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研究分野別サイレントキーワード
「化石」サイレントキーワードを含む研究
【情報学】人間情報学:3次元形状化石を含む研究件
❏大型草食動物の歯牙形態に関する進化生態学的研究:遺伝子から時代変化まで(16K18615)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (10582760)
【キーワード】歯 / 摩耗 / マイクロウェア / 三次元形状 / 食性 (他24件)
【概要】大型草食哺乳類を対象に、食性・生息環境と歯牙の微細摩耗痕の関係を明らかにするとともに、得られた関係を用いて絶滅種や遺跡出土動物の食性復元に取り組んだ。食性が明らかな現生種(ニホンジカ、ニホンカモシカ、ニホンザル、イノシシ)を対象に分析を行ったところ、反芻類においては、イネ科植物の採食割合が増えるほど、植物中に含まれる珪酸体の影響により、歯の表面には深い傷がより多く形成され、表面の起伏が激しくなるこ...
❏形態の3次元高精度デジタル復元システムの開発的研究(14204082)
【研究テーマ】人類学(含生理人類学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】石田 英實 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (60027480)
【キーワード】損傷、変形形態 / 復元 / 3次元計測 / 数理モデル / 薄板スプライン関数 (他13件)
【概要】損傷、変形を受けた形態の復元は、人類学や考古学などで非常に重要である。しかし、その作業の主体はマニュアルであり、精度の高い修復には多くの時間と長い作業経験が不可欠であった。そのため本研究では計算機内に3次元構築した変形化石を,形態情報に基づいて客観的に修復.復元するシステムを開発した。 特に本研究では、頭蓋骨など左右対称の骨について変形形態の復元手法を開発した。左右対称な骨では,正中矢状面内の特徴...
【複合領域】文化財科学・博物館学:リュウキュウジカ化石を含む研究件
❏大型草食動物の歯牙形態に関する進化生態学的研究:遺伝子から時代変化まで(16K18615)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (10582760)
【キーワード】歯 / 摩耗 / マイクロウェア / 三次元形状 / 食性 (他24件)
【概要】大型草食哺乳類を対象に、食性・生息環境と歯牙の微細摩耗痕の関係を明らかにするとともに、得られた関係を用いて絶滅種や遺跡出土動物の食性復元に取り組んだ。食性が明らかな現生種(ニホンジカ、ニホンカモシカ、ニホンザル、イノシシ)を対象に分析を行ったところ、反芻類においては、イネ科植物の採食割合が増えるほど、植物中に含まれる珪酸体の影響により、歯の表面には深い傷がより多く形成され、表面の起伏が激しくなるこ...
❏琉球列島の更新世以降の環境変動に対する陸棲哺乳類の生態学的応答と形態進化(22800015)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 総合研究博物館, 特任研究員 (10582760)
【キーワード】琉球列島 / 化石 / 脊椎動物 / リュウキュウジカ / 古生態学 (他9件)
【概要】本研究では、後期更新世の琉球列島から発掘された化石シカ類2種(リュウキュウジカ、リュウキュウムカシキョン)について、形態分析および安定同位体分析による古生態復元を行った。化石シカ類は出土サイトによって歯牙のサイズに違いがあること、同一サイトでは2種とも木本植物の葉を主体とする食性であるが、リュウキュウジカの方がイネ科草本を採食する頻度が高かったと推定され、同所的な2種でのニッチ分化が示唆された。...
【数物系科学】地球惑星科学:古生態化石を含む研究件
❏大型草食動物の歯牙形態に関する進化生態学的研究:遺伝子から時代変化まで(16K18615)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (10582760)
【キーワード】歯 / 摩耗 / マイクロウェア / 三次元形状 / 食性 (他24件)
【概要】大型草食哺乳類を対象に、食性・生息環境と歯牙の微細摩耗痕の関係を明らかにするとともに、得られた関係を用いて絶滅種や遺跡出土動物の食性復元に取り組んだ。食性が明らかな現生種(ニホンジカ、ニホンカモシカ、ニホンザル、イノシシ)を対象に分析を行ったところ、反芻類においては、イネ科植物の採食割合が増えるほど、植物中に含まれる珪酸体の影響により、歯の表面には深い傷がより多く形成され、表面の起伏が激しくなるこ...
❏深海化学合成系における腹足類の進化・適応と分散(15H04412)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】化学合成群集 / 分子系統樹 / 生物地理 / 深海 / 幼生 (他13件)
【概要】熱水・冷湧水や鯨骨・沈木周辺堆積物を含む深海化学合成生物群集の諸系統がいつどのような環境から化学合成系に進出したのか、異なる環境への進出を容易にする特性はなにか? 本研究では、軟体動物門腹足綱の複数系統について、深海、干潟の嫌気環境および様々な好気環境の種を含めた網羅的な種間系統樹を作成、形態比較に基づく分類学的検討ならびに化石記録と幼生生態の詳細な検討とあわせて、各環境への進出の絶対年代とルート...
【数物系科学】地球惑星科学:成長線解析化石を含む研究件
❏長寿二枚貝ビノスガイの現生及び化石試料の成長線解析による数十年規模気候変動の復元(18H01324)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白井 厚太朗 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70463908)
【キーワード】古環境復元 / 二枚貝 / 成長線解析 / 化石 / 長周期気候変動 (他9件)
【概要】ビノスガイの放射性炭素分析から岩手県沿岸の放射性炭素濃度の時系列変遷履歴を明らかにした.また,多くのビノスガイ死殻は2011年の津波により死亡したことを明らかにした.また,マルスダレガイ科二枚貝の南方種においても冬期に成長停滞が起こること,成長停滞の期間は加齢により長期化すること,などを明らかにした.酸素同位体ステージ5, 7, 9のビノスガイ化石標本を解析し,過去の温暖期についても100年以上の...
❏シャコガイ殻の微小領域分析による超高時間解像度古環境復元法の確立(25870147)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】白井 厚太朗 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (70463908)
【キーワード】シャコガイ / 極端現象 / 古環境復元 / Sr/Ca比 (他12件)
【概要】極端現象の理解や将来予測のためには,日内スケールの高解像度な古環境情報が必要不可欠である.1日1本の日輪を刻みながら,百年以上にわたり通年で連続的に成長する高解像度の古環境復元に適した利点を持つシャコガイ殻に着目し,微小領域分析による日内スケールでの超高解像度古環境復元手法を確立することを目的とし研究を進めた.日輪間隔は夏期に成長速度が速く,冬期は成長速度が低下する季節周期を示す事が明らかとなった...
【数物系科学】地球惑星科学:古環境復元化石を含む研究件
❏長寿二枚貝ビノスガイの現生及び化石試料の成長線解析による数十年規模気候変動の復元(18H01324)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白井 厚太朗 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70463908)
【キーワード】古環境復元 / 二枚貝 / 成長線解析 / 化石 / 長周期気候変動 (他9件)
【概要】ビノスガイの放射性炭素分析から岩手県沿岸の放射性炭素濃度の時系列変遷履歴を明らかにした.また,多くのビノスガイ死殻は2011年の津波により死亡したことを明らかにした.また,マルスダレガイ科二枚貝の南方種においても冬期に成長停滞が起こること,成長停滞の期間は加齢により長期化すること,などを明らかにした.酸素同位体ステージ5, 7, 9のビノスガイ化石標本を解析し,過去の温暖期についても100年以上の...
❏大型草食動物の歯牙形態に関する進化生態学的研究:遺伝子から時代変化まで(16K18615)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (10582760)
【キーワード】歯 / 摩耗 / マイクロウェア / 三次元形状 / 食性 (他24件)
【概要】大型草食哺乳類を対象に、食性・生息環境と歯牙の微細摩耗痕の関係を明らかにするとともに、得られた関係を用いて絶滅種や遺跡出土動物の食性復元に取り組んだ。食性が明らかな現生種(ニホンジカ、ニホンカモシカ、ニホンザル、イノシシ)を対象に分析を行ったところ、反芻類においては、イネ科植物の採食割合が増えるほど、植物中に含まれる珪酸体の影響により、歯の表面には深い傷がより多く形成され、表面の起伏が激しくなるこ...
❏シャコガイ殻の微小領域分析による超高時間解像度古環境復元法の確立(25870147)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】白井 厚太朗 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (70463908)
【キーワード】シャコガイ / 極端現象 / 古環境復元 / Sr/Ca比 (他12件)
【概要】極端現象の理解や将来予測のためには,日内スケールの高解像度な古環境情報が必要不可欠である.1日1本の日輪を刻みながら,百年以上にわたり通年で連続的に成長する高解像度の古環境復元に適した利点を持つシャコガイ殻に着目し,微小領域分析による日内スケールでの超高解像度古環境復元手法を確立することを目的とし研究を進めた.日輪間隔は夏期に成長速度が速く,冬期は成長速度が低下する季節周期を示す事が明らかとなった...
【数物系科学】地球惑星科学:安定同位体化石を含む研究件
❏長寿二枚貝ビノスガイの現生及び化石試料の成長線解析による数十年規模気候変動の復元(18H01324)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2018-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】白井 厚太朗 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (70463908)
【キーワード】古環境復元 / 二枚貝 / 成長線解析 / 化石 / 長周期気候変動 (他9件)
【概要】ビノスガイの放射性炭素分析から岩手県沿岸の放射性炭素濃度の時系列変遷履歴を明らかにした.また,多くのビノスガイ死殻は2011年の津波により死亡したことを明らかにした.また,マルスダレガイ科二枚貝の南方種においても冬期に成長停滞が起こること,成長停滞の期間は加齢により長期化すること,などを明らかにした.酸素同位体ステージ5, 7, 9のビノスガイ化石標本を解析し,過去の温暖期についても100年以上の...
❏シャコガイ殻の微小領域分析による超高時間解像度古環境復元法の確立(25870147)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】白井 厚太朗 東京大学, 大気海洋研究所, 助教 (70463908)
【キーワード】シャコガイ / 極端現象 / 古環境復元 / Sr/Ca比 (他12件)
【概要】極端現象の理解や将来予測のためには,日内スケールの高解像度な古環境情報が必要不可欠である.1日1本の日輪を刻みながら,百年以上にわたり通年で連続的に成長する高解像度の古環境復元に適した利点を持つシャコガイ殻に着目し,微小領域分析による日内スケールでの超高解像度古環境復元手法を確立することを目的とし研究を進めた.日輪間隔は夏期に成長速度が速く,冬期は成長速度が低下する季節周期を示す事が明らかとなった...
❏琉球列島の更新世以降の環境変動に対する陸棲哺乳類の生態学的応答と形態進化(22800015)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 総合研究博物館, 特任研究員 (10582760)
【キーワード】琉球列島 / 化石 / 脊椎動物 / リュウキュウジカ / 古生態学 (他9件)
【概要】本研究では、後期更新世の琉球列島から発掘された化石シカ類2種(リュウキュウジカ、リュウキュウムカシキョン)について、形態分析および安定同位体分析による古生態復元を行った。化石シカ類は出土サイトによって歯牙のサイズに違いがあること、同一サイトでは2種とも木本植物の葉を主体とする食性であるが、リュウキュウジカの方がイネ科草本を採食する頻度が高かったと推定され、同所的な2種でのニッチ分化が示唆された。...
【数物系科学】地球惑星科学:古環境化石を含む研究件
❏古代プロテオミクスの基盤・拠点整備のための海外共同研究(20KK0166)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 博樹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40401228)
【キーワード】古代プロテオミクス / 人類進化 / 海底遺跡 / 台湾 / プロテオミクス (他8件)
【概要】本研究の目的は、日本国内に古代プロテオミクス技術を移転し、日本が古代プロテオミクスの研究分野で国際的な存在感を発揮する土台を作ることである。若手研究者(澤藤りかい、蔦谷匠)の2名が2021年9月に古代プロテオミクス解析の開発者であるコペンハーゲン大学のエンリコ・カペリニ准教授とこの分野の第1人者であるフリド・ウエルカーがラボを構えるデンマークのコペンハーゲン大学へ渡航した。蔦谷匠はウエルカー博士化...
❏顕生代の海水オスミウム同位体変動から読み解く地球表層環境変遷(15H02142)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】鈴木 勝彦 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海底資源研究開発センター, 研究開発センター長代理 (70251329)
【キーワード】堆積物 / オスミウム同位体 / 地球表層環境 / 大規模火成活動 / 隕石衝突 (他28件)
【概要】本研究成果により,(1)顕生代の保存状態のよい堆積岩試料の化石による詳細な解析が進み,年代制約が大きく進展した。例えば,国内で新たなジュラ紀-白亜紀境界層の発見に至るなどの成果が得られた。(2)チャート層を1枚ずつ同位体分析することが可能になり,高年代解像度で変動を追うことが可能となった。その成果の1つとして,後期三畳紀の堆積岩のストロンチウム,オスミウム同位体の上昇から,パレオテチス海の収縮に伴...
❏ナカリ(ケニア)における後期中新世霊長類の発掘とその進化的意義に関する研究(22255006)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中務 眞人 (中務 真人) 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 東アフリカ / ケニア / 中新世 / 化石 (他11件)
【概要】ナカリ層(980-990万年前)の現地調査を継続し、人類と現生アフリカ類人猿の系統分岐が始まった時代に、霊長類を含むどのような動物群集が存在したかを、その古環境、霊長類生態復元とともに明らかにした。6目30種の哺乳類を記録した。最も豊富な霊長類はマイクロコロブスである。この種は現生最小種に匹敵する小型コロブスであること、森林環境に適応していたことを明らかにした。森林環境の存在は、ほ乳類の歯の炭素安...
【生物学】人類学:ヒト上科化石を含む研究件
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
❏ナカリ(ケニア)における後期中新世霊長類の発掘とその進化的意義に関する研究(22255006)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中務 眞人 (中務 真人) 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 東アフリカ / ケニア / 中新世 / 化石 (他11件)
【概要】ナカリ層(980-990万年前)の現地調査を継続し、人類と現生アフリカ類人猿の系統分岐が始まった時代に、霊長類を含むどのような動物群集が存在したかを、その古環境、霊長類生態復元とともに明らかにした。6目30種の哺乳類を記録した。最も豊富な霊長類はマイクロコロブスである。この種は現生最小種に匹敵する小型コロブスであること、森林環境に適応していたことを明らかにした。森林環境の存在は、ほ乳類の歯の炭素安...
❏アフリカ人類・類人猿化石の高精細CTデータの取得と比較形態解析(19207019)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】化石 / 進化 / ヒト科 / ヒト上科 / アフリカ (他17件)
【概要】本研究は、初期人類の進化史研究上、最も重要な調査地である東アフリカのエチオピアとケニアにおいて、国外持ち出しが容易ではない貴重化石資料を小型CTにより精密撮影し、化石類人猿から人類への進化の様相を新しい視点から解明することを目的とした。研究対象は、エチオピアでは、ラミダス猿人、カダバ猿人、チョローラピテクス、ケニアではホモ・ハビリス、ナカリピテクス等の化石人類、類人猿であった。この研究により、化石...
【生物学】人類学:骨梁化石を含む研究件
❏アフリカ人類・類人猿化石の高精細CTデータの取得と比較形態解析(19207019)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】化石 / 進化 / ヒト科 / ヒト上科 / アフリカ (他17件)
【概要】本研究は、初期人類の進化史研究上、最も重要な調査地である東アフリカのエチオピアとケニアにおいて、国外持ち出しが容易ではない貴重化石資料を小型CTにより精密撮影し、化石類人猿から人類への進化の様相を新しい視点から解明することを目的とした。研究対象は、エチオピアでは、ラミダス猿人、カダバ猿人、チョローラピテクス、ケニアではホモ・ハビリス、ナカリピテクス等の化石人類、類人猿であった。この研究により、化石...
❏マイクロCTによる化石ホミニド・類人猿骨格の骨梁分析(16370104)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院理学研究科, 助教授 (00227828)
【キーワード】人類進化 / ロコモーション / 海綿骨 / 骨梁解析 / リモデリング (他15件)
【概要】化石類人猿・人類の運動様式を大腿骨骨頭の骨梁構造から明らかにする試みを行った。ケニア国立博物館に小型マイクロCTを輸送し、化石資料の精密CT撮影を行った。鉱物化の著しい資料が多かったが、少数だが分析可能な結果が得られた。もっとも良好な画像が得られた人類化石資料は、ボイセイ猿人(KNM-ER738)の大腿骨頭であった。類人猿化石に関しては、ナチョラピテクス資料の多くでは鮮明な画像が得られた。骨頭上部...
【生物学】人類学:形態化石を含む研究件
❏大型草食動物の歯牙形態に関する進化生態学的研究:遺伝子から時代変化まで(16K18615)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (10582760)
【キーワード】歯 / 摩耗 / マイクロウェア / 三次元形状 / 食性 (他24件)
【概要】大型草食哺乳類を対象に、食性・生息環境と歯牙の微細摩耗痕の関係を明らかにするとともに、得られた関係を用いて絶滅種や遺跡出土動物の食性復元に取り組んだ。食性が明らかな現生種(ニホンジカ、ニホンカモシカ、ニホンザル、イノシシ)を対象に分析を行ったところ、反芻類においては、イネ科植物の採食割合が増えるほど、植物中に含まれる珪酸体の影響により、歯の表面には深い傷がより多く形成され、表面の起伏が激しくなるこ...
❏ホミノイド(ヒト上科)における二足歩行能の起源と進化(02304013)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】俣野 彰三 大阪大学, 人間科学部, 教授 (30028724)
【キーワード】ホミノイド / 2足歩行 / 進化 / 形態 / 生機根 (他8件)
【概要】人類の2足歩行の起源、進化の考察は化石資料を始め、現生霊長類の身体移動様式のさまざまな適応比較,現代人身体の2足歩行能の特性を機能態学的,生理学的,生体工学的に解析する,などの多方面の学際的研究の綜合的成果によって始めて可能性がもたらされる。当然その成果をみのらせるためにはそれにりの時日を要するので,限られた2年間での綜合研究の成果のみですべて達成されるものではない。しかし各人のそれぞれの立場から...
【生物学】人類学:類人猿化石を含む研究件
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
❏後期中新世ナカリ層の発掘による人類・アフリカ類人猿分岐過程の解明(25257408)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中務 眞人 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 中新世 / 東アフリカ / 化石 / 霊長類 (他6件)
【概要】現生アフリカ類人猿とヒトを含む3属が系統分岐を起こした背景とそれらの最後の共通祖先の適応を、大型類人猿ナカリピテクスを含み豊富な霊長相が知られる後期中新世ナカリ層(ケニア)の発掘調査により分析した。現地調査により、約500点の化石標本を収集し、新たに11の化石サイトを確認し、ナカリ全域の地質図をほぼ完成させた。ナカリの霊長類はきわめて多様だが、類人猿以外はオナガザル上科もそうでないものもすべて小型...
❏現生および化石類人猿の大臼歯歯冠三次元形状の比較解析(19770215)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】河野 礼子 独立行政法人国立科学博物館, 人類研究部, 研究員 (30356266)
【キーワード】人類学 / 進化 / 化石 / 大臼歯 / 類人猿 (他7件)
【概要】化石および現生の人類と類人猿の各種について、大臼歯のエナメル質厚さおよび歯冠三次元形状を比較した。中新世の化石類人猿チョローラピテクスの大臼歯には切裂き機能への適応が見られ、現生ゴリラに近い系統的位置づけが示唆された。440万年前の化石人類アルディピテクス・ラミダスの大臼歯には特定の食物への適応が見られず、むしろ祖先的であった。現生種ではチンパンジー属2種に共通して咬合面エナメル質が薄く、完熟果実...
【生物学】人類学:霊長類化石を含む研究件
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
❏アジア地域の霊長類相の成立に関する古生物学的研究(26304019)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高井 正成 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (90252535)
【キーワード】霊長類 / 化石 / 第三紀 / 第四紀 / 東南アジア (他15件)
【概要】ミャンマー中央部の中新世後半~鮮新世のイラワジ層を主対象に、霊長類を含む陸生脊椎動物化石の発掘・地質調査をおこない、同地域における霊長類を含む化石動物相の変遷過程を明らかにした。その結果、後期中新世の中頃にミャンマー中央部において急激な陸棲動物相の変化が生じていることを明らかにし、その原因が世界的な乾燥化とそれにともなう草原化にある可能性が高いことを指摘した。 また中国南部の広西壮族自治区の更新世...
❏後期中新世ナカリ層の発掘による人類・アフリカ類人猿分岐過程の解明(25257408)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中務 眞人 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 中新世 / 東アフリカ / 化石 / 霊長類 (他6件)
【概要】現生アフリカ類人猿とヒトを含む3属が系統分岐を起こした背景とそれらの最後の共通祖先の適応を、大型類人猿ナカリピテクスを含み豊富な霊長相が知られる後期中新世ナカリ層(ケニア)の発掘調査により分析した。現地調査により、約500点の化石標本を収集し、新たに11の化石サイトを確認し、ナカリ全域の地質図をほぼ完成させた。ナカリの霊長類はきわめて多様だが、類人猿以外はオナガザル上科もそうでないものもすべて小型...
【生物学】人類学:中新世化石を含む研究件
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
❏後期中新世ナカリ層の発掘による人類・アフリカ類人猿分岐過程の解明(25257408)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中務 眞人 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 中新世 / 東アフリカ / 化石 / 霊長類 (他6件)
【概要】現生アフリカ類人猿とヒトを含む3属が系統分岐を起こした背景とそれらの最後の共通祖先の適応を、大型類人猿ナカリピテクスを含み豊富な霊長相が知られる後期中新世ナカリ層(ケニア)の発掘調査により分析した。現地調査により、約500点の化石標本を収集し、新たに11の化石サイトを確認し、ナカリ全域の地質図をほぼ完成させた。ナカリの霊長類はきわめて多様だが、類人猿以外はオナガザル上科もそうでないものもすべて小型...
❏ナカリ(ケニア)における後期中新世霊長類の発掘とその進化的意義に関する研究(22255006)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中務 眞人 (中務 真人) 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 東アフリカ / ケニア / 中新世 / 化石 (他11件)
【概要】ナカリ層(980-990万年前)の現地調査を継続し、人類と現生アフリカ類人猿の系統分岐が始まった時代に、霊長類を含むどのような動物群集が存在したかを、その古環境、霊長類生態復元とともに明らかにした。6目30種の哺乳類を記録した。最も豊富な霊長類はマイクロコロブスである。この種は現生最小種に匹敵する小型コロブスであること、森林環境に適応していたことを明らかにした。森林環境の存在は、ほ乳類の歯の炭素安...
【生物学】人類学:エチオピア化石を含む研究件
❏人類とアフリカ類人猿の出現過程の解明―チョローラピテクスの進化形態学的研究(18H04007)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 特任教授 (50206596)
【キーワード】人類進化 / 類人猿進化 / 化石 / 中新世後期 / エチオピア
【概要】エチオピア国立博物館を訪問し、前年度の調査・発掘で得たチョローラ層出土化石資料の整理、同定と評価を進めた。また、チョローラピテクスを産出するBetichaの哺乳動物相の古環境特徴とチョローラピテクスの生態的位置を明らかにすることを目的に、ウマ科、カバ科、キリン科、オナガザル科およびチョローラピテクスについて安定同位体分析のためのエナメル質試料を採取した。並行して、チョローラ層全般の推定年代を精緻化...
❏アフリカ人類・類人猿化石の高精細CTデータの取得と比較形態解析(19207019)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】化石 / 進化 / ヒト科 / ヒト上科 / アフリカ (他17件)
【概要】本研究は、初期人類の進化史研究上、最も重要な調査地である東アフリカのエチオピアとケニアにおいて、国外持ち出しが容易ではない貴重化石資料を小型CTにより精密撮影し、化石類人猿から人類への進化の様相を新しい視点から解明することを目的とした。研究対象は、エチオピアでは、ラミダス猿人、カダバ猿人、チョローラピテクス、ケニアではホモ・ハビリス、ナカリピテクス等の化石人類、類人猿であった。この研究により、化石...
【生物学】人類学:オナガザル科化石を含む研究件
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
❏ナカリ(ケニア)における後期中新世霊長類の発掘とその進化的意義に関する研究(22255006)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中務 眞人 (中務 真人) 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 東アフリカ / ケニア / 中新世 / 化石 (他11件)
【概要】ナカリ層(980-990万年前)の現地調査を継続し、人類と現生アフリカ類人猿の系統分岐が始まった時代に、霊長類を含むどのような動物群集が存在したかを、その古環境、霊長類生態復元とともに明らかにした。6目30種の哺乳類を記録した。最も豊富な霊長類はマイクロコロブスである。この種は現生最小種に匹敵する小型コロブスであること、森林環境に適応していたことを明らかにした。森林環境の存在は、ほ乳類の歯の炭素安...
【生物学】人類学:古人類学化石を含む研究件
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
❏後期中新世ナカリ層の発掘による人類・アフリカ類人猿分岐過程の解明(25257408)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中務 眞人 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 中新世 / 東アフリカ / 化石 / 霊長類 (他6件)
【概要】現生アフリカ類人猿とヒトを含む3属が系統分岐を起こした背景とそれらの最後の共通祖先の適応を、大型類人猿ナカリピテクスを含み豊富な霊長相が知られる後期中新世ナカリ層(ケニア)の発掘調査により分析した。現地調査により、約500点の化石標本を収集し、新たに11の化石サイトを確認し、ナカリ全域の地質図をほぼ完成させた。ナカリの霊長類はきわめて多様だが、類人猿以外はオナガザル上科もそうでないものもすべて小型...
❏ナカリ(ケニア)における後期中新世霊長類の発掘とその進化的意義に関する研究(22255006)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中務 眞人 (中務 真人) 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 東アフリカ / ケニア / 中新世 / 化石 (他11件)
【概要】ナカリ層(980-990万年前)の現地調査を継続し、人類と現生アフリカ類人猿の系統分岐が始まった時代に、霊長類を含むどのような動物群集が存在したかを、その古環境、霊長類生態復元とともに明らかにした。6目30種の哺乳類を記録した。最も豊富な霊長類はマイクロコロブスである。この種は現生最小種に匹敵する小型コロブスであること、森林環境に適応していたことを明らかにした。森林環境の存在は、ほ乳類の歯の炭素安...
【生物学】人類学:ホミノイド化石を含む研究件
❏アジア地域の霊長類相の成立に関する古生物学的研究(26304019)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高井 正成 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (90252535)
【キーワード】霊長類 / 化石 / 第三紀 / 第四紀 / 東南アジア (他15件)
【概要】ミャンマー中央部の中新世後半~鮮新世のイラワジ層を主対象に、霊長類を含む陸生脊椎動物化石の発掘・地質調査をおこない、同地域における霊長類を含む化石動物相の変遷過程を明らかにした。その結果、後期中新世の中頃にミャンマー中央部において急激な陸棲動物相の変化が生じていることを明らかにし、その原因が世界的な乾燥化とそれにともなう草原化にある可能性が高いことを指摘した。 また中国南部の広西壮族自治区の更新世...
❏ホミノイド(ヒト上科)における二足歩行能の起源と進化(02304013)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】総合研究(A)
【研究期間】1990 - 1991
【研究代表者】俣野 彰三 大阪大学, 人間科学部, 教授 (30028724)
【キーワード】ホミノイド / 2足歩行 / 進化 / 形態 / 生機根 (他8件)
【概要】人類の2足歩行の起源、進化の考察は化石資料を始め、現生霊長類の身体移動様式のさまざまな適応比較,現代人身体の2足歩行能の特性を機能態学的,生理学的,生体工学的に解析する,などの多方面の学際的研究の綜合的成果によって始めて可能性がもたらされる。当然その成果をみのらせるためにはそれにりの時日を要するので,限られた2年間での綜合研究の成果のみですべて達成されるものではない。しかし各人のそれぞれの立場から...
【生物学】人類学:進化化石を含む研究件
❏大型草食動物の歯牙形態に関する進化生態学的研究:遺伝子から時代変化まで(16K18615)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (10582760)
【キーワード】歯 / 摩耗 / マイクロウェア / 三次元形状 / 食性 (他24件)
【概要】大型草食哺乳類を対象に、食性・生息環境と歯牙の微細摩耗痕の関係を明らかにするとともに、得られた関係を用いて絶滅種や遺跡出土動物の食性復元に取り組んだ。食性が明らかな現生種(ニホンジカ、ニホンカモシカ、ニホンザル、イノシシ)を対象に分析を行ったところ、反芻類においては、イネ科植物の採食割合が増えるほど、植物中に含まれる珪酸体の影響により、歯の表面には深い傷がより多く形成され、表面の起伏が激しくなるこ...
❏四肢動物類の頸胴部領域進化様式とメカニズム:化石記録と胚発生からのアプローチ(17H02977)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】對比地 孝亘 独立行政法人国立科学博物館, 地学研究部, 研究主幹 (70597343)
【キーワード】四肢動物類 / 頸部 / 解剖学 / ヘビ類 / 骨格 (他20件)
【概要】四肢動物の頸部と胴部が、いわゆる魚類における分化していない状態からどのようにして進化してきたかを明らかにするために、古生代以来の化石標本の骨格の観察を行うとともに、現生種のCT スキャン撮影や胚の観察を基にした解剖学的データ収集を行った。器官とそれを支配する神経の退化のタイミングにずれがある可能性など、複雑な進化が示唆された。また、発生学的研究のための新たな爬虫類種としてニホンヤモリが適切である可...
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
【生物学】人類学:人類学化石を含む研究件
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
❏現生および化石類人猿の大臼歯歯冠三次元形状の比較解析(19770215)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】河野 礼子 独立行政法人国立科学博物館, 人類研究部, 研究員 (30356266)
【キーワード】人類学 / 進化 / 化石 / 大臼歯 / 類人猿 (他7件)
【概要】化石および現生の人類と類人猿の各種について、大臼歯のエナメル質厚さおよび歯冠三次元形状を比較した。中新世の化石類人猿チョローラピテクスの大臼歯には切裂き機能への適応が見られ、現生ゴリラに近い系統的位置づけが示唆された。440万年前の化石人類アルディピテクス・ラミダスの大臼歯には特定の食物への適応が見られず、むしろ祖先的であった。現生種ではチンパンジー属2種に共通して咬合面エナメル質が薄く、完熟果実...
❏形態の3次元高精度デジタル復元システムの開発的研究(14204082)
【研究テーマ】人類学(含生理人類学)
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】石田 英實 滋賀県立大学, 人間看護学部, 教授 (60027480)
【キーワード】損傷、変形形態 / 復元 / 3次元計測 / 数理モデル / 薄板スプライン関数 (他13件)
【概要】損傷、変形を受けた形態の復元は、人類学や考古学などで非常に重要である。しかし、その作業の主体はマニュアルであり、精度の高い修復には多くの時間と長い作業経験が不可欠であった。そのため本研究では計算機内に3次元構築した変形化石を,形態情報に基づいて客観的に修復.復元するシステムを開発した。 特に本研究では、頭蓋骨など左右対称の骨について変形形態の復元手法を開発した。左右対称な骨では,正中矢状面内の特徴...
【生物学】人類学:人類進化化石を含む研究件
❏古代プロテオミクスの基盤・拠点整備のための海外共同研究(20KK0166)
【研究テーマ】
【研究種目】国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
【研究期間】2020-10-27 - 2023-03-31
【研究代表者】太田 博樹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (40401228)
【キーワード】古代プロテオミクス / 人類進化 / 海底遺跡 / 台湾 / プロテオミクス (他8件)
【概要】本研究の目的は、日本国内に古代プロテオミクス技術を移転し、日本が古代プロテオミクスの研究分野で国際的な存在感を発揮する土台を作ることである。若手研究者(澤藤りかい、蔦谷匠)の2名が2021年9月に古代プロテオミクス解析の開発者であるコペンハーゲン大学のエンリコ・カペリニ准教授とこの分野の第1人者であるフリド・ウエルカーがラボを構えるデンマークのコペンハーゲン大学へ渡航した。蔦谷匠はウエルカー博士化...
❏人類とアフリカ類人猿の出現過程の解明―チョローラピテクスの進化形態学的研究(18H04007)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2018-04-01 - 2023-03-31
【研究代表者】諏訪 元 東京大学, 総合研究博物館, 特任教授 (50206596)
【キーワード】人類進化 / 類人猿進化 / 化石 / 中新世後期 / エチオピア
【概要】エチオピア国立博物館を訪問し、前年度の調査・発掘で得たチョローラ層出土化石資料の整理、同定と評価を進めた。また、チョローラピテクスを産出するBetichaの哺乳動物相の古環境特徴とチョローラピテクスの生態的位置を明らかにすることを目的に、ウマ科、カバ科、キリン科、オナガザル科およびチョローラピテクスについて安定同位体分析のためのエナメル質試料を採取した。並行して、チョローラ層全般の推定年代を精緻化...
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
【生物学】人類学:ケニア化石を含む研究件
❏ナカリ(ケニア)における後期中新世霊長類の発掘とその進化的意義に関する研究(22255006)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中務 眞人 (中務 真人) 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 東アフリカ / ケニア / 中新世 / 化石 (他11件)
【概要】ナカリ層(980-990万年前)の現地調査を継続し、人類と現生アフリカ類人猿の系統分岐が始まった時代に、霊長類を含むどのような動物群集が存在したかを、その古環境、霊長類生態復元とともに明らかにした。6目30種の哺乳類を記録した。最も豊富な霊長類はマイクロコロブスである。この種は現生最小種に匹敵する小型コロブスであること、森林環境に適応していたことを明らかにした。森林環境の存在は、ほ乳類の歯の炭素安...
❏アフリカ人類・類人猿化石の高精細CTデータの取得と比較形態解析(19207019)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】化石 / 進化 / ヒト科 / ヒト上科 / アフリカ (他17件)
【概要】本研究は、初期人類の進化史研究上、最も重要な調査地である東アフリカのエチオピアとケニアにおいて、国外持ち出しが容易ではない貴重化石資料を小型CTにより精密撮影し、化石類人猿から人類への進化の様相を新しい視点から解明することを目的とした。研究対象は、エチオピアでは、ラミダス猿人、カダバ猿人、チョローラピテクス、ケニアではホモ・ハビリス、ナカリピテクス等の化石人類、類人猿であった。この研究により、化石...
❏マイクロCTによる化石ホミニド・類人猿骨格の骨梁分析(16370104)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院理学研究科, 助教授 (00227828)
【キーワード】人類進化 / ロコモーション / 海綿骨 / 骨梁解析 / リモデリング (他15件)
【概要】化石類人猿・人類の運動様式を大腿骨骨頭の骨梁構造から明らかにする試みを行った。ケニア国立博物館に小型マイクロCTを輸送し、化石資料の精密CT撮影を行った。鉱物化の著しい資料が多かったが、少数だが分析可能な結果が得られた。もっとも良好な画像が得られた人類化石資料は、ボイセイ猿人(KNM-ER738)の大腿骨頭であった。類人猿化石に関しては、ナチョラピテクス資料の多くでは鮮明な画像が得られた。骨頭上部...
【生物学】人類学:更新世化石を含む研究件
❏大型草食動物の歯牙形態に関する進化生態学的研究:遺伝子から時代変化まで(16K18615)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (10582760)
【キーワード】歯 / 摩耗 / マイクロウェア / 三次元形状 / 食性 (他24件)
【概要】大型草食哺乳類を対象に、食性・生息環境と歯牙の微細摩耗痕の関係を明らかにするとともに、得られた関係を用いて絶滅種や遺跡出土動物の食性復元に取り組んだ。食性が明らかな現生種(ニホンジカ、ニホンカモシカ、ニホンザル、イノシシ)を対象に分析を行ったところ、反芻類においては、イネ科植物の採食割合が増えるほど、植物中に含まれる珪酸体の影響により、歯の表面には深い傷がより多く形成され、表面の起伏が激しくなるこ...
❏琉球列島の更新世以降の環境変動に対する陸棲哺乳類の生態学的応答と形態進化(22800015)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 総合研究博物館, 特任研究員 (10582760)
【キーワード】琉球列島 / 化石 / 脊椎動物 / リュウキュウジカ / 古生態学 (他9件)
【概要】本研究では、後期更新世の琉球列島から発掘された化石シカ類2種(リュウキュウジカ、リュウキュウムカシキョン)について、形態分析および安定同位体分析による古生態復元を行った。化石シカ類は出土サイトによって歯牙のサイズに違いがあること、同一サイトでは2種とも木本植物の葉を主体とする食性であるが、リュウキュウジカの方がイネ科草本を採食する頻度が高かったと推定され、同所的な2種でのニッチ分化が示唆された。...
【生物学】人類学:化石霊長類化石を含む研究件
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
❏アジア地域の霊長類相の成立に関する古生物学的研究(26304019)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】高井 正成 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (90252535)
【キーワード】霊長類 / 化石 / 第三紀 / 第四紀 / 東南アジア (他15件)
【概要】ミャンマー中央部の中新世後半~鮮新世のイラワジ層を主対象に、霊長類を含む陸生脊椎動物化石の発掘・地質調査をおこない、同地域における霊長類を含む化石動物相の変遷過程を明らかにした。その結果、後期中新世の中頃にミャンマー中央部において急激な陸棲動物相の変化が生じていることを明らかにし、その原因が世界的な乾燥化とそれにともなう草原化にある可能性が高いことを指摘した。 また中国南部の広西壮族自治区の更新世...
【生物学】人類学:大臼歯化石を含む研究件
❏大型草食動物の歯牙形態に関する進化生態学的研究:遺伝子から時代変化まで(16K18615)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (10582760)
【キーワード】歯 / 摩耗 / マイクロウェア / 三次元形状 / 食性 (他24件)
【概要】大型草食哺乳類を対象に、食性・生息環境と歯牙の微細摩耗痕の関係を明らかにするとともに、得られた関係を用いて絶滅種や遺跡出土動物の食性復元に取り組んだ。食性が明らかな現生種(ニホンジカ、ニホンカモシカ、ニホンザル、イノシシ)を対象に分析を行ったところ、反芻類においては、イネ科植物の採食割合が増えるほど、植物中に含まれる珪酸体の影響により、歯の表面には深い傷がより多く形成され、表面の起伏が激しくなるこ...
❏現生および化石類人猿の大臼歯歯冠三次元形状の比較解析(19770215)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】河野 礼子 独立行政法人国立科学博物館, 人類研究部, 研究員 (30356266)
【キーワード】人類学 / 進化 / 化石 / 大臼歯 / 類人猿 (他7件)
【概要】化石および現生の人類と類人猿の各種について、大臼歯のエナメル質厚さおよび歯冠三次元形状を比較した。中新世の化石類人猿チョローラピテクスの大臼歯には切裂き機能への適応が見られ、現生ゴリラに近い系統的位置づけが示唆された。440万年前の化石人類アルディピテクス・ラミダスの大臼歯には特定の食物への適応が見られず、むしろ祖先的であった。現生種ではチンパンジー属2種に共通して咬合面エナメル質が薄く、完熟果実...
【生物学】人類学:東アフリカ化石を含む研究件
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
❏後期中新世ナカリ層の発掘による人類・アフリカ類人猿分岐過程の解明(25257408)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【研究代表者】中務 眞人 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 中新世 / 東アフリカ / 化石 / 霊長類 (他6件)
【概要】現生アフリカ類人猿とヒトを含む3属が系統分岐を起こした背景とそれらの最後の共通祖先の適応を、大型類人猿ナカリピテクスを含み豊富な霊長相が知られる後期中新世ナカリ層(ケニア)の発掘調査により分析した。現地調査により、約500点の化石標本を収集し、新たに11の化石サイトを確認し、ナカリ全域の地質図をほぼ完成させた。ナカリの霊長類はきわめて多様だが、類人猿以外はオナガザル上科もそうでないものもすべて小型...
❏ナカリ(ケニア)における後期中新世霊長類の発掘とその進化的意義に関する研究(22255006)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2014-03-31
【研究代表者】中務 眞人 (中務 真人) 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00227828)
【キーワード】古人類学 / 東アフリカ / ケニア / 中新世 / 化石 (他11件)
【概要】ナカリ層(980-990万年前)の現地調査を継続し、人類と現生アフリカ類人猿の系統分岐が始まった時代に、霊長類を含むどのような動物群集が存在したかを、その古環境、霊長類生態復元とともに明らかにした。6目30種の哺乳類を記録した。最も豊富な霊長類はマイクロコロブスである。この種は現生最小種に匹敵する小型コロブスであること、森林環境に適応していたことを明らかにした。森林環境の存在は、ほ乳類の歯の炭素安...
【工学】建築学:遺跡化石を含む研究件
❏大型草食動物の歯牙形態に関する進化生態学的研究:遺伝子から時代変化まで(16K18615)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (10582760)
【キーワード】歯 / 摩耗 / マイクロウェア / 三次元形状 / 食性 (他24件)
【概要】大型草食哺乳類を対象に、食性・生息環境と歯牙の微細摩耗痕の関係を明らかにするとともに、得られた関係を用いて絶滅種や遺跡出土動物の食性復元に取り組んだ。食性が明らかな現生種(ニホンジカ、ニホンカモシカ、ニホンザル、イノシシ)を対象に分析を行ったところ、反芻類においては、イネ科植物の採食割合が増えるほど、植物中に含まれる珪酸体の影響により、歯の表面には深い傷がより多く形成され、表面の起伏が激しくなるこ...
❏下北半島石灰岩地帯における洞窟遺跡の調査(14510431)
【研究テーマ】考古学(含先史学)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2002 - 2003
【研究代表者】阿部 祥人 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (90175919)
【キーワード】下北半島 / 石灰岩洞窟 / 旧石器時代 / 動物遺存体 / 人骨 (他11件)
【概要】下北半島の尻屋崎周辺で発見した6つの洞窟のうち「尻労安部洞窟」(安部遺跡)と名づけた遺跡を重点的に調査した。この発掘調査は、平成14年から、合計3回、調査区を拡張しながら、約16m^2の範囲を、最深部約2.5mまで掘り進めた。どの層位にも大小さまざまな石灰岩の角礫が大量に含まれているために発掘は困難を極め、掘りあげた全部の土壌を水でとかして、ふるいで遺物を検出するという方法を採った。 その結果、上...
【農学】森林圏科学:ニホンジカ化石を含む研究件
❏大型草食動物の歯牙形態に関する進化生態学的研究:遺伝子から時代変化まで(16K18615)
【研究テーマ】生態・環境
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2017-02-07 - 2022-03-31
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 講師 (10582760)
【キーワード】歯 / 摩耗 / マイクロウェア / 三次元形状 / 食性 (他24件)
【概要】大型草食哺乳類を対象に、食性・生息環境と歯牙の微細摩耗痕の関係を明らかにするとともに、得られた関係を用いて絶滅種や遺跡出土動物の食性復元に取り組んだ。食性が明らかな現生種(ニホンジカ、ニホンカモシカ、ニホンザル、イノシシ)を対象に分析を行ったところ、反芻類においては、イネ科植物の採食割合が増えるほど、植物中に含まれる珪酸体の影響により、歯の表面には深い傷がより多く形成され、表面の起伏が激しくなるこ...
❏琉球列島の更新世以降の環境変動に対する陸棲哺乳類の生態学的応答と形態進化(22800015)
【研究テーマ】文化財科学
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】久保 麦野 東京大学, 総合研究博物館, 特任研究員 (10582760)
【キーワード】琉球列島 / 化石 / 脊椎動物 / リュウキュウジカ / 古生態学 (他9件)
【概要】本研究では、後期更新世の琉球列島から発掘された化石シカ類2種(リュウキュウジカ、リュウキュウムカシキョン)について、形態分析および安定同位体分析による古生態復元を行った。化石シカ類は出土サイトによって歯牙のサイズに違いがあること、同一サイトでは2種とも木本植物の葉を主体とする食性であるが、リュウキュウジカの方がイネ科草本を採食する頻度が高かったと推定され、同所的な2種でのニッチ分化が示唆された。...
【医歯薬学】社会医学:アフリカ化石を含む研究件
❏発掘調査から解明する人類・アフリカ類人猿系統と旧世界ザルの競合進化(16H02757)
【研究テーマ】自然人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2016-04-01 - 2020-03-31
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】中新世 / 化石霊長類 / 進化 / アフリカ / ナカリピテクス (他16件)
【概要】1000万年前に形成されたナカリ層(ケニア)の発掘調査を行い、得た化石資料からこの地域に同時期に棲息していた霊長類の多様性、及び環境利用における競合の程度を推定した。ナカリ層からは、人類と現在のアフリカ類人猿の共通祖先に近いと考えられるナカリピテクスが知られているが、他に2種の大小類人猿を発見した。これらの化石と共にオナガザル科の化石が多数得られている。類人猿とオナガザルの歯のエナメル質の酸素と炭...
❏アフリカ人類・類人猿化石の高精細CTデータの取得と比較形態解析(19207019)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】化石 / 進化 / ヒト科 / ヒト上科 / アフリカ (他17件)
【概要】本研究は、初期人類の進化史研究上、最も重要な調査地である東アフリカのエチオピアとケニアにおいて、国外持ち出しが容易ではない貴重化石資料を小型CTにより精密撮影し、化石類人猿から人類への進化の様相を新しい視点から解明することを目的とした。研究対象は、エチオピアでは、ラミダス猿人、カダバ猿人、チョローラピテクス、ケニアではホモ・ハビリス、ナカリピテクス等の化石人類、類人猿であった。この研究により、化石...
❏マイクロCTによる化石ホミニド・類人猿骨格の骨梁分析(16370104)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院理学研究科, 助教授 (00227828)
【キーワード】人類進化 / ロコモーション / 海綿骨 / 骨梁解析 / リモデリング (他15件)
【概要】化石類人猿・人類の運動様式を大腿骨骨頭の骨梁構造から明らかにする試みを行った。ケニア国立博物館に小型マイクロCTを輸送し、化石資料の精密CT撮影を行った。鉱物化の著しい資料が多かったが、少数だが分析可能な結果が得られた。もっとも良好な画像が得られた人類化石資料は、ボイセイ猿人(KNM-ER738)の大腿骨頭であった。類人猿化石に関しては、ナチョラピテクス資料の多くでは鮮明な画像が得られた。骨頭上部...
【医歯薬学】歯学:解剖学化石を含む研究件
❏四肢動物類の頸胴部領域進化様式とメカニズム:化石記録と胚発生からのアプローチ(17H02977)
【研究テーマ】層位・古生物学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【研究代表者】對比地 孝亘 独立行政法人国立科学博物館, 地学研究部, 研究主幹 (70597343)
【キーワード】四肢動物類 / 頸部 / 解剖学 / ヘビ類 / 骨格 (他20件)
【概要】四肢動物の頸部と胴部が、いわゆる魚類における分化していない状態からどのようにして進化してきたかを明らかにするために、古生代以来の化石標本の骨格の観察を行うとともに、現生種のCT スキャン撮影や胚の観察を基にした解剖学的データ収集を行った。器官とそれを支配する神経の退化のタイミングにずれがある可能性など、複雑な進化が示唆された。また、発生学的研究のための新たな爬虫類種としてニホンヤモリが適切である可...
❏深海化学合成系における腹足類の進化・適応と分散(15H04412)
【研究テーマ】生物多様性・分類
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】狩野 泰則 東京大学, 大気海洋研究所, 准教授 (20381056)
【キーワード】化学合成群集 / 分子系統樹 / 生物地理 / 深海 / 幼生 (他13件)
【概要】熱水・冷湧水や鯨骨・沈木周辺堆積物を含む深海化学合成生物群集の諸系統がいつどのような環境から化学合成系に進出したのか、異なる環境への進出を容易にする特性はなにか? 本研究では、軟体動物門腹足綱の複数系統について、深海、干潟の嫌気環境および様々な好気環境の種を含めた網羅的な種間系統樹を作成、形態比較に基づく分類学的検討ならびに化石記録と幼生生態の詳細な検討とあわせて、各環境への進出の絶対年代とルート...
【医歯薬学】歯学:CT化石を含む研究件
❏アフリカ人類・類人猿化石の高精細CTデータの取得と比較形態解析(19207019)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2009
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00227828)
【キーワード】化石 / 進化 / ヒト科 / ヒト上科 / アフリカ (他17件)
【概要】本研究は、初期人類の進化史研究上、最も重要な調査地である東アフリカのエチオピアとケニアにおいて、国外持ち出しが容易ではない貴重化石資料を小型CTにより精密撮影し、化石類人猿から人類への進化の様相を新しい視点から解明することを目的とした。研究対象は、エチオピアでは、ラミダス猿人、カダバ猿人、チョローラピテクス、ケニアではホモ・ハビリス、ナカリピテクス等の化石人類、類人猿であった。この研究により、化石...
❏マイクロCTによる化石ホミニド・類人猿骨格の骨梁分析(16370104)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2004 - 2006
【研究代表者】中務 真人 (中務 眞人) 京都大学, 大学院理学研究科, 助教授 (00227828)
【キーワード】人類進化 / ロコモーション / 海綿骨 / 骨梁解析 / リモデリング (他15件)
【概要】化石類人猿・人類の運動様式を大腿骨骨頭の骨梁構造から明らかにする試みを行った。ケニア国立博物館に小型マイクロCTを輸送し、化石資料の精密CT撮影を行った。鉱物化の著しい資料が多かったが、少数だが分析可能な結果が得られた。もっとも良好な画像が得られた人類化石資料は、ボイセイ猿人(KNM-ER738)の大腿骨頭であった。類人猿化石に関しては、ナチョラピテクス資料の多くでは鮮明な画像が得られた。骨頭上部...
❏ジャワ島における原人の到来・進化・絶滅のプロセスを解明する形態進化学的研究(15255010)
【研究テーマ】人類学
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2003 - 2006
【研究代表者】馬場 悠男 独立行政法人国立科学博物館, 人類研究部, 部長 (90049221)
【キーワード】人類進化 / 原人 / 新人 / ジャワ / 化石 (他15件)
【概要】「ジャワ原人の到来」に関しては、化石の豊富な下顎骨と歯標本について形態学的解析を行った。これまでサンギラン地域などから出土している最古のジャワ原人化石の進化的位置づけについて、猿人相当から北京原人と同列というものまで、専門化の見解が別れていたが、既存化石を網羅的に研究した例がなかったことが、混乱の原因となっていた。そこで我々は、最新の年代情報を加味し、既存化石の大半を系統的に分析した。その結果、両...