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研究分野別サイレントキーワード
「細胞壁」サイレントキーワードを含む研究
【複合領域】一般理論:細胞壁を含む研究件
❏細胞壁物性による作物選別のための新型クリープメーターの開発と携帯化(10559012)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】山口 淳二 名古屋大学, 生物分子応答研究センター, 助教授 (10183120)
【キーワード】粘弾性計測装置 / ウィンドウズ / 応力緩和法 / クリープ法 / 力学モデル (他14件)
【概要】草型形成の主要因の1つである細胞壁の物性に着目し、新理論に基づいた簡易測定システムの開発と、それを用いたいくつかの実践例の蓄積を目的とした。 1)山電製の粘弾性計測装置レオナーは、本来食品の粘弾性の計測を目的とするクリープ測定装置であったが、これを改良し、柔らかい根や葉鞘の細胞壁といった植物組織のクリープ伸展性計測用に改良することが出来た。また、携帯化を目的としてウィンドウズ対応型への改良を試みた...
❏稲の稈における細胞壁構成物質の再移動の分子機構(08456008)
【研究テーマ】作物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】秋田 重誠 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10251498)
【キーワード】水稲 / 稈 / ヘミセルロース / 挫折抵抗 / 登熟期 (他9件)
【概要】本研究においては水稲の桿の物理的強度が登熟期に急激に弱くなるという現象の生理および分子機構を解明しようとした。3年間にわたる研究の結果、次のような成果が得られた。 (1) 水稲の桿の物理的強度と桿を構成する細胞のうち、特に、柔細胞の細胞壁が薄くなるという形態的、構造的変化の間に明瞭な関係を認めた。 (2) この関係には明瞭な品種間差が見られ、登熟期に桿から穂への物質の移動が大きい品神で桿強度の低下...
【数物系科学】地球惑星科学:二次イオン質量分析法細胞壁を含む研究件
❏同位体イメージングによる樹木木部への炭素の移動と固定過程の解析(18K05758)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹内 美由紀 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 主任研究員 (20378912)
【キーワード】木部形成 / 細胞壁 / 二次イオン質量分析法 / 同位体イメージング
【概要】安定同位体標識した二酸化炭素を使用したラベリング法により、樹木が光合成によって吸収した炭素の樹体内での分布を調べた。葉、師部、木部における標識炭素の存在量を測定することにより、光合成後の時間の経過に伴う炭素の移動や細胞壁構成炭素と可溶性炭素への配分変化を追跡することができ、木部への炭素の供給や細胞壁形成の日周性について新たな知見が得られた。元素イメージングにより得られる詳細な標識炭素分布に、細胞壁...
❏同位体イメージングによる炭素の樹木内移動の可視化と木部形成過程の解明(15K07505)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹内 美由紀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (20378912)
【キーワード】木部形成 / 細胞壁 / 同位体イメージング / 二次イオン質量分析法 / 光合成
【概要】本研究課題では、樹木木部における炭素の移動と固定の過程を明らかにすることを目的とした。炭素の安定同位体で標識した二酸化炭素を用いてラベリングを行い、安定同位体比測定および二次イオン質量分析法による同位体イメージングを組み合わせて標識炭素の追跡を行った。樹体内における炭素の挙動と木部細胞壁への堆積過程を解析した結果から、木部への炭素堆積の過程や放射方向への移動の様子が可視化により示されたほか、木部細...
【生物学】生物学:ダイナクチン複合体細胞壁を含む研究件
❏細胞壁チェックポイントの分子機構(17370060)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁合成チェックポイント / 細胞周期制御 / 細胞壁 / ダイナクチン / サイクリン (他11件)
【概要】本研究では新規細胞周期チェックポイントである細胞壁合成チェックポイントに関連して、特にダイナクチンの新たな機能としての細胞壁チェックポイント制御機構、について解析を行った。ダイナクチン構成因子の遺伝子破壊株を用いた解析では、ダイナクチン複合体の構成因子であるnip100破壊株、jnm1破壊株においても紡錘体を形成した細胞の蓄積が見られた。このことはArplpだけではなくNiplOOpとJnmlpを...
❏細胞周期に共役した細胞の形態形成に関する研究(14380325)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】酵母 / 細胞周期制御 / 細胞壁チェックポイント / 先端成長 / 細胞壁 (他18件)
【概要】本研究計画では、出芽酵母細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムに迫るために、(1)細胞壁合成チェックポイント制御機構、(2)細胞周期依存的な成長様式の切り替え機構、を分子レベルで解明することにした。細胞周期は、細胞周期チェックポイントと呼ばれるフィードバック機構によって厳密な制御を受けている。これまでに出芽酵母では、DNA損傷やDNA複製、アクチン細胞骨格、スピンドル形成やスピンドルの位置などをモ...
【生物学】生物学:Rho1p細胞壁を含む研究件
❏出芽酵母細胞の形態形成に関する研究(19370074)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / 出芽酵母 / 細胞周期チェックポイント / Rho1p / シグナル伝達 (他11件)
【概要】真核単細胞のモデルである出芽酵母を用いて、「細胞周期進行」という時間軸に添って細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムを解明することを本研究の目的にした。そのためには、(1)細胞壁合成などの細胞形態形成がうまく行かない時に細胞周期を停止する機構と、(2)細胞周期進行とともに細胞の形態形成が起きる機構を明らかにすることが必要である。我々は細胞壁合成チェックポンとの研究を行い、複数の核移行の過程がこれに...
❏細胞周期に共役した細胞の形態形成に関する研究(14380325)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】酵母 / 細胞周期制御 / 細胞壁チェックポイント / 先端成長 / 細胞壁 (他18件)
【概要】本研究計画では、出芽酵母細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムに迫るために、(1)細胞壁合成チェックポイント制御機構、(2)細胞周期依存的な成長様式の切り替え機構、を分子レベルで解明することにした。細胞周期は、細胞周期チェックポイントと呼ばれるフィードバック機構によって厳密な制御を受けている。これまでに出芽酵母では、DNA損傷やDNA複製、アクチン細胞骨格、スピンドル形成やスピンドルの位置などをモ...
【生物学】生物学:グルカン細胞壁を含む研究件
❏細胞周期に共役した細胞の形態形成に関する研究(14380325)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】酵母 / 細胞周期制御 / 細胞壁チェックポイント / 先端成長 / 細胞壁 (他18件)
【概要】本研究計画では、出芽酵母細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムに迫るために、(1)細胞壁合成チェックポイント制御機構、(2)細胞周期依存的な成長様式の切り替え機構、を分子レベルで解明することにした。細胞周期は、細胞周期チェックポイントと呼ばれるフィードバック機構によって厳密な制御を受けている。これまでに出芽酵母では、DNA損傷やDNA複製、アクチン細胞骨格、スピンドル形成やスピンドルの位置などをモ...
❏細胞の形態形成に必須な多機能分子スイッチの研究(11480177)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / グルカン / 低分子量GTPase / アクチン / 出芽酵母 (他12件)
【概要】全ての真核細胞は固有の形をしており、細胞の形は生物の機能と密接に関係している。我々は今回、真核細胞のモデル系として知られる出芽酵母を用いて、低分子量GTPaseRho1pという多機能シグナル伝達因子を中心に「細胞の形態形成」の研究を行った。特に、Rho1pの標的酵素のひとつである細胞壁合成酵素がダイナミックに細胞膜上を移動し、アクチンの重合と連動して出芽部分の細胞膜上を移動することを発見した。グル...
❏細胞内ネットワークで働く多重機能蛋白質の分子遺伝学研究(08454241)
【研究テーマ】遺伝
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (20183767)
【キーワード】カルモデュリン / Rholp / 酵母 / 細胞壁 / GTPase (他9件)
【概要】特にCa_<2+>受容タンパク質/カルモデュリンと低分子量GTPase/Rholpの2つの系で、以下に述べるように細胞内ネットワークで働く多機能タンパク質の機能の一つ一つを分離分別して解き明かすことに成功した。まずカルモデュリンの遺伝生化学的研究により、カルモデュリンで見られた「遺伝子内相補」が観察される理由がカルモデュリンの多機能性のためであるという仮説が正しいことを明らかにした。実...
【生物学】生物学:ダイナクチン細胞壁を含む研究件
❏細胞壁チェックポイントの分子機構(17370060)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁合成チェックポイント / 細胞周期制御 / 細胞壁 / ダイナクチン / サイクリン (他11件)
【概要】本研究では新規細胞周期チェックポイントである細胞壁合成チェックポイントに関連して、特にダイナクチンの新たな機能としての細胞壁チェックポイント制御機構、について解析を行った。ダイナクチン構成因子の遺伝子破壊株を用いた解析では、ダイナクチン複合体の構成因子であるnip100破壊株、jnm1破壊株においても紡錘体を形成した細胞の蓄積が見られた。このことはArplpだけではなくNiplOOpとJnmlpを...
❏細胞周期に共役した細胞の形態形成に関する研究(14380325)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】酵母 / 細胞周期制御 / 細胞壁チェックポイント / 先端成長 / 細胞壁 (他18件)
【概要】本研究計画では、出芽酵母細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムに迫るために、(1)細胞壁合成チェックポイント制御機構、(2)細胞周期依存的な成長様式の切り替え機構、を分子レベルで解明することにした。細胞周期は、細胞周期チェックポイントと呼ばれるフィードバック機構によって厳密な制御を受けている。これまでに出芽酵母では、DNA損傷やDNA複製、アクチン細胞骨格、スピンドル形成やスピンドルの位置などをモ...
【生物学】生物学:GTPase細胞壁を含む研究件
❏細胞の形態形成に必須な多機能分子スイッチの研究(11480177)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / グルカン / 低分子量GTPase / アクチン / 出芽酵母 (他12件)
【概要】全ての真核細胞は固有の形をしており、細胞の形は生物の機能と密接に関係している。我々は今回、真核細胞のモデル系として知られる出芽酵母を用いて、低分子量GTPaseRho1pという多機能シグナル伝達因子を中心に「細胞の形態形成」の研究を行った。特に、Rho1pの標的酵素のひとつである細胞壁合成酵素がダイナミックに細胞膜上を移動し、アクチンの重合と連動して出芽部分の細胞膜上を移動することを発見した。グル...
❏細胞内ネットワークで働く多重機能蛋白質の分子遺伝学研究(08454241)
【研究テーマ】遺伝
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (20183767)
【キーワード】カルモデュリン / Rholp / 酵母 / 細胞壁 / GTPase (他9件)
【概要】特にCa_<2+>受容タンパク質/カルモデュリンと低分子量GTPase/Rholpの2つの系で、以下に述べるように細胞内ネットワークで働く多機能タンパク質の機能の一つ一つを分離分別して解き明かすことに成功した。まずカルモデュリンの遺伝生化学的研究により、カルモデュリンで見られた「遺伝子内相補」が観察される理由がカルモデュリンの多機能性のためであるという仮説が正しいことを明らかにした。実...
【生物学】生物学:細胞周期制御細胞壁を含む研究件
❏細胞壁チェックポイントの分子機構(17370060)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁合成チェックポイント / 細胞周期制御 / 細胞壁 / ダイナクチン / サイクリン (他11件)
【概要】本研究では新規細胞周期チェックポイントである細胞壁合成チェックポイントに関連して、特にダイナクチンの新たな機能としての細胞壁チェックポイント制御機構、について解析を行った。ダイナクチン構成因子の遺伝子破壊株を用いた解析では、ダイナクチン複合体の構成因子であるnip100破壊株、jnm1破壊株においても紡錘体を形成した細胞の蓄積が見られた。このことはArplpだけではなくNiplOOpとJnmlpを...
❏細胞周期に共役した細胞の形態形成に関する研究(14380325)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】酵母 / 細胞周期制御 / 細胞壁チェックポイント / 先端成長 / 細胞壁 (他18件)
【概要】本研究計画では、出芽酵母細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムに迫るために、(1)細胞壁合成チェックポイント制御機構、(2)細胞周期依存的な成長様式の切り替え機構、を分子レベルで解明することにした。細胞周期は、細胞周期チェックポイントと呼ばれるフィードバック機構によって厳密な制御を受けている。これまでに出芽酵母では、DNA損傷やDNA複製、アクチン細胞骨格、スピンドル形成やスピンドルの位置などをモ...
【生物学】基礎生物学:M期細胞壁を含む研究件
❏出芽酵母の表現型プロファイリングに関する基盤研究(21310127)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】出芽酵母 / 機能ゲノム / 細胞周期細胞形態 / 画像解析 / 薬剤標的 (他13件)
【概要】研究代表者らは出芽酵母の細胞形態、アクチン、核などの形態に関する高次元表現型情報を集めることにより、遺伝子欠損によって変化する表現型プロファイルが遺伝子産物の機能に関係していることを発見した。このことをヒントにして高次元表現型データから表現型プロファイルを統計学的に抽出し、パターンの類似性からその条件下で影響を受けている遺伝子機能を推測する(表現型プロファイリング)法を確立した。この方法は、生理活...
❏出芽酵母細胞の形態形成に関する研究(19370074)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / 出芽酵母 / 細胞周期チェックポイント / Rho1p / シグナル伝達 (他11件)
【概要】真核単細胞のモデルである出芽酵母を用いて、「細胞周期進行」という時間軸に添って細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムを解明することを本研究の目的にした。そのためには、(1)細胞壁合成などの細胞形態形成がうまく行かない時に細胞周期を停止する機構と、(2)細胞周期進行とともに細胞の形態形成が起きる機構を明らかにすることが必要である。我々は細胞壁合成チェックポンとの研究を行い、複数の核移行の過程がこれに...
【生物学】基礎生物学:hOG細胞壁を含む研究件
❏出芽酵母の表現型プロファイリングに関する基盤研究(21310127)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】出芽酵母 / 機能ゲノム / 細胞周期細胞形態 / 画像解析 / 薬剤標的 (他13件)
【概要】研究代表者らは出芽酵母の細胞形態、アクチン、核などの形態に関する高次元表現型情報を集めることにより、遺伝子欠損によって変化する表現型プロファイルが遺伝子産物の機能に関係していることを発見した。このことをヒントにして高次元表現型データから表現型プロファイルを統計学的に抽出し、パターンの類似性からその条件下で影響を受けている遺伝子機能を推測する(表現型プロファイリング)法を確立した。この方法は、生理活...
❏出芽酵母細胞の形態形成に関する研究(19370074)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / 出芽酵母 / 細胞周期チェックポイント / Rho1p / シグナル伝達 (他11件)
【概要】真核単細胞のモデルである出芽酵母を用いて、「細胞周期進行」という時間軸に添って細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムを解明することを本研究の目的にした。そのためには、(1)細胞壁合成などの細胞形態形成がうまく行かない時に細胞周期を停止する機構と、(2)細胞周期進行とともに細胞の形態形成が起きる機構を明らかにすることが必要である。我々は細胞壁合成チェックポンとの研究を行い、複数の核移行の過程がこれに...
【生物学】基礎生物学:出芽酵母細胞壁を含む研究件
❏真菌細胞壁β-1,6-グルカン合成機構の解明(19K05764)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】野田 陽一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (90282699)
【キーワード】細胞壁 / 真菌 / 酵母 / 出芽酵母 / グルカナーゼ
【概要】β-1,6-グルカンの合成において特に重要な役割を持つと考えられるKre6の細胞内の挙動を調べた.共免疫沈降実験によりKre6が他の合成に関与する蛋白質と相互作用する可能性を示唆するデータを得た.またKre6がリン酸化を受けることを見出した.このKre6のリン酸化自体は以前に報告されていたが,このリン酸化が他のβ-1,6-グルカン合成に関与する蛋白質の機能低下により減弱することを見出した.またKr...
❏出芽酵母の表現型プロファイリングに関する基盤研究(21310127)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】出芽酵母 / 機能ゲノム / 細胞周期細胞形態 / 画像解析 / 薬剤標的 (他13件)
【概要】研究代表者らは出芽酵母の細胞形態、アクチン、核などの形態に関する高次元表現型情報を集めることにより、遺伝子欠損によって変化する表現型プロファイルが遺伝子産物の機能に関係していることを発見した。このことをヒントにして高次元表現型データから表現型プロファイルを統計学的に抽出し、パターンの類似性からその条件下で影響を受けている遺伝子機能を推測する(表現型プロファイリング)法を確立した。この方法は、生理活...
❏出芽酵母細胞の形態形成に関する研究(19370074)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / 出芽酵母 / 細胞周期チェックポイント / Rho1p / シグナル伝達 (他11件)
【概要】真核単細胞のモデルである出芽酵母を用いて、「細胞周期進行」という時間軸に添って細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムを解明することを本研究の目的にした。そのためには、(1)細胞壁合成などの細胞形態形成がうまく行かない時に細胞周期を停止する機構と、(2)細胞周期進行とともに細胞の形態形成が起きる機構を明らかにすることが必要である。我々は細胞壁合成チェックポンとの研究を行い、複数の核移行の過程がこれに...
【生物学】基礎生物学:光合成細胞壁を含む研究件
❏同位体イメージングによる炭素の樹木内移動の可視化と木部形成過程の解明(15K07505)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹内 美由紀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (20378912)
【キーワード】木部形成 / 細胞壁 / 同位体イメージング / 二次イオン質量分析法 / 光合成
【概要】本研究課題では、樹木木部における炭素の移動と固定の過程を明らかにすることを目的とした。炭素の安定同位体で標識した二酸化炭素を用いてラベリングを行い、安定同位体比測定および二次イオン質量分析法による同位体イメージングを組み合わせて標識炭素の追跡を行った。樹体内における炭素の挙動と木部細胞壁への堆積過程を解析した結果から、木部への炭素堆積の過程や放射方向への移動の様子が可視化により示されたほか、木部細...
❏超高感度イメージング法による水の動態解析を利用した作物の生理障害発生機構の解析(14360014)
【研究テーマ】園芸・造園学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】西澤 隆 山形大学, 農学部, 教授 (10208176)
【キーワード】中性子イメージング / 近赤外分光分析 / 貯蔵 / 生理障害 / モヤシ (他19件)
【概要】1.メロンの生理障害の一つである「水浸状果」の発生メカニズムについて調べ,トリガーとしてのエチレンの働きと,細胞壁の崩壊に伴う細胞壁間隙の乖離,水移動に伴う,果肉の透明化のメカニズムを明らかにした. 2.メロンの「水浸状果」発生には,嫌気的呼吸に伴う果実内部における発酵物質(アセトアルデヒドやエタノール)の蓄積が直接的な要因として関与しているのではなく,細胞壁の乖離に伴う水移動が直接的要因として関...
❏葉,枝の環境応答と樹木の成長(13440231)
【研究テーマ】生態
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2003
【研究代表者】寺島 一郎 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40211388)
【キーワード】樹木 / 光合成 / 水分生理 / 樹形 / 転流 (他8件)
【概要】本研究の目的は,樹木の成長を議論する基礎として,葉や枝の環境応答を明らかにしようとするものである。平成13〜15年度の3年間に以下のような研究を行った。 1)樹木葉葉肉細胞の細胞壁がCO_2拡散におよぼす影響 安定同位体とガス交換の同時測定により,細胞壁がCO^2拡散の抵抗として重要であることを明らかにした。常緑樹では特に大きな抵抗となっており,気孔抵抗に匹敵する大きさである。 2)陽葉と陰様の厚...
【生物学】基礎生物学:紡錘体細胞壁を含む研究件
❏出芽酵母の表現型プロファイリングに関する基盤研究(21310127)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】出芽酵母 / 機能ゲノム / 細胞周期細胞形態 / 画像解析 / 薬剤標的 (他13件)
【概要】研究代表者らは出芽酵母の細胞形態、アクチン、核などの形態に関する高次元表現型情報を集めることにより、遺伝子欠損によって変化する表現型プロファイルが遺伝子産物の機能に関係していることを発見した。このことをヒントにして高次元表現型データから表現型プロファイルを統計学的に抽出し、パターンの類似性からその条件下で影響を受けている遺伝子機能を推測する(表現型プロファイリング)法を確立した。この方法は、生理活...
❏出芽酵母細胞の形態形成に関する研究(19370074)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / 出芽酵母 / 細胞周期チェックポイント / Rho1p / シグナル伝達 (他11件)
【概要】真核単細胞のモデルである出芽酵母を用いて、「細胞周期進行」という時間軸に添って細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムを解明することを本研究の目的にした。そのためには、(1)細胞壁合成などの細胞形態形成がうまく行かない時に細胞周期を停止する機構と、(2)細胞周期進行とともに細胞の形態形成が起きる機構を明らかにすることが必要である。我々は細胞壁合成チェックポンとの研究を行い、複数の核移行の過程がこれに...
【生物学】人類学:進化細胞壁を含む研究件
❏ゲノムと表層脂質の解析から分かった車軸藻ワックスの存在と陸上環境適応における意義(15H04393)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】太田 啓之 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (20233140)
【キーワード】細胞外皮 / 細胞壁 / ワックス / 植物陸上進出 / 車軸藻植物門 (他14件)
【概要】本研究では藻類が陸上進出の初期に原始的な表層脂質としてトリアシルグリセロールによるソフトな撥水性バリアを形成し陸上環境に適応したという仮説を提唱し、実験的に明らかにすることを目指した。そのため、陸上植物に近縁である車軸藻植物門の中で比較的初期に分岐したと考えられているクレブソルミディウムの表層脂質の解析と乾燥適応に関わる遺伝子群の解析を行った。その結果、陸上環境への適応過程においてトリアシルグリセ...
❏リグニンはその生成時の力学的環境にどのように化学構造を対応させるか(17208015)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / アテ材 / 木化 / 木本 / 草本 (他20件)
【概要】多くの樹種のアテ材のリグニン構造精査した結果、アテ材のタイプに関わらず、圧縮環境ではリグニン含有量が高く、芳香核構造S/V比が低く、β-O-4構造が少なく同構造の立体異性対比)(エリトロ/トレオ比)が低いこと、引張環境ではその全てが逆になることを、統一的な法則性として見出した。さらに多くの樹種についての分析の結果、S/V比を中心に記しえるこれら特徴は、植物進化がもたらしたリグニン構造の変化であるこ...
【工学】総合工学:アルミニウム細胞壁を含む研究件
❏アポプラストで作用する無機元素の生理学・生化学(13460031)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】間藤 徹 京都大学, 農学研究科, 助教授 (50157393)
【キーワード】ホウ素 / カルシウム / アルミニウム / アポプラスト / 細胞壁 (他11件)
【概要】本研究は,高濃度の塩,低pH,アルミニウム過剰,カルシウム欠乏など,土壌に起因するストレス(edaphic stress)に対して耐性を持つ作物を育種するための基礎研究を行うことにある。間藤(京都大学農学研究科)はエンドウUDP-Xylose合成酵素タンパク質を精製し,そのアミノ酸配列情報を基に遺伝子を単離した。この遺伝子はそのDNA配列の類似性からラムノース2,4デヒドラターゼをコードしていると...
❏ムラサキヒシャクゴケのアルミニウム結合性糖鎖構造の解析(10460029)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 2001
【研究代表者】吉村 悦郎 東大, 農学生命科学研究科, 助教授 (10130303)
【キーワード】ムラサキヒシャクゴケ / アルミニウム / 細胞壁 / LV-SEM
【概要】ムラサキヒシャクゴケ(Scapania undulata)は水棲のコケで、中性から酸性の水域に広く分布する。昨年度の検討の結果、このコケには多量のアルミニウムが蓄積されており、その程度は中性水域で生息するコケで顕著であった。本年度は、アルミニウムの存在部位の確認と存在状態を明らかにすることでその蓄積機構の解明を行った。 中性水域から採取したムラサキヒシャクゴケの葉を試料ホルダーに固定し、液体窒素に...
【農学】農業工学:草本細胞壁を含む研究件
❏草本リグニンと木本リグニンを区別する鍵構造としてのエリトロ型β-0-4構造(18658068)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / 細胞壁 / NMR / 木粉溶液 / エリトロ (他11件)
【概要】昨年度までの研究により、非木質試料(草本類や葉)と木本類試料では、リグニン構造分析における指標分解物(ニトロベンゼン酸化における芳香族アルデヒド類、オゾン分解におけるテトロン酸類など)の、試料あたりの収率がはっきりと異なることを明らかにすることができた。特にエリトロ型β-O-4構造のオゾン分解生成物であるエリトロン酸の細胞壁当りの収率によって、非木質試料と木本類試料をはっきりと区別することができた...
❏リグニンはその生成時の力学的環境にどのように化学構造を対応させるか(17208015)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / アテ材 / 木化 / 木本 / 草本 (他20件)
【概要】多くの樹種のアテ材のリグニン構造精査した結果、アテ材のタイプに関わらず、圧縮環境ではリグニン含有量が高く、芳香核構造S/V比が低く、β-O-4構造が少なく同構造の立体異性対比)(エリトロ/トレオ比)が低いこと、引張環境ではその全てが逆になることを、統一的な法則性として見出した。さらに多くの樹種についての分析の結果、S/V比を中心に記しえるこれら特徴は、植物進化がもたらしたリグニン構造の変化であるこ...
【農学】農業工学:木化細胞壁を含む研究件
❏草本リグニンと木本リグニンを区別する鍵構造としてのエリトロ型β-0-4構造(18658068)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / 細胞壁 / NMR / 木粉溶液 / エリトロ (他11件)
【概要】昨年度までの研究により、非木質試料(草本類や葉)と木本類試料では、リグニン構造分析における指標分解物(ニトロベンゼン酸化における芳香族アルデヒド類、オゾン分解におけるテトロン酸類など)の、試料あたりの収率がはっきりと異なることを明らかにすることができた。特にエリトロ型β-O-4構造のオゾン分解生成物であるエリトロン酸の細胞壁当りの収率によって、非木質試料と木本類試料をはっきりと区別することができた...
❏リグニンはその生成時の力学的環境にどのように化学構造を対応させるか(17208015)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / アテ材 / 木化 / 木本 / 草本 (他20件)
【概要】多くの樹種のアテ材のリグニン構造精査した結果、アテ材のタイプに関わらず、圧縮環境ではリグニン含有量が高く、芳香核構造S/V比が低く、β-O-4構造が少なく同構造の立体異性対比)(エリトロ/トレオ比)が低いこと、引張環境ではその全てが逆になることを、統一的な法則性として見出した。さらに多くの樹種についての分析の結果、S/V比を中心に記しえるこれら特徴は、植物進化がもたらしたリグニン構造の変化であるこ...
【農学】農業工学:木粉溶液細胞壁を含む研究件
❏草本リグニンと木本リグニンを区別する鍵構造としてのエリトロ型β-0-4構造(18658068)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / 細胞壁 / NMR / 木粉溶液 / エリトロ (他11件)
【概要】昨年度までの研究により、非木質試料(草本類や葉)と木本類試料では、リグニン構造分析における指標分解物(ニトロベンゼン酸化における芳香族アルデヒド類、オゾン分解におけるテトロン酸類など)の、試料あたりの収率がはっきりと異なることを明らかにすることができた。特にエリトロ型β-O-4構造のオゾン分解生成物であるエリトロン酸の細胞壁当りの収率によって、非木質試料と木本類試料をはっきりと区別することができた...
❏リグニンはその生成時の力学的環境にどのように化学構造を対応させるか(17208015)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / アテ材 / 木化 / 木本 / 草本 (他20件)
【概要】多くの樹種のアテ材のリグニン構造精査した結果、アテ材のタイプに関わらず、圧縮環境ではリグニン含有量が高く、芳香核構造S/V比が低く、β-O-4構造が少なく同構造の立体異性対比)(エリトロ/トレオ比)が低いこと、引張環境ではその全てが逆になることを、統一的な法則性として見出した。さらに多くの樹種についての分析の結果、S/V比を中心に記しえるこれら特徴は、植物進化がもたらしたリグニン構造の変化であるこ...
【農学】農業工学:木本細胞壁を含む研究件
❏草本リグニンと木本リグニンを区別する鍵構造としてのエリトロ型β-0-4構造(18658068)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / 細胞壁 / NMR / 木粉溶液 / エリトロ (他11件)
【概要】昨年度までの研究により、非木質試料(草本類や葉)と木本類試料では、リグニン構造分析における指標分解物(ニトロベンゼン酸化における芳香族アルデヒド類、オゾン分解におけるテトロン酸類など)の、試料あたりの収率がはっきりと異なることを明らかにすることができた。特にエリトロ型β-O-4構造のオゾン分解生成物であるエリトロン酸の細胞壁当りの収率によって、非木質試料と木本類試料をはっきりと区別することができた...
❏リグニンはその生成時の力学的環境にどのように化学構造を対応させるか(17208015)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / アテ材 / 木化 / 木本 / 草本 (他20件)
【概要】多くの樹種のアテ材のリグニン構造精査した結果、アテ材のタイプに関わらず、圧縮環境ではリグニン含有量が高く、芳香核構造S/V比が低く、β-O-4構造が少なく同構造の立体異性対比)(エリトロ/トレオ比)が低いこと、引張環境ではその全てが逆になることを、統一的な法則性として見出した。さらに多くの樹種についての分析の結果、S/V比を中心に記しえるこれら特徴は、植物進化がもたらしたリグニン構造の変化であるこ...
【農学】農芸化学:Aspergillus細胞壁を含む研究件
❏天然キチン結晶多形の生合成機構を探る(19380097)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】木村 聡 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (00420224)
【キーワード】天然キチン / α-キチン / β-キチン / Phaeocystis / ハオリムシ (他15件)
【概要】本研究では、生物が結晶形の異なるキチンを作り分ける仕組みの解明へ向け、様々な天然キチン試料の構造解析とキチン合成生物の培養を進めた。Phaeocystisの大量培養で得た高晶性αキチンは、構造解析に有効な極めて高精度なX線回折像とC^<13>固体NMRスペクトルを与えた。ハオリムシ棲管に関する形態と構造解析により、βキチンの水和構造および棲管内のキチンの三次元構築を明らかにすることがで...
❏糸状菌の菌糸生長・分化におけるキチン合成酵素群の役割分担の解析(12660066)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】堀内 裕之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00209280)
【キーワード】キチン合成酵素 / 先端生長 / Aspergillus / 分生子形成 / 細胞壁 (他6件)
【概要】我々のグループでは糸状菌Aspergillus nidulansより5種のキチン合成酵素遺伝子(chsA〜D、csmA)を単離し機能解析を行っているが、その過程でChsAとChsCは単独でその遺伝子を破壊しても野生株と表現型に変化がみられないのに対し,二重破壊株は様々な薬剤に対する生育感受性、分生子形成効率の低下,分生子形成器官の形態異常等を示すことを明らかにしていた。そこで本研究ではまずchA、...
【農学】農芸化学:ペクチン細胞壁を含む研究件
❏道管細胞の通水性制御における一次細胞壁ダイナミクスの役割の解明(20H03271)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】大谷 美沙都 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (60435633)
【キーワード】ペクチン / 道管細胞 / 細胞壁
【概要】本研究では、植物一次細胞壁の主要非セルロース性細胞壁多糖であるペクチンに焦点をあて、「道管細胞分化におけるペクチンダイナミクスをペクチン修飾鍵酵素の観点から明らかにし、道管細胞の通水性制御における非セルロース性細胞壁多糖ダイナミクスの役割を解明する」ことを目的としている。2021年度には、以下の成果を得ることができた。 1. ペクチン分解酵素の酵素特性が細胞分化にどう影響するかを明らかにするため、...
❏アポプラストで作用する無機元素の生理学・生化学(13460031)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】間藤 徹 京都大学, 農学研究科, 助教授 (50157393)
【キーワード】ホウ素 / カルシウム / アルミニウム / アポプラスト / 細胞壁 (他11件)
【概要】本研究は,高濃度の塩,低pH,アルミニウム過剰,カルシウム欠乏など,土壌に起因するストレス(edaphic stress)に対して耐性を持つ作物を育種するための基礎研究を行うことにある。間藤(京都大学農学研究科)はエンドウUDP-Xylose合成酵素タンパク質を精製し,そのアミノ酸配列情報を基に遺伝子を単離した。この遺伝子はそのDNA配列の類似性からラムノース2,4デヒドラターゼをコードしていると...
【農学】生産環境農学:プロトプラスト細胞壁を含む研究件
❏ナノバブルによるプロトプラスト機能の活性化と有用物質の高速度生産システムの開発(15H04569)
【研究テーマ】農業環境・情報工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青柳 秀紀 筑波大学, 生命環境系, 教授 (00251025)
【キーワード】ナノバブル / エチレン / プロトプラスト / バイオリアクター / 追熟 (他10件)
【概要】独自に構築したナノバブル生成システムにより様々なガスのナノバブルを高効率に生成し、種々の培養系に適用できた。酵母や植物の細胞やプロトプラストを用いて種々検討した結果、プロトプラストは細胞に比べて高い物質移動能やペリプラズムに蓄積する有用物質のフィードバック制御からの解放など、優れた特性を有することが示唆された。プロトプラストはナノバブルに対する応答性が高い可能性が示唆された。ナノバブルを酵母や種々...
❏フトモモ科樹木Melaleuca cajuputiのアルミニウム耐性機構の解明(17658068)
【研究テーマ】林学・森林工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2005
【研究代表者】小島 克己 東京大学, アジア生物資源環境研究センター, 教授 (80211895)
【キーワード】酸性土壌 / フトモモ科樹木 / アルミニウム耐性機構 / 根の伸長 / カロース (他8件)
【概要】フトモモ科樹木Melaleuca cajuputiは、従来研究されてきた草本作物と比べ極めて高いアルミニウム(Al)耐性を持ち、その耐性機構は、根からの有機酸の分泌など既知の機構ではないことが明らかになっている。M.cajuputiが持つ新規かつ強力なAl耐性機構が発揮されるレベル(個体レベルあるいは細胞レベル)とその存在部位(細胞壁あるいはプロトプラスト)を明らかにすることを目的として、個体とプ...
【農学】生産環境農学:グルカナーゼ細胞壁を含む研究件
❏真菌細胞壁β-1,6-グルカン合成機構の解明(19K05764)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】野田 陽一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (90282699)
【キーワード】細胞壁 / 真菌 / 酵母 / 出芽酵母 / グルカナーゼ
【概要】β-1,6-グルカンの合成において特に重要な役割を持つと考えられるKre6の細胞内の挙動を調べた.共免疫沈降実験によりKre6が他の合成に関与する蛋白質と相互作用する可能性を示唆するデータを得た.またKre6がリン酸化を受けることを見出した.このKre6のリン酸化自体は以前に報告されていたが,このリン酸化が他のβ-1,6-グルカン合成に関与する蛋白質の機能低下により減弱することを見出した.またKr...
❏稲の稈における細胞壁構成物質の再移動の分子機構(08456008)
【研究テーマ】作物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】秋田 重誠 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10251498)
【キーワード】水稲 / 稈 / ヘミセルロース / 挫折抵抗 / 登熟期 (他9件)
【概要】本研究においては水稲の桿の物理的強度が登熟期に急激に弱くなるという現象の生理および分子機構を解明しようとした。3年間にわたる研究の結果、次のような成果が得られた。 (1) 水稲の桿の物理的強度と桿を構成する細胞のうち、特に、柔細胞の細胞壁が薄くなるという形態的、構造的変化の間に明瞭な関係を認めた。 (2) この関係には明瞭な品種間差が見られ、登熟期に桿から穂への物質の移動が大きい品神で桿強度の低下...
【農学】境界農学:糸状菌細胞壁を含む研究件
❏糸状菌プロテインキナーゼCの包括的機能解析とその機能を利用した有用糸状菌の創製(23380048)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】堀内 裕之 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00209280)
【キーワード】バイオテクノロジー / 糸状菌 / PKC / 細胞壁 / 微生物
【概要】本研究では糸状菌Aspergillus nidulansのプロテインキナーゼC(PKC)をコードする遺伝子pkcAについて、その温度感受性変異株、活性化型PkcA高発現株を作製しその機能解析を行った。さらに、pkcAの活性の変化により発現の変化する遺伝子をトランスクリプトーム解析により網羅的に抽出した。その結果、細胞壁合成関連遺伝子群、細胞極性に関わる遺伝子群、カルシウムシグナル伝達に関わる遺伝子...
❏モータータンパク質融合型キチン合成酵素の機能と分子動態に関する総合的研究(20380045)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】堀内 裕之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (00209280)
【キーワード】微生物 / バイオテクノロジー / 糸状菌 / Yarrowia / 細胞壁
【概要】キチン合成酵素の一部はそのN末端側にモータータンパク質であるミオシンと相同性を有するドメインを持つ。本研究では子嚢菌類の糸状菌Aspergillus nidulansと二形性酵母Yarrowia lipolyticaを用いて、モータータンパク質融合型キチン合成酵素の機能解析を行った。またA. nidulansについてはそれらキチン合成酵素と相互作用するタンパク質の探索も行った。その結果、Y. li...
❏糸状菌の菌糸生長・分化におけるキチン合成酵素群の役割分担の解析(12660066)
【研究テーマ】応用微生物学・応用生物化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2000 - 2001
【研究代表者】堀内 裕之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00209280)
【キーワード】キチン合成酵素 / 先端生長 / Aspergillus / 分生子形成 / 細胞壁 (他6件)
【概要】我々のグループでは糸状菌Aspergillus nidulansより5種のキチン合成酵素遺伝子(chsA〜D、csmA)を単離し機能解析を行っているが、その過程でChsAとChsCは単独でその遺伝子を破壊しても野生株と表現型に変化がみられないのに対し,二重破壊株は様々な薬剤に対する生育感受性、分生子形成効率の低下,分生子形成器官の形態異常等を示すことを明らかにしていた。そこで本研究ではまずchA、...
【農学】動物生命科学:イネ細胞壁を含む研究件
❏細胞壁物性による作物選別のための新型クリープメーターの開発と携帯化(10559012)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】山口 淳二 名古屋大学, 生物分子応答研究センター, 助教授 (10183120)
【キーワード】粘弾性計測装置 / ウィンドウズ / 応力緩和法 / クリープ法 / 力学モデル (他14件)
【概要】草型形成の主要因の1つである細胞壁の物性に着目し、新理論に基づいた簡易測定システムの開発と、それを用いたいくつかの実践例の蓄積を目的とした。 1)山電製の粘弾性計測装置レオナーは、本来食品の粘弾性の計測を目的とするクリープ測定装置であったが、これを改良し、柔らかい根や葉鞘の細胞壁といった植物組織のクリープ伸展性計測用に改良することが出来た。また、携帯化を目的としてウィンドウズ対応型への改良を試みた...
❏稲の稈における細胞壁構成物質の再移動の分子機構(08456008)
【研究テーマ】作物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】秋田 重誠 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10251498)
【キーワード】水稲 / 稈 / ヘミセルロース / 挫折抵抗 / 登熟期 (他9件)
【概要】本研究においては水稲の桿の物理的強度が登熟期に急激に弱くなるという現象の生理および分子機構を解明しようとした。3年間にわたる研究の結果、次のような成果が得られた。 (1) 水稲の桿の物理的強度と桿を構成する細胞のうち、特に、柔細胞の細胞壁が薄くなるという形態的、構造的変化の間に明瞭な関係を認めた。 (2) この関係には明瞭な品種間差が見られ、登熟期に桿から穂への物質の移動が大きい品神で桿強度の低下...
【農学】森林圏科学:酵母細胞壁を含む研究件
❏真菌細胞壁β-1,6-グルカン合成機構の解明(19K05764)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】野田 陽一 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任准教授 (90282699)
【キーワード】細胞壁 / 真菌 / 酵母 / 出芽酵母 / グルカナーゼ
【概要】β-1,6-グルカンの合成において特に重要な役割を持つと考えられるKre6の細胞内の挙動を調べた.共免疫沈降実験によりKre6が他の合成に関与する蛋白質と相互作用する可能性を示唆するデータを得た.またKre6がリン酸化を受けることを見出した.このKre6のリン酸化自体は以前に報告されていたが,このリン酸化が他のβ-1,6-グルカン合成に関与する蛋白質の機能低下により減弱することを見出した.またKr...
❏細胞周期に共役した細胞の形態形成に関する研究(14380325)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】酵母 / 細胞周期制御 / 細胞壁チェックポイント / 先端成長 / 細胞壁 (他18件)
【概要】本研究計画では、出芽酵母細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムに迫るために、(1)細胞壁合成チェックポイント制御機構、(2)細胞周期依存的な成長様式の切り替え機構、を分子レベルで解明することにした。細胞周期は、細胞周期チェックポイントと呼ばれるフィードバック機構によって厳密な制御を受けている。これまでに出芽酵母では、DNA損傷やDNA複製、アクチン細胞骨格、スピンドル形成やスピンドルの位置などをモ...
❏細胞壁形成がG2/M進行をコントロールする分子機構(09878158)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / 酵母 / 細胞周期チェックポイント
【概要】出芽酵母の1,3-β-グルカン合成酵素の触媒サブユニットは、FKS1、FKS2と呼ばれる相同性の高い2つの遺伝子によってコードされており、両遺伝子の破壊は致死になる。そこで、FKS1 FKS2の二重破壊株にPCRによってランダムに変異の入ったfks1を持つプラスミドを導入し、37℃で増殖できない変異株をスクリーニングする方法で、17の温度感受性変異株を単離した。これらの株についてFKS1内のユニー...
【農学】森林圏科学:同位体イメージング細胞壁を含む研究件
❏同位体イメージングによる樹木木部への炭素の移動と固定過程の解析(18K05758)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹内 美由紀 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 主任研究員 (20378912)
【キーワード】木部形成 / 細胞壁 / 二次イオン質量分析法 / 同位体イメージング
【概要】安定同位体標識した二酸化炭素を使用したラベリング法により、樹木が光合成によって吸収した炭素の樹体内での分布を調べた。葉、師部、木部における標識炭素の存在量を測定することにより、光合成後の時間の経過に伴う炭素の移動や細胞壁構成炭素と可溶性炭素への配分変化を追跡することができ、木部への炭素の供給や細胞壁形成の日周性について新たな知見が得られた。元素イメージングにより得られる詳細な標識炭素分布に、細胞壁...
❏同位体イメージングによる炭素の樹木内移動の可視化と木部形成過程の解明(15K07505)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹内 美由紀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (20378912)
【キーワード】木部形成 / 細胞壁 / 同位体イメージング / 二次イオン質量分析法 / 光合成
【概要】本研究課題では、樹木木部における炭素の移動と固定の過程を明らかにすることを目的とした。炭素の安定同位体で標識した二酸化炭素を用いてラベリングを行い、安定同位体比測定および二次イオン質量分析法による同位体イメージングを組み合わせて標識炭素の追跡を行った。樹体内における炭素の挙動と木部細胞壁への堆積過程を解析した結果から、木部への炭素堆積の過程や放射方向への移動の様子が可視化により示されたほか、木部細...
【農学】森林圏科学:リグニン細胞壁を含む研究件
❏樹木防御反応の誘導・調節に対する細胞間シグナル物質の機能解明(15K07470)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】楠本 大 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (80540608)
【キーワード】ジャスモン酸 / リグニン / 活性酸素種 / 防御反応 / 二次師部 (他13件)
【概要】植物に傷がつくと活性酸素種やジャスモン酸、エチレンが発生し、防御反応を誘導することが知られている。しかし、植物の二次代謝産物の合成に与える影響はほとんど明らかにされていない。そこで、ヒノキ二次師部のリグニン合成に与える影響を調査した。傷つけ後のジャスモン酸処理はリグニン化の発現位置に影響を与えなかったが、リグニンの生合成速度を促進した。リグニン化の発現位置は細胞壁の変色と密接な関係があり、細胞壁の...
❏細胞壁におけるリグニンの存在形態-形状、大きさ、分布-に関するナノレベル分析法(23658140)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / 原子間力顕微鏡 / テトラシアノエチレン / 木質細胞壁 / π-π相互作用 (他10件)
【概要】樹木細胞壁におけるリグニンの形と分布をナノレベルで知るために、リグニンとπ-π相互作用を持つことが期待される化合物を結合させた探針を用いて、樹木細胞壁の原子間力顕微鏡観察を行うことを試みた。テトラシアノエチレンは、リグニン芳香核との間にきわめて強い相互作用を有することを見出した。しかし、これを探針に結合させた原子間力顕微鏡観察では、解析可能な画像を今のところ得ることはできていない。探針へのこの化合...
❏木質細胞壁全溶解システムを用いた細胞壁各構成成分の性状と相互作用の解明(22380093)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】細胞壁 / リグニン / 溶解 / 木質 / ヘミセルロース (他13件)
【概要】全62種の樹木のリグニンと糖分析の結果、ヘミセルロースのキシラン/マンナン比とリグニンのシリンギル比の間には、シリンギル比(リグニンの非縮合型芳香核中のシリンギル核の割合)が0である針葉樹を含めて一定の相関が成り立つことが分かった。細胞壁溶解法を用いて分画した広葉樹細胞壁の各区分においても、リグニン構造のシリンギル比とヘミセルロースのキシラン/マンナン比との間にきわめて明瞭な相関が存在することがわ...
【農学】森林圏科学:樹木細胞壁を含む研究件
❏樹木防御反応の誘導・調節に対する細胞間シグナル物質の機能解明(15K07470)
【研究テーマ】森林科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】楠本 大 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (80540608)
【キーワード】ジャスモン酸 / リグニン / 活性酸素種 / 防御反応 / 二次師部 (他13件)
【概要】植物に傷がつくと活性酸素種やジャスモン酸、エチレンが発生し、防御反応を誘導することが知られている。しかし、植物の二次代謝産物の合成に与える影響はほとんど明らかにされていない。そこで、ヒノキ二次師部のリグニン合成に与える影響を調査した。傷つけ後のジャスモン酸処理はリグニン化の発現位置に影響を与えなかったが、リグニンの生合成速度を促進した。リグニン化の発現位置は細胞壁の変色と密接な関係があり、細胞壁の...
❏細胞壁におけるリグニンの存在形態-形状、大きさ、分布-に関するナノレベル分析法(23658140)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / 原子間力顕微鏡 / テトラシアノエチレン / 木質細胞壁 / π-π相互作用 (他10件)
【概要】樹木細胞壁におけるリグニンの形と分布をナノレベルで知るために、リグニンとπ-π相互作用を持つことが期待される化合物を結合させた探針を用いて、樹木細胞壁の原子間力顕微鏡観察を行うことを試みた。テトラシアノエチレンは、リグニン芳香核との間にきわめて強い相互作用を有することを見出した。しかし、これを探針に結合させた原子間力顕微鏡観察では、解析可能な画像を今のところ得ることはできていない。探針へのこの化合...
❏木質細胞壁全溶解システムを用いた細胞壁各構成成分の性状と相互作用の解明(22380093)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】細胞壁 / リグニン / 溶解 / 木質 / ヘミセルロース (他13件)
【概要】全62種の樹木のリグニンと糖分析の結果、ヘミセルロースのキシラン/マンナン比とリグニンのシリンギル比の間には、シリンギル比(リグニンの非縮合型芳香核中のシリンギル核の割合)が0である針葉樹を含めて一定の相関が成り立つことが分かった。細胞壁溶解法を用いて分画した広葉樹細胞壁の各区分においても、リグニン構造のシリンギル比とヘミセルロースのキシラン/マンナン比との間にきわめて明瞭な相関が存在することがわ...
【農学】森林圏科学:シリンギル細胞壁を含む研究件
❏細胞壁におけるリグニンの存在形態-形状、大きさ、分布-に関するナノレベル分析法(23658140)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / 原子間力顕微鏡 / テトラシアノエチレン / 木質細胞壁 / π-π相互作用 (他10件)
【概要】樹木細胞壁におけるリグニンの形と分布をナノレベルで知るために、リグニンとπ-π相互作用を持つことが期待される化合物を結合させた探針を用いて、樹木細胞壁の原子間力顕微鏡観察を行うことを試みた。テトラシアノエチレンは、リグニン芳香核との間にきわめて強い相互作用を有することを見出した。しかし、これを探針に結合させた原子間力顕微鏡観察では、解析可能な画像を今のところ得ることはできていない。探針へのこの化合...
❏木質細胞壁全溶解システムを用いた細胞壁各構成成分の性状と相互作用の解明(22380093)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】細胞壁 / リグニン / 溶解 / 木質 / ヘミセルロース (他13件)
【概要】全62種の樹木のリグニンと糖分析の結果、ヘミセルロースのキシラン/マンナン比とリグニンのシリンギル比の間には、シリンギル比(リグニンの非縮合型芳香核中のシリンギル核の割合)が0である針葉樹を含めて一定の相関が成り立つことが分かった。細胞壁溶解法を用いて分画した広葉樹細胞壁の各区分においても、リグニン構造のシリンギル比とヘミセルロースのキシラン/マンナン比との間にきわめて明瞭な相関が存在することがわ...
【農学】森林圏科学:植物細胞壁を含む研究件
❏ナノバブルによるプロトプラスト機能の活性化と有用物質の高速度生産システムの開発(15H04569)
【研究テーマ】農業環境・情報工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青柳 秀紀 筑波大学, 生命環境系, 教授 (00251025)
【キーワード】ナノバブル / エチレン / プロトプラスト / バイオリアクター / 追熟 (他10件)
【概要】独自に構築したナノバブル生成システムにより様々なガスのナノバブルを高効率に生成し、種々の培養系に適用できた。酵母や植物の細胞やプロトプラストを用いて種々検討した結果、プロトプラストは細胞に比べて高い物質移動能やペリプラズムに蓄積する有用物質のフィードバック制御からの解放など、優れた特性を有することが示唆された。プロトプラストはナノバブルに対する応答性が高い可能性が示唆された。ナノバブルを酵母や種々...
❏ゲノムと表層脂質の解析から分かった車軸藻ワックスの存在と陸上環境適応における意義(15H04393)
【研究テーマ】形態・構造
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】太田 啓之 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (20233140)
【キーワード】細胞外皮 / 細胞壁 / ワックス / 植物陸上進出 / 車軸藻植物門 (他14件)
【概要】本研究では藻類が陸上進出の初期に原始的な表層脂質としてトリアシルグリセロールによるソフトな撥水性バリアを形成し陸上環境に適応したという仮説を提唱し、実験的に明らかにすることを目指した。そのため、陸上植物に近縁である車軸藻植物門の中で比較的初期に分岐したと考えられているクレブソルミディウムの表層脂質の解析と乾燥適応に関わる遺伝子群の解析を行った。その結果、陸上環境への適応過程においてトリアシルグリセ...
【農学】森林圏科学:ヘミセルロース細胞壁を含む研究件
❏木質細胞壁全溶解システムを用いた細胞壁各構成成分の性状と相互作用の解明(22380093)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】細胞壁 / リグニン / 溶解 / 木質 / ヘミセルロース (他13件)
【概要】全62種の樹木のリグニンと糖分析の結果、ヘミセルロースのキシラン/マンナン比とリグニンのシリンギル比の間には、シリンギル比(リグニンの非縮合型芳香核中のシリンギル核の割合)が0である針葉樹を含めて一定の相関が成り立つことが分かった。細胞壁溶解法を用いて分画した広葉樹細胞壁の各区分においても、リグニン構造のシリンギル比とヘミセルロースのキシラン/マンナン比との間にきわめて明瞭な相関が存在することがわ...
❏細胞壁物性による作物選別のための新型クリープメーターの開発と携帯化(10559012)
【研究テーマ】広領域
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1998 - 1999
【研究代表者】山口 淳二 名古屋大学, 生物分子応答研究センター, 助教授 (10183120)
【キーワード】粘弾性計測装置 / ウィンドウズ / 応力緩和法 / クリープ法 / 力学モデル (他14件)
【概要】草型形成の主要因の1つである細胞壁の物性に着目し、新理論に基づいた簡易測定システムの開発と、それを用いたいくつかの実践例の蓄積を目的とした。 1)山電製の粘弾性計測装置レオナーは、本来食品の粘弾性の計測を目的とするクリープ測定装置であったが、これを改良し、柔らかい根や葉鞘の細胞壁といった植物組織のクリープ伸展性計測用に改良することが出来た。また、携帯化を目的としてウィンドウズ対応型への改良を試みた...
❏稲の稈における細胞壁構成物質の再移動の分子機構(08456008)
【研究テーマ】作物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】秋田 重誠 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (10251498)
【キーワード】水稲 / 稈 / ヘミセルロース / 挫折抵抗 / 登熟期 (他9件)
【概要】本研究においては水稲の桿の物理的強度が登熟期に急激に弱くなるという現象の生理および分子機構を解明しようとした。3年間にわたる研究の結果、次のような成果が得られた。 (1) 水稲の桿の物理的強度と桿を構成する細胞のうち、特に、柔細胞の細胞壁が薄くなるという形態的、構造的変化の間に明瞭な関係を認めた。 (2) この関係には明瞭な品種間差が見られ、登熟期に桿から穂への物質の移動が大きい品神で桿強度の低下...
【農学】森林圏科学:キシログルカン細胞壁を含む研究件
❏キシログルカンエンドトランスグルコシダーゼによる細胞壁架橋構造形成機構の解析(19K15884)
【研究テーマ】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】砂川 直輝 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任講師 (90839044)
【キーワード】細胞壁 / キシログルカン / セルロース / 加水分解酵素
【概要】本研究では環境問題や気候変動等への国際的意識の高まりに対する対応としてより環境負荷の少ないバイオマス由来材料を創生すべく、植物体を形成する成分として代表的なセルロースとキシログルカンを互いに架橋することが出来る酵素キシログルカンエンドトランスグルコシダーゼ(以下、XTH)に着目し、多様なXTHの機能解析と、XTHによって架橋反応が行われたバイオマス材料の物理特性の理解を目的としている。 本年度は反...
❏植物細胞壁の高次構造の構築に係わる遺伝子群の解明(09440269)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】西谷 和彦 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60164555)
【キーワード】細胞壁 / キシログルカン / エンド型キシログルカン転移酵素 / 細胞板 / Plant (他16件)
【概要】エンド型キシログルカン転移酵素(EXGT)のキシログルカン分子間のつなぎ換え反応をin vivoで実証するために、フルオレッセインにより蛍光標識したキシログルカンオリゴ糖を合成し、これを蛍光ブローブとしてタバコ培養細胞BY-2に投与することにより、EXGTのつなぎ換え反応を細胞レベルで確認することに初めて成功した。 また、この方法を用いて、EXGTのアンチセンス及びセンスRNAを過剰に発現した形質...
【農学】森林圏科学:グアイアシル細胞壁を含む研究件
❏細胞壁におけるリグニンの存在形態-形状、大きさ、分布-に関するナノレベル分析法(23658140)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / 原子間力顕微鏡 / テトラシアノエチレン / 木質細胞壁 / π-π相互作用 (他10件)
【概要】樹木細胞壁におけるリグニンの形と分布をナノレベルで知るために、リグニンとπ-π相互作用を持つことが期待される化合物を結合させた探針を用いて、樹木細胞壁の原子間力顕微鏡観察を行うことを試みた。テトラシアノエチレンは、リグニン芳香核との間にきわめて強い相互作用を有することを見出した。しかし、これを探針に結合させた原子間力顕微鏡観察では、解析可能な画像を今のところ得ることはできていない。探針へのこの化合...
❏木質細胞壁全溶解システムを用いた細胞壁各構成成分の性状と相互作用の解明(22380093)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】細胞壁 / リグニン / 溶解 / 木質 / ヘミセルロース (他13件)
【概要】全62種の樹木のリグニンと糖分析の結果、ヘミセルロースのキシラン/マンナン比とリグニンのシリンギル比の間には、シリンギル比(リグニンの非縮合型芳香核中のシリンギル核の割合)が0である針葉樹を含めて一定の相関が成り立つことが分かった。細胞壁溶解法を用いて分画した広葉樹細胞壁の各区分においても、リグニン構造のシリンギル比とヘミセルロースのキシラン/マンナン比との間にきわめて明瞭な相関が存在することがわ...
【農学】森林圏科学:塩化リチウム細胞壁を含む研究件
❏木質細胞壁全溶解システムを用いた細胞壁各構成成分の性状と相互作用の解明(22380093)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】細胞壁 / リグニン / 溶解 / 木質 / ヘミセルロース (他13件)
【概要】全62種の樹木のリグニンと糖分析の結果、ヘミセルロースのキシラン/マンナン比とリグニンのシリンギル比の間には、シリンギル比(リグニンの非縮合型芳香核中のシリンギル核の割合)が0である針葉樹を含めて一定の相関が成り立つことが分かった。細胞壁溶解法を用いて分画した広葉樹細胞壁の各区分においても、リグニン構造のシリンギル比とヘミセルロースのキシラン/マンナン比との間にきわめて明瞭な相関が存在することがわ...
❏リグニンはその生成時の力学的環境にどのように化学構造を対応させるか(17208015)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / アテ材 / 木化 / 木本 / 草本 (他20件)
【概要】多くの樹種のアテ材のリグニン構造精査した結果、アテ材のタイプに関わらず、圧縮環境ではリグニン含有量が高く、芳香核構造S/V比が低く、β-O-4構造が少なく同構造の立体異性対比)(エリトロ/トレオ比)が低いこと、引張環境ではその全てが逆になることを、統一的な法則性として見出した。さらに多くの樹種についての分析の結果、S/V比を中心に記しえるこれら特徴は、植物進化がもたらしたリグニン構造の変化であるこ...
【農学】森林圏科学:木部形成細胞壁を含む研究件
❏同位体イメージングによる樹木木部への炭素の移動と固定過程の解析(18K05758)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2018-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】竹内 美由紀 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 主任研究員 (20378912)
【キーワード】木部形成 / 細胞壁 / 二次イオン質量分析法 / 同位体イメージング
【概要】安定同位体標識した二酸化炭素を使用したラベリング法により、樹木が光合成によって吸収した炭素の樹体内での分布を調べた。葉、師部、木部における標識炭素の存在量を測定することにより、光合成後の時間の経過に伴う炭素の移動や細胞壁構成炭素と可溶性炭素への配分変化を追跡することができ、木部への炭素の供給や細胞壁形成の日周性について新たな知見が得られた。元素イメージングにより得られる詳細な標識炭素分布に、細胞壁...
❏同位体イメージングによる炭素の樹木内移動の可視化と木部形成過程の解明(15K07505)
【研究テーマ】木質科学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】竹内 美由紀 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (20378912)
【キーワード】木部形成 / 細胞壁 / 同位体イメージング / 二次イオン質量分析法 / 光合成
【概要】本研究課題では、樹木木部における炭素の移動と固定の過程を明らかにすることを目的とした。炭素の安定同位体で標識した二酸化炭素を用いてラベリングを行い、安定同位体比測定および二次イオン質量分析法による同位体イメージングを組み合わせて標識炭素の追跡を行った。樹体内における炭素の挙動と木部細胞壁への堆積過程を解析した結果から、木部への炭素堆積の過程や放射方向への移動の様子が可視化により示されたほか、木部細...
【農学】水圏応用科学:微生物細胞壁を含む研究件
❏ナノバブルによるプロトプラスト機能の活性化と有用物質の高速度生産システムの開発(15H04569)
【研究テーマ】農業環境・情報工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】青柳 秀紀 筑波大学, 生命環境系, 教授 (00251025)
【キーワード】ナノバブル / エチレン / プロトプラスト / バイオリアクター / 追熟 (他10件)
【概要】独自に構築したナノバブル生成システムにより様々なガスのナノバブルを高効率に生成し、種々の培養系に適用できた。酵母や植物の細胞やプロトプラストを用いて種々検討した結果、プロトプラストは細胞に比べて高い物質移動能やペリプラズムに蓄積する有用物質のフィードバック制御からの解放など、優れた特性を有することが示唆された。プロトプラストはナノバブルに対する応答性が高い可能性が示唆された。ナノバブルを酵母や種々...
❏糸状菌プロテインキナーゼCの包括的機能解析とその機能を利用した有用糸状菌の創製(23380048)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】堀内 裕之 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00209280)
【キーワード】バイオテクノロジー / 糸状菌 / PKC / 細胞壁 / 微生物
【概要】本研究では糸状菌Aspergillus nidulansのプロテインキナーゼC(PKC)をコードする遺伝子pkcAについて、その温度感受性変異株、活性化型PkcA高発現株を作製しその機能解析を行った。さらに、pkcAの活性の変化により発現の変化する遺伝子をトランスクリプトーム解析により網羅的に抽出した。その結果、細胞壁合成関連遺伝子群、細胞極性に関わる遺伝子群、カルシウムシグナル伝達に関わる遺伝子...
❏モータータンパク質融合型キチン合成酵素の機能と分子動態に関する総合的研究(20380045)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】堀内 裕之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (00209280)
【キーワード】微生物 / バイオテクノロジー / 糸状菌 / Yarrowia / 細胞壁
【概要】キチン合成酵素の一部はそのN末端側にモータータンパク質であるミオシンと相同性を有するドメインを持つ。本研究では子嚢菌類の糸状菌Aspergillus nidulansと二形性酵母Yarrowia lipolyticaを用いて、モータータンパク質融合型キチン合成酵素の機能解析を行った。またA. nidulansについてはそれらキチン合成酵素と相互作用するタンパク質の探索も行った。その結果、Y. li...
【医歯薬学】基礎医学:チェックポイント細胞壁を含む研究件
❏細胞壁チェックポイントの分子機構(17370060)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁合成チェックポイント / 細胞周期制御 / 細胞壁 / ダイナクチン / サイクリン (他11件)
【概要】本研究では新規細胞周期チェックポイントである細胞壁合成チェックポイントに関連して、特にダイナクチンの新たな機能としての細胞壁チェックポイント制御機構、について解析を行った。ダイナクチン構成因子の遺伝子破壊株を用いた解析では、ダイナクチン複合体の構成因子であるnip100破壊株、jnm1破壊株においても紡錘体を形成した細胞の蓄積が見られた。このことはArplpだけではなくNiplOOpとJnmlpを...
❏細胞周期に共役した細胞の形態形成に関する研究(14380325)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】酵母 / 細胞周期制御 / 細胞壁チェックポイント / 先端成長 / 細胞壁 (他18件)
【概要】本研究計画では、出芽酵母細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムに迫るために、(1)細胞壁合成チェックポイント制御機構、(2)細胞周期依存的な成長様式の切り替え機構、を分子レベルで解明することにした。細胞周期は、細胞周期チェックポイントと呼ばれるフィードバック機構によって厳密な制御を受けている。これまでに出芽酵母では、DNA損傷やDNA複製、アクチン細胞骨格、スピンドル形成やスピンドルの位置などをモ...
【医歯薬学】内科系臨床医学:細胞形態細胞壁を含む研究件
❏出芽酵母の表現型プロファイリングに関する基盤研究(21310127)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】出芽酵母 / 機能ゲノム / 細胞周期細胞形態 / 画像解析 / 薬剤標的 (他13件)
【概要】研究代表者らは出芽酵母の細胞形態、アクチン、核などの形態に関する高次元表現型情報を集めることにより、遺伝子欠損によって変化する表現型プロファイルが遺伝子産物の機能に関係していることを発見した。このことをヒントにして高次元表現型データから表現型プロファイルを統計学的に抽出し、パターンの類似性からその条件下で影響を受けている遺伝子機能を推測する(表現型プロファイリング)法を確立した。この方法は、生理活...
❏細胞周期に共役した細胞の形態形成に関する研究(14380325)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】酵母 / 細胞周期制御 / 細胞壁チェックポイント / 先端成長 / 細胞壁 (他18件)
【概要】本研究計画では、出芽酵母細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムに迫るために、(1)細胞壁合成チェックポイント制御機構、(2)細胞周期依存的な成長様式の切り替え機構、を分子レベルで解明することにした。細胞周期は、細胞周期チェックポイントと呼ばれるフィードバック機構によって厳密な制御を受けている。これまでに出芽酵母では、DNA損傷やDNA複製、アクチン細胞骨格、スピンドル形成やスピンドルの位置などをモ...
【医歯薬学】外科系臨床医学:細胞周期チェックポイント細胞壁を含む研究件
❏出芽酵母細胞の形態形成に関する研究(19370074)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / 出芽酵母 / 細胞周期チェックポイント / Rho1p / シグナル伝達 (他11件)
【概要】真核単細胞のモデルである出芽酵母を用いて、「細胞周期進行」という時間軸に添って細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムを解明することを本研究の目的にした。そのためには、(1)細胞壁合成などの細胞形態形成がうまく行かない時に細胞周期を停止する機構と、(2)細胞周期進行とともに細胞の形態形成が起きる機構を明らかにすることが必要である。我々は細胞壁合成チェックポンとの研究を行い、複数の核移行の過程がこれに...
❏細胞壁形成がG2/M進行をコントロールする分子機構(09878158)
【研究テーマ】細胞生物学
【研究種目】萌芽的研究
【研究期間】1997 - 1998
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / 酵母 / 細胞周期チェックポイント
【概要】出芽酵母の1,3-β-グルカン合成酵素の触媒サブユニットは、FKS1、FKS2と呼ばれる相同性の高い2つの遺伝子によってコードされており、両遺伝子の破壊は致死になる。そこで、FKS1 FKS2の二重破壊株にPCRによってランダムに変異の入ったfks1を持つプラスミドを導入し、37℃で増殖できない変異株をスクリーニングする方法で、17の温度感受性変異株を単離した。これらの株についてFKS1内のユニー...
【医歯薬学】外科系臨床医学:サイクリン細胞壁を含む研究件
❏細胞壁チェックポイントの分子機構(17370060)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁合成チェックポイント / 細胞周期制御 / 細胞壁 / ダイナクチン / サイクリン (他11件)
【概要】本研究では新規細胞周期チェックポイントである細胞壁合成チェックポイントに関連して、特にダイナクチンの新たな機能としての細胞壁チェックポイント制御機構、について解析を行った。ダイナクチン構成因子の遺伝子破壊株を用いた解析では、ダイナクチン複合体の構成因子であるnip100破壊株、jnm1破壊株においても紡錘体を形成した細胞の蓄積が見られた。このことはArplpだけではなくNiplOOpとJnmlpを...
❏細胞周期に共役した細胞の形態形成に関する研究(14380325)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2004
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】酵母 / 細胞周期制御 / 細胞壁チェックポイント / 先端成長 / 細胞壁 (他18件)
【概要】本研究計画では、出芽酵母細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムに迫るために、(1)細胞壁合成チェックポイント制御機構、(2)細胞周期依存的な成長様式の切り替え機構、を分子レベルで解明することにした。細胞周期は、細胞周期チェックポイントと呼ばれるフィードバック機構によって厳密な制御を受けている。これまでに出芽酵母では、DNA損傷やDNA複製、アクチン細胞骨格、スピンドル形成やスピンドルの位置などをモ...
【医歯薬学】薬学:形態形成細胞壁を含む研究件
❏細胞の形態形成に必須な多機能分子スイッチの研究(11480177)
【研究テーマ】機能生物化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1999 - 2001
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / グルカン / 低分子量GTPase / アクチン / 出芽酵母 (他12件)
【概要】全ての真核細胞は固有の形をしており、細胞の形は生物の機能と密接に関係している。我々は今回、真核細胞のモデル系として知られる出芽酵母を用いて、低分子量GTPaseRho1pという多機能シグナル伝達因子を中心に「細胞の形態形成」の研究を行った。特に、Rho1pの標的酵素のひとつである細胞壁合成酵素がダイナミックに細胞膜上を移動し、アクチンの重合と連動して出芽部分の細胞膜上を移動することを発見した。グル...
❏細胞内ネットワークで働く多重機能蛋白質の分子遺伝学研究(08454241)
【研究テーマ】遺伝
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1996 - 1998
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (20183767)
【キーワード】カルモデュリン / Rholp / 酵母 / 細胞壁 / GTPase (他9件)
【概要】特にCa_<2+>受容タンパク質/カルモデュリンと低分子量GTPase/Rholpの2つの系で、以下に述べるように細胞内ネットワークで働く多機能タンパク質の機能の一つ一つを分離分別して解き明かすことに成功した。まずカルモデュリンの遺伝生化学的研究により、カルモデュリンで見られた「遺伝子内相補」が観察される理由がカルモデュリンの多機能性のためであるという仮説が正しいことを明らかにした。実...
【医歯薬学】薬学:MAPキナーゼ細胞壁を含む研究件
❏出芽酵母の表現型プロファイリングに関する基盤研究(21310127)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】出芽酵母 / 機能ゲノム / 細胞周期細胞形態 / 画像解析 / 薬剤標的 (他13件)
【概要】研究代表者らは出芽酵母の細胞形態、アクチン、核などの形態に関する高次元表現型情報を集めることにより、遺伝子欠損によって変化する表現型プロファイルが遺伝子産物の機能に関係していることを発見した。このことをヒントにして高次元表現型データから表現型プロファイルを統計学的に抽出し、パターンの類似性からその条件下で影響を受けている遺伝子機能を推測する(表現型プロファイリング)法を確立した。この方法は、生理活...
❏出芽酵母細胞の形態形成に関する研究(19370074)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / 出芽酵母 / 細胞周期チェックポイント / Rho1p / シグナル伝達 (他11件)
【概要】真核単細胞のモデルである出芽酵母を用いて、「細胞周期進行」という時間軸に添って細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムを解明することを本研究の目的にした。そのためには、(1)細胞壁合成などの細胞形態形成がうまく行かない時に細胞周期を停止する機構と、(2)細胞周期進行とともに細胞の形態形成が起きる機構を明らかにすることが必要である。我々は細胞壁合成チェックポンとの研究を行い、複数の核移行の過程がこれに...
【医歯薬学】薬学:細胞周期細胞壁を含む研究件
❏出芽酵母の表現型プロファイリングに関する基盤研究(21310127)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】出芽酵母 / 機能ゲノム / 細胞周期細胞形態 / 画像解析 / 薬剤標的 (他13件)
【概要】研究代表者らは出芽酵母の細胞形態、アクチン、核などの形態に関する高次元表現型情報を集めることにより、遺伝子欠損によって変化する表現型プロファイルが遺伝子産物の機能に関係していることを発見した。このことをヒントにして高次元表現型データから表現型プロファイルを統計学的に抽出し、パターンの類似性からその条件下で影響を受けている遺伝子機能を推測する(表現型プロファイリング)法を確立した。この方法は、生理活...
❏出芽酵母細胞の形態形成に関する研究(19370074)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / 出芽酵母 / 細胞周期チェックポイント / Rho1p / シグナル伝達 (他11件)
【概要】真核単細胞のモデルである出芽酵母を用いて、「細胞周期進行」という時間軸に添って細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムを解明することを本研究の目的にした。そのためには、(1)細胞壁合成などの細胞形態形成がうまく行かない時に細胞周期を停止する機構と、(2)細胞周期進行とともに細胞の形態形成が起きる機構を明らかにすることが必要である。我々は細胞壁合成チェックポンとの研究を行い、複数の核移行の過程がこれに...
❏細胞壁チェックポイントの分子機構(17370060)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁合成チェックポイント / 細胞周期制御 / 細胞壁 / ダイナクチン / サイクリン (他11件)
【概要】本研究では新規細胞周期チェックポイントである細胞壁合成チェックポイントに関連して、特にダイナクチンの新たな機能としての細胞壁チェックポイント制御機構、について解析を行った。ダイナクチン構成因子の遺伝子破壊株を用いた解析では、ダイナクチン複合体の構成因子であるnip100破壊株、jnm1破壊株においても紡錘体を形成した細胞の蓄積が見られた。このことはArplpだけではなくNiplOOpとJnmlpを...
【医歯薬学】薬学:カルシウム細胞壁を含む研究件
❏超高感度イメージング法による水の動態解析を利用した作物の生理障害発生機構の解析(14360014)
【研究テーマ】園芸・造園学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2002 - 2005
【研究代表者】西澤 隆 山形大学, 農学部, 教授 (10208176)
【キーワード】中性子イメージング / 近赤外分光分析 / 貯蔵 / 生理障害 / モヤシ (他19件)
【概要】1.メロンの生理障害の一つである「水浸状果」の発生メカニズムについて調べ,トリガーとしてのエチレンの働きと,細胞壁の崩壊に伴う細胞壁間隙の乖離,水移動に伴う,果肉の透明化のメカニズムを明らかにした. 2.メロンの「水浸状果」発生には,嫌気的呼吸に伴う果実内部における発酵物質(アセトアルデヒドやエタノール)の蓄積が直接的な要因として関与しているのではなく,細胞壁の乖離に伴う水移動が直接的要因として関...
❏アポプラストで作用する無機元素の生理学・生化学(13460031)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2001 - 2002
【研究代表者】間藤 徹 京都大学, 農学研究科, 助教授 (50157393)
【キーワード】ホウ素 / カルシウム / アルミニウム / アポプラスト / 細胞壁 (他11件)
【概要】本研究は,高濃度の塩,低pH,アルミニウム過剰,カルシウム欠乏など,土壌に起因するストレス(edaphic stress)に対して耐性を持つ作物を育種するための基礎研究を行うことにある。間藤(京都大学農学研究科)はエンドウUDP-Xylose合成酵素タンパク質を精製し,そのアミノ酸配列情報を基に遺伝子を単離した。この遺伝子はそのDNA配列の類似性からラムノース2,4デヒドラターゼをコードしていると...
【医歯薬学】薬学:核磁気共鳴(NMR)細胞壁を含む研究件
❏草本リグニンと木本リグニンを区別する鍵構造としてのエリトロ型β-0-4構造(18658068)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】萌芽研究
【研究期間】2006 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / 細胞壁 / NMR / 木粉溶液 / エリトロ (他11件)
【概要】昨年度までの研究により、非木質試料(草本類や葉)と木本類試料では、リグニン構造分析における指標分解物(ニトロベンゼン酸化における芳香族アルデヒド類、オゾン分解におけるテトロン酸類など)の、試料あたりの収率がはっきりと異なることを明らかにすることができた。特にエリトロ型β-O-4構造のオゾン分解生成物であるエリトロン酸の細胞壁当りの収率によって、非木質試料と木本類試料をはっきりと区別することができた...
❏リグニンはその生成時の力学的環境にどのように化学構造を対応させるか(17208015)
【研究テーマ】林産科学・木質工学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2005 - 2008
【研究代表者】松本 雄二 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30183619)
【キーワード】リグニン / アテ材 / 木化 / 木本 / 草本 (他20件)
【概要】多くの樹種のアテ材のリグニン構造精査した結果、アテ材のタイプに関わらず、圧縮環境ではリグニン含有量が高く、芳香核構造S/V比が低く、β-O-4構造が少なく同構造の立体異性対比)(エリトロ/トレオ比)が低いこと、引張環境ではその全てが逆になることを、統一的な法則性として見出した。さらに多くの樹種についての分析の結果、S/V比を中心に記しえるこれら特徴は、植物進化がもたらしたリグニン構造の変化であるこ...
【医歯薬学】薬学:バイオテクノロジー細胞壁を含む研究件
❏糸状菌プロテインキナーゼCの包括的機能解析とその機能を利用した有用糸状菌の創製(23380048)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】堀内 裕之 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (00209280)
【キーワード】バイオテクノロジー / 糸状菌 / PKC / 細胞壁 / 微生物
【概要】本研究では糸状菌Aspergillus nidulansのプロテインキナーゼC(PKC)をコードする遺伝子pkcAについて、その温度感受性変異株、活性化型PkcA高発現株を作製しその機能解析を行った。さらに、pkcAの活性の変化により発現の変化する遺伝子をトランスクリプトーム解析により網羅的に抽出した。その結果、細胞壁合成関連遺伝子群、細胞極性に関わる遺伝子群、カルシウムシグナル伝達に関わる遺伝子...
❏モータータンパク質融合型キチン合成酵素の機能と分子動態に関する総合的研究(20380045)
【研究テーマ】応用微生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】堀内 裕之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 准教授 (00209280)
【キーワード】微生物 / バイオテクノロジー / 糸状菌 / Yarrowia / 細胞壁
【概要】キチン合成酵素の一部はそのN末端側にモータータンパク質であるミオシンと相同性を有するドメインを持つ。本研究では子嚢菌類の糸状菌Aspergillus nidulansと二形性酵母Yarrowia lipolyticaを用いて、モータータンパク質融合型キチン合成酵素の機能解析を行った。またA. nidulansについてはそれらキチン合成酵素と相互作用するタンパク質の探索も行った。その結果、Y. li...
【医歯薬学】看護学:遺伝子細胞壁を含む研究件
❏植物の無機栄養ホメオスタシスと成長の統合的理解と仮説検証(25221202)
【研究テーマ】植物栄養学・土壌学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2013-05-31 - 2018-03-31
【研究代表者】藤原 徹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (80242163)
【キーワード】無機栄養 / 翻訳 / uORF / 栄養感知 / 数理モデル (他12件)
【概要】無機栄養ホメオスタシスに必須な遺伝子を多くの元素について同定解析し、無機栄養の恒常性維持に細胞壁合成や RNA代謝、翻訳制御等の重要性を示した。リボソームRNA 複合体がAUGUAA上で細胞質の栄養濃度を感知し、この感知に伴って栄養輸送体mRNAの分解や転写制御が起こることや翻訳制御のゲノムレベルでの重要性を明らかにした。ホウ素輸送の2次元及び動的モデルを構築し実験的検証を行い、根の成長と地上部へ...
❏植物細胞壁の高次構造の構築に係わる遺伝子群の解明(09440269)
【研究テーマ】植物生理
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】1997 - 1999
【研究代表者】西谷 和彦 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60164555)
【キーワード】細胞壁 / キシログルカン / エンド型キシログルカン転移酵素 / 細胞板 / Plant (他16件)
【概要】エンド型キシログルカン転移酵素(EXGT)のキシログルカン分子間のつなぎ換え反応をin vivoで実証するために、フルオレッセインにより蛍光標識したキシログルカンオリゴ糖を合成し、これを蛍光ブローブとしてタバコ培養細胞BY-2に投与することにより、EXGTのつなぎ換え反応を細胞レベルで確認することに初めて成功した。 また、この方法を用いて、EXGTのアンチセンス及びセンスRNAを過剰に発現した形質...
【医歯薬学】看護学:シグナル伝達細胞壁を含む研究件
❏出芽酵母の表現型プロファイリングに関する基盤研究(21310127)
【研究テーマ】応用ゲノム科学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】出芽酵母 / 機能ゲノム / 細胞周期細胞形態 / 画像解析 / 薬剤標的 (他13件)
【概要】研究代表者らは出芽酵母の細胞形態、アクチン、核などの形態に関する高次元表現型情報を集めることにより、遺伝子欠損によって変化する表現型プロファイルが遺伝子産物の機能に関係していることを発見した。このことをヒントにして高次元表現型データから表現型プロファイルを統計学的に抽出し、パターンの類似性からその条件下で影響を受けている遺伝子機能を推測する(表現型プロファイリング)法を確立した。この方法は、生理活...
❏植物のストレス応答性受容体型キナーゼのシグナル伝達機構の解析(19580121)
【研究テーマ】生物生産化学・生物有機化学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】刑部 祐里子 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (50444071)
【キーワード】植物ストレス応答 / 受容体型キナーゼ / 水分ストレス / アブシジン酸 / シグナル伝達 (他8件)
【概要】細胞膜は様々な外部環境因子感受の場である。乾燥・塩および低温などの水分ストレスに対する植物の耐性機構に関与する、細胞膜局在性の水分ストレス応答性受容体型キナーゼについて研究を行った。水分ストレス応答に重要な植物ホルモンであるアブシジン酸(ABA)誘導性シロイヌナズナ受容体型キナーゼRPK1を過剰発現する形質転換植物体は、ABAによる根の伸長抑制,気孔閉鎖等に対し高感受性を示し, さらに乾燥ストレス...
❏出芽酵母細胞の形態形成に関する研究(19370074)
【研究テーマ】分子生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【研究代表者】大矢 禎一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20183767)
【キーワード】細胞壁 / 出芽酵母 / 細胞周期チェックポイント / Rho1p / シグナル伝達 (他11件)
【概要】真核単細胞のモデルである出芽酵母を用いて、「細胞周期進行」という時間軸に添って細胞の形態形成が正しく起きるメカニズムを解明することを本研究の目的にした。そのためには、(1)細胞壁合成などの細胞形態形成がうまく行かない時に細胞周期を停止する機構と、(2)細胞周期進行とともに細胞の形態形成が起きる機構を明らかにすることが必要である。我々は細胞壁合成チェックポンとの研究を行い、複数の核移行の過程がこれに...