が同定された。化学物質に対する応答実験では、過酸化水素について比較種よりも十倍の高感度で嫌悪性を示し、抗酸化ストレス効果をもつリナロールに対する強い嗜好性が明らかになった。また多種のRNA配列の解読により、各種感覚、熱、痛み、環境ストレスなどに関わる遺伝子の配列情報を得、特に恒常性維持に重要なT...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【生物学】基礎生物学:ミツバチを含む研究件
❏ミツバチ脳で新規に発見された「中間型」ケニヨン細胞のダンス言語における機能解析(26291068)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性行動 / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 (他14件)
【概要】ミツバチ脳のキノコ体を構成するクラスIケニヨン細胞は、大型・中間型(mKastを発現)・小型の3つに分類される。本研究では、これらサブタイプの機能と進化の解析を行った。 1)その結果、mKastは成虫の様々な脳機能に関与することを示唆した。2)世界で初めて、ミツバチでゲノム編集法を確立した。3)ケニヨン細胞サブタイプは、原始的なハバチ(1つ)から、寄生性のコマユバチ(2つ)、スズメバチ・ミツバチ(...
❏ミツバチ働き蜂の行動と生理状態を連動して制御する内分泌・神経機構の解析(23370032)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 / 採餌行動 (他19件)
【概要】本研究課題では、ミツバチの社会性行動の基盤となる脳神経機構と生理機構の解明を目指した。その結果、脳高次中枢(キノコ体)を形成する大型ケニヨン細胞の細胞特性を明らかにすると共に、新規な「中間型」ケニヨン細胞を発見した。また、採餌蜂では小型ケニヨン細胞と一部の「中間型」ケニヨン細胞が興奮していること、さらにオオスズメバチに対する「熱殺蜂球」を形成しているニホンミツバチの脳では、クラスIIケニヨン細胞が...
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
【生物学】基礎生物学:ケニヨン細胞を含む研究件
❏ミツバチ脳で新規に発見された「中間型」ケニヨン細胞のダンス言語における機能解析(26291068)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性行動 / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 (他14件)
【概要】ミツバチ脳のキノコ体を構成するクラスIケニヨン細胞は、大型・中間型(mKastを発現)・小型の3つに分類される。本研究では、これらサブタイプの機能と進化の解析を行った。 1)その結果、mKastは成虫の様々な脳機能に関与することを示唆した。2)世界で初めて、ミツバチでゲノム編集法を確立した。3)ケニヨン細胞サブタイプは、原始的なハバチ(1つ)から、寄生性のコマユバチ(2つ)、スズメバチ・ミツバチ(...
❏ミツバチ働き蜂の行動と生理状態を連動して制御する内分泌・神経機構の解析(23370032)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 / 採餌行動 (他19件)
【概要】本研究課題では、ミツバチの社会性行動の基盤となる脳神経機構と生理機構の解明を目指した。その結果、脳高次中枢(キノコ体)を形成する大型ケニヨン細胞の細胞特性を明らかにすると共に、新規な「中間型」ケニヨン細胞を発見した。また、採餌蜂では小型ケニヨン細胞と一部の「中間型」ケニヨン細胞が興奮していること、さらにオオスズメバチに対する「熱殺蜂球」を形成しているニホンミツバチの脳では、クラスIIケニヨン細胞が...
【生物学】基礎生物学:攻撃行動を含む研究件
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
❏ミツバチの脳に感染し、攻撃行動を誘発する新種のピコルナウイルスに関する研究(15657019)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 攻撃行動 / 利他的行動 / 脳 / ウイルス (他8件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、女王蜂(生殖カースト)が専ら産卵し、働き蜂(労働カースト)は育児や門番、採餌などの労働に携わる。ミツバチの働き蜂の天敵への攻撃行動は、自身が死亡する可能性が高い点で利他行動の代表例である。本研究では、働き蜂の攻撃行動を規定する分子的基盤を解析する目的で、攻撃的な働き蜂の脳で選択的に発現する遺伝子を検索した結果、攻撃蜂の脳に選択的に感染している新規なRNAウイルスを同定し...
【生物学】基礎生物学:社会性昆虫を含む研究件
❏ミツバチの脳に感染し、攻撃行動を誘発する新種のピコルナウイルスに関する研究(15657019)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 攻撃行動 / 利他的行動 / 脳 / ウイルス (他8件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、女王蜂(生殖カースト)が専ら産卵し、働き蜂(労働カースト)は育児や門番、採餌などの労働に携わる。ミツバチの働き蜂の天敵への攻撃行動は、自身が死亡する可能性が高い点で利他行動の代表例である。本研究では、働き蜂の攻撃行動を規定する分子的基盤を解析する目的で、攻撃的な働き蜂の脳で選択的に発現する遺伝子を検索した結果、攻撃蜂の脳に選択的に感染している新規なRNAウイルスを同定し...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【生物学】人類学:進化を含む研究件
❏脊椎動物の頭部の進化を可能にしたゲノム基盤の解明(19H03213)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】日下部 岳広 甲南大学, 理工学部, 教授 (40280862)
【キーワード】ホヤ / 脳 / 感覚器 / 網膜 / 進化
【概要】ホヤと脊椎動物の間で相同と考えられる組織・器官として、間脳(網膜、松果体、視床下部等)、鼻プラコード、後脳および中軸組織(フロアプレート、脊索、内胚葉索)について、RNA-seq法によりトランスクリプトームを解析するとともに、これらの組織の発生調節に関わる細胞間シグナル、小分子RNA、転写因子の機能解析を行った。ホヤはカタユウレイボヤ、モルグラ類などを、脊椎動物はメダカを用いた。器官の中でも、視細...
❏情動をうみだす脳と身体の協働システムの比較認知神経科学研究(17H02653)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】情動 / 進化 / 利他性 / 脳 / 自律神経系 (他11件)
【概要】本研究では,複雑な社会行動が進化している鳥類カラスを対象に,情動が介在する社会行動機能と生理機構の解明を行った.カラスの飼育群れ内および2個体間で生じる競合・宥和行動について,(1)行動機能,(2)行動調節機構,(3)自律神経系の関与を調べた.(1)では,飼育群れの社会行動の長期データから,同性個体間の利他的羽繕いが,優位性誇示の機能を持つことを発見した.(2)では,3個体同時交渉における個体間距...
❏脊椎動物の中枢神経系と感覚器の複雑化を可能にしたゲノム基盤の解明(16H04724)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】日下部 岳広 甲南大学, 理工学部, 教授 (40280862)
【キーワード】ホヤ / メダカ / 脳 / 感覚器 / 眼 (他8件)
【概要】脊椎動物は高度に発達した脳と感覚器をもち、これらのはたらきが脊椎動物の繁栄を支えている。脊椎動物に近縁なホヤ類の幼生は、微小だが脊椎動物と相同な脳と感覚器原基をもつ。ホヤと脊椎動物の間の遺伝子発現とその調節ネットワークの比較を通して、脊椎動物の複雑で高度な機能を備えた脳と感覚器の出現を可能にした背景と進化プロセスにせまった。ホヤで受精から眼や脳の細胞分化に至る過程を単一細胞レベルで明らかにし、脊椎...
【生物学】人類学:攻撃性を含む研究件
❏魚類の攻撃性を支配する脳内因子の同定(24658168)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】大久保 範聡 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (10370131)
【キーワード】水産学 / 行動学 / 生理学 / 神経科学 / 魚類 (他8件)
【概要】魚類を含む脊椎動物の攻撃性を高める主因子は男性ホルモンであることが知られている。本研究ではメダカをモデル魚として用いて、男性ホルモンによる攻撃行動の誘導に関わる脳内メカニズムを明らかにすることを試みた。解析の結果、精巣由来の男性ホルモンが視床下部でオス特異的にバソトシン遺伝子の発現を誘導すること、その際、男性ホルモンは直接的にバソトシン遺伝子の転写を活性化し得ること、また、バソトシンは攻撃行動を促...
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
【工学】機械工学:分散培養を含む研究件
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
【工学】機械工学:自律神経系を含む研究件
❏個体間の宥和関係形成を支える脳-内臓回路の比較認知神経科学研究(20H01787)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】鳥類 / 比較認知 / 自律神経系 / 情動 / 痛み (他13件)
【概要】哺乳類において雌雄のつがい形成・維持に関わることが知られている神経ペプチド「オキシトシン」に着目し,カラスを対象とし,同性間(オス間)の宥和関係の形成・維持に関わる生理メカニズムを検討した。オス間の宥和関係はこれまで社会性哺乳類において報告されていたがそれが形成促進される環境要因は明らかではなかった。2021年度,本研究ではオス3個体を約2週間同居飼育することで,次第に2対1の社会交渉に落ち着き,...
❏情動をうみだす脳と身体の協働システムの比較認知神経科学研究(17H02653)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】情動 / 進化 / 利他性 / 脳 / 自律神経系 (他11件)
【概要】本研究では,複雑な社会行動が進化している鳥類カラスを対象に,情動が介在する社会行動機能と生理機構の解明を行った.カラスの飼育群れ内および2個体間で生じる競合・宥和行動について,(1)行動機能,(2)行動調節機構,(3)自律神経系の関与を調べた.(1)では,飼育群れの社会行動の長期データから,同性個体間の利他的羽繕いが,優位性誇示の機能を持つことを発見した.(2)では,3個体同時交渉における個体間距...
【工学】電気電子工学:電気計測を含む研究件
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
❏意識と無意識状態における脳内の情報伝播(15F15048)
【研究テーマ】知覚情報処理
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-10-09 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 電極 / 聴覚野 / 視床 / 意識 (他12件)
【概要】本研究では,視床・聴覚野を同時計測し,意識的な知覚に関わる神経活動の特徴を調べることを目的とした.当初の計画では,聴知覚を報告できるように,ラットにレバー操作を学習させ,意識にのぼった刺激と意識にのぼらなかった刺激に対する視床・聴覚野の神経活動を調べようと考えた.実際に,ラットが聴知覚を報告できるような行動実験系は構築できたが,視床・聴覚野を同時計測しながらの行動実験は,技術的な問題から実現できな...
【工学】電気電子工学:CMOSを含む研究件
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
【工学】建築学:空間を含む研究件
❏変動性判断の神経機序―変動ある環境を克服する脳の仕組みの探究―(16H01866)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】変動性 / 不確定性 / ベイズ推定 / 空間 / 時間 (他13件)
【概要】我々の身体は,変動 (不確定性) に満ちた環境にありながら,精緻で安定した認識と行動を生成している.それが如何なる神経機序により実現されているのか?本研究は,この問題を独自に探求すべく,感覚情報の変動性に焦点をあて,脳機能測定 (fMRI, EEG, TMS) と心理物理学的測定を実施した.その結果,空間的変動性に関わる神経基盤 (外側後頭複合体) を特定し,また,時間的,空間的変動性に関わる心理...
❏身体知覚の時空間的適応性の神経機序(25242058)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】身体 / 時間 / 空間 / 知覚 / 適応性 (他21件)
【概要】本研究は,独自の心理物理学的発見に基づき,ヒトの身体知覚の時空的適応性の神経機序を探究した.機能的磁気共鳴画像法により,両手間の時間順序判断における確率論的最適化に関連する脳部位の候補を検出した.そして脳波によって関連脳部位候補の活動時間帯を推定し,経頭蓋磁気刺激による機能阻害実験を行った.これらの一連の脳機能計測の結果,事前の経験に応じて身体部位間の時間順序の判断精度を向上することに関与している...
【工学】土木工学:電極を含む研究件
❏脳内ステルス刺激による脳活動制御(17K20090)
【研究テーマ】人間医工学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (90361518)
【キーワード】聴覚野 / 電気刺激 / 微小電極アレイ / 脳 / 聴覚 (他8件)
【概要】ラット頭部に固定具および聴覚野硬膜上に16チャンネルマイクロ皮質脳波電極アレイを埋め込み,ラットを固定した上でレバーを操作させて,知覚を報告するように訓練した.これらを用いてラットの可聴閾値音圧を調べ,閾値付近でのラット聴皮質の神経活動がどのように異なるか調べた.この実験系を利用して,ラットの視床の電気刺激による知覚補綴効果を検討した.その結果,視床への電気刺激が,聴覚野でP3波と類似した神経活動...
❏意識と無意識状態における脳内の情報伝播(15F15048)
【研究テーマ】知覚情報処理
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-10-09 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 電極 / 聴覚野 / 視床 / 意識 (他12件)
【概要】本研究では,視床・聴覚野を同時計測し,意識的な知覚に関わる神経活動の特徴を調べることを目的とした.当初の計画では,聴知覚を報告できるように,ラットにレバー操作を学習させ,意識にのぼった刺激と意識にのぼらなかった刺激に対する視床・聴覚野の神経活動を調べようと考えた.実際に,ラットが聴知覚を報告できるような行動実験系は構築できたが,視床・聴覚野を同時計測しながらの行動実験は,技術的な問題から実現できな...
❏迷走神経刺激療法のトランスレーショナル研究(26242040)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経活動 / 電極 / 聴覚野 / 迷走神経 (他17件)
【概要】迷走神経刺激療法 (Vagus nerve stimulation; VNS) は,難治性てんかん発作に対する緩和的治療の一つで,体内に電気刺激装置を埋植し,左迷走神経を間歇的かつ慢性的に刺激する.VNSによる臨床的てんかん発作抑制効果が広く認められる一方で,その作用機序は未だ解明されていない.本研究では,動物実験と臨床研究により,VNSが大脳皮質の神経活動に与える影響を調べ,てんかん病態,知覚・...
【工学】総合工学:カラスを含む研究件
❏個体間の宥和関係形成を支える脳-内臓回路の比較認知神経科学研究(20H01787)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】鳥類 / 比較認知 / 自律神経系 / 情動 / 痛み (他13件)
【概要】哺乳類において雌雄のつがい形成・維持に関わることが知られている神経ペプチド「オキシトシン」に着目し,カラスを対象とし,同性間(オス間)の宥和関係の形成・維持に関わる生理メカニズムを検討した。オス間の宥和関係はこれまで社会性哺乳類において報告されていたがそれが形成促進される環境要因は明らかではなかった。2021年度,本研究ではオス3個体を約2週間同居飼育することで,次第に2対1の社会交渉に落ち着き,...
❏情動をうみだす脳と身体の協働システムの比較認知神経科学研究(17H02653)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】情動 / 進化 / 利他性 / 脳 / 自律神経系 (他11件)
【概要】本研究では,複雑な社会行動が進化している鳥類カラスを対象に,情動が介在する社会行動機能と生理機構の解明を行った.カラスの飼育群れ内および2個体間で生じる競合・宥和行動について,(1)行動機能,(2)行動調節機構,(3)自律神経系の関与を調べた.(1)では,飼育群れの社会行動の長期データから,同性個体間の利他的羽繕いが,優位性誇示の機能を持つことを発見した.(2)では,3個体同時交渉における個体間距...
【総合生物】生体分子化学:PET(positron emission tomography)を含む研究件
❏身体運動によるメンタルヘルス改善効果の分子機構解明とリサーチ・リソースの構築(18200041)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 名誉教授 (00162644)
【キーワード】スポーツ生理学 / メンタルヘルス / 運動処方 / 自律神経機能 / 大脳皮質運動野 (他35件)
【概要】身体運動がメンタルヘルス改善効果をもたらすメカニズムを分子・細胞レベルにおいて実験動物及びヒトを対象として検討し、運動動処方プログラム開発のための基礎的資料を得ることを目的とした。長期間の運動トレーニング及び一過性の運動は、大脳皮質運動野における脳神経細胞の形態的、機能的変化を引き起こし、結果的にメンタルヘルスの改善がもたらされる可能性が考えられる。 ...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:脳神経系疾患を含む研究件
❏脳内において持続的に機能する酵素反応場の構築による脳神経系疾患治療への展開(19K22953)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】安楽 泰孝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60581585)
【キーワード】高分子 / DDS / 脳 / 酵素補充療法 / 薬剤送達システム (他7件)
【概要】酵素補充療法(ERT)は、体内に足りない酵素を補充することで症状の改善を計る治療法で、疾患部位まで酵素を送り届け代謝を促すシステムを組み込んだ薬剤送達システム(DDS)は、とりわけ副作用の低い革新的治療法として期待されている。本課題では、生体内で酵素の反応場として最適な機能を具備するDDSに酵素を封入し、BBB通過用のリガンド分子を搭載することで、脳内に酵素の反応場を創出し、脳神経系(CNS)疾患...
❏特定の脳細胞選択的に薬剤送達する高分子集合体の開発と脳神経系疾患治療への展開(17H04742)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】安楽 泰孝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60581585)
【キーワード】薬剤送達システム / 脳 / 高分子 / 高分子集合体 / 生体材料 (他11件)
【概要】アルツハイマー病(AD)に代表される中枢神経系疾患を効果的に治癒するためには、血液脳関門(BBB)と呼ばれる生体内バリアを通過するだけでなく、脳実質部において、標的とする細胞にのみ薬剤を送達することが必要不可欠である。本研究では、生体内での安全性が担保された高分子をビルディングブロックとした核酸医薬を脳の神経細胞に選択的に送達する高分子集合体(PM)を開発した。ADモデルマウスを用いたin viv...
【総合生物】生体医工学・生体材料学:電極アレイを含む研究件
❏脳内ステルス刺激による脳活動制御(17K20090)
【研究テーマ】人間医工学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (90361518)
【キーワード】聴覚野 / 電気刺激 / 微小電極アレイ / 脳 / 聴覚 (他8件)
【概要】ラット頭部に固定具および聴覚野硬膜上に16チャンネルマイクロ皮質脳波電極アレイを埋め込み,ラットを固定した上でレバーを操作させて,知覚を報告するように訓練した.これらを用いてラットの可聴閾値音圧を調べ,閾値付近でのラット聴皮質の神経活動がどのように異なるか調べた.この実験系を利用して,ラットの視床の電気刺激による知覚補綴効果を検討した.その結果,視床への電気刺激が,聴覚野でP3波と類似した神経活動...
❏迷走神経刺激療法のトランスレーショナル研究(26242040)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経活動 / 電極 / 聴覚野 / 迷走神経 (他17件)
【概要】迷走神経刺激療法 (Vagus nerve stimulation; VNS) は,難治性てんかん発作に対する緩和的治療の一つで,体内に電気刺激装置を埋植し,左迷走神経を間歇的かつ慢性的に刺激する.VNSによる臨床的てんかん発作抑制効果が広く認められる一方で,その作用機序は未だ解明されていない.本研究では,動物実験と臨床研究により,VNSが大脳皮質の神経活動に与える影響を調べ,てんかん病態,知覚・...
【総合生物】神経科学:言語を含む研究件
❏fMRI・機械学習・形態測定学を融合した言語学習脳の構造的・機能的変化予測モデル(26330246)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】赤間 啓之 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (60242301)
【キーワード】脳 / 言語 / fMRI / 機械学習 / 複雑ネットワーク (他10件)
【概要】本研究では、心や脳が概念をどう処理するかを解明するニューロイメージングにおいて、神経的・認知的状態判別のための機械学習法(MVPA)を意味処理、言語切替に適用した研究を行った。特に、fMRI実験にあたり、各個人が持つそれぞれが個性的で特異な意味空間のモデリングを行う総合的なアプローチが重要であると言う観点から、レビュー論文をBehaviormetrika誌に発表した。またPLoS ONE論文では、...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【総合生物】神経科学:本能行動を含む研究件
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
❏昆虫の嗅覚本能行動の中枢神経機構の研究(05640761)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】神崎 亮平 筑波大学, 生物科学系, 講師 (40221907)
【キーワード】昆虫 / 本能行動 / 下行性介在神経 / 匂い / フェロモン (他12件)
【概要】ある種の昆虫は、同種の雌パートナーに定位するとき雌が放出する性フェロモンの匂いを鍵刺激としてジグザグ歩行や飛翔を示す。この行動は、中枢神経系にプログラムされており、嗅覚刺激によって発現する本能的行動と考えられる。鱗翅目昆虫のカイコガでは、このジグザグ行動は脳と胸部運動系を結ぶ2種類の下行性介在神経がフェロモン刺激に対して示すフリップフロップ(FF)的な神経インパルスパターンによって制御されているこ...
【総合生物】神経科学:キノコ体を含む研究件
❏ミツバチ脳で新規に発見された「中間型」ケニヨン細胞のダンス言語における機能解析(26291068)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性行動 / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 (他14件)
【概要】ミツバチ脳のキノコ体を構成するクラスIケニヨン細胞は、大型・中間型(mKastを発現)・小型の3つに分類される。本研究では、これらサブタイプの機能と進化の解析を行った。 1)その結果、mKastは成虫の様々な脳機能に関与することを示唆した。2)世界で初めて、ミツバチでゲノム編集法を確立した。3)ケニヨン細胞サブタイプは、原始的なハバチ(1つ)から、寄生性のコマユバチ(2つ)、スズメバチ・ミツバチ(...
❏ミツバチ働き蜂の行動と生理状態を連動して制御する内分泌・神経機構の解析(23370032)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 / 採餌行動 (他19件)
【概要】本研究課題では、ミツバチの社会性行動の基盤となる脳神経機構と生理機構の解明を目指した。その結果、脳高次中枢(キノコ体)を形成する大型ケニヨン細胞の細胞特性を明らかにすると共に、新規な「中間型」ケニヨン細胞を発見した。また、採餌蜂では小型ケニヨン細胞と一部の「中間型」ケニヨン細胞が興奮していること、さらにオオスズメバチに対する「熱殺蜂球」を形成しているニホンミツバチの脳では、クラスIIケニヨン細胞が...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【総合生物】神経科学:大脳を含む研究件
❏魚類脳と空間認知:大規模回遊の神経基盤(18H01104)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】渡辺 茂 慶應義塾大学, 文学部(三田), 名誉教授 (30051907)
【キーワード】ウナギ / 空間認知 / 学習 / 大脳 / 視覚 (他15件)
【概要】ニホンウナギの空間認知を調べる為に、モリス型迷路と類似した装置を開発し、ウナギの空間学習を初めて実験的に明らかにした。次にこの学習が迷路外の視覚手がかりを利用したものであること、大脳損傷が学習した空間記憶を障害するという知見を得た。嗅覚損傷、視覚損傷による遊泳運動の障害も分析した。ウナギ脳の外部形態を調べるための指標を開発し、他の魚種と比較してその特異性を明らかにした。 ...
❏大脳領域間の機能的相互作用を再現する試験管内モデル(18K19903)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】神経 / 脳 / iPS細胞 / オルガノイド / 軸索 (他11件)
【概要】本研究課題によって、ヒトiPS細胞から作製した大脳オルガノイドを軸索束組織を介してつなぎ合わせる技術を開発することができた。微細流路の両端に小さな部屋をもつ培養チップに2つの大脳オルガノイドを入れると、部屋の中のオルガノイドから伸長した軸索が流路内に入り、集まって束になる。軸索の先端は流路の逆側のオルガノイドにたどり着き、シナプスを形成してつながる。つなぎ合わされたオルガノイド間で神経活動がやり取...
❏適度な運動は老化にともなう痴呆を抑制するか?(13780029)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】佐久間 邦弘 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (60291176)
【キーワード】運動 / アミロイド前駆体蛋白 / 痴呆 / 脳 / 神経細胞 (他9件)
【概要】加齢にともない脳内の神経細胞が変性、脱落する。この加齢にともなう神経細胞死に対して、運動に抑制効果があるかどうかについて我々は研究を進めている。今年度は、持久性トレーニングが、脳内のアルツハイマー型痴呆関連物質[アミロイド前駆体蛋白(APP),presenilin-1,リン酸化タウ(PHF-tau)]の蛋白量を変化させるかどうかについて、免疫組織化学的手法を用いて調べた。Wistar系の雄ラットを...
【総合生物】神経科学:大脳皮質運動野を含む研究件
❏身体運動によるメンタルヘルス改善効果の分子機構解明とリサーチ・リソースの構築(18200041)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 名誉教授 (00162644)
【キーワード】スポーツ生理学 / メンタルヘルス / 運動処方 / 自律神経機能 / 大脳皮質運動野 (他35件)
【概要】身体運動がメンタルヘルス改善効果をもたらすメカニズムを分子・細胞レベルにおいて実験動物及びヒトを対象として検討し、運動動処方プログラム開発のための基礎的資料を得ることを目的とした。長期間の運動トレーニング及び一過性の運動は、大脳皮質運動野における脳神経細胞の形態的、機能的変化を引き起こし、結果的にメンタルヘルスの改善がもたらされる可能性が考えられる。 ...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
【総合生物】神経科学:神経活動を含む研究件
❏脳組織によるフィジカル・リザバー計算(20H04252)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (90361518)
【キーワード】脳 / 微小電極 / リザバー / 情報処理 / 神経活動
【概要】神経細胞の分散培養系 (in vitro) とラットの聴覚野 (in vivo) といった脳組織を実験対象とし,これらの脳組織を計算資源として定量化する手法を検討した.具体的には,脳組織を物理リザバーと見なし,その情報処理の特性を情報処理容量(IPC)の定量化を試みた.IPCでは,特定の入力に対するリザバーの内部状態から,力学系の情報処理能力を調べる.具体的には,入力時系列を直行多項式分解する基底...
❏意識と無意識状態における脳内の情報伝播(15F15048)
【研究テーマ】知覚情報処理
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-10-09 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 電極 / 聴覚野 / 視床 / 意識 (他12件)
【概要】本研究では,視床・聴覚野を同時計測し,意識的な知覚に関わる神経活動の特徴を調べることを目的とした.当初の計画では,聴知覚を報告できるように,ラットにレバー操作を学習させ,意識にのぼった刺激と意識にのぼらなかった刺激に対する視床・聴覚野の神経活動を調べようと考えた.実際に,ラットが聴知覚を報告できるような行動実験系は構築できたが,視床・聴覚野を同時計測しながらの行動実験は,技術的な問題から実現できな...
❏迷走神経刺激療法のトランスレーショナル研究(26242040)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経活動 / 電極 / 聴覚野 / 迷走神経 (他17件)
【概要】迷走神経刺激療法 (Vagus nerve stimulation; VNS) は,難治性てんかん発作に対する緩和的治療の一つで,体内に電気刺激装置を埋植し,左迷走神経を間歇的かつ慢性的に刺激する.VNSによる臨床的てんかん発作抑制効果が広く認められる一方で,その作用機序は未だ解明されていない.本研究では,動物実験と臨床研究により,VNSが大脳皮質の神経活動に与える影響を調べ,てんかん病態,知覚・...
【総合生物】実験動物学:社会性行動を含む研究件
❏ミツバチ脳で新規に発見された「中間型」ケニヨン細胞のダンス言語における機能解析(26291068)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性行動 / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 (他14件)
【概要】ミツバチ脳のキノコ体を構成するクラスIケニヨン細胞は、大型・中間型(mKastを発現)・小型の3つに分類される。本研究では、これらサブタイプの機能と進化の解析を行った。 1)その結果、mKastは成虫の様々な脳機能に関与することを示唆した。2)世界で初めて、ミツバチでゲノム編集法を確立した。3)ケニヨン細胞サブタイプは、原始的なハバチ(1つ)から、寄生性のコマユバチ(2つ)、スズメバチ・ミツバチ(...
❏ミツバチ働き蜂の行動と生理状態を連動して制御する内分泌・神経機構の解析(23370032)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 脳 / キノコ体 / ケニヨン細胞 / 採餌行動 (他19件)
【概要】本研究課題では、ミツバチの社会性行動の基盤となる脳神経機構と生理機構の解明を目指した。その結果、脳高次中枢(キノコ体)を形成する大型ケニヨン細胞の細胞特性を明らかにすると共に、新規な「中間型」ケニヨン細胞を発見した。また、採餌蜂では小型ケニヨン細胞と一部の「中間型」ケニヨン細胞が興奮していること、さらにオオスズメバチに対する「熱殺蜂球」を形成しているニホンミツバチの脳では、クラスIIケニヨン細胞が...
【農学】農芸化学:機能性食品を含む研究件
❏骨格筋由来の生理活性因子による運動効果の機序究明とバイオマーカーの開発(20H00574)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】エクソソーム / 加齢 / 運動 / 脳 / うつ (他13件)
【概要】【目的】脳由来神経栄養因子BDNFは神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進させるが、 最近の研究からうつやアルコール依存において血中BDNF量が減少することが示されており、うつ病のバイオマーカーや治療標的として注目されている。また、BDNFは脳以外の腸管粘膜においても発現することが明らかになっており、脳腸相関の観点から食による腸由来BDNFの制御が脳機能制御に重要な役割を果たす可能性がある。近年の...
❏ビタミンC合成不全マウスを用いた機能性食品の抗酸化能評価システムの開発(20880044)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】近藤 嘉高 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (20507397)
【キーワード】ビタミンC / アスコルビン酸 / 機能性食品 / 抗酸化 / ノックアウト (他14件)
【概要】ビタミンCを合成できないSMP30/GNLノックアウトマウスは、活性酸素種(ROS)の産生が亢進するかどうか、機能性食品の抗酸化能を評価できるかどうかを検討した。VC欠乏マウスの全身組織におけるROS産生は、顕著に増加した。また、ROS消去能をもつ水素水の投与は、VC欠乏マウスの脳におけるROS産生を抑制した。本研究から、VC欠乏マウスを用いた機能性食品の抗酸化能評価システムが確立された。 ...
【農学】生産環境農学:鳥類を含む研究件
❏個体間の宥和関係形成を支える脳-内臓回路の比較認知神経科学研究(20H01787)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】鳥類 / 比較認知 / 自律神経系 / 情動 / 痛み (他13件)
【概要】哺乳類において雌雄のつがい形成・維持に関わることが知られている神経ペプチド「オキシトシン」に着目し,カラスを対象とし,同性間(オス間)の宥和関係の形成・維持に関わる生理メカニズムを検討した。オス間の宥和関係はこれまで社会性哺乳類において報告されていたがそれが形成促進される環境要因は明らかではなかった。2021年度,本研究ではオス3個体を約2週間同居飼育することで,次第に2対1の社会交渉に落ち着き,...
❏情動をうみだす脳と身体の協働システムの比較認知神経科学研究(17H02653)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】情動 / 進化 / 利他性 / 脳 / 自律神経系 (他11件)
【概要】本研究では,複雑な社会行動が進化している鳥類カラスを対象に,情動が介在する社会行動機能と生理機構の解明を行った.カラスの飼育群れ内および2個体間で生じる競合・宥和行動について,(1)行動機能,(2)行動調節機構,(3)自律神経系の関与を調べた.(1)では,飼育群れの社会行動の長期データから,同性個体間の利他的羽繕いが,優位性誇示の機能を持つことを発見した.(2)では,3個体同時交渉における個体間距...
【農学】動物生命科学:イヌを含む研究件
❏βアミロイド沈着と脳老化の比較生物学的研究(17380185)
【研究テーマ】臨床獣医学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】中山 裕之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (40155891)
【キーワード】イヌ / ネコ / マイクロアレイ / ネプリライシン / βアミロイド (他16件)
【概要】エラー!ヒトの神経系関連遺伝子マイクロアレイを用いて犬の脳における遺伝子発現を網羅的に調べた。老齢犬で発現量が増加した遺伝子にGFAP、CNPase、p35などが、発現減少または無変化であったものにはAPP、Tauがあった。 イヌとネコの脳についてNeprilysin(Nep)の発現と活性、β-Amyloid(Aβ)沈着を検索した。イヌ・ネコともに、Nepは大脳皮質では弱い発現が、線条体・黒質では...
❏アルツハイマー病の実験的モデル動物の作出と評価に関する研究(06760283)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】内田 和幸 宮崎大学, 農学部, 助手 (10223554)
【キーワード】脳 / アルツハイマー病 / βタンパク / イヌ / 老人斑 (他7件)
【概要】平成6年度は、アルツハイマー病のモデル動物開発のための予備研究が主に行なわれた。まず、イヌにおける老人斑脳血管アミロイド症の発生動向を知る目的で、病理解剖されたイヌの脳を病理組織学的に検索し、老人斑,脳血管アミロイド症の有無を多症例について検討した結果,これらの脳病変をもつ症例が69例収集された。これらの症例を各々、老人斑のみ,血管アミロイド症のみ,老人斑と血管アミロイド症の両方の病変を持つ群に分...
【農学】動物生命科学:自律神経機能を含む研究件
❏身体運動によるメンタルヘルス改善効果の分子機構解明とリサーチ・リソースの構築(18200041)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 名誉教授 (00162644)
【キーワード】スポーツ生理学 / メンタルヘルス / 運動処方 / 自律神経機能 / 大脳皮質運動野 (他35件)
【概要】身体運動がメンタルヘルス改善効果をもたらすメカニズムを分子・細胞レベルにおいて実験動物及びヒトを対象として検討し、運動動処方プログラム開発のための基礎的資料を得ることを目的とした。長期間の運動トレーニング及び一過性の運動は、大脳皮質運動野における脳神経細胞の形態的、機能的変化を引き起こし、結果的にメンタルヘルスの改善がもたらされる可能性が考えられる。 ...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
【農学】森林圏科学:昆虫を含む研究件
❏マルチスケール分析を用いた脳内環境変化による本能行動修飾の神経機構の解明(24370031)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】神崎 亮平 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (40221907)
【キーワード】神経行動 / 昆虫 / 脳 / 行動修飾
【概要】脳内環境が行動を修飾する神経機構の理解のために,カイコガのフェロモン情報処理系を対象に,神経修飾物質セロトニンに関する解析を行った.セロトニン合成酵素遺伝子のプロモータを利用し,フェロモン情報処理の前運動中枢である側副葉に分枝するセロトニン分泌細胞を標識した遺伝子組換え系統を得た.本系統を利用した,光遺伝学的手法によるセロトニン作用機構の解析の要素技術として,生体を局所的に光刺激が可能なシステムを...
❏昆虫の嗅覚本能行動の中枢神経機構の研究(05640761)
【研究テーマ】動物生理・代謝
【研究種目】一般研究(C)
【研究期間】1993 - 1994
【研究代表者】神崎 亮平 筑波大学, 生物科学系, 講師 (40221907)
【キーワード】昆虫 / 本能行動 / 下行性介在神経 / 匂い / フェロモン (他12件)
【概要】ある種の昆虫は、同種の雌パートナーに定位するとき雌が放出する性フェロモンの匂いを鍵刺激としてジグザグ歩行や飛翔を示す。この行動は、中枢神経系にプログラムされており、嗅覚刺激によって発現する本能的行動と考えられる。鱗翅目昆虫のカイコガでは、このジグザグ行動は脳と胸部運動系を結ぶ2種類の下行性介在神経がフェロモン刺激に対して示すフリップフロップ(FF)的な神経インパルスパターンによって制御されているこ...
【農学】森林圏科学:を含む研究件
❏身体運動によるメンタルヘルス改善効果の分子機構解明とリサーチ・リソースの構築(18200041)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 名誉教授 (00162644)
【キーワード】スポーツ生理学 / メンタルヘルス / 運動処方 / 自律神経機能 / 大脳皮質運動野 (他35件)
【概要】身体運動がメンタルヘルス改善効果をもたらすメカニズムを分子・細胞レベルにおいて実験動物及びヒトを対象として検討し、運動動処方プログラム開発のための基礎的資料を得ることを目的とした。長期間の運動トレーニング及び一過性の運動は、大脳皮質運動野における脳神経細胞の形態的、機能的変化を引き起こし、結果的にメンタルヘルスの改善がもたらされる可能性が考えられる。 ...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
【農学】水圏応用科学:魚類を含む研究件
❏小区分10040:実験心理学関連(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】ウナギ
【研究期間】空間認知
【研究代表者】学習
【キーワード】大脳
【概要】
❏魚類を用いた空間認知研究ー種、課題、脳部位の乖離ー(22K03215)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2022-04-01 - 2026-03-31
【研究代表者】渡辺 茂 慶應義塾大学, 文学部(三田), 名誉教授 (30051907)
【キーワード】空間学習 / 脳 / 魚類 / 比較認知科学
【概要】
❏魚類脳と空間認知:大規模回遊の神経基盤(18H01104)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】渡辺 茂 慶應義塾大学, 文学部(三田), 名誉教授 (30051907)
【キーワード】ウナギ / 空間認知 / 学習 / 大脳 / 視覚 (他15件)
【概要】ニホンウナギの空間認知を調べる為に、モリス型迷路と類似した装置を開発し、ウナギの空間学習を初めて実験的に明らかにした。次にこの学習が迷路外の視覚手がかりを利用したものであること、大脳損傷が学習した空間記憶を障害するという知見を得た。嗅覚損傷、視覚損傷による遊泳運動の障害も分析した。ウナギ脳の外部形態を調べるための指標を開発し、他の魚種と比較してその特異性を明らかにした。 ...
【医歯薬学】基礎医学:初期胚発生を含む研究件
❏初期ゴルジ品質管理機構の生理的役割と分子機構の解析(15K19002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】原 太一 群馬大学, 生体調節研究所, 准教授 (00392374)
【キーワード】タンパク質品質管理機構 / 初期胚発生 / ゴルジ体 / 細胞膜タンパク質 / 小胞体 (他14件)
【概要】Rer1は、ゴルジ体における細胞膜タンパク質の品質管理に関わると考えられている。しかしながら、哺乳類におけるRer1の生理的役割や細胞膜タンパク質の品質管理における分子機構は不明な点を多く残している。本研究では、Rer1遺伝子欠損マウスを作成し、その表現型を解析した。Rer1遺伝子欠損マウスは胎生致死となり、Rer1がマウス初期胚発生に必須の役割を果たすことを見出した。また、Rer1がある種の疾患...
❏細胞内膜輸送関連因子による神経分化と機能調節機構の解明(24590341)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】原 太一 群馬大学, 生体調節研究所, 准教授 (00392374)
【キーワード】Rab35 / 神経細胞 / 初期発生 / 低分子量Gタンパク質 / Rab (他10件)
【概要】低分子量Gタンパク質Rab35は細胞内膜輸送や神経機能制御に関わると考えられているが、哺乳動物におけるRab35の生理的役割は明らかになっていない。本研究では、Rab35遺伝子欠損マウスを作成し、その表現型を解析した。Rab35遺伝子欠損マウスは胎生致死となり、Rab35がマウス初期胚発生に必須の役割を果たすことが明らかとなった。 ...
【医歯薬学】基礎医学:視床を含む研究件
❏意識と無意識状態における脳内の情報伝播(15F15048)
【研究テーマ】知覚情報処理
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-10-09 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 電極 / 聴覚野 / 視床 / 意識 (他12件)
【概要】本研究では,視床・聴覚野を同時計測し,意識的な知覚に関わる神経活動の特徴を調べることを目的とした.当初の計画では,聴知覚を報告できるように,ラットにレバー操作を学習させ,意識にのぼった刺激と意識にのぼらなかった刺激に対する視床・聴覚野の神経活動を調べようと考えた.実際に,ラットが聴知覚を報告できるような行動実験系は構築できたが,視床・聴覚野を同時計測しながらの行動実験は,技術的な問題から実現できな...
❏迷走神経刺激療法のトランスレーショナル研究(26242040)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経活動 / 電極 / 聴覚野 / 迷走神経 (他17件)
【概要】迷走神経刺激療法 (Vagus nerve stimulation; VNS) は,難治性てんかん発作に対する緩和的治療の一つで,体内に電気刺激装置を埋植し,左迷走神経を間歇的かつ慢性的に刺激する.VNSによる臨床的てんかん発作抑制効果が広く認められる一方で,その作用機序は未だ解明されていない.本研究では,動物実験と臨床研究により,VNSが大脳皮質の神経活動に与える影響を調べ,てんかん病態,知覚・...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
【医歯薬学】境界医学:聴覚野を含む研究件
❏脳内ステルス刺激による脳活動制御(17K20090)
【研究テーマ】人間医工学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (90361518)
【キーワード】聴覚野 / 電気刺激 / 微小電極アレイ / 脳 / 聴覚 (他8件)
【概要】ラット頭部に固定具および聴覚野硬膜上に16チャンネルマイクロ皮質脳波電極アレイを埋め込み,ラットを固定した上でレバーを操作させて,知覚を報告するように訓練した.これらを用いてラットの可聴閾値音圧を調べ,閾値付近でのラット聴皮質の神経活動がどのように異なるか調べた.この実験系を利用して,ラットの視床の電気刺激による知覚補綴効果を検討した.その結果,視床への電気刺激が,聴覚野でP3波と類似した神経活動...
❏意識と無意識状態における脳内の情報伝播(15F15048)
【研究テーマ】知覚情報処理
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-10-09 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 電極 / 聴覚野 / 視床 / 意識 (他12件)
【概要】本研究では,視床・聴覚野を同時計測し,意識的な知覚に関わる神経活動の特徴を調べることを目的とした.当初の計画では,聴知覚を報告できるように,ラットにレバー操作を学習させ,意識にのぼった刺激と意識にのぼらなかった刺激に対する視床・聴覚野の神経活動を調べようと考えた.実際に,ラットが聴知覚を報告できるような行動実験系は構築できたが,視床・聴覚野を同時計測しながらの行動実験は,技術的な問題から実現できな...
❏迷走神経刺激療法のトランスレーショナル研究(26242040)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経活動 / 電極 / 聴覚野 / 迷走神経 (他17件)
【概要】迷走神経刺激療法 (Vagus nerve stimulation; VNS) は,難治性てんかん発作に対する緩和的治療の一つで,体内に電気刺激装置を埋植し,左迷走神経を間歇的かつ慢性的に刺激する.VNSによる臨床的てんかん発作抑制効果が広く認められる一方で,その作用機序は未だ解明されていない.本研究では,動物実験と臨床研究により,VNSが大脳皮質の神経活動に与える影響を調べ,てんかん病態,知覚・...
【医歯薬学】境界医学:薬剤送達システムを含む研究件
❏中区分90:人間医工学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】高分子
【研究期間】DDS
【研究代表者】脳
【キーワード】酵素補充療法
【概要】
❏脳内に抗体医薬を効率的に送達するスマートベシクルの創製(20H04525)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】安楽 泰孝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60581585)
【キーワード】抗体医薬 / 脳 / 血液脳関門 / アルツハイマー病 / 薬剤送達システム (他7件)
【概要】脳は血管内皮細胞間の結合が極めて強固なために、血管内腔から脳実質部への物質輸送が著しく制限されている(血液脳関門: BBB)。そのために、アルツハイマー病(AD)等の脳神経系(CNS)疾患の治療に十分量の薬剤を、全身投与によって脳実質部に送達し、機能させられない事が大きな課題となっている。すなわち、「BBBを越えて、抗体等の高分子医薬を高効率で脳実質部に送達して機能させる方法論を創出できるか?」と...
❏脳内において持続的に機能する酵素反応場の構築による脳神経系疾患治療への展開(19K22953)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】安楽 泰孝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60581585)
【キーワード】高分子 / DDS / 脳 / 酵素補充療法 / 薬剤送達システム (他7件)
【概要】酵素補充療法(ERT)は、体内に足りない酵素を補充することで症状の改善を計る治療法で、疾患部位まで酵素を送り届け代謝を促すシステムを組み込んだ薬剤送達システム(DDS)は、とりわけ副作用の低い革新的治療法として期待されている。本課題では、生体内で酵素の反応場として最適な機能を具備するDDSに酵素を封入し、BBB通過用のリガンド分子を搭載することで、脳内に酵素の反応場を創出し、脳神経系(CNS)疾患...
【医歯薬学】境界医学:微小電極アレイを含む研究件
❏脳内ステルス刺激による脳活動制御(17K20090)
【研究テーマ】人間医工学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (90361518)
【キーワード】聴覚野 / 電気刺激 / 微小電極アレイ / 脳 / 聴覚 (他8件)
【概要】ラット頭部に固定具および聴覚野硬膜上に16チャンネルマイクロ皮質脳波電極アレイを埋め込み,ラットを固定した上でレバーを操作させて,知覚を報告するように訓練した.これらを用いてラットの可聴閾値音圧を調べ,閾値付近でのラット聴皮質の神経活動がどのように異なるか調べた.この実験系を利用して,ラットの視床の電気刺激による知覚補綴効果を検討した.その結果,視床への電気刺激が,聴覚野でP3波と類似した神経活動...
❏意識と無意識状態における脳内の情報伝播(15F15048)
【研究テーマ】知覚情報処理
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-10-09 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 電極 / 聴覚野 / 視床 / 意識 (他12件)
【概要】本研究では,視床・聴覚野を同時計測し,意識的な知覚に関わる神経活動の特徴を調べることを目的とした.当初の計画では,聴知覚を報告できるように,ラットにレバー操作を学習させ,意識にのぼった刺激と意識にのぼらなかった刺激に対する視床・聴覚野の神経活動を調べようと考えた.実際に,ラットが聴知覚を報告できるような行動実験系は構築できたが,視床・聴覚野を同時計測しながらの行動実験は,技術的な問題から実現できな...
❏迷走神経刺激療法のトランスレーショナル研究(26242040)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経活動 / 電極 / 聴覚野 / 迷走神経 (他17件)
【概要】迷走神経刺激療法 (Vagus nerve stimulation; VNS) は,難治性てんかん発作に対する緩和的治療の一つで,体内に電気刺激装置を埋植し,左迷走神経を間歇的かつ慢性的に刺激する.VNSによる臨床的てんかん発作抑制効果が広く認められる一方で,その作用機序は未だ解明されていない.本研究では,動物実験と臨床研究により,VNSが大脳皮質の神経活動に与える影響を調べ,てんかん病態,知覚・...
【医歯薬学】内科系臨床医学:近赤外分光法を含む研究件
❏ヒト発達脳の多波長光イメージング(20K20601)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】近赤外分光法 / ヘモグロビン / シトクロム / 脳 / 代謝 (他6件)
【概要】脳血液中のヘモグロビンおよび脳組織中のシトクロムの酸素化状態の時間変化を同時計測するため、試作した多波長近赤外光源を用いた装置を用いた検討を進めた。 成人を対象とし、前頭部または側頭部に光源から1、2、3、4cmの距離に配置したセンサーパッドを装着し、閉眼安静時(計測1)、呼吸の操作による低炭酸条件または高炭酸条件(計測2)、周期的呼吸条件(計測3)において、酸素化ヘモグロビン(oxy-Hb)、...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【医歯薬学】内科系臨床医学:行動を含む研究件
❏変動性判断の神経機序―変動ある環境を克服する脳の仕組みの探究―(16H01866)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】変動性 / 不確定性 / ベイズ推定 / 空間 / 時間 (他13件)
【概要】我々の身体は,変動 (不確定性) に満ちた環境にありながら,精緻で安定した認識と行動を生成している.それが如何なる神経機序により実現されているのか?本研究は,この問題を独自に探求すべく,感覚情報の変動性に焦点をあて,脳機能測定 (fMRI, EEG, TMS) と心理物理学的測定を実施した.その結果,空間的変動性に関わる神経基盤 (外側後頭複合体) を特定し,また,時間的,空間的変動性に関わる心理...
❏ライフスタイルと脳の働き -超高齢社会を生き抜くための心理科学-(16H06325)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】積山 薫 京都大学, 総合生存学館, 教授 (70216539)
【キーワード】可塑性 / 認知機能 / 加齢 / MRI / 脳 (他6件)
【概要】3~4か月の短期的な運動や楽器練習をおこなう介入研究では、練習により高齢者の認知機能が向上するとともに、脳の部位間の活動同期レベルが減少し神経処理が効率化することが分かった。横断研究において、幼少期からのスポーツや楽器の訓練は、加齢により萎縮しやすい脳部位の灰白質容積を維持する可能性が示唆された。また、機能が低下している高齢者は視触覚統合場面において視覚情報を過度に用いること、高齢者は異世代の若者...
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
【医歯薬学】外科系臨床医学:迷走神経刺激を含む研究件
❏迷走神経刺激療法のトランスレーショナル研究(26242040)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経活動 / 電極 / 聴覚野 / 迷走神経 (他17件)
【概要】迷走神経刺激療法 (Vagus nerve stimulation; VNS) は,難治性てんかん発作に対する緩和的治療の一つで,体内に電気刺激装置を埋植し,左迷走神経を間歇的かつ慢性的に刺激する.VNSによる臨床的てんかん発作抑制効果が広く認められる一方で,その作用機序は未だ解明されていない.本研究では,動物実験と臨床研究により,VNSが大脳皮質の神経活動に与える影響を調べ,てんかん病態,知覚・...
❏知覚情報処理時のサブネットワーク構造に注目した神経修飾物質の機能解明(24650252)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】聴覚 / 大脳皮質 / 脳 / 同期 / 神経修飾物質 (他10件)
【概要】感覚皮質の神経活動において,神経修飾物質が,情報処理の機能集団の形成と安定性に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.特に,迷走神経刺激 (Vagus Nerve Stimulation; VNS) は,セロトニン系やノルアドレナリン系を介して,大脳皮質の神経活動に広範な調整作用を及ぼすことに着目し, VNSが聴覚皮質の神経活動に及ぼす影響を精査した.その結果,VNSにより,自発活動では局所的な...
【医歯薬学】外科系臨床医学:めだかを含む研究件
❏脊椎動物の中枢神経系と感覚器の複雑化を可能にしたゲノム基盤の解明(16H04724)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】日下部 岳広 甲南大学, 理工学部, 教授 (40280862)
【キーワード】ホヤ / メダカ / 脳 / 感覚器 / 眼 (他8件)
【概要】脊椎動物は高度に発達した脳と感覚器をもち、これらのはたらきが脊椎動物の繁栄を支えている。脊椎動物に近縁なホヤ類の幼生は、微小だが脊椎動物と相同な脳と感覚器原基をもつ。ホヤと脊椎動物の間の遺伝子発現とその調節ネットワークの比較を通して、脊椎動物の複雑で高度な機能を備えた脳と感覚器の出現を可能にした背景と進化プロセスにせまった。ホヤで受精から眼や脳の細胞分化に至る過程を単一細胞レベルで明らかにし、脊椎...
❏魚類の脳における性差の形成機構の解明(22688015)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】大久保 範聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10370131)
【キーワード】魚類 / 脳 / メダカ / 性差
【概要】魚類の行動や内分泌のパターンには、顕著な性差が認められる。しかし、これらの性差が、どのような脳内メカニズムによって生じるのかについては、明らかとなっていない。本研究の結果、卵巣から放出される女性ホルモン(エストロゲン)のはたらきによって、メダカの脳内の特定領域で、性ホルモン代謝酵素の一種や、性ホルモン受容体がメスのみ、あるいはメスで多く発現するようになることが明らかとなった。このような脳内の性差が...
❏魚類の性差を生み出す脳内メカニズムの解明(21880017)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】大久保 範聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10370131)
【キーワード】性差 / メダカ / 脳 / 魚類 / 遺伝子発現
【概要】魚類の性差を生み出す脳内メカニズムを明らかにするため、メダカの脳において性特異的に発現する遺伝子の機能解析を行った。遺伝子産物の他、アンタゴニストや特異抗体の投与による行動の変化を解析し、着目した遺伝子のうちのいくつかが性特異的な行動に関与するという予備的データを得ることができた。ただ、確定的なデータを得るまでには至っていない。また、着目した遺伝子のいくつかについて、その転写産物と翻訳産物の脳内で...
【医歯薬学】外科系臨床医学:iPS細胞を含む研究件
❏機能する培養ヒト神経回路組織の構築(20K20643)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2024-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】オルガノイド / 可塑性 / 神経回路組織 / in vitro / 学習 (他9件)
【概要】脳内の回路は複雑であるがゆえに高度な情報処理を行うことができるが、まさにその複雑さが脳の本質的な理解を阻む最大の難関となって立ちはだかっている。そこで本研究では脳内の神経回路を単純化して体外で再現し、学習させ、神経回路の機能と仕組みを理解する事を目指す。シナプスや神経細胞の可塑的変化はこれまで多く観察されてきたが、小さな可塑的変化の集積によって引き起こされる回路全体の学習を体外で達成した報告は無い...
❏大脳領域間の機能的相互作用を再現する試験管内モデル(18K19903)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】神経 / 脳 / iPS細胞 / オルガノイド / 軸索 (他11件)
【概要】本研究課題によって、ヒトiPS細胞から作製した大脳オルガノイドを軸索束組織を介してつなぎ合わせる技術を開発することができた。微細流路の両端に小さな部屋をもつ培養チップに2つの大脳オルガノイドを入れると、部屋の中のオルガノイドから伸長した軸索が流路内に入り、集まって束になる。軸索の先端は流路の逆側のオルガノイドにたどり着き、シナプスを形成してつながる。つなぎ合わされたオルガノイド間で神経活動がやり取...
【医歯薬学】外科系臨床医学:聴覚を含む研究件
❏脳内ステルス刺激による脳活動制御(17K20090)
【研究テーマ】人間医工学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (90361518)
【キーワード】聴覚野 / 電気刺激 / 微小電極アレイ / 脳 / 聴覚 (他8件)
【概要】ラット頭部に固定具および聴覚野硬膜上に16チャンネルマイクロ皮質脳波電極アレイを埋め込み,ラットを固定した上でレバーを操作させて,知覚を報告するように訓練した.これらを用いてラットの可聴閾値音圧を調べ,閾値付近でのラット聴皮質の神経活動がどのように異なるか調べた.この実験系を利用して,ラットの視床の電気刺激による知覚補綴効果を検討した.その結果,視床への電気刺激が,聴覚野でP3波と類似した神経活動...
❏意識と無意識状態における脳内の情報伝播(15F15048)
【研究テーマ】知覚情報処理
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-10-09 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 電極 / 聴覚野 / 視床 / 意識 (他12件)
【概要】本研究では,視床・聴覚野を同時計測し,意識的な知覚に関わる神経活動の特徴を調べることを目的とした.当初の計画では,聴知覚を報告できるように,ラットにレバー操作を学習させ,意識にのぼった刺激と意識にのぼらなかった刺激に対する視床・聴覚野の神経活動を調べようと考えた.実際に,ラットが聴知覚を報告できるような行動実験系は構築できたが,視床・聴覚野を同時計測しながらの行動実験は,技術的な問題から実現できな...
❏迷走神経刺激療法のトランスレーショナル研究(26242040)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経活動 / 電極 / 聴覚野 / 迷走神経 (他17件)
【概要】迷走神経刺激療法 (Vagus nerve stimulation; VNS) は,難治性てんかん発作に対する緩和的治療の一つで,体内に電気刺激装置を埋植し,左迷走神経を間歇的かつ慢性的に刺激する.VNSによる臨床的てんかん発作抑制効果が広く認められる一方で,その作用機序は未だ解明されていない.本研究では,動物実験と臨床研究により,VNSが大脳皮質の神経活動に与える影響を調べ,てんかん病態,知覚・...
【医歯薬学】外科系臨床医学:脳科学を含む研究件
❏脳fMRI研究・機械学習・複雑ネットワークを融合した計算神経グラフ言語学の試み(23500171)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【研究代表者】赤間 啓之 東京工業大学, 社会理工学研究科, 准教授 (60242301)
【キーワード】脳科学 / fMRI / 機械学習 / 複雑ネットワーク / 自然言語処理 (他11件)
【概要】本研究ではfMRI実験を行い、言語の連想タスクを行っている脳画像データを統計解析し、特に機械学習の方法(MVPA)を用いて、実験参加者の各時点での思考を分類し、予測するモデルを立てた。特に実験参加者間での予測モデルの精度劣化という問題を解決するため、データの時空間双方に亘る事後分析を行い、意味認知をめぐって、独自の素性選択法を提唱することにより、集団レベルでのMVPAの精度を向上させた。そのほか、...
❏ペトリネット脳モデル型制御システムの構成に関する研究(06452256)
【研究テーマ】計測・制御工学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】平澤 宏太郎 九州大学, 工学部, 教授 (70253474)
【キーワード】ペトリネットワーク / 脳科学 / 制御システム / 学習 / 自己組織化 (他16件)
【概要】大規模複雑システムの制御は、適切なタイミングに適切な判断・指令を行う必要があるという点で脳機能と同じである。この視点に立ち、脳科学の最新の知見を活用した、従来よりより人間の判断機能に近い能力を持つ制御技術の確立を目標に研究を推進した。脳は各種機能が分散配置された機能局在構成である。そこで、まずはじめに、脳の機能局在を手本とし、制御に不可欠な学習機構を導入した大規模複雑システムの制御のための基本モデ...
【医歯薬学】社会医学:筋肉を含む研究件
❏適度な運動は老化にともなう痴呆を抑制するか?(13780029)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】佐久間 邦弘 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (60291176)
【キーワード】運動 / アミロイド前駆体蛋白 / 痴呆 / 脳 / 神経細胞 (他9件)
【概要】加齢にともない脳内の神経細胞が変性、脱落する。この加齢にともなう神経細胞死に対して、運動に抑制効果があるかどうかについて我々は研究を進めている。今年度は、持久性トレーニングが、脳内のアルツハイマー型痴呆関連物質[アミロイド前駆体蛋白(APP),presenilin-1,リン酸化タウ(PHF-tau)]の蛋白量を変化させるかどうかについて、免疫組織化学的手法を用いて調べた。Wistar系の雄ラットを...
❏老化にともなう神経細胞死を運動は抑制できるか?(11780059)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1999 - 2000
【研究代表者】佐久間 邦弘 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (60291176)
【キーワード】神経栄養因子 / 運動 / 脳 / 筋肉 / リン酸化
【概要】一過性の運動が、脳内の神経栄養因子の受容体を活性化するかどうかについて調べた。Wistar系の雄ラット(6週齢)を用い、走運動は5m/分のスピードから開始し,5分毎に5m/分づつ漸増、20m/分になった時点から30分間の運動を行った(合計45分間)。運動終了後、30分,1,2,4,8,12,24時間後にラットの大脳、小脳、脊髄を摘出した。免疫沈降には組織サンプルを160-600μg使用し、TrkB...
【医歯薬学】社会医学:注意を含む研究件
❏心理物理学的・神経学的逆相関解析による知覚的意思決定機構の解明(20H01782)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】本吉 勇 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60447034)
【キーワード】脳 / 視覚 / 意思決定 / 注意 / 知覚 (他6件)
【概要】系列的にサンプルされた視覚情報に基づくダイナミックな知覚的意思決定のメカニズムを解明するため,以下の実験的・計算論的研究を実施した.(1) 線分要素の方位の平均と分散が時間的に変動しつつ高速に提示される動的なテクスチャ刺激の平均方位をできるだけ早く回答させる実験をおこない,観察者の意思決定を決定づける各時刻の刺激情報を反応時間にロックした心理物理学的逆相関解析により導出した.その結果,反応の400...
❏大脳皮質視覚野の細胞集団における注意の視覚表現への影響(15K16573)
【研究テーマ】脳計測科学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】吉田 盛史 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (30723259)
【キーワード】デコーディング / 視覚 / イメージング / 脳 / 注意 (他6件)
【概要】本研究では神経細胞集団による感覚情報の表現および、その状況依存的な修飾の解明を目的とした。特に、マウスの大脳皮質視覚野を対象として、集団神経活動での自然画像の表現や視覚弁別課題中の視覚応答を調べた。成果として、マウス一次視覚野においては、個々の細胞が表現する情報が多様であることで、少数の細胞により自然画像の表現が可能になっていることを明らかにした。また、予備実験の結果からマウス視覚野の視覚応答は弁...
❏創造的表現と鑑賞における身体性ダイナミクス:脳活動計測と動作計測による検討(24680029)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】川畑 秀明 慶應義塾大学, 文学部, 准教授 (70347079)
【キーワード】感性 / 観賞 / 美的判断 / 身体性 / 脳刺激法 (他17件)
【概要】本研究は3次元動作計測を含む心理学実験,脳刺激実験,fMRIを含む脳機能画像法を用いて,創造的表現と観賞に関する脳内過程と心理過程およびそれらに及ぼす身体性や感覚性の影響について明らかにした。心理学実験による研究では,美的評価や魅力認知,身体感覚を含めた多感覚情報処理などについて検討し,特に絵画表現と観賞評価に関する基礎的知見を得ることができた。脳変容実験による研究では,tDCSによる脳刺激によっ...
【医歯薬学】社会医学:脳の可塑性を含む研究件
❏パラリンピックブレイン -ヒト脳の機能的・構造的再編能力-(18H04082)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中澤 公孝 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90360677)
【キーワード】脳の可塑性 / 身体障害 / パラリンピック / 脳再編 / 可塑性 (他9件)
【概要】「パラリンピアンの脳は神経リハビリテーションの最良モデルである」、本研究の結果、このような見方に至った。パラリンピアンは例外なく何らかの障害を有する。障害は先天性にせよ、中途にせよ、脳の代償性変化を誘導する。パラリンピアンの脳には、代償性変化に加えて、競技トレーニングに伴う使用依存的可塑性が生じるため、健常アスリート以上の脳再編が生じると考えられる。この脳の再編は、競技パフォーマンスを最大化するた...
❏fMRI・機械学習・形態測定学を融合した言語学習脳の構造的・機能的変化予測モデル(26330246)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】赤間 啓之 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (60242301)
【キーワード】脳 / 言語 / fMRI / 機械学習 / 複雑ネットワーク (他10件)
【概要】本研究では、心や脳が概念をどう処理するかを解明するニューロイメージングにおいて、神経的・認知的状態判別のための機械学習法(MVPA)を意味処理、言語切替に適用した研究を行った。特に、fMRI実験にあたり、各個人が持つそれぞれが個性的で特異な意味空間のモデリングを行う総合的なアプローチが重要であると言う観点から、レビュー論文をBehaviormetrika誌に発表した。またPLoS ONE論文では、...
【医歯薬学】社会医学:報酬系を含む研究件
❏仮想身体に対する運動主体感は報酬系神経回路の賦活に貢献するか(20K20480)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金子 文成 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任准教授 (00344200)
【キーワード】身体所有感 / 主体感 / 報酬 / 仮想現実 / 脳 (他7件)
【概要】本研究の目的は「仮想身体であっても,それを自分が主体となって運動させることに成功し,かつ運動感覚を知覚すると報酬系神経回路が賦活 する」という仮説を明らかにすることである。本研究が達成されれば,脳卒中などの中枢神経障害により感覚運動麻痺を呈する患者のリハビリテーションに当該研究手法を適用した場合の効果機序を解明することにつながり,治療として新しいアプローチを開拓できる。このように本研究は,脳卒中な...
❏社会的コンテクストの中での協調及び利他的行動の認知神経基盤(15K12987)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】加藤 淳子 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (00251314)
【キーワード】福祉国家 / 平等 / fMRI / 心の理論 / 報酬系 (他14件)
【概要】再分配における平等の問題は、福祉国家研究のみならず、哲学や思想などでも重要課題である一方で、その背後にある動機付けや心理過程については、直接のデータをもって分析されることはなかった。本研究は、福祉国家の所得階層構造(高中低所得層)を踏まえ実際の再分配の問題を考えるため、仮想社会における再分配ルール決定の際の参加者の脳の活動をfMRIで計測することで、平等をめぐる心理過程の解明した論文を自然科学英文...
【医歯薬学】社会医学:音楽を含む研究件
❏リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究(16K16483)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤井 進也 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40773817)
【キーワード】音楽神経科学 / 音楽 / リズム / 個人差 / 知覚 (他17件)
【概要】リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究を実施した。iOS版ハーバード式ビート評価テスト(HBAT)の開発と信頼性評価を行い、リズム知覚生成の個人差をiPhoneやiPadで簡便に客観評価できる手法を開発した。核磁気共鳴画像法(MRI)・赤外線スペクトロスコピー(NIRS)による脳機能構造評価を実施し、HBATで評価したリズム知覚の個人差に小脳灰白質構造の個人差が関連していること、HBATで...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【医歯薬学】社会医学:胎児を含む研究件
❏ヒト胎児の脳発達に関する磁気共鳴画像を用いた縦断研究(19KK0247)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】胎児 / 脳 / MRI / 発達 / 運動 (他9件)
【概要】ウィーン市立総合病院で撮像された胎児期の脳の構造画像(MRI T2)、及び全身運動画像(SSFP法を用いたcine MRI)を対象として、胎児の脳のマクロな形態発達と胎動の発達を明らかにするため、日本側グループで行う分析を進めた。 脳のマクロな形態の発達の分析に関しては、脳領域に応じた成長の違いをプロトマップ仮説に基づいて説明できるかどうかについて検討を行った。そのために、脳室の表面から皮質表面...
❏ヒト脳の形態形成から行動生成に至る発達のダイナミクス(26220004)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 (他15件)
【概要】ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らか...
【医歯薬学】社会医学:自発活動を含む研究件
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...
【医歯薬学】社会医学:リズムを含む研究件
❏音楽家の脳機能の解明: MRS-TMS-EEGを用いた横断研究(20H04092)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤井 進也 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40773817)
【キーワード】音楽家 / 脳 / 音楽機能 / 認知機能 / 脳機能 (他12件)
【概要】音楽家の脳機能の解明を目的とし、音楽リズム処理機能と精神疾患の関連性、音楽リズム処理や和音処理機能の神経基盤、音楽演奏評価と視覚情報の関連性、音楽家の身体運動制御やドラマージストニアの身体症状の解明等、以下(1)-(7)の研究を推進した。(1) 前年度に引き続き、研究分担者と連携してマルチモーダル脳機能イメージング手法(核磁気共鳴画像法 [MRI]、核磁気共鳴スペクトロスコピー法 [MRS]、経頭...
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
❏リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究(16K16483)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤井 進也 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40773817)
【キーワード】音楽神経科学 / 音楽 / リズム / 個人差 / 知覚 (他17件)
【概要】リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究を実施した。iOS版ハーバード式ビート評価テスト(HBAT)の開発と信頼性評価を行い、リズム知覚生成の個人差をiPhoneやiPadで簡便に客観評価できる手法を開発した。核磁気共鳴画像法(MRI)・赤外線スペクトロスコピー(NIRS)による脳機能構造評価を実施し、HBATで評価したリズム知覚の個人差に小脳灰白質構造の個人差が関連していること、HBATで...
【医歯薬学】社会医学:骨格筋を含む研究件
❏骨格筋由来の生理活性因子による運動効果の機序究明とバイオマーカーの開発(20H00574)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】エクソソーム / 加齢 / 運動 / 脳 / うつ (他13件)
【概要】【目的】脳由来神経栄養因子BDNFは神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進させるが、 最近の研究からうつやアルコール依存において血中BDNF量が減少することが示されており、うつ病のバイオマーカーや治療標的として注目されている。また、BDNFは脳以外の腸管粘膜においても発現することが明らかになっており、脳腸相関の観点から食による腸由来BDNFの制御が脳機能制御に重要な役割を果たす可能性がある。近年の...
❏身体運動によるメンタルヘルス改善効果の分子機構解明とリサーチ・リソースの構築(18200041)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 名誉教授 (00162644)
【キーワード】スポーツ生理学 / メンタルヘルス / 運動処方 / 自律神経機能 / 大脳皮質運動野 (他35件)
【概要】身体運動がメンタルヘルス改善効果をもたらすメカニズムを分子・細胞レベルにおいて実験動物及びヒトを対象として検討し、運動動処方プログラム開発のための基礎的資料を得ることを目的とした。長期間の運動トレーニング及び一過性の運動は、大脳皮質運動野における脳神経細胞の形態的、機能的変化を引き起こし、結果的にメンタルヘルスの改善がもたらされる可能性が考えられる。 ...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
【医歯薬学】社会医学:経頭蓋磁気刺激を含む研究件
❏身体知覚の時空間的適応性の神経機序(25242058)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】身体 / 時間 / 空間 / 知覚 / 適応性 (他21件)
【概要】本研究は,独自の心理物理学的発見に基づき,ヒトの身体知覚の時空的適応性の神経機序を探究した.機能的磁気共鳴画像法により,両手間の時間順序判断における確率論的最適化に関連する脳部位の候補を検出した.そして脳波によって関連脳部位候補の活動時間帯を推定し,経頭蓋磁気刺激による機能阻害実験を行った.これらの一連の脳機能計測の結果,事前の経験に応じて身体部位間の時間順序の判断精度を向上することに関与している...
❏身体運動によるメンタルヘルス改善効果の分子機構解明とリサーチ・リソースの構築(18200041)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 名誉教授 (00162644)
【キーワード】スポーツ生理学 / メンタルヘルス / 運動処方 / 自律神経機能 / 大脳皮質運動野 (他35件)
【概要】身体運動がメンタルヘルス改善効果をもたらすメカニズムを分子・細胞レベルにおいて実験動物及びヒトを対象として検討し、運動動処方プログラム開発のための基礎的資料を得ることを目的とした。長期間の運動トレーニング及び一過性の運動は、大脳皮質運動野における脳神経細胞の形態的、機能的変化を引き起こし、結果的にメンタルヘルスの改善がもたらされる可能性が考えられる。 ...
【医歯薬学】社会医学:カルシウムイメージングを含む研究件
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
❏自己組織的マイクロニューロチップ(18656076)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経 / 培養神経細胞 / カルシウムイメージング / 自己組織化 (他7件)
【概要】脳のモデルとして,自己組織的に形される培神経細胞の神経回が注目されている.従来の研究では,培養神経細胞活動を計測・刺激するために,多点電極アレイ(Multi-electrode array, MEA)が広く用いられてきた.しかし,MEAでは,電気刺激を与えられる範囲が電極上のみに制限されるため,刺激可能な面積や分解能に限界がある.この欠点を解消するための基盤技術として,光照射で刺激部位を任意の大き...
【医歯薬学】社会医学:EEGを含む研究件
❏音楽家の脳機能の解明: MRS-TMS-EEGを用いた横断研究(20H04092)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤井 進也 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40773817)
【キーワード】音楽家 / 脳 / 音楽機能 / 認知機能 / 脳機能 (他12件)
【概要】音楽家の脳機能の解明を目的とし、音楽リズム処理機能と精神疾患の関連性、音楽リズム処理や和音処理機能の神経基盤、音楽演奏評価と視覚情報の関連性、音楽家の身体運動制御やドラマージストニアの身体症状の解明等、以下(1)-(7)の研究を推進した。(1) 前年度に引き続き、研究分担者と連携してマルチモーダル脳機能イメージング手法(核磁気共鳴画像法 [MRI]、核磁気共鳴スペクトロスコピー法 [MRS]、経頭...
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
【医歯薬学】社会医学:神経を含む研究件
❏中区分90:人間医工学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2018
【研究種目】神経
【研究期間】脳
【研究代表者】iPS細胞
【キーワード】オルガノイド
【概要】
❏機能する培養ヒト神経回路組織の構築(20K20643)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2024-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】オルガノイド / 可塑性 / 神経回路組織 / in vitro / 学習 (他9件)
【概要】脳内の回路は複雑であるがゆえに高度な情報処理を行うことができるが、まさにその複雑さが脳の本質的な理解を阻む最大の難関となって立ちはだかっている。そこで本研究では脳内の神経回路を単純化して体外で再現し、学習させ、神経回路の機能と仕組みを理解する事を目指す。シナプスや神経細胞の可塑的変化はこれまで多く観察されてきたが、小さな可塑的変化の集積によって引き起こされる回路全体の学習を体外で達成した報告は無い...
❏大脳領域間の機能的相互作用を再現する試験管内モデル(18K19903)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】神経 / 脳 / iPS細胞 / オルガノイド / 軸索 (他11件)
【概要】本研究課題によって、ヒトiPS細胞から作製した大脳オルガノイドを軸索束組織を介してつなぎ合わせる技術を開発することができた。微細流路の両端に小さな部屋をもつ培養チップに2つの大脳オルガノイドを入れると、部屋の中のオルガノイドから伸長した軸索が流路内に入り、集まって束になる。軸索の先端は流路の逆側のオルガノイドにたどり着き、シナプスを形成してつながる。つなぎ合わされたオルガノイド間で神経活動がやり取...
【医歯薬学】社会医学:電気刺激を含む研究件
❏脳内ステルス刺激による脳活動制御(17K20090)
【研究テーマ】人間医工学およびその関連分野
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2017-06-30 - 2020-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (90361518)
【キーワード】聴覚野 / 電気刺激 / 微小電極アレイ / 脳 / 聴覚 (他8件)
【概要】ラット頭部に固定具および聴覚野硬膜上に16チャンネルマイクロ皮質脳波電極アレイを埋め込み,ラットを固定した上でレバーを操作させて,知覚を報告するように訓練した.これらを用いてラットの可聴閾値音圧を調べ,閾値付近でのラット聴皮質の神経活動がどのように異なるか調べた.この実験系を利用して,ラットの視床の電気刺激による知覚補綴効果を検討した.その結果,視床への電気刺激が,聴覚野でP3波と類似した神経活動...
❏迷走神経刺激療法のトランスレーショナル研究(26242040)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経活動 / 電極 / 聴覚野 / 迷走神経 (他17件)
【概要】迷走神経刺激療法 (Vagus nerve stimulation; VNS) は,難治性てんかん発作に対する緩和的治療の一つで,体内に電気刺激装置を埋植し,左迷走神経を間歇的かつ慢性的に刺激する.VNSによる臨床的てんかん発作抑制効果が広く認められる一方で,その作用機序は未だ解明されていない.本研究では,動物実験と臨床研究により,VNSが大脳皮質の神経活動に与える影響を調べ,てんかん病態,知覚・...
【医歯薬学】社会医学:可塑性を含む研究件
❏機能する培養ヒト神経回路組織の構築(20K20643)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2024-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】オルガノイド / 可塑性 / 神経回路組織 / in vitro / 学習 (他9件)
【概要】脳内の回路は複雑であるがゆえに高度な情報処理を行うことができるが、まさにその複雑さが脳の本質的な理解を阻む最大の難関となって立ちはだかっている。そこで本研究では脳内の神経回路を単純化して体外で再現し、学習させ、神経回路の機能と仕組みを理解する事を目指す。シナプスや神経細胞の可塑的変化はこれまで多く観察されてきたが、小さな可塑的変化の集積によって引き起こされる回路全体の学習を体外で達成した報告は無い...
❏パラリンピックブレイン -ヒト脳の機能的・構造的再編能力-(18H04082)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】中澤 公孝 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90360677)
【キーワード】脳の可塑性 / 身体障害 / パラリンピック / 脳再編 / 可塑性 (他9件)
【概要】「パラリンピアンの脳は神経リハビリテーションの最良モデルである」、本研究の結果、このような見方に至った。パラリンピアンは例外なく何らかの障害を有する。障害は先天性にせよ、中途にせよ、脳の代償性変化を誘導する。パラリンピアンの脳には、代償性変化に加えて、競技トレーニングに伴う使用依存的可塑性が生じるため、健常アスリート以上の脳再編が生じると考えられる。この脳の再編は、競技パフォーマンスを最大化するた...
❏ライフスタイルと脳の働き -超高齢社会を生き抜くための心理科学-(16H06325)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】積山 薫 京都大学, 総合生存学館, 教授 (70216539)
【キーワード】可塑性 / 認知機能 / 加齢 / MRI / 脳 (他6件)
【概要】3~4か月の短期的な運動や楽器練習をおこなう介入研究では、練習により高齢者の認知機能が向上するとともに、脳の部位間の活動同期レベルが減少し神経処理が効率化することが分かった。横断研究において、幼少期からのスポーツや楽器の訓練は、加齢により萎縮しやすい脳部位の灰白質容積を維持する可能性が示唆された。また、機能が低下している高齢者は視触覚統合場面において視覚情報を過度に用いること、高齢者は異世代の若者...
【医歯薬学】社会医学:性差を含む研究件
❏脳におけるレトロトランスポゾン発現の性差と生殖機能(24590307)
【研究テーマ】環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前川 文彦 独立行政法人国立環境研究所, 環境健康研究センター, 主任研究員 (40382866)
【キーワード】性差 / 脳 / レトロトランスポゾン / 性的二型核 / マウス (他6件)
【概要】神経回路の性差は性行動や生殖生理等、性特有の機能の性差に結びつくのみならず、特定の疾患に対する罹患率の性差や環境要因に対する影響の感受性の性差を形成する基盤となる。様々な化学物質の曝露影響バイオマーカーとしてレトロトランスポゾンL1が知られているが、本研究では脳におけるその発現の性差について検討した。その結果、視索前野においてL1発現に性差がみられ、またそのL1発現の性差は環境因子と相互作用し変化...
❏魚類の脳における性差の形成機構の解明(22688015)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】大久保 範聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10370131)
【キーワード】魚類 / 脳 / メダカ / 性差
【概要】魚類の行動や内分泌のパターンには、顕著な性差が認められる。しかし、これらの性差が、どのような脳内メカニズムによって生じるのかについては、明らかとなっていない。本研究の結果、卵巣から放出される女性ホルモン(エストロゲン)のはたらきによって、メダカの脳内の特定領域で、性ホルモン代謝酵素の一種や、性ホルモン受容体がメスのみ、あるいはメスで多く発現するようになることが明らかとなった。このような脳内の性差が...
❏魚類の性差を生み出す脳内メカニズムの解明(21880017)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】大久保 範聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10370131)
【キーワード】性差 / メダカ / 脳 / 魚類 / 遺伝子発現
【概要】魚類の性差を生み出す脳内メカニズムを明らかにするため、メダカの脳において性特異的に発現する遺伝子の機能解析を行った。遺伝子産物の他、アンタゴニストや特異抗体の投与による行動の変化を解析し、着目した遺伝子のうちのいくつかが性特異的な行動に関与するという予備的データを得ることができた。ただ、確定的なデータを得るまでには至っていない。また、着目した遺伝子のいくつかについて、その転写産物と翻訳産物の脳内で...
【医歯薬学】社会医学:近赤外線スペクトロスコピー(NIRS)を含む研究件
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
❏リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究(16K16483)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤井 進也 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40773817)
【キーワード】音楽神経科学 / 音楽 / リズム / 個人差 / 知覚 (他17件)
【概要】リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究を実施した。iOS版ハーバード式ビート評価テスト(HBAT)の開発と信頼性評価を行い、リズム知覚生成の個人差をiPhoneやiPadで簡便に客観評価できる手法を開発した。核磁気共鳴画像法(MRI)・赤外線スペクトロスコピー(NIRS)による脳機能構造評価を実施し、HBATで評価したリズム知覚の個人差に小脳灰白質構造の個人差が関連していること、HBATで...
❏乳児の睡眠と学習における脳の機能的ネットワークの発達(26242086)
【研究テーマ】基盤・社会脳科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00272477)
【キーワード】発達 / 脳 / 睡眠 / 乳児 / 脳波 (他7件)
【概要】睡眠時の乳児における脳の機能的ネットワークの発達を調べる研究を行った。生後2ヶ月および3ヶ月児を対象とし、睡眠中の脳活動の計測を行った。昼間に研究室に来訪した乳児が自然に入眠した状態で、脳の広い領域をカバーする94チャンネルNIRSを装着した。また、睡眠状態(sleep state)を計測するために、脳波および眼電計測用の電極を装着した。睡眠中の体動等の行動をビデオで観察しながら、約 20分程度の...
【医歯薬学】社会医学:情動を含む研究件
❏視覚的な快不快とスリルを産み出す脳情報処理機構(20K21803)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】本吉 勇 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60447034)
【キーワード】視覚 / 嗜好 / 情動 / 不快感 / 画像統計量 (他6件)
【概要】(1) 種々の時空間周波数,空間周波数・方位バンド幅をもつ静的・動的なバンドパスノイズ刺激の気持ち悪さを決定づける特徴量を明らかにした研究成果が国際学術誌に公刊された.さらに,新たに色の効果を検討した結果,古典的な色彩調和・色嗜好研究で主張されてきた特定の色相や組み合わせに対する嗜好性は追試できないことを確認するとともに,特定の輝度・色の相関構造が一貫して気持ち悪さを引き起こすことを発見した.(2...
❏個体間の宥和関係形成を支える脳-内臓回路の比較認知神経科学研究(20H01787)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】鳥類 / 比較認知 / 自律神経系 / 情動 / 痛み (他13件)
【概要】哺乳類において雌雄のつがい形成・維持に関わることが知られている神経ペプチド「オキシトシン」に着目し,カラスを対象とし,同性間(オス間)の宥和関係の形成・維持に関わる生理メカニズムを検討した。オス間の宥和関係はこれまで社会性哺乳類において報告されていたがそれが形成促進される環境要因は明らかではなかった。2021年度,本研究ではオス3個体を約2週間同居飼育することで,次第に2対1の社会交渉に落ち着き,...
❏情動をうみだす脳と身体の協働システムの比較認知神経科学研究(17H02653)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】情動 / 進化 / 利他性 / 脳 / 自律神経系 (他11件)
【概要】本研究では,複雑な社会行動が進化している鳥類カラスを対象に,情動が介在する社会行動機能と生理機構の解明を行った.カラスの飼育群れ内および2個体間で生じる競合・宥和行動について,(1)行動機能,(2)行動調節機構,(3)自律神経系の関与を調べた.(1)では,飼育群れの社会行動の長期データから,同性個体間の利他的羽繕いが,優位性誇示の機能を持つことを発見した.(2)では,3個体同時交渉における個体間距...
【医歯薬学】社会医学:感覚器を含む研究件
❏脊椎動物の頭部の進化を可能にしたゲノム基盤の解明(19H03213)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】日下部 岳広 甲南大学, 理工学部, 教授 (40280862)
【キーワード】ホヤ / 脳 / 感覚器 / 網膜 / 進化
【概要】ホヤと脊椎動物の間で相同と考えられる組織・器官として、間脳(網膜、松果体、視床下部等)、鼻プラコード、後脳および中軸組織(フロアプレート、脊索、内胚葉索)について、RNA-seq法によりトランスクリプトームを解析するとともに、これらの組織の発生調節に関わる細胞間シグナル、小分子RNA、転写因子の機能解析を行った。ホヤはカタユウレイボヤ、モルグラ類などを、脊椎動物はメダカを用いた。器官の中でも、視細...
❏脊椎動物の中枢神経系と感覚器の複雑化を可能にしたゲノム基盤の解明(16H04724)
【研究テーマ】ゲノム生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】日下部 岳広 甲南大学, 理工学部, 教授 (40280862)
【キーワード】ホヤ / メダカ / 脳 / 感覚器 / 眼 (他8件)
【概要】脊椎動物は高度に発達した脳と感覚器をもち、これらのはたらきが脊椎動物の繁栄を支えている。脊椎動物に近縁なホヤ類の幼生は、微小だが脊椎動物と相同な脳と感覚器原基をもつ。ホヤと脊椎動物の間の遺伝子発現とその調節ネットワークの比較を通して、脊椎動物の複雑で高度な機能を備えた脳と感覚器の出現を可能にした背景と進化プロセスにせまった。ホヤで受精から眼や脳の細胞分化に至る過程を単一細胞レベルで明らかにし、脊椎...
【医歯薬学】社会医学:磁気共鳴機能画像法(fMRI)を含む研究件
❏ダイナミクスを考慮するfMRIネットワーク解析開発と臨床応用(18K07707)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】雨宮 史織 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (90631135)
【キーワード】fMRI / perfusion / neurovascular coupling / 灌流画像法 / 自発性神経活動 (他8件)
【概要】巨視的神経回路の情報動態解析および異常の定量から新規バイオマーカーを得ること、又、その連携・相互作用を司る機構を明らかにすることを目指し、引き続き安静時fMRI解析法の開発を進めた。これまでの研究に引き続き、安静時fMRIの全脳性信号および局在性信号の動態解析を行った。具体的には、ヒト安静時fMRIにおける全脳広汎性の信号とresting state networksと呼ばれる大域的ネットワークの...
❏マウス全脳に対応する脳領域名の総数を1から860まで可変な標準脳の構築(16K07032)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (50415212)
【キーワード】標準脳 / テンプレート / Allen / brain / 関心領域 (他14件)
【概要】ヒト脳の磁気共鳴画像法(MRI)では脳座標へ脳領域名が対応した標準脳が存在する。しかしマウス脳には実用的なものが存在しない。関心領域(ROI)の設定が恣意的で、他の研究者のROIを再現できない。Allen研究所がマウス脳の3次元再構成データを2015年に公開した。本研究はこれをMRI解析で利用可能とすることを目的とした。その結果、柔軟なマウス標準脳を構築できた。研究目的に応じて脳領域総数を変更でき...
❏社会的コンテクストの中での協調及び利他的行動の認知神経基盤(15K12987)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】加藤 淳子 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (00251314)
【キーワード】福祉国家 / 平等 / fMRI / 心の理論 / 報酬系 (他14件)
【概要】再分配における平等の問題は、福祉国家研究のみならず、哲学や思想などでも重要課題である一方で、その背後にある動機付けや心理過程については、直接のデータをもって分析されることはなかった。本研究は、福祉国家の所得階層構造(高中低所得層)を踏まえ実際の再分配の問題を考えるため、仮想社会における再分配ルール決定の際の参加者の脳の活動をfMRIで計測することで、平等をめぐる心理過程の解明した論文を自然科学英文...
【医歯薬学】社会医学:実験心理学を含む研究件
❏身体知覚の時空間的適応性の神経機序(25242058)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】身体 / 時間 / 空間 / 知覚 / 適応性 (他21件)
【概要】本研究は,独自の心理物理学的発見に基づき,ヒトの身体知覚の時空的適応性の神経機序を探究した.機能的磁気共鳴画像法により,両手間の時間順序判断における確率論的最適化に関連する脳部位の候補を検出した.そして脳波によって関連脳部位候補の活動時間帯を推定し,経頭蓋磁気刺激による機能阻害実験を行った.これらの一連の脳機能計測の結果,事前の経験に応じて身体部位間の時間順序の判断精度を向上することに関与している...
❏正義観の心理・神経・生理・進化的基盤(24243068)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2012-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】大平 英樹 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (90221837)
【キーワード】正義 / 協力 / 経済ゲーム / 脳 / 神経画像法 (他9件)
【概要】利益と負担の配分の「正しさ」を分配的正義と呼ぶ。本研究では、我々ヒトの分配的正義の感覚がどのような生物学的基盤を持ち、どのように実社会において機能しているかを検討するために、ヒトを対象にした経済ゲームによる神経画像研究、霊長類の一種であるマーモセットを対象にした動物行動研究、犯罪者の人格道徳性と量刑判断の関連に関する社会心理学的研究、を行った。その結果、分配的正義の感覚とそれに基づく意思決定には背...
【医歯薬学】社会医学:意識を含む研究件
❏美的意識の無意識的過程に関する認知脳科学的解明:処理過程と影響過程の統合的理解(19H04432)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】川畑 秀明 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (70347079)
【キーワード】美 / 意識化過程 / 潜在/無意識 / 顕在/意識 / 連続フラッシュ抑制 (他22件)
【概要】本研究では,美的評価の価値表象に至る時間的過程について検討し,意識に到達する前段階の無意識的処理過程と,美しさの意識化に影響を与える無意識的影響過程について検討した。特に,顕在的側面については,絵画画像の連続評価課題における評価の時間的変動の検討において,潜在的(無意識的)側面については,連続フラッシュ抑制による美的評価をもとに実験的に検討した。特に,絵画画像の美しさが高いほど,無意識下であっても...
❏意識と無意識状態における脳内の情報伝播(15F15048)
【研究テーマ】知覚情報処理
【研究種目】特別研究員奨励費
【研究期間】2015-10-09 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 電極 / 聴覚野 / 視床 / 意識 (他12件)
【概要】本研究では,視床・聴覚野を同時計測し,意識的な知覚に関わる神経活動の特徴を調べることを目的とした.当初の計画では,聴知覚を報告できるように,ラットにレバー操作を学習させ,意識にのぼった刺激と意識にのぼらなかった刺激に対する視床・聴覚野の神経活動を調べようと考えた.実際に,ラットが聴知覚を報告できるような行動実験系は構築できたが,視床・聴覚野を同時計測しながらの行動実験は,技術的な問題から実現できな...
【医歯薬学】歯学:培養を含む研究件
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
❏混沌から秩序を創発するバイオコンピューティング(26630089)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経細胞 / リカレントネットワーク / 培養 / ロボット (他9件)
【概要】ラットの胎児から神経細胞を取り出し,それをシャーレの上に神経細胞を播種し培養すると,混沌とした活動パターンを自発的に生成する神経回路に成長する.本研究では,神経回路の活動に基づいて適切なフィードバック刺激を与えると,混沌とした活動パターンから秩序を抽出できることを示した.このような混沌から抽出された秩序を利用してロボットを制御すると,迷路課題のような目的志向型課題も解決できた.この結果から,混沌か...
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
【医歯薬学】歯学:オルガノイドを含む研究件
❏機能する培養ヒト神経回路組織の構築(20K20643)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2024-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】オルガノイド / 可塑性 / 神経回路組織 / in vitro / 学習 (他9件)
【概要】脳内の回路は複雑であるがゆえに高度な情報処理を行うことができるが、まさにその複雑さが脳の本質的な理解を阻む最大の難関となって立ちはだかっている。そこで本研究では脳内の神経回路を単純化して体外で再現し、学習させ、神経回路の機能と仕組みを理解する事を目指す。シナプスや神経細胞の可塑的変化はこれまで多く観察されてきたが、小さな可塑的変化の集積によって引き起こされる回路全体の学習を体外で達成した報告は無い...
❏大脳領域間の機能的相互作用を再現する試験管内モデル(18K19903)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】神経 / 脳 / iPS細胞 / オルガノイド / 軸索 (他11件)
【概要】本研究課題によって、ヒトiPS細胞から作製した大脳オルガノイドを軸索束組織を介してつなぎ合わせる技術を開発することができた。微細流路の両端に小さな部屋をもつ培養チップに2つの大脳オルガノイドを入れると、部屋の中のオルガノイドから伸長した軸索が流路内に入り、集まって束になる。軸索の先端は流路の逆側のオルガノイドにたどり着き、シナプスを形成してつながる。つなぎ合わされたオルガノイド間で神経活動がやり取...
【医歯薬学】薬学:自己組織化を含む研究件
❏自己組織的マイクロニューロチップ(18656076)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経 / 培養神経細胞 / カルシウムイメージング / 自己組織化 (他7件)
【概要】脳のモデルとして,自己組織的に形される培神経細胞の神経回が注目されている.従来の研究では,培養神経細胞活動を計測・刺激するために,多点電極アレイ(Multi-electrode array, MEA)が広く用いられてきた.しかし,MEAでは,電気刺激を与えられる範囲が電極上のみに制限されるため,刺激可能な面積や分解能に限界がある.この欠点を解消するための基盤技術として,光照射で刺激部位を任意の大き...
❏相転移現象を利用した離散・連続混在型情報圧縮アルゴリズムの研究(16500093)
【研究テーマ】知能情報学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2004 - 2007
【研究代表者】岡田 真人 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90233345)
【キーワード】情報表現 / 情報圧縮 / 自己組織化 / 孤立局在興奮 / 相転移 (他15件)
【概要】側頭葉の情報表現の知見を説明するために,自己組織化マップを形成する神経回路モデルにもとづき,アルゴリズムを提案した.従来の単峰性の局在発火をスパースな(まばらな)局在発火に置き換え,リング上の位置はスパースな局在発火の重心で表されるものとした.リング上の位置が少し変わると,それに従いスパースな局在発火の重心も少し変化するようになり,リング上での遠近関係は,スパースな局在発火の重心の位置にエンコード...
❏ペトリネット脳モデル型制御システムの構成に関する研究(06452256)
【研究テーマ】計測・制御工学
【研究種目】一般研究(B)
【研究期間】1994 - 1995
【研究代表者】平澤 宏太郎 九州大学, 工学部, 教授 (70253474)
【キーワード】ペトリネットワーク / 脳科学 / 制御システム / 学習 / 自己組織化 (他16件)
【概要】大規模複雑システムの制御は、適切なタイミングに適切な判断・指令を行う必要があるという点で脳機能と同じである。この視点に立ち、脳科学の最新の知見を活用した、従来よりより人間の判断機能に近い能力を持つ制御技術の確立を目標に研究を推進した。脳は各種機能が分散配置された機能局在構成である。そこで、まずはじめに、脳の機能局在を手本とし、制御に不可欠な学習機構を導入した大規模複雑システムの制御のための基本モデ...
【医歯薬学】薬学:遺伝子欠損マウスを含む研究件
❏初期ゴルジ品質管理機構の生理的役割と分子機構の解析(15K19002)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】原 太一 群馬大学, 生体調節研究所, 准教授 (00392374)
【キーワード】タンパク質品質管理機構 / 初期胚発生 / ゴルジ体 / 細胞膜タンパク質 / 小胞体 (他14件)
【概要】Rer1は、ゴルジ体における細胞膜タンパク質の品質管理に関わると考えられている。しかしながら、哺乳類におけるRer1の生理的役割や細胞膜タンパク質の品質管理における分子機構は不明な点を多く残している。本研究では、Rer1遺伝子欠損マウスを作成し、その表現型を解析した。Rer1遺伝子欠損マウスは胎生致死となり、Rer1がマウス初期胚発生に必須の役割を果たすことを見出した。また、Rer1がある種の疾患...
❏細胞内膜輸送関連因子による神経分化と機能調節機構の解明(24590341)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】原 太一 群馬大学, 生体調節研究所, 准教授 (00392374)
【キーワード】Rab35 / 神経細胞 / 初期発生 / 低分子量Gタンパク質 / Rab (他10件)
【概要】低分子量Gタンパク質Rab35は細胞内膜輸送や神経機能制御に関わると考えられているが、哺乳動物におけるRab35の生理的役割は明らかになっていない。本研究では、Rab35遺伝子欠損マウスを作成し、その表現型を解析した。Rab35遺伝子欠損マウスは胎生致死となり、Rab35がマウス初期胚発生に必須の役割を果たすことが明らかとなった。 ...
【医歯薬学】薬学:脳機能を含む研究件
❏中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】視覚誘導性自己運動錯覚
【研究期間】痙縮
【研究代表者】脳機能
【キーワード】理学療法
【概要】音楽家の脳機能の解明を目的とし、音楽リズム処理機能と精神疾患の関連性、音楽リズム処理や和音処理機能の神経基盤、音楽演奏評価と視覚情報の関連性、音楽家の身体運動制御やドラマージストニアの身体症状の解明等、以下(1)-(7)の研究を推進した。(1) 前年度に引き続き、研究分担者と連携してマルチモーダル脳機能イメージング手法(核磁気共鳴画像法 [MRI]、核磁気共鳴スペクトロスコピー法 [MRS]、経頭...
❏美的意識の無意識的過程に関する認知脳科学的解明:処理過程と影響過程の統合的理解(19H04432)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】川畑 秀明 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (70347079)
【キーワード】美 / 意識化過程 / 潜在/無意識 / 顕在/意識 / 連続フラッシュ抑制 (他22件)
【概要】本研究では,美的評価の価値表象に至る時間的過程について検討し,意識に到達する前段階の無意識的処理過程と,美しさの意識化に影響を与える無意識的影響過程について検討した。特に,顕在的側面については,絵画画像の連続評価課題における評価の時間的変動の検討において,潜在的(無意識的)側面については,連続フラッシュ抑制による美的評価をもとに実験的に検討した。特に,絵画画像の美しさが高いほど,無意識下であっても...
❏痙縮の脳神経系制御機構:脳卒中片麻痺への運動錯覚による介入試験と脳機能解析(19H01088)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】金子 文成 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 准教授 (00344200)
【キーワード】視覚誘導性自己運動錯覚 / 痙縮 / 脳機能 / 理学療法 / リハビリテーション科学 (他8件)
【概要】最近の我々の前向き介入研究では,KINVIS療法と運動療法を組み合わせて実施することで,脳卒中重度片麻痺患者の痙縮が明らかに低減する結果が得られた(徒手的な臨床検査による)。以上の臨床的現象と,すでに我々が有する脳機能評価との統合的考察による現時点での核心的問いは,「補足運動野や運動前野など高次運動関連領野から脊髄までを含んだ神経回路における機能的変化の結果として痙縮が低減するのではないか」という...
【医歯薬学】薬学:マウスを含む研究件
❏極短音響パルスのエネルギ流束に着目したニューロモジュレーション(19H04460)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2021-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】塚本 哲 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 応用科学群, 准教授 (90511460)
【キーワード】音響パルス / 極短音響パルス / マウス / 脳 / 細胞内Ca2+濃度 (他7件)
【概要】脳にある神経細胞を刺激して脳の神経活動を調整するニューロモジュレーションを実現する技術として,脳深部まで刺激でき,かつ非侵襲な音響刺激法に期待が掛かっている.しかしながら,脳にある神経細胞を再現性良く応答させることを実現できてない.そこで本研究は,極短音響パルスのエネルギ流束に依存して脳にある神経細胞が応答するか検証し,細胞応答により副作用なくマウスの運動反応が誘発されるのか検証し,極短音響パルス...
❏マウス全脳に対応する脳領域名の総数を1から860まで可変な標準脳の構築(16K07032)
【研究テーマ】神経解剖学・神経病理学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】高田 則雄 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (50415212)
【キーワード】標準脳 / テンプレート / Allen / brain / 関心領域 (他14件)
【概要】ヒト脳の磁気共鳴画像法(MRI)では脳座標へ脳領域名が対応した標準脳が存在する。しかしマウス脳には実用的なものが存在しない。関心領域(ROI)の設定が恣意的で、他の研究者のROIを再現できない。Allen研究所がマウス脳の3次元再構成データを2015年に公開した。本研究はこれをMRI解析で利用可能とすることを目的とした。その結果、柔軟なマウス標準脳を構築できた。研究目的に応じて脳領域総数を変更でき...
❏脳におけるレトロトランスポゾン発現の性差と生殖機能(24590307)
【研究テーマ】環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】前川 文彦 独立行政法人国立環境研究所, 環境健康研究センター, 主任研究員 (40382866)
【キーワード】性差 / 脳 / レトロトランスポゾン / 性的二型核 / マウス (他6件)
【概要】神経回路の性差は性行動や生殖生理等、性特有の機能の性差に結びつくのみならず、特定の疾患に対する罹患率の性差や環境要因に対する影響の感受性の性差を形成する基盤となる。様々な化学物質の曝露影響バイオマーカーとしてレトロトランスポゾンL1が知られているが、本研究では脳におけるその発現の性差について検討した。その結果、視索前野においてL1発現に性差がみられ、またそのL1発現の性差は環境因子と相互作用し変化...
【医歯薬学】薬学:神経回路を含む研究件
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
❏高密度CMOS電極による培養神経回路のネットワーク構造の解明(23680050)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】神経細胞 / 脳 / ネットワーク / 培養 / 電極 (他12件)
【概要】神経細胞の分散培養系を対象として,1.8 mm角の計測領域に,11,011個の電極を有するCMOSアレイにより,培養神経ネットワークの形状と活動の関係を調べた.軸索に沿って伝播する活動電位の速度は,細胞内で大きくばらついており,軸索が太い部分では速く,細い部分では遅かった.また,ネットワークが成熟した後でも,発火頻度の低い神経細胞は活発に移動していることがわかった.さらに,軸索刺激に対する神経活動...
【医歯薬学】薬学:MRIを含む研究件
❏中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】胎児
【研究期間】脳
【研究代表者】MRI
【キーワード】発達
【概要】音楽家の脳機能の解明を目的とし、音楽リズム処理機能と精神疾患の関連性、音楽リズム処理や和音処理機能の神経基盤、音楽演奏評価と視覚情報の関連性、音楽家の身体運動制御やドラマージストニアの身体症状の解明等、以下(1)-(7)の研究を推進した。(1) 前年度に引き続き、研究分担者と連携してマルチモーダル脳機能イメージング手法(核磁気共鳴画像法 [MRI]、核磁気共鳴スペクトロスコピー法 [MRS]、経頭...
❏舌痛症患者における疼痛調節機構とレスティングステートの変化について(19K10368)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】篠崎 貴弘 日本大学, 歯学部, 講師 (50339230)
【キーワード】咀嚼筋筋膜痛 / MRI / コネクティビティ / 筋筋膜痛 / 痛覚刺激 (他6件)
【概要】口腔に慢性的に疼痛の生じているBMS患者群と疼痛の無い健常者に対し、侵害熱刺激・非侵害熱刺激による脳の賦活を計測した結果、BMS群右側手掌に与えた条件では背側帯状皮質、前運動野・補足運動野、島皮質、上側頭回、角回、視覚連合野、前頭野に強い賦活が見られた。 同条件でBMS群右側下口唇に与えた結果では、一次視覚野、前運動野・補足運動野、前頭前野背外側部、視覚連合野、紡錘状回、前頭前野、二次視覚野、腹側...
❏ヒト胎児の脳発達に関する磁気共鳴画像を用いた縦断研究(19KK0247)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】胎児 / 脳 / MRI / 発達 / 運動 (他9件)
【概要】ウィーン市立総合病院で撮像された胎児期の脳の構造画像(MRI T2)、及び全身運動画像(SSFP法を用いたcine MRI)を対象として、胎児の脳のマクロな形態発達と胎動の発達を明らかにするため、日本側グループで行う分析を進めた。 脳のマクロな形態の発達の分析に関しては、脳領域に応じた成長の違いをプロトマップ仮説に基づいて説明できるかどうかについて検討を行った。そのために、脳室の表面から皮質表面...
【医歯薬学】薬学:神経科学を含む研究件
❏リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究(16K16483)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤井 進也 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40773817)
【キーワード】音楽神経科学 / 音楽 / リズム / 個人差 / 知覚 (他17件)
【概要】リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究を実施した。iOS版ハーバード式ビート評価テスト(HBAT)の開発と信頼性評価を行い、リズム知覚生成の個人差をiPhoneやiPadで簡便に客観評価できる手法を開発した。核磁気共鳴画像法(MRI)・赤外線スペクトロスコピー(NIRS)による脳機能構造評価を実施し、HBATで評価したリズム知覚の個人差に小脳灰白質構造の個人差が関連していること、HBATで...
❏社会的コンテクストの中での協調及び利他的行動の認知神経基盤(15K12987)
【研究テーマ】政治学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】加藤 淳子 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (00251314)
【キーワード】福祉国家 / 平等 / fMRI / 心の理論 / 報酬系 (他14件)
【概要】再分配における平等の問題は、福祉国家研究のみならず、哲学や思想などでも重要課題である一方で、その背後にある動機付けや心理過程については、直接のデータをもって分析されることはなかった。本研究は、福祉国家の所得階層構造(高中低所得層)を踏まえ実際の再分配の問題を考えるため、仮想社会における再分配ルール決定の際の参加者の脳の活動をfMRIで計測することで、平等をめぐる心理過程の解明した論文を自然科学英文...
❏神経補綴を用いた新奇モダリティ創発の試み(26640003)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (10302613)
【キーワード】脳 / 感覚 / 大脳皮質 / 地磁気 / 地磁気感覚 (他8件)
【概要】もし今まで感知できなかった情報を、人工センサを通じて脳に直接送る方法が開発された時、被験体の脳はその情報を人工センサとともに、すみやかに同化し、活用することができるだろうか。本研究では、磁界の向きを感知し、脳へシグナルを送る「磁気知覚センサ」を開発した。この磁気知覚センサをラットの脳に刺激電極を介して接続することにより、ラットは一次視覚野に直接送られるシグナルを手掛かりとして空間記憶課題を解くこと...
【医歯薬学】薬学:アルツハイマー病を含む研究件
❏脳内に抗体医薬を効率的に送達するスマートベシクルの創製(20H04525)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】安楽 泰孝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60581585)
【キーワード】抗体医薬 / 脳 / 血液脳関門 / アルツハイマー病 / 薬剤送達システム (他7件)
【概要】脳は血管内皮細胞間の結合が極めて強固なために、血管内腔から脳実質部への物質輸送が著しく制限されている(血液脳関門: BBB)。そのために、アルツハイマー病(AD)等の脳神経系(CNS)疾患の治療に十分量の薬剤を、全身投与によって脳実質部に送達し、機能させられない事が大きな課題となっている。すなわち、「BBBを越えて、抗体等の高分子医薬を高効率で脳実質部に送達して機能させる方法論を創出できるか?」と...
❏ヒトiPS、線維芽細胞から直接誘導された神経細細胞におけるタウタンパク質の解析(17H07087)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】前田 純宏 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70443025)
【キーワード】タウタンパク質 / 神経変性疾患 / 老化 / 脳 / アルツハイマー病 (他7件)
【概要】タウタンパク質の蓄積はアルツハイマー病を中心とする様々な神経変性疾患において確認されている現象であり、正常老化においても観察される。近年のマウスモデルに基づいて開発された薬剤の治験の失敗から、ヒトの疾患をヒト細胞を用いてmodelingするが重要であると我々は考えている。本研究では、タウタンパク質の機能解析を行うための、induced pluripotent stem cellから神経細胞を誘導す...
❏アルツハイマー病の実験的モデル動物の作出と評価に関する研究(06760283)
【研究テーマ】応用獣医学
【研究種目】奨励研究(A)
【研究期間】1994
【研究代表者】内田 和幸 宮崎大学, 農学部, 助手 (10223554)
【キーワード】脳 / アルツハイマー病 / βタンパク / イヌ / 老人斑 (他7件)
【概要】平成6年度は、アルツハイマー病のモデル動物開発のための予備研究が主に行なわれた。まず、イヌにおける老人斑脳血管アミロイド症の発生動向を知る目的で、病理解剖されたイヌの脳を病理組織学的に検索し、老人斑,脳血管アミロイド症の有無を多症例について検討した結果,これらの脳病変をもつ症例が69例収集された。これらの症例を各々、老人斑のみ,血管アミロイド症のみ,老人斑と血管アミロイド症の両方の病変を持つ群に分...
【医歯薬学】薬学:分化を含む研究件
❏大脳領域間の機能的相互作用を再現する試験管内モデル(18K19903)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2020-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】神経 / 脳 / iPS細胞 / オルガノイド / 軸索 (他11件)
【概要】本研究課題によって、ヒトiPS細胞から作製した大脳オルガノイドを軸索束組織を介してつなぎ合わせる技術を開発することができた。微細流路の両端に小さな部屋をもつ培養チップに2つの大脳オルガノイドを入れると、部屋の中のオルガノイドから伸長した軸索が流路内に入り、集まって束になる。軸索の先端は流路の逆側のオルガノイドにたどり着き、シナプスを形成してつながる。つなぎ合わされたオルガノイド間で神経活動がやり取...
❏中枢神経系超早期の発達に影響する分子異常に着目した自閉症脳病態の解明(18209037)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】加藤 進昌 昭和大学, 医学部, 教授 (10106213)
【キーワード】児童精神医学 / 環境変動 / 遺伝子 / 脳 / 神経 (他9件)
【概要】自閉症を高率に合併することが知られている結節性硬化症の責任遺伝子TSC2に変異をもつEkerラットのスパインを超微形態学的に検討し、多数の融合した異常ミトコンドリアとシナプス未形成のフィロポディアを確認した。また、発達期に発現するarcadlinという蛋白質のスパイン制御機構を明らかにした。結節性硬化症では、TSC2-Rheb-mTORの異常が何らかのメカニズムを介してミトコンドリアの増殖あるいは...
【医歯薬学】薬学:血液脳関門を含む研究件
❏脳内に抗体医薬を効率的に送達するスマートベシクルの創製(20H04525)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】安楽 泰孝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60581585)
【キーワード】抗体医薬 / 脳 / 血液脳関門 / アルツハイマー病 / 薬剤送達システム (他7件)
【概要】脳は血管内皮細胞間の結合が極めて強固なために、血管内腔から脳実質部への物質輸送が著しく制限されている(血液脳関門: BBB)。そのために、アルツハイマー病(AD)等の脳神経系(CNS)疾患の治療に十分量の薬剤を、全身投与によって脳実質部に送達し、機能させられない事が大きな課題となっている。すなわち、「BBBを越えて、抗体等の高分子医薬を高効率で脳実質部に送達して機能させる方法論を創出できるか?」と...
❏脳内において持続的に機能する酵素反応場の構築による脳神経系疾患治療への展開(19K22953)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2019-06-28 - 2022-03-31
【研究代表者】安楽 泰孝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60581585)
【キーワード】高分子 / DDS / 脳 / 酵素補充療法 / 薬剤送達システム (他7件)
【概要】酵素補充療法(ERT)は、体内に足りない酵素を補充することで症状の改善を計る治療法で、疾患部位まで酵素を送り届け代謝を促すシステムを組み込んだ薬剤送達システム(DDS)は、とりわけ副作用の低い革新的治療法として期待されている。本課題では、生体内で酵素の反応場として最適な機能を具備するDDSに酵素を封入し、BBB通過用のリガンド分子を搭載することで、脳内に酵素の反応場を創出し、脳神経系(CNS)疾患...
❏特定の脳細胞選択的に薬剤送達する高分子集合体の開発と脳神経系疾患治療への展開(17H04742)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】安楽 泰孝 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60581585)
【キーワード】薬剤送達システム / 脳 / 高分子 / 高分子集合体 / 生体材料 (他11件)
【概要】アルツハイマー病(AD)に代表される中枢神経系疾患を効果的に治癒するためには、血液脳関門(BBB)と呼ばれる生体内バリアを通過するだけでなく、脳実質部において、標的とする細胞にのみ薬剤を送達することが必要不可欠である。本研究では、生体内での安全性が担保された高分子をビルディングブロックとした核酸医薬を脳の神経細胞に選択的に送達する高分子集合体(PM)を開発した。ADモデルマウスを用いたin viv...
【医歯薬学】薬学:神経細胞を含む研究件
❏機能する培養ヒト神経回路組織の構築(20K20643)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2024-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】オルガノイド / 可塑性 / 神経回路組織 / in vitro / 学習 (他9件)
【概要】脳内の回路は複雑であるがゆえに高度な情報処理を行うことができるが、まさにその複雑さが脳の本質的な理解を阻む最大の難関となって立ちはだかっている。そこで本研究では脳内の神経回路を単純化して体外で再現し、学習させ、神経回路の機能と仕組みを理解する事を目指す。シナプスや神経細胞の可塑的変化はこれまで多く観察されてきたが、小さな可塑的変化の集積によって引き起こされる回路全体の学習を体外で達成した報告は無い...
❏リザバー・コンピューティングによる神経細胞の分散培養系の身体化(16K14191)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】分散培養 / 脳 / 神経細胞 / 培養 / 電気計測 (他9件)
【概要】本研究では,多様性を生み出す能力を明らかにするために,シャーレ上に培養した神経回路において,どのようにして静的な神経回路構造から動的な活動パターンが生じるかを調べた.特に,培養神経回路によるリザバー計算を考えたとき,培養神経回路のリザバーとしての特徴を明らかにした.神経回路が自発活動で時空間パターンの再現性と多様性を両立するメカニズムとして,神経回路に部分的な神経集団が存在し,部分集団単位で逐次的...
❏混沌から秩序を創発するバイオコンピューティング(26630089)
【研究テーマ】知能機械学・機械システム
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経細胞 / リカレントネットワーク / 培養 / ロボット (他9件)
【概要】ラットの胎児から神経細胞を取り出し,それをシャーレの上に神経細胞を播種し培養すると,混沌とした活動パターンを自発的に生成する神経回路に成長する.本研究では,神経回路の活動に基づいて適切なフィードバック刺激を与えると,混沌とした活動パターンから秩序を抽出できることを示した.このような混沌から抽出された秩序を利用してロボットを制御すると,迷路課題のような目的志向型課題も解決できた.この結果から,混沌か...
【医歯薬学】薬学:炎症を含む研究件
❏骨格筋由来の生理活性因子による運動効果の機序究明とバイオマーカーの開発(20H00574)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】エクソソーム / 加齢 / 運動 / 脳 / うつ (他13件)
【概要】【目的】脳由来神経栄養因子BDNFは神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進させるが、 最近の研究からうつやアルコール依存において血中BDNF量が減少することが示されており、うつ病のバイオマーカーや治療標的として注目されている。また、BDNFは脳以外の腸管粘膜においても発現することが明らかになっており、脳腸相関の観点から食による腸由来BDNFの制御が脳機能制御に重要な役割を果たす可能性がある。近年の...
❏ストレスに起因する脳心連関の分子機構の解明(25670395)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20199227)
【キーワード】ストレス / 脳 / サイトカイン / 脳心連関 / 炎症 (他6件)
【概要】精神的ストレスが原因となるたこつぼ心筋症の発症メカニズムは不明とされている。我々はモデル動物を用いて心尖部を支配する心臓交感神経中枢の同定を行い、その領域でアストロサイトによって活性化されるCcl2の発現上昇を確認した。また、Ccl2は交感神経中枢を活性化し、さらに星状神経節と心臓交感神経におけるNPYの発現を上昇させていた。一方でNPYはβ受容体刺激をブロックする陰性変力作用を有しており、Ccl...
【医歯薬学】薬学:大脳皮質を含む研究件
❏迷走神経刺激療法のトランスレーショナル研究(26242040)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】脳 / 神経活動 / 電極 / 聴覚野 / 迷走神経 (他17件)
【概要】迷走神経刺激療法 (Vagus nerve stimulation; VNS) は,難治性てんかん発作に対する緩和的治療の一つで,体内に電気刺激装置を埋植し,左迷走神経を間歇的かつ慢性的に刺激する.VNSによる臨床的てんかん発作抑制効果が広く認められる一方で,その作用機序は未だ解明されていない.本研究では,動物実験と臨床研究により,VNSが大脳皮質の神経活動に与える影響を調べ,てんかん病態,知覚・...
❏神経補綴を用いた新奇モダリティ創発の試み(26640003)
【研究テーマ】神経生理学・神経科学一般
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】池谷 裕二 東京大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (10302613)
【キーワード】脳 / 感覚 / 大脳皮質 / 地磁気 / 地磁気感覚 (他8件)
【概要】もし今まで感知できなかった情報を、人工センサを通じて脳に直接送る方法が開発された時、被験体の脳はその情報を人工センサとともに、すみやかに同化し、活用することができるだろうか。本研究では、磁界の向きを感知し、脳へシグナルを送る「磁気知覚センサ」を開発した。この磁気知覚センサをラットの脳に刺激電極を介して接続することにより、ラットは一次視覚野に直接送られるシグナルを手掛かりとして空間記憶課題を解くこと...
❏知覚情報処理時のサブネットワーク構造に注目した神経修飾物質の機能解明(24650252)
【研究テーマ】医用生体工学・生体材料学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】高橋 宏知 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90361518)
【キーワード】聴覚 / 大脳皮質 / 脳 / 同期 / 神経修飾物質 (他10件)
【概要】感覚皮質の神経活動において,神経修飾物質が,情報処理の機能集団の形成と安定性に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.特に,迷走神経刺激 (Vagus Nerve Stimulation; VNS) は,セロトニン系やノルアドレナリン系を介して,大脳皮質の神経活動に広範な調整作用を及ぼすことに着目し, VNSが聴覚皮質の神経活動に及ぼす影響を精査した.その結果,VNSにより,自発活動では局所的な...
【医歯薬学】看護学:老化を含む研究件
❏タンパク工学を用いた老化におけるシナプス周囲コラーゲンの役割の解明(21KK0134)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2021-10-07 - 2025-03-31
【研究代表者】長井 淳 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, チームリーダー (60892586)
【キーワード】タンパク / 脳 / 老化
【概要】ECMはすべての組織に存在する非細胞性の構成要素である。生化学的(分子シグナリング 伝達の誘発・仲介)および生物力学的(物理的な足場)の両面で機能すると考えられている。これまで、ECMをコードする遺伝子を欠損させる研究により、ECM が発達(認知機能獲得)段階でシナプス可塑性に影響を与えることが示されてきた。しかし、老化(認知機能低下)における脳ECMの機能については未解明な点が多く残されている。...
❏ヒトiPS、線維芽細胞から直接誘導された神経細細胞におけるタウタンパク質の解析(17H07087)
【研究テーマ】医化学一般
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2017-08-25 - 2019-03-31
【研究代表者】前田 純宏 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (70443025)
【キーワード】タウタンパク質 / 神経変性疾患 / 老化 / 脳 / アルツハイマー病 (他7件)
【概要】タウタンパク質の蓄積はアルツハイマー病を中心とする様々な神経変性疾患において確認されている現象であり、正常老化においても観察される。近年のマウスモデルに基づいて開発された薬剤の治験の失敗から、ヒトの疾患をヒト細胞を用いてmodelingするが重要であると我々は考えている。本研究では、タウタンパク質の機能解析を行うための、induced pluripotent stem cellから神経細胞を誘導す...
❏ビタミンC合成不全マウスを用いた機能性食品の抗酸化能評価システムの開発(20880044)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】近藤 嘉高 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (20507397)
【キーワード】ビタミンC / アスコルビン酸 / 機能性食品 / 抗酸化 / ノックアウト (他14件)
【概要】ビタミンCを合成できないSMP30/GNLノックアウトマウスは、活性酸素種(ROS)の産生が亢進するかどうか、機能性食品の抗酸化能を評価できるかどうかを検討した。VC欠乏マウスの全身組織におけるROS産生は、顕著に増加した。また、ROS消去能をもつ水素水の投与は、VC欠乏マウスの脳におけるROS産生を抑制した。本研究から、VC欠乏マウスを用いた機能性食品の抗酸化能評価システムが確立された。 ...
【医歯薬学】看護学:加齢を含む研究件
❏骨格筋由来の生理活性因子による運動効果の機序究明とバイオマーカーの開発(20H00574)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】エクソソーム / 加齢 / 運動 / 脳 / うつ (他13件)
【概要】【目的】脳由来神経栄養因子BDNFは神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進させるが、 最近の研究からうつやアルコール依存において血中BDNF量が減少することが示されており、うつ病のバイオマーカーや治療標的として注目されている。また、BDNFは脳以外の腸管粘膜においても発現することが明らかになっており、脳腸相関の観点から食による腸由来BDNFの制御が脳機能制御に重要な役割を果たす可能性がある。近年の...
❏ライフスタイルと脳の働き -超高齢社会を生き抜くための心理科学-(16H06325)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】積山 薫 京都大学, 総合生存学館, 教授 (70216539)
【キーワード】可塑性 / 認知機能 / 加齢 / MRI / 脳 (他6件)
【概要】3~4か月の短期的な運動や楽器練習をおこなう介入研究では、練習により高齢者の認知機能が向上するとともに、脳の部位間の活動同期レベルが減少し神経処理が効率化することが分かった。横断研究において、幼少期からのスポーツや楽器の訓練は、加齢により萎縮しやすい脳部位の灰白質容積を維持する可能性が示唆された。また、機能が低下している高齢者は視触覚統合場面において視覚情報を過度に用いること、高齢者は異世代の若者...
【医歯薬学】看護学:脳波を含む研究件
❏脳波からの高品質な画像・音声復元技術の開発(22K19807)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2022-06-30 - 2024-03-31
【研究代表者】本吉 勇 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60447034)
【キーワード】脳 / BMI / デコーディング / 視覚 / 脳波
【概要】
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
❏乳児の睡眠と学習における脳の機能的ネットワークの発達(26242086)
【研究テーマ】基盤・社会脳科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00272477)
【キーワード】発達 / 脳 / 睡眠 / 乳児 / 脳波 (他7件)
【概要】睡眠時の乳児における脳の機能的ネットワークの発達を調べる研究を行った。生後2ヶ月および3ヶ月児を対象とし、睡眠中の脳活動の計測を行った。昼間に研究室に来訪した乳児が自然に入眠した状態で、脳の広い領域をカバーする94チャンネルNIRSを装着した。また、睡眠状態(sleep state)を計測するために、脳波および眼電計測用の電極を装着した。睡眠中の体動等の行動をビデオで観察しながら、約 20分程度の...
【医歯薬学】看護学:ウイルスを含む研究件
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
❏ミツバチの脳に感染し、攻撃行動を誘発する新種のピコルナウイルスに関する研究(15657019)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 攻撃行動 / 利他的行動 / 脳 / ウイルス (他8件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、女王蜂(生殖カースト)が専ら産卵し、働き蜂(労働カースト)は育児や門番、採餌などの労働に携わる。ミツバチの働き蜂の天敵への攻撃行動は、自身が死亡する可能性が高い点で利他行動の代表例である。本研究では、働き蜂の攻撃行動を規定する分子的基盤を解析する目的で、攻撃的な働き蜂の脳で選択的に発現する遺伝子を検索した結果、攻撃蜂の脳に選択的に感染している新規なRNAウイルスを同定し...
【医歯薬学】看護学:脳・神経を含む研究件
❏身体知覚の時空間的適応性の神経機序(25242058)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】身体 / 時間 / 空間 / 知覚 / 適応性 (他21件)
【概要】本研究は,独自の心理物理学的発見に基づき,ヒトの身体知覚の時空的適応性の神経機序を探究した.機能的磁気共鳴画像法により,両手間の時間順序判断における確率論的最適化に関連する脳部位の候補を検出した.そして脳波によって関連脳部位候補の活動時間帯を推定し,経頭蓋磁気刺激による機能阻害実験を行った.これらの一連の脳機能計測の結果,事前の経験に応じて身体部位間の時間順序の判断精度を向上することに関与している...
❏中枢神経系超早期の発達に影響する分子異常に着目した自閉症脳病態の解明(18209037)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】加藤 進昌 昭和大学, 医学部, 教授 (10106213)
【キーワード】児童精神医学 / 環境変動 / 遺伝子 / 脳 / 神経 (他9件)
【概要】自閉症を高率に合併することが知られている結節性硬化症の責任遺伝子TSC2に変異をもつEkerラットのスパインを超微形態学的に検討し、多数の融合した異常ミトコンドリアとシナプス未形成のフィロポディアを確認した。また、発達期に発現するarcadlinという蛋白質のスパイン制御機構を明らかにした。結節性硬化症では、TSC2-Rheb-mTORの異常が何らかのメカニズムを介してミトコンドリアの増殖あるいは...
【医歯薬学】看護学:遺伝子を含む研究件
❏中枢神経系超早期の発達に影響する分子異常に着目した自閉症脳病態の解明(18209037)
【研究テーマ】精神神経科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】加藤 進昌 昭和大学, 医学部, 教授 (10106213)
【キーワード】児童精神医学 / 環境変動 / 遺伝子 / 脳 / 神経 (他9件)
【概要】自閉症を高率に合併することが知られている結節性硬化症の責任遺伝子TSC2に変異をもつEkerラットのスパインを超微形態学的に検討し、多数の融合した異常ミトコンドリアとシナプス未形成のフィロポディアを確認した。また、発達期に発現するarcadlinという蛋白質のスパイン制御機構を明らかにした。結節性硬化症では、TSC2-Rheb-mTORの異常が何らかのメカニズムを介してミトコンドリアの増殖あるいは...
❏ミツバチのダンス言語と攻撃行動を規定する分子的基盤の解析(16370035)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2005
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性 / 攻撃性 / ダンス言語 / 行動 (他13件)
【概要】本研究では、ミツバチが示す様々な社会性行動(特に、ダンスコミュニケーションと攻撃性)の分子的基盤を探るため、脳で領野や行動選択的に発現する遺伝子の同定と解析を進めた。主な研究成果は以下の通りである。 (1)新規な最初期遺伝子Kakuseiの発現を指標に、ダンスコミュニケーションに関わる脳領野を調べた結果、キノコ体(昆虫脳の高次中枢)の小型ケニヨン細胞の活動が採餌蜂とダンス蜂で亢進していることを見出...
❏ミツバチの脳に感染し、攻撃行動を誘発する新種のピコルナウイルスに関する研究(15657019)
【研究テーマ】動物生理・行動
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2003
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 攻撃行動 / 利他的行動 / 脳 / ウイルス (他8件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、女王蜂(生殖カースト)が専ら産卵し、働き蜂(労働カースト)は育児や門番、採餌などの労働に携わる。ミツバチの働き蜂の天敵への攻撃行動は、自身が死亡する可能性が高い点で利他行動の代表例である。本研究では、働き蜂の攻撃行動を規定する分子的基盤を解析する目的で、攻撃的な働き蜂の脳で選択的に発現する遺伝子を検索した結果、攻撃蜂の脳に選択的に感染している新規なRNAウイルスを同定し...
【医歯薬学】看護学:乳幼児を含む研究件
❏ヒト発達脳の多波長光イメージング(20K20601)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】近赤外分光法 / ヘモグロビン / シトクロム / 脳 / 代謝 (他6件)
【概要】脳血液中のヘモグロビンおよび脳組織中のシトクロムの酸素化状態の時間変化を同時計測するため、試作した多波長近赤外光源を用いた装置を用いた検討を進めた。 成人を対象とし、前頭部または側頭部に光源から1、2、3、4cmの距離に配置したセンサーパッドを装着し、閉眼安静時(計測1)、呼吸の操作による低炭酸条件または高炭酸条件(計測2)、周期的呼吸条件(計測3)において、酸素化ヘモグロビン(oxy-Hb)、...
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
❏脳および頭蓋の形態発達と進化(15K12619)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 発達 / 進化 / 乳児 / 頭蓋 (他6件)
【概要】生後3ヶ月から22ヶ月の16名のヒト乳幼児の頭部の磁気共鳴画像(MRI)を用いて、脳と頭蓋の形態の特徴点を抽出し、サイズと形態の変化について分析を行った。脳の特定の領域に形態の変異の大きな場所があること、頭蓋は前後左右で異方的に成長すること、脳と頭蓋の特徴点の相対的な位置関係は安定していることが明らかになった。発達における脳と頭蓋の形態の多様性が、脳の進化につながる可能性を議論した。 ...
【医歯薬学】看護学:発達を含む研究件
❏ヒト胎児の脳発達に関する磁気共鳴画像を用いた縦断研究(19KK0247)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2019-10-07 - 2023-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】胎児 / 脳 / MRI / 発達 / 運動 (他9件)
【概要】ウィーン市立総合病院で撮像された胎児期の脳の構造画像(MRI T2)、及び全身運動画像(SSFP法を用いたcine MRI)を対象として、胎児の脳のマクロな形態発達と胎動の発達を明らかにするため、日本側グループで行う分析を進めた。 脳のマクロな形態の発達の分析に関しては、脳領域に応じた成長の違いをプロトマップ仮説に基づいて説明できるかどうかについて検討を行った。そのために、脳室の表面から皮質表面...
❏脳の発達と腸内細菌(19H01086)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 腸内細菌 / 発達 / リズム / 脳波 (他11件)
【概要】発達期の脳を対象とし、機能的近赤外分光法(fNIRS)及び脳波計測を行い、生後3ヶ月児に生じる静睡眠中の紡錘波が、近傍の脳領域で脳血流の減少を引き起こすことを明らかにした。モデル研究により、脳の自発活動、脳血流、酸素代謝のリズムが、自発的に統合される機構を示した。16SrRNAメタゲノム解析による腸内細菌叢の分析と脳機能計測と分析を同時に行い、それらの間のあり得る関連性を実証するための基盤となるデ...
❏脳および頭蓋の形態発達と進化(15K12619)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】脳 / 発達 / 進化 / 乳児 / 頭蓋 (他6件)
【概要】生後3ヶ月から22ヶ月の16名のヒト乳幼児の頭部の磁気共鳴画像(MRI)を用いて、脳と頭蓋の形態の特徴点を抽出し、サイズと形態の変化について分析を行った。脳の特定の領域に形態の変異の大きな場所があること、頭蓋は前後左右で異方的に成長すること、脳と頭蓋の特徴点の相対的な位置関係は安定していることが明らかになった。発達における脳と頭蓋の形態の多様性が、脳の進化につながる可能性を議論した。 ...
【医歯薬学】看護学:時間を含む研究件
❏リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究(16K16483)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】藤井 進也 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40773817)
【キーワード】音楽神経科学 / 音楽 / リズム / 個人差 / 知覚 (他17件)
【概要】リズム知覚生成の個人差に関する音楽神経科学研究を実施した。iOS版ハーバード式ビート評価テスト(HBAT)の開発と信頼性評価を行い、リズム知覚生成の個人差をiPhoneやiPadで簡便に客観評価できる手法を開発した。核磁気共鳴画像法(MRI)・赤外線スペクトロスコピー(NIRS)による脳機能構造評価を実施し、HBATで評価したリズム知覚の個人差に小脳灰白質構造の個人差が関連していること、HBATで...
❏変動性判断の神経機序―変動ある環境を克服する脳の仕組みの探究―(16H01866)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】変動性 / 不確定性 / ベイズ推定 / 空間 / 時間 (他13件)
【概要】我々の身体は,変動 (不確定性) に満ちた環境にありながら,精緻で安定した認識と行動を生成している.それが如何なる神経機序により実現されているのか?本研究は,この問題を独自に探求すべく,感覚情報の変動性に焦点をあて,脳機能測定 (fMRI, EEG, TMS) と心理物理学的測定を実施した.その結果,空間的変動性に関わる神経基盤 (外側後頭複合体) を特定し,また,時間的,空間的変動性に関わる心理...
❏身体知覚の時空間的適応性の神経機序(25242058)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】身体 / 時間 / 空間 / 知覚 / 適応性 (他21件)
【概要】本研究は,独自の心理物理学的発見に基づき,ヒトの身体知覚の時空的適応性の神経機序を探究した.機能的磁気共鳴画像法により,両手間の時間順序判断における確率論的最適化に関連する脳部位の候補を検出した.そして脳波によって関連脳部位候補の活動時間帯を推定し,経頭蓋磁気刺激による機能阻害実験を行った.これらの一連の脳機能計測の結果,事前の経験に応じて身体部位間の時間順序の判断精度を向上することに関与している...
【医歯薬学】看護学:ストレスを含む研究件
❏ストレスに起因する脳心連関の分子機構の解明(25670395)
【研究テーマ】循環器内科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20199227)
【キーワード】ストレス / 脳 / サイトカイン / 脳心連関 / 炎症 (他6件)
【概要】精神的ストレスが原因となるたこつぼ心筋症の発症メカニズムは不明とされている。我々はモデル動物を用いて心尖部を支配する心臓交感神経中枢の同定を行い、その領域でアストロサイトによって活性化されるCcl2の発現上昇を確認した。また、Ccl2は交感神経中枢を活性化し、さらに星状神経節と心臓交感神経におけるNPYの発現を上昇させていた。一方でNPYはβ受容体刺激をブロックする陰性変力作用を有しており、Ccl...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
❏ストレスの脳エネルギー代謝に及ぼす影響に関する工学的基礎研究(07808059)
【研究テーマ】環境影響評価(含放射線生物学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1995 - 1996
【研究代表者】迫田 章義 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (30170658)
【キーワード】ストレス / 脳 / 血液脳関門 / グルコース / パルス応答
【概要】現代社会はストレス社会と言われているように、ストレスが誘因となる疾患であるストレス症に苦しんでいる人も多く、このため生体のストレス応答に関する研究は今日様々な分野で活発に行われている。本研究ではマクロで工学的な視点からストレス応答にアプローチする第1歩として、パルス応答法の応用により脳へのエネルギー輸送と内部での消費を簡便迅速に測定する手法を開発し、さらにその手法のストレスの客観的評価に対する有効...
【医歯薬学】看護学:認知機能を含む研究件
❏音楽家の脳機能の解明: MRS-TMS-EEGを用いた横断研究(20H04092)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】藤井 進也 慶應義塾大学, 環境情報学部(藤沢), 准教授 (40773817)
【キーワード】音楽家 / 脳 / 音楽機能 / 認知機能 / 脳機能 (他12件)
【概要】音楽家の脳機能の解明を目的とし、音楽リズム処理機能と精神疾患の関連性、音楽リズム処理や和音処理機能の神経基盤、音楽演奏評価と視覚情報の関連性、音楽家の身体運動制御やドラマージストニアの身体症状の解明等、以下(1)-(7)の研究を推進した。(1) 前年度に引き続き、研究分担者と連携してマルチモーダル脳機能イメージング手法(核磁気共鳴画像法 [MRI]、核磁気共鳴スペクトロスコピー法 [MRS]、経頭...
❏ライフスタイルと脳の働き -超高齢社会を生き抜くための心理科学-(16H06325)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】積山 薫 京都大学, 総合生存学館, 教授 (70216539)
【キーワード】可塑性 / 認知機能 / 加齢 / MRI / 脳 (他6件)
【概要】3~4か月の短期的な運動や楽器練習をおこなう介入研究では、練習により高齢者の認知機能が向上するとともに、脳の部位間の活動同期レベルが減少し神経処理が効率化することが分かった。横断研究において、幼少期からのスポーツや楽器の訓練は、加齢により萎縮しやすい脳部位の灰白質容積を維持する可能性が示唆された。また、機能が低下している高齢者は視触覚統合場面において視覚情報を過度に用いること、高齢者は異世代の若者...
【医歯薬学】看護学:遺伝子発現を含む研究件
❏魚類の性差を生み出す脳内メカニズムの解明(21880017)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】大久保 範聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (10370131)
【キーワード】性差 / メダカ / 脳 / 魚類 / 遺伝子発現
【概要】魚類の性差を生み出す脳内メカニズムを明らかにするため、メダカの脳において性特異的に発現する遺伝子の機能解析を行った。遺伝子産物の他、アンタゴニストや特異抗体の投与による行動の変化を解析し、着目した遺伝子のうちのいくつかが性特異的な行動に関与するという予備的データを得ることができた。ただ、確定的なデータを得るまでには至っていない。また、着目した遺伝子のいくつかについて、その転写産物と翻訳産物の脳内で...
❏魚類の脳内で性特異的に発現する遺伝子の探索(17780159)
【研究テーマ】水産学一般
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】大久保 範聡 基礎生物学研究所, 生殖生物学研究部門, 助教 (10370131)
【キーワード】メダカ / 性差 / 性的可逆性 / 脳 / 遺伝子発現 (他7件)
【概要】魚類の脳は生涯にわたり、性的可逆性をもち、外的・内的要因により、容易にその性が逆転し得るという興味深い特徴をもつ。そのような魚類の脳については、古くから多くの関心が集められてきたが、なぜ、魚類の脳が性的可逆性をもつのかについての分子メカニズムは全く明らかとなっていない。そればかりか、そもそも魚類の脳に性差があるのかといった基本的なことさえもはっきりしていないのが現状であった。そこで本研究では、メダ...
❏社会性昆虫(ミツバチ)の本能行動を制御する遺伝子の同定と機能解析(12480237)
【研究テーマ】神経科学一般
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】久保 健雄 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10201469)
【キーワード】ミツバチ / 社会性昆虫 / 行動 / カースト / 神経系 (他13件)
【概要】ミツバチは社会性昆虫であり、その働き蜂は8字ダンスにより仲間に花の位置を教えるという高次行動を示す。ミツバチの脳では感覚統合や記憶・学習の中枢であるキノコ体が顕著に発達しており、キノコ体を構成する介在神経(ケニヨン細胞)は、細胞体の大きさから、大型と小型の2種類に分類される。我々はミツバチの高次行動に関わる遺伝子の候補として、大型と小型のケニヨン細胞の各々に特異的に発現する遺伝子(Mblk-1とK...
【医歯薬学】看護学:視覚を含む研究件
❏小区分10040:実験心理学関連(0)
【研究テーマ】2020
【研究種目】脳
【研究期間】視覚
【研究代表者】意思決定
【キーワード】注意
【概要】
❏視覚的な快不快とスリルを産み出す脳情報処理機構(20K21803)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2020-07-30 - 2023-03-31
【研究代表者】本吉 勇 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60447034)
【キーワード】視覚 / 嗜好 / 情動 / 不快感 / 画像統計量 (他6件)
【概要】(1) 種々の時空間周波数,空間周波数・方位バンド幅をもつ静的・動的なバンドパスノイズ刺激の気持ち悪さを決定づける特徴量を明らかにした研究成果が国際学術誌に公刊された.さらに,新たに色の効果を検討した結果,古典的な色彩調和・色嗜好研究で主張されてきた特定の色相や組み合わせに対する嗜好性は追試できないことを確認するとともに,特定の輝度・色の相関構造が一貫して気持ち悪さを引き起こすことを発見した.(2...
❏心理物理学的・神経学的逆相関解析による知覚的意思決定機構の解明(20H01782)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】本吉 勇 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (60447034)
【キーワード】脳 / 視覚 / 意思決定 / 注意 / 知覚 (他6件)
【概要】系列的にサンプルされた視覚情報に基づくダイナミックな知覚的意思決定のメカニズムを解明するため,以下の実験的・計算論的研究を実施した.(1) 線分要素の方位の平均と分散が時間的に変動しつつ高速に提示される動的なテクスチャ刺激の平均方位をできるだけ早く回答させる実験をおこない,観察者の意思決定を決定づける各時刻の刺激情報を反応時間にロックした心理物理学的逆相関解析により導出した.その結果,反応の400...
【医歯薬学】看護学:自律神経を含む研究件
❏個体間の宥和関係形成を支える脳-内臓回路の比較認知神経科学研究(20H01787)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】鳥類 / 比較認知 / 自律神経系 / 情動 / 痛み (他13件)
【概要】哺乳類において雌雄のつがい形成・維持に関わることが知られている神経ペプチド「オキシトシン」に着目し,カラスを対象とし,同性間(オス間)の宥和関係の形成・維持に関わる生理メカニズムを検討した。オス間の宥和関係はこれまで社会性哺乳類において報告されていたがそれが形成促進される環境要因は明らかではなかった。2021年度,本研究ではオス3個体を約2週間同居飼育することで,次第に2対1の社会交渉に落ち着き,...
❏情動をうみだす脳と身体の協働システムの比較認知神経科学研究(17H02653)
【研究テーマ】実験心理学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】伊澤 栄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (10433731)
【キーワード】情動 / 進化 / 利他性 / 脳 / 自律神経系 (他11件)
【概要】本研究では,複雑な社会行動が進化している鳥類カラスを対象に,情動が介在する社会行動機能と生理機構の解明を行った.カラスの飼育群れ内および2個体間で生じる競合・宥和行動について,(1)行動機能,(2)行動調節機構,(3)自律神経系の関与を調べた.(1)では,飼育群れの社会行動の長期データから,同性個体間の利他的羽繕いが,優位性誇示の機能を持つことを発見した.(2)では,3個体同時交渉における個体間距...
❏運動パフォーマンスに果たす感覚入力の役割(19650158)
【研究テーマ】身体教育学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】福場 良之 県立広島大学, 人間文化学部, 教授 (00165309)
【キーワード】運動 / パフォーマンス / 感覚情報 / 自律神経 / 脳 (他8件)
【概要】運動強度が徐々に漸増し疲労困憊に至るランプ負荷運動を課し,運動に対する中枢の関与を傍証する目的で,運動中は,定期的な時間間隔で痛み閾値を測定する実験をまず実施した。運動中を通して温熱刺激に対する痛み閾値を1分毎に調べた。併せて交感神経出力の指標として瞳孔径も測定した。その結果,安静時に比較して,ランプ負荷運動中,有意な差異を認められなかったが,瞳孔径はAT付近の運動強度を境に増大した。この実験の結...
【医歯薬学】看護学:学習を含む研究件
❏中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野(0)
【研究テーマ】2019
【研究種目】タイミング
【研究期間】ベイズ推定
【研究代表者】事前分布
【キーワード】学習
【概要】
❏機能する培養ヒト神経回路組織の構築(20K20643)
【研究テーマ】
【研究種目】挑戦的研究(開拓)
【研究期間】2020-07-30 - 2024-03-31
【研究代表者】池内 与志穂 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30740097)
【キーワード】オルガノイド / 可塑性 / 神経回路組織 / in vitro / 学習 (他9件)
【概要】脳内の回路は複雑であるがゆえに高度な情報処理を行うことができるが、まさにその複雑さが脳の本質的な理解を阻む最大の難関となって立ちはだかっている。そこで本研究では脳内の神経回路を単純化して体外で再現し、学習させ、神経回路の機能と仕組みを理解する事を目指す。シナプスや神経細胞の可塑的変化はこれまで多く観察されてきたが、小さな可塑的変化の集積によって引き起こされる回路全体の学習を体外で達成した報告は無い...
❏複数の事前分布の学び分け:タイミング行動における神経基盤の解明(19H01087)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】宮崎 真 静岡大学, 情報学部, 教授 (30392202)
【キーワード】タイミング / ベイズ推定 / 事前分布 / 学習 / 脳
【概要】
【医歯薬学】看護学:酸化ストレスを含む研究件
❏骨格筋由来の生理活性因子による運動効果の機序究明とバイオマーカーの開発(20H00574)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】鈴木 克彦 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)
【キーワード】エクソソーム / 加齢 / 運動 / 脳 / うつ (他13件)
【概要】【目的】脳由来神経栄養因子BDNFは神経細胞の発生、成長、維持、再生を促進させるが、 最近の研究からうつやアルコール依存において血中BDNF量が減少することが示されており、うつ病のバイオマーカーや治療標的として注目されている。また、BDNFは脳以外の腸管粘膜においても発現することが明らかになっており、脳腸相関の観点から食による腸由来BDNFの制御が脳機能制御に重要な役割を果たす可能性がある。近年の...
❏ビタミンC合成不全マウスを用いた機能性食品の抗酸化能評価システムの開発(20880044)
【研究テーマ】食品科学
【研究種目】若手研究(スタートアップ)
【研究期間】2008 - 2009
【研究代表者】近藤 嘉高 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (20507397)
【キーワード】ビタミンC / アスコルビン酸 / 機能性食品 / 抗酸化 / ノックアウト (他14件)
【概要】ビタミンCを合成できないSMP30/GNLノックアウトマウスは、活性酸素種(ROS)の産生が亢進するかどうか、機能性食品の抗酸化能を評価できるかどうかを検討した。VC欠乏マウスの全身組織におけるROS産生は、顕著に増加した。また、ROS消去能をもつ水素水の投与は、VC欠乏マウスの脳におけるROS産生を抑制した。本研究から、VC欠乏マウスを用いた機能性食品の抗酸化能評価システムが確立された。 ...
❏蛋白質工学的手法による脳神経シグナル伝達系の解明とその人工制御(15770085)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2003 - 2005
【研究代表者】若杉 桂輔 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (20322167)
【キーワード】蛋白質工学 / シグナル伝達 / 酸化ストレス / 細胞死 / 人工制御 (他15件)
【概要】1.トリプトファニルtRNA合成酵素(TrpRS)の酸化ストレス下での新規機能の解明 TrpRSは、tRNAにトリプトファンを結合させる反応(アミノアシル化)を触媒する酵素である。今回、ヒトのTrpRSの新規機能を探索したところ、酸化ストレス下で、ある有機化合物と複合体を形成することを発見した。現在、部位特異的アミノ酸置換体を作製し、分子レベルでの制御メカニズム、及び、生理機能の解明を目指している...
【医歯薬学】看護学:メンタルヘルスを含む研究件
❏身体運動によるメンタルヘルス改善効果の分子機構解明とリサーチ・リソースの構築(18200041)
【研究テーマ】スポーツ科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2006 - 2009
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 名誉教授 (00162644)
【キーワード】スポーツ生理学 / メンタルヘルス / 運動処方 / 自律神経機能 / 大脳皮質運動野 (他35件)
【概要】身体運動がメンタルヘルス改善効果をもたらすメカニズムを分子・細胞レベルにおいて実験動物及びヒトを対象として検討し、運動動処方プログラム開発のための基礎的資料を得ることを目的とした。長期間の運動トレーニング及び一過性の運動は、大脳皮質運動野における脳神経細胞の形態的、機能的変化を引き起こし、結果的にメンタルヘルスの改善がもたらされる可能性が考えられる。 ...
❏慢性ストレス症候群のメンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発(14208005)
【研究テーマ】体育学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】芝山 秀太郎 鹿屋体育大学, 学長 (00162644)
【キーワード】運動処方 / ストレス / メンタルヘルス / 自律神経機能 / PET (他28件)
【概要】本研究では、運動が慢性ストレス症候群の生理機能に及ぼす影響を自律神経機能、呼吸循環系、脳機能の応答を指標として検討し、メンタルヘルス改善のための運動処方プログラムの開発を行うための基礎的資料を得ることを目的とした。呼吸循環系の研究では、中高齢者に対するコンバインドトレーニングすなわち有酸素性及び無酸素性トレーニングの実施がメンタルストレス、体力、頸動脈循環、生活習慣病の危険因子に及ぼす影響を明らか...
【医歯薬学】看護学:睡眠を含む研究件
❏乳児の睡眠と学習における脳の機能的ネットワークの発達(26242086)
【研究テーマ】基盤・社会脳科学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00272477)
【キーワード】発達 / 脳 / 睡眠 / 乳児 / 脳波 (他7件)
【概要】睡眠時の乳児における脳の機能的ネットワークの発達を調べる研究を行った。生後2ヶ月および3ヶ月児を対象とし、睡眠中の脳活動の計測を行った。昼間に研究室に来訪した乳児が自然に入眠した状態で、脳の広い領域をカバーする94チャンネルNIRSを装着した。また、睡眠状態(sleep state)を計測するために、脳波および眼電計測用の電極を装着した。睡眠中の体動等の行動をビデオで観察しながら、約 20分程度の...
❏ヒト脳の形態形成から行動生成に至る発達のダイナミクス(26220004)
【研究テーマ】生命・健康・医療情報学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (00272477)
【キーワード】生命情報 / ダイナミクス / 脳 / 発達 / 胚発生 (他15件)
【概要】ヒトの脳の形態形成から行動生成に至る初期発達のダイナミクスの解明を目指した。胚子・胎児標本のMR顕微鏡画像、CT画像、連続組織切片画像等から、脳の三次元情報を抽出し、形態形成の基本的な現象を明らかにした。新生児期のfNIRS計測で、血液酸素化動態と脳の自発活動の発達を鋭敏に示す指標を発見した。乳児期のfNIRSや脳波の計測より、睡眠覚醒によって変化する機能的ネットワークや感覚処理の基本性質を明らか...
❏知の起源に関する発達脳科学研究(20670001)
【研究テーマ】認知科学
【研究種目】若手研究(S)
【研究期間】2008 - 2012
【研究代表者】多賀 厳太郎 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00272477)
【キーワード】進化・発達 / 発達脳科学 / 複雑系 / 身体 / 発達 (他25件)
【概要】乳児期の脳と身体の活動が示す動的特徴は、認知発達の重要な拘束条件であると考えられる。本研究では、NIRSによる脳機能イメージングにより、視聴覚や言語に関わる脳の機能領域とネットワークの初期発達過程を明らかにした。また、自発運動を通じた認知的行動の変化や、自発運動と長期的発達の予後と関連を示す現象を提示した。発達における領域一般性と固有性、多重な時間スケールでの発展、予測性の発現等の理解に貢献した。...