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研究分野別サイレントキーワード
「超薄膜」サイレントキーワードを含む研究
【数物系科学】物理学:ビスマス超薄膜を含む研究件
❏ビスマス原子による2次元ハニカム格子層状物質(15K13360)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】平山 博之 東京工業大学, 理学院, 教授 (60271582)
【キーワード】ビスマス / 超薄膜 / 走査トンネル顕微鏡 / 角度分解光電子分光
【概要】Si(111)√3x√3-B基板表面にBi原子を室温蒸着することにより、表面にBi(110)超薄膜島が形成される。これらのBi(110)島は、Si(111)√3x√3-B基板格子に整合する形で6つの特徴的な方向に成長する。ただしこれらの島がA7構造あるいはBP構造のいずれの結晶構造を持つかは、表面のBi原子配列の走査トンネル顕微鏡観察からは決定できない。このためこれらの島の電子状態の、走査トンネル...
❏ミリケンビル・マイクロ4端子プローブ法の開発とモノレイヤー超伝導の探索(22246006)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】長谷川 修司 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (00228446)
【キーワード】超伝導 / マイクロ4端子プローブ / モノレイヤー / 表面状態超伝導 / 表面超構造 (他13件)
【概要】今まで我々は10年以上にわたって,マイクロ4端子プローブ法という新しい実験手法を開発し,それらを用いて表面・モノレイヤー(単原子層)の伝導物性の研究を展開してきた。本研究では,さらにその装置性能を向上させ、ミリケルビンの超低温(0.4K)および7Tまでの強磁場中でのマイクロ4端子プローブ測定を可能とし、モノレーヤー(単原子層)超伝導の探索やモノレーヤー磁気輸送の研究に発展させる。 ...
【数物系科学】物理学:角度分解光電子分光超薄膜を含む研究件
❏実験と計算の協奏による二次元フラットバンドマテリアルの創成(20H00328)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】高村 由起子 (山田由起子) 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (90344720)
【キーワード】二次元材料 / フラットバンド / エピタキシー / 超薄膜 / 走査プローブ顕微鏡 (他8件)
【概要】令和3年度は、初年度にその常温相についての構造と電子状態に関する成果が論文誌に掲載された二ホウ化ジルコニウム(ZrB2)薄膜上ゲルマニウム(Ge)二重三角格子層の低温における相転移に関する研究が進展した.相転移メカニズム解明を目的として,薄膜試料の全反射高速陽電子回折(TRHEPD)パターンの温度依存性を高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所の低速陽電子実験施設において調べた結果,TRHEP...
❏ビスマス原子による2次元ハニカム格子層状物質(15K13360)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】平山 博之 東京工業大学, 理学院, 教授 (60271582)
【キーワード】ビスマス / 超薄膜 / 走査トンネル顕微鏡 / 角度分解光電子分光
【概要】Si(111)√3x√3-B基板表面にBi原子を室温蒸着することにより、表面にBi(110)超薄膜島が形成される。これらのBi(110)島は、Si(111)√3x√3-B基板格子に整合する形で6つの特徴的な方向に成長する。ただしこれらの島がA7構造あるいはBP構造のいずれの結晶構造を持つかは、表面のBi原子配列の走査トンネル顕微鏡観察からは決定できない。このためこれらの島の電子状態の、走査トンネル...
【数物系科学】物理学:強相関エレクトロニクス超薄膜を含む研究件
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
❏ナノ構造化した強相関電子材料への電界効果キャリア注入(17340105)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】LIPPMAA Mikk 東京大学, 物性研究所, 助教授 (10334343)
【キーワード】酸化物 / 電界効果 / トランジスター / 金属・絶縁体転移 / SrTiO_3 (他13件)
【概要】平成18年度はアモルファスとエピタキシャルのCaHfO_3、DyScO_3をゲート絶縁層に用いたSrTiO_3電界効果トランジスタの作製に成功した。エピタキシャルのCaHfO_3、DyScO_3はSrTiO_3上にグレイン境界の生成なしに約2nmの厚さまで成長できた。この薄いエピタキシャル層とアモルファス絶縁体を組み合わせることで、10^<13>cm^<-2>オーダーにも達...
【数物系科学】物理学:磁性超薄膜を含む研究件
❏界面スピン軌道結合の微視的解明と巨大垂直磁気異方性デバイスの創製(16H06332)
【研究テーマ】応用物性
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 誠司 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 磁性・スピントロニクス材料研究拠点, 副拠点長 (20250813)
【キーワード】スピントロニクス / 磁性 / 表面・界面物性 / 超薄膜 / スピン軌道相互作用 (他9件)
【概要】界面原子層成長制御、磁気分光、第一原理計算を結集することにより、界面スピン軌道結合を微視的に解明し、その学術基盤の構築とデバイス応用を狙った。まず、教科書の記述の更新につながる成果としては、界面磁気異方性の微視的理解であり、物質系ごとに軌道磁気モーメントの異方性と軌道四極子それぞれの役割を直感的理解とともに明らかにした。界面原子層成長制御が一層の進歩を遂げ、室温の世界記録となる異方性トンネル磁気抵...
❏量子井戸構造に基づく2次元金属薄膜への磁気機能の誘導とその応用展開(15H01998)
【研究テーマ】ナノ構造物理
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / 配向超薄膜 / Pd薄膜 / Pt薄膜 / 強磁性発現 (他21件)
【概要】(100)PdとPt薄膜の磁気状態を実験および電子構造計算により検討した。両試料で量子井戸状態の形成に伴う膜厚に依存した強磁性が発現し、その機構を明らかにした。 半導体化した基板とPdの間に形成されたショットキー障壁の電場による変調、強誘電体基板上のPd薄膜への歪みの印加などの手法による量子井戸状態の変化を用いて磁性を変調できることを示した。Pd上にFe薄膜を堆積し、Pd膜厚を変化することで量子井...
【数物系科学】地球惑星科学:物性実験超薄膜を含む研究件
❏表面・極薄超伝導体の走査トンネルポテンショメトリ測定(16K13683)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京工業大学, 理学院, 准教授 (30451818)
【キーワード】超伝導 / 超薄膜 / 走査トンネル顕微鏡 / 表面・界面物性 / 物性実験
【概要】本研究では空間分解可能な電気伝導測定を用いて、表面・極薄超伝導体の高い臨界電流の起源を解明することを最終目的とした。そのために、まず高品質の単一ユニットセル(1UC)超伝導FeSe超薄膜を作製する条件を探索した。そして基板を520℃で加熱しFeとSeを共蒸着することで、ドメインの大きい1UCFeSe薄膜を作製できることを走査トンネル顕微鏡(STM)観察により明らかにした。一方、5Kでの走査トンネル...
❏トポロジカル絶縁体の超薄膜化による次元交差効果とスピン依存伝導(16H03999)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】長田 俊人 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00192526)
【キーワード】物性実験 / 超薄膜 / トポロジー / 表面・界面物性 / トポロジカル絶縁体 (他8件)
【概要】3次元トポロジカル結晶を2次元原子層まで超薄膜化した際の次元交差効果を磁気抵抗の膜厚依存性により調べた。層状ワイル半金属WTe2においては、磁気抵抗のシュブニコフ・ドハース(SdH)振動をフーリエ解析したところ、薄膜化に伴い3次元フェルミ面に対応するSdH周波数が減少し始め、各ピークの低周波側に複数の2次元的な振舞を示す弱いサブピークが現れることを観測した。これは量子サイズ効果による3次元バンドの...
❏走査プローブ顕微鏡による空間反転対称性の破れた表面超伝導体の特異な物性解明(15H05453)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京工業大学, 理学院, 准教授 (30451818)
【キーワード】超伝導 / 走査トンネル顕微鏡 / ラシュバ効果 / 物性実験 / 表面・界面 (他7件)
【概要】本研究ではSrTiO3(001)基板(STO)の表面超構造と、その上に成長させた単一ユニットセルFeSeの超伝導特性の関係を走査トンネル顕微鏡/分光測定を用いて調べた。反射高速電子回折観察を行いながらSTO基板の加熱温度を変化させることで、STOの表面超構造を2×1と√2×√2に作り分けることに成功した。さらにこの表面超構造が、上に成長させたFeSeを介して観察できることがわかり、超伝導ギャップの...
【数物系科学】天文学:超伝導超薄膜を含む研究件
❏表面・極薄超伝導体の走査トンネルポテンショメトリ測定(16K13683)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京工業大学, 理学院, 准教授 (30451818)
【キーワード】超伝導 / 超薄膜 / 走査トンネル顕微鏡 / 表面・界面物性 / 物性実験
【概要】本研究では空間分解可能な電気伝導測定を用いて、表面・極薄超伝導体の高い臨界電流の起源を解明することを最終目的とした。そのために、まず高品質の単一ユニットセル(1UC)超伝導FeSe超薄膜を作製する条件を探索した。そして基板を520℃で加熱しFeとSeを共蒸着することで、ドメインの大きい1UCFeSe薄膜を作製できることを走査トンネル顕微鏡(STM)観察により明らかにした。一方、5Kでの走査トンネル...
❏鉄系超伝導体薄膜の作製方法開発と超伝導発現機構解明(16K17739)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田縁 俊光 東京大学, 物性研究所, 助教 (10771090)
【キーワード】機械的剥離法 / 薄膜 / 超伝導 / 原子層超伝導 / 鉄系超伝導 (他8件)
【概要】機械的剥離を用いて原子層高温超伝導体の作製を実現することとその物理的特性評価を行うことを目的とした。本研究課題において、200 nm以下の結晶を機械的に剥離して電気抵抗測定を行う手法を確立した。また、イオン液体を用いた電気化学エッチングを行い、in-situでヘリウム温度までの低温電気抵抗測定を行うための横型クライオスタットを開発した。これによって液体を基板上に滴下するだけのデバイスを簡便に扱うこ...
❏走査プローブ顕微鏡による空間反転対称性の破れた表面超伝導体の特異な物性解明(15H05453)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京工業大学, 理学院, 准教授 (30451818)
【キーワード】超伝導 / 走査トンネル顕微鏡 / ラシュバ効果 / 物性実験 / 表面・界面 (他7件)
【概要】本研究ではSrTiO3(001)基板(STO)の表面超構造と、その上に成長させた単一ユニットセルFeSeの超伝導特性の関係を走査トンネル顕微鏡/分光測定を用いて調べた。反射高速電子回折観察を行いながらSTO基板の加熱温度を変化させることで、STOの表面超構造を2×1と√2×√2に作り分けることに成功した。さらにこの表面超構造が、上に成長させたFeSeを介して観察できることがわかり、超伝導ギャップの...
【化学】複合化学:高分子構造・物性超薄膜を含む研究件
❏高次構造と内部ポテンシャル制御に着目した新高分子半導体の開発(21750152)
【研究テーマ】機能物質化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】今岡 享稔 慶應義塾大学, 資源科学研究所, 助教 (80398635)
【キーワード】分子素子 / 有機導体 / 太陽電池 / 高分子構造・物性 / 電子・電気材料 (他9件)
【概要】コアに亜鉛ポルフィリン、末端にナフタレンイミドを修飾したデンドリマーの光誘起電子移動を過渡吸収分光測定により詳細に調べた。第1世代と第4世代を比較すると、電荷分離状態であるラジカルイオンから基底状態への電荷再結合反応速度は高世代化によって3.1×10^6(s^<-1>)から0.45×10^6(s^<-1>)と15%まで低下していることが判明した。この際の速度減衰をデンドリマ...
❏動的共有結合ポリマーの多様な反応場におけるラジカル構造変換反応(20350057)
【研究テーマ】高分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】大塚 英幸 九州大学, 先導物質化学研究所, 准教授 (00293051)
【キーワード】高分子反応 / 高分子合成 / ナノ材料 / 高分子構造・物性 / 超薄膜
【概要】可逆的な切断と形成が可能な「動的共有結合」と呼ばれる特殊な化学結合を含む高分子は、熱や光などの刺激を与えると構造変換を起こす。本研究では、このような特性を示す「動的共有結合ポリマー」の構造変換反応を様々な環境中(反応場)で検討した。その結果、目標として設定した3つの反応場(極性溶媒系、無溶媒系、無機材料表面系)の全てにおいて構造変換反応が進行することを明らかにした。得られた成果は、環境低負荷高分子...
【総合理工】ナノ・マイクロ科学:Pd, Pt超薄膜超薄膜を含む研究件
❏4d/5d金属薄膜中量子井戸状態の電気的操作を用いた隣接磁性薄膜の磁気異方性制御(19K05199)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / Pd超薄膜 / Pt超薄膜 / 磁気異方性 / 電気的手法 (他14件)
【概要】PdとPt薄膜に生じる量子井戸状態を電場で操作して隣接する強磁性薄膜の磁気異方性制御を行う方法を提案し、実証することを目指した。 第一原理計算を用いてPd超薄膜の磁性の制御が界面電子状態の変調を介して可能であること、Fe/Pd多層膜においてPd層に形成される量子井戸がFeの磁気モーメントや軌道磁気モーメントの変化を介して変調されることを見出した。放射光実験によりPt(100)薄膜に見られる強磁性が...
❏量子井戸構造に基づく2次元金属薄膜への磁気機能の誘導とその応用展開(15H01998)
【研究テーマ】ナノ構造物理
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / 配向超薄膜 / Pd薄膜 / Pt薄膜 / 強磁性発現 (他21件)
【概要】(100)PdとPt薄膜の磁気状態を実験および電子構造計算により検討した。両試料で量子井戸状態の形成に伴う膜厚に依存した強磁性が発現し、その機構を明らかにした。 半導体化した基板とPdの間に形成されたショットキー障壁の電場による変調、強誘電体基板上のPd薄膜への歪みの印加などの手法による量子井戸状態の変化を用いて磁性を変調できることを示した。Pd上にFe薄膜を堆積し、Pd膜厚を変化することで量子井...
【総合理工】ナノ・マイクロ科学:Pd超薄膜超薄膜を含む研究件
❏4d/5d金属薄膜中量子井戸状態の電気的操作を用いた隣接磁性薄膜の磁気異方性制御(19K05199)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / Pd超薄膜 / Pt超薄膜 / 磁気異方性 / 電気的手法 (他14件)
【概要】PdとPt薄膜に生じる量子井戸状態を電場で操作して隣接する強磁性薄膜の磁気異方性制御を行う方法を提案し、実証することを目指した。 第一原理計算を用いてPd超薄膜の磁性の制御が界面電子状態の変調を介して可能であること、Fe/Pd多層膜においてPd層に形成される量子井戸がFeの磁気モーメントや軌道磁気モーメントの変化を介して変調されることを見出した。放射光実験によりPt(100)薄膜に見られる強磁性が...
❏量子井戸構造に基づく2次元金属薄膜への磁気機能の誘導とその応用展開(15H01998)
【研究テーマ】ナノ構造物理
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / 配向超薄膜 / Pd薄膜 / Pt薄膜 / 強磁性発現 (他21件)
【概要】(100)PdとPt薄膜の磁気状態を実験および電子構造計算により検討した。両試料で量子井戸状態の形成に伴う膜厚に依存した強磁性が発現し、その機構を明らかにした。 半導体化した基板とPdの間に形成されたショットキー障壁の電場による変調、強誘電体基板上のPd薄膜への歪みの印加などの手法による量子井戸状態の変化を用いて磁性を変調できることを示した。Pd上にFe薄膜を堆積し、Pd膜厚を変化することで量子井...
【総合理工】ナノ・マイクロ科学:磁性制御超薄膜を含む研究件
❏4d/5d金属薄膜中量子井戸状態の電気的操作を用いた隣接磁性薄膜の磁気異方性制御(19K05199)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / Pd超薄膜 / Pt超薄膜 / 磁気異方性 / 電気的手法 (他14件)
【概要】PdとPt薄膜に生じる量子井戸状態を電場で操作して隣接する強磁性薄膜の磁気異方性制御を行う方法を提案し、実証することを目指した。 第一原理計算を用いてPd超薄膜の磁性の制御が界面電子状態の変調を介して可能であること、Fe/Pd多層膜においてPd層に形成される量子井戸がFeの磁気モーメントや軌道磁気モーメントの変化を介して変調されることを見出した。放射光実験によりPt(100)薄膜に見られる強磁性が...
❏量子井戸構造に基づく2次元金属薄膜への磁気機能の誘導とその応用展開(15H01998)
【研究テーマ】ナノ構造物理
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / 配向超薄膜 / Pd薄膜 / Pt薄膜 / 強磁性発現 (他21件)
【概要】(100)PdとPt薄膜の磁気状態を実験および電子構造計算により検討した。両試料で量子井戸状態の形成に伴う膜厚に依存した強磁性が発現し、その機構を明らかにした。 半導体化した基板とPdの間に形成されたショットキー障壁の電場による変調、強誘電体基板上のPd薄膜への歪みの印加などの手法による量子井戸状態の変化を用いて磁性を変調できることを示した。Pd上にFe薄膜を堆積し、Pd膜厚を変化することで量子井...
❏電気磁気効果を用いたナノスケール金属およびナノ粒子集合体の磁気秩序制御(24310093)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20162448)
【キーワード】電気磁気効果 / 磁気秩序制御 / 磁気異方性制御 / 超薄膜 / 量子井戸 (他19件)
【概要】大きな磁化を持つ強磁性状態を電気磁気効果を用いて制御する手法を2つの観点から研究した。まず、交換増大した金属のフェルミエネルギーを電場により変化させてストーナーの強磁性発現条件の境界で磁性制御を行う。この手法にはPdのナノ粒子と超薄膜を用いた。次に、相互作用の強い強磁性ナノ粒子集合体において、ナノ粒子の磁気異方性を電場で変化させ、相互作用と磁気異方性の比を制御して集合体の磁性制御を目指す。この手法...
【総合理工】応用物理学:磁気異方性制御超薄膜を含む研究件
❏4d/5d金属薄膜中量子井戸状態の電気的操作を用いた隣接磁性薄膜の磁気異方性制御(19K05199)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / Pd超薄膜 / Pt超薄膜 / 磁気異方性 / 電気的手法 (他14件)
【概要】PdとPt薄膜に生じる量子井戸状態を電場で操作して隣接する強磁性薄膜の磁気異方性制御を行う方法を提案し、実証することを目指した。 第一原理計算を用いてPd超薄膜の磁性の制御が界面電子状態の変調を介して可能であること、Fe/Pd多層膜においてPd層に形成される量子井戸がFeの磁気モーメントや軌道磁気モーメントの変化を介して変調されることを見出した。放射光実験によりPt(100)薄膜に見られる強磁性が...
❏量子井戸構造に基づく2次元金属薄膜への磁気機能の誘導とその応用展開(15H01998)
【研究テーマ】ナノ構造物理
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / 配向超薄膜 / Pd薄膜 / Pt薄膜 / 強磁性発現 (他21件)
【概要】(100)PdとPt薄膜の磁気状態を実験および電子構造計算により検討した。両試料で量子井戸状態の形成に伴う膜厚に依存した強磁性が発現し、その機構を明らかにした。 半導体化した基板とPdの間に形成されたショットキー障壁の電場による変調、強誘電体基板上のPd薄膜への歪みの印加などの手法による量子井戸状態の変化を用いて磁性を変調できることを示した。Pd上にFe薄膜を堆積し、Pd膜厚を変化することで量子井...
❏電気磁気効果を用いたナノスケール金属およびナノ粒子集合体の磁気秩序制御(24310093)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20162448)
【キーワード】電気磁気効果 / 磁気秩序制御 / 磁気異方性制御 / 超薄膜 / 量子井戸 (他19件)
【概要】大きな磁化を持つ強磁性状態を電気磁気効果を用いて制御する手法を2つの観点から研究した。まず、交換増大した金属のフェルミエネルギーを電場により変化させてストーナーの強磁性発現条件の境界で磁性制御を行う。この手法にはPdのナノ粒子と超薄膜を用いた。次に、相互作用の強い強磁性ナノ粒子集合体において、ナノ粒子の磁気異方性を電場で変化させ、相互作用と磁気異方性の比を制御して集合体の磁性制御を目指す。この手法...
【総合理工】応用物理学:走査型トンネル顕微鏡(STM)超薄膜を含む研究件
❏表面・極薄超伝導体の走査トンネルポテンショメトリ測定(16K13683)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京工業大学, 理学院, 准教授 (30451818)
【キーワード】超伝導 / 超薄膜 / 走査トンネル顕微鏡 / 表面・界面物性 / 物性実験
【概要】本研究では空間分解可能な電気伝導測定を用いて、表面・極薄超伝導体の高い臨界電流の起源を解明することを最終目的とした。そのために、まず高品質の単一ユニットセル(1UC)超伝導FeSe超薄膜を作製する条件を探索した。そして基板を520℃で加熱しFeとSeを共蒸着することで、ドメインの大きい1UCFeSe薄膜を作製できることを走査トンネル顕微鏡(STM)観察により明らかにした。一方、5Kでの走査トンネル...
❏ビスマス原子による2次元ハニカム格子層状物質(15K13360)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】平山 博之 東京工業大学, 理学院, 教授 (60271582)
【キーワード】ビスマス / 超薄膜 / 走査トンネル顕微鏡 / 角度分解光電子分光
【概要】Si(111)√3x√3-B基板表面にBi原子を室温蒸着することにより、表面にBi(110)超薄膜島が形成される。これらのBi(110)島は、Si(111)√3x√3-B基板格子に整合する形で6つの特徴的な方向に成長する。ただしこれらの島がA7構造あるいはBP構造のいずれの結晶構造を持つかは、表面のBi原子配列の走査トンネル顕微鏡観察からは決定できない。このためこれらの島の電子状態の、走査トンネル...
❏走査プローブ顕微鏡による空間反転対称性の破れた表面超伝導体の特異な物性解明(15H05453)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京工業大学, 理学院, 准教授 (30451818)
【キーワード】超伝導 / 走査トンネル顕微鏡 / ラシュバ効果 / 物性実験 / 表面・界面 (他7件)
【概要】本研究ではSrTiO3(001)基板(STO)の表面超構造と、その上に成長させた単一ユニットセルFeSeの超伝導特性の関係を走査トンネル顕微鏡/分光測定を用いて調べた。反射高速電子回折観察を行いながらSTO基板の加熱温度を変化させることで、STOの表面超構造を2×1と√2×√2に作り分けることに成功した。さらにこの表面超構造が、上に成長させたFeSeを介して観察できることがわかり、超伝導ギャップの...
【総合理工】応用物理学:表面・界面超薄膜を含む研究件
❏界面スピン軌道結合の微視的解明と巨大垂直磁気異方性デバイスの創製(16H06332)
【研究テーマ】応用物性
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 誠司 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 磁性・スピントロニクス材料研究拠点, 副拠点長 (20250813)
【キーワード】スピントロニクス / 磁性 / 表面・界面物性 / 超薄膜 / スピン軌道相互作用 (他9件)
【概要】界面原子層成長制御、磁気分光、第一原理計算を結集することにより、界面スピン軌道結合を微視的に解明し、その学術基盤の構築とデバイス応用を狙った。まず、教科書の記述の更新につながる成果としては、界面磁気異方性の微視的理解であり、物質系ごとに軌道磁気モーメントの異方性と軌道四極子それぞれの役割を直感的理解とともに明らかにした。界面原子層成長制御が一層の進歩を遂げ、室温の世界記録となる異方性トンネル磁気抵...
❏走査プローブ顕微鏡による空間反転対称性の破れた表面超伝導体の特異な物性解明(15H05453)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京工業大学, 理学院, 准教授 (30451818)
【キーワード】超伝導 / 走査トンネル顕微鏡 / ラシュバ効果 / 物性実験 / 表面・界面 (他7件)
【概要】本研究ではSrTiO3(001)基板(STO)の表面超構造と、その上に成長させた単一ユニットセルFeSeの超伝導特性の関係を走査トンネル顕微鏡/分光測定を用いて調べた。反射高速電子回折観察を行いながらSTO基板の加熱温度を変化させることで、STOの表面超構造を2×1と√2×√2に作り分けることに成功した。さらにこの表面超構造が、上に成長させたFeSeを介して観察できることがわかり、超伝導ギャップの...
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
【総合理工】応用物理学:ラシュバ効果超薄膜を含む研究件
❏走査プローブ顕微鏡による空間反転対称性の破れた表面超伝導体の特異な物性解明(15H05453)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京工業大学, 理学院, 准教授 (30451818)
【キーワード】超伝導 / 走査トンネル顕微鏡 / ラシュバ効果 / 物性実験 / 表面・界面 (他7件)
【概要】本研究ではSrTiO3(001)基板(STO)の表面超構造と、その上に成長させた単一ユニットセルFeSeの超伝導特性の関係を走査トンネル顕微鏡/分光測定を用いて調べた。反射高速電子回折観察を行いながらSTO基板の加熱温度を変化させることで、STOの表面超構造を2×1と√2×√2に作り分けることに成功した。さらにこの表面超構造が、上に成長させたFeSeを介して観察できることがわかり、超伝導ギャップの...
❏ミリケンビル・マイクロ4端子プローブ法の開発とモノレイヤー超伝導の探索(22246006)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】長谷川 修司 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (00228446)
【キーワード】超伝導 / マイクロ4端子プローブ / モノレイヤー / 表面状態超伝導 / 表面超構造 (他13件)
【概要】今まで我々は10年以上にわたって,マイクロ4端子プローブ法という新しい実験手法を開発し,それらを用いて表面・モノレイヤー(単原子層)の伝導物性の研究を展開してきた。本研究では,さらにその装置性能を向上させ、ミリケルビンの超低温(0.4K)および7Tまでの強磁場中でのマイクロ4端子プローブ測定を可能とし、モノレーヤー(単原子層)超伝導の探索やモノレーヤー磁気輸送の研究に発展させる。 ...
【工学】電気電子工学:誘電体物性超薄膜を含む研究件
❏PA-ALD法による高誘電体薄膜の低温形成と欠陥・界面制御に関する基盤研究(22560307)
【研究テーマ】電子・電気材料工学
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2010 - 2012
【研究代表者】福田 幸夫 諏訪東京理科大学, システム工学部, 教授 (50367546)
【キーワード】誘電体薄膜 / 表面・界面物性 / 超薄膜 / MOS 構造 / プラズマ酸化 (他13件)
【概要】本研究課題では、マイクロ波リモートプラズマにより生成した原子状酸素を酸化剤として用いた原子層堆積(PA-ALD)法による高誘電率金属酸化膜の低温形成技術の確立を目的として研究を行った。その結果、シリコン基板上にはシリコン酸化物と金属酸化物の化合物であるシリケート絶縁膜が、ゲルマニウム基板上にはゲルマニウム酸化物と金属酸化物の化合物であるジャーマネイト絶縁膜が300℃以下の低温で自発的に形成される現...
❏ナノメートル誘電体・薄膜の電子物性の理解と制御の研究(19106005)
【研究テーマ】電子・電気材料工学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2007 - 2011
【研究代表者】鳥海 明 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50323530)
【キーワード】電気・電子材料 / 誘電体物性 / 超薄膜 / 表面・界面物性 / 界面ダイポール (他17件)
【概要】CMOSデバイスにおけるゲート絶縁膜の薄膜化に対して膜厚を実際に薄膜化するのではなく、膜の誘電率を上げることでゲート絶縁膜の機能を電気的に薄膜化するという今回の研究を通して、高誘電率薄膜における絶縁体としてのエネルギー障壁、誘電率の時間的安定性、SiO_2との界面で生ずる電気的ダイポール層の決定的確認、希土類金属酸化膜の吸湿性に対する一般的理解、あるいは新しい半導体材料(Ge)に対する絶縁膜(Ge...
【工学】構造・機能材料:太陽電池超薄膜を含む研究件
❏d電子系透明導電体・材料設計指針の再構築(23686002)
【研究テーマ】応用物性・結晶工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】一杉 太郎 東北大学, 原子分子材料科学高等研究機構, 准教授 (90372416)
【キーワード】セラミックス / 酸化物 / 透明導電膜 / 走査トンネル顕微鏡 / エピタキシャル薄膜 (他11件)
【概要】d電子系透明導電体・材料設計指針の再構築 透明導電膜のメカニズムを原子スケールで理解するための土台作りと、新規透明導電体の探索を行った。前者に関しては、走査型トンネル顕微鏡を用いてSrTiO_3基板、および、酸化物薄膜の電子状態の評価を行った。そして、後者に関しては、我々が見いだしたLiTi2O4透明超伝導体について、そのメカニズムの検討を行った。 ...
❏高次構造と内部ポテンシャル制御に着目した新高分子半導体の開発(21750152)
【研究テーマ】機能物質化学
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2009 - 2010
【研究代表者】今岡 享稔 慶應義塾大学, 資源科学研究所, 助教 (80398635)
【キーワード】分子素子 / 有機導体 / 太陽電池 / 高分子構造・物性 / 電子・電気材料 (他9件)
【概要】コアに亜鉛ポルフィリン、末端にナフタレンイミドを修飾したデンドリマーの光誘起電子移動を過渡吸収分光測定により詳細に調べた。第1世代と第4世代を比較すると、電荷分離状態であるラジカルイオンから基底状態への電荷再結合反応速度は高世代化によって3.1×10^6(s^<-1>)から0.45×10^6(s^<-1>)と15%まで低下していることが判明した。この際の速度減衰をデンドリマ...
【工学】構造・機能材料:強誘電体超薄膜を含む研究件
❏電気磁気効果を用いたナノスケール金属およびナノ粒子集合体の磁気秩序制御(24310093)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20162448)
【キーワード】電気磁気効果 / 磁気秩序制御 / 磁気異方性制御 / 超薄膜 / 量子井戸 (他19件)
【概要】大きな磁化を持つ強磁性状態を電気磁気効果を用いて制御する手法を2つの観点から研究した。まず、交換増大した金属のフェルミエネルギーを電場により変化させてストーナーの強磁性発現条件の境界で磁性制御を行う。この手法にはPdのナノ粒子と超薄膜を用いた。次に、相互作用の強い強磁性ナノ粒子集合体において、ナノ粒子の磁気異方性を電場で変化させ、相互作用と磁気異方性の比を制御して集合体の磁性制御を目指す。この手法...
❏有機・無機光伝導性焦電体の物質開発と光誘起新現象の探索(17360008)
【研究テーマ】応用物性・結晶工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】島田 敏宏 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (10262148)
【キーワード】Alq3 / 強誘電体 / 焦電体 / 光励起 / 分子内励起移動 (他16件)
【概要】強誘電体・焦電体の光励起による新物性探索を目的に、物質開発および物性測定を行った。極性を持つ有機半導体であるAlq3(8-hydroxyqinoline alminium)の蒸着による薄膜結晶成長中にレーザー光で光励起を行うと、結晶が偏光方向に配列する現象を見出した。この機構を探るために成長条件や偏光方向を変化させた結果、強誘電体の光励起による巨大光起電力と類似の現象が起き、その電場で極性分子が静...
【工学】総合工学:量子井戸超薄膜を含む研究件
❏4d/5d金属薄膜中量子井戸状態の電気的操作を用いた隣接磁性薄膜の磁気異方性制御(19K05199)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / Pd超薄膜 / Pt超薄膜 / 磁気異方性 / 電気的手法 (他14件)
【概要】PdとPt薄膜に生じる量子井戸状態を電場で操作して隣接する強磁性薄膜の磁気異方性制御を行う方法を提案し、実証することを目指した。 第一原理計算を用いてPd超薄膜の磁性の制御が界面電子状態の変調を介して可能であること、Fe/Pd多層膜においてPd層に形成される量子井戸がFeの磁気モーメントや軌道磁気モーメントの変化を介して変調されることを見出した。放射光実験によりPt(100)薄膜に見られる強磁性が...
❏量子井戸構造に基づく2次元金属薄膜への磁気機能の誘導とその応用展開(15H01998)
【研究テーマ】ナノ構造物理
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / 配向超薄膜 / Pd薄膜 / Pt薄膜 / 強磁性発現 (他21件)
【概要】(100)PdとPt薄膜の磁気状態を実験および電子構造計算により検討した。両試料で量子井戸状態の形成に伴う膜厚に依存した強磁性が発現し、その機構を明らかにした。 半導体化した基板とPdの間に形成されたショットキー障壁の電場による変調、強誘電体基板上のPd薄膜への歪みの印加などの手法による量子井戸状態の変化を用いて磁性を変調できることを示した。Pd上にFe薄膜を堆積し、Pd膜厚を変化することで量子井...
❏電気磁気効果を用いたナノスケール金属およびナノ粒子集合体の磁気秩序制御(24310093)
【研究テーマ】ナノ材料・ナノバイオサイエンス
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (20162448)
【キーワード】電気磁気効果 / 磁気秩序制御 / 磁気異方性制御 / 超薄膜 / 量子井戸 (他19件)
【概要】大きな磁化を持つ強磁性状態を電気磁気効果を用いて制御する手法を2つの観点から研究した。まず、交換増大した金属のフェルミエネルギーを電場により変化させてストーナーの強磁性発現条件の境界で磁性制御を行う。この手法にはPdのナノ粒子と超薄膜を用いた。次に、相互作用の強い強磁性ナノ粒子集合体において、ナノ粒子の磁気異方性を電場で変化させ、相互作用と磁気異方性の比を制御して集合体の磁性制御を目指す。この手法...
【工学】総合工学:酸化物超薄膜を含む研究件
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
❏d電子系透明導電体・材料設計指針の再構築(23686002)
【研究テーマ】応用物性・結晶工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】一杉 太郎 東北大学, 原子分子材料科学高等研究機構, 准教授 (90372416)
【キーワード】セラミックス / 酸化物 / 透明導電膜 / 走査トンネル顕微鏡 / エピタキシャル薄膜 (他11件)
【概要】d電子系透明導電体・材料設計指針の再構築 透明導電膜のメカニズムを原子スケールで理解するための土台作りと、新規透明導電体の探索を行った。前者に関しては、走査型トンネル顕微鏡を用いてSrTiO_3基板、および、酸化物薄膜の電子状態の評価を行った。そして、後者に関しては、我々が見いだしたLiTi2O4透明超伝導体について、そのメカニズムの検討を行った。 ...
❏有機・無機光伝導性焦電体の物質開発と光誘起新現象の探索(17360008)
【研究テーマ】応用物性・結晶工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】島田 敏宏 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (10262148)
【キーワード】Alq3 / 強誘電体 / 焦電体 / 光励起 / 分子内励起移動 (他16件)
【概要】強誘電体・焦電体の光励起による新物性探索を目的に、物質開発および物性測定を行った。極性を持つ有機半導体であるAlq3(8-hydroxyqinoline alminium)の蒸着による薄膜結晶成長中にレーザー光で光励起を行うと、結晶が偏光方向に配列する現象を見出した。この機構を探るために成長条件や偏光方向を変化させた結果、強誘電体の光励起による巨大光起電力と類似の現象が起き、その電場で極性分子が静...
【工学】総合工学:第一原理計算超薄膜を含む研究件
❏4d/5d金属薄膜中量子井戸状態の電気的操作を用いた隣接磁性薄膜の磁気異方性制御(19K05199)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【研究代表者】佐藤 徹哉 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20162448)
【キーワード】量子井戸 / Pd超薄膜 / Pt超薄膜 / 磁気異方性 / 電気的手法 (他14件)
【概要】PdとPt薄膜に生じる量子井戸状態を電場で操作して隣接する強磁性薄膜の磁気異方性制御を行う方法を提案し、実証することを目指した。 第一原理計算を用いてPd超薄膜の磁性の制御が界面電子状態の変調を介して可能であること、Fe/Pd多層膜においてPd層に形成される量子井戸がFeの磁気モーメントや軌道磁気モーメントの変化を介して変調されることを見出した。放射光実験によりPt(100)薄膜に見られる強磁性が...
❏界面スピン軌道結合の微視的解明と巨大垂直磁気異方性デバイスの創製(16H06332)
【研究テーマ】応用物性
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 誠司 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 磁性・スピントロニクス材料研究拠点, 副拠点長 (20250813)
【キーワード】スピントロニクス / 磁性 / 表面・界面物性 / 超薄膜 / スピン軌道相互作用 (他9件)
【概要】界面原子層成長制御、磁気分光、第一原理計算を結集することにより、界面スピン軌道結合を微視的に解明し、その学術基盤の構築とデバイス応用を狙った。まず、教科書の記述の更新につながる成果としては、界面磁気異方性の微視的理解であり、物質系ごとに軌道磁気モーメントの異方性と軌道四極子それぞれの役割を直感的理解とともに明らかにした。界面原子層成長制御が一層の進歩を遂げ、室温の世界記録となる異方性トンネル磁気抵...
【工学】総合工学:表面・界面物性超薄膜を含む研究件
❏表面・極薄超伝導体の走査トンネルポテンショメトリ測定(16K13683)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2017-03-31
【研究代表者】平原 徹 東京工業大学, 理学院, 准教授 (30451818)
【キーワード】超伝導 / 超薄膜 / 走査トンネル顕微鏡 / 表面・界面物性 / 物性実験
【概要】本研究では空間分解可能な電気伝導測定を用いて、表面・極薄超伝導体の高い臨界電流の起源を解明することを最終目的とした。そのために、まず高品質の単一ユニットセル(1UC)超伝導FeSe超薄膜を作製する条件を探索した。そして基板を520℃で加熱しFeとSeを共蒸着することで、ドメインの大きい1UCFeSe薄膜を作製できることを走査トンネル顕微鏡(STM)観察により明らかにした。一方、5Kでの走査トンネル...
❏界面スピン軌道結合の微視的解明と巨大垂直磁気異方性デバイスの創製(16H06332)
【研究テーマ】応用物性
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2016-05-31 - 2021-03-31
【研究代表者】三谷 誠司 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 磁性・スピントロニクス材料研究拠点, 副拠点長 (20250813)
【キーワード】スピントロニクス / 磁性 / 表面・界面物性 / 超薄膜 / スピン軌道相互作用 (他9件)
【概要】界面原子層成長制御、磁気分光、第一原理計算を結集することにより、界面スピン軌道結合を微視的に解明し、その学術基盤の構築とデバイス応用を狙った。まず、教科書の記述の更新につながる成果としては、界面磁気異方性の微視的理解であり、物質系ごとに軌道磁気モーメントの異方性と軌道四極子それぞれの役割を直感的理解とともに明らかにした。界面原子層成長制御が一層の進歩を遂げ、室温の世界記録となる異方性トンネル磁気抵...
❏トポロジカル絶縁体の超薄膜化による次元交差効果とスピン依存伝導(16H03999)
【研究テーマ】物性Ⅰ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】長田 俊人 東京大学, 物性研究所, 准教授 (00192526)
【キーワード】物性実験 / 超薄膜 / トポロジー / 表面・界面物性 / トポロジカル絶縁体 (他8件)
【概要】3次元トポロジカル結晶を2次元原子層まで超薄膜化した際の次元交差効果を磁気抵抗の膜厚依存性により調べた。層状ワイル半金属WTe2においては、磁気抵抗のシュブニコフ・ドハース(SdH)振動をフーリエ解析したところ、薄膜化に伴い3次元フェルミ面に対応するSdH周波数が減少し始め、各ピークの低周波側に複数の2次元的な振舞を示す弱いサブピークが現れることを観測した。これは量子サイズ効果による3次元バンドの...
【工学】総合工学:走査プローブ顕微鏡超薄膜を含む研究件
❏実験と計算の協奏による二次元フラットバンドマテリアルの創成(20H00328)
【研究テーマ】
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2020-04-01 - 2024-03-31
【研究代表者】高村 由起子 (山田由起子) 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (90344720)
【キーワード】二次元材料 / フラットバンド / エピタキシー / 超薄膜 / 走査プローブ顕微鏡 (他8件)
【概要】令和3年度は、初年度にその常温相についての構造と電子状態に関する成果が論文誌に掲載された二ホウ化ジルコニウム(ZrB2)薄膜上ゲルマニウム(Ge)二重三角格子層の低温における相転移に関する研究が進展した.相転移メカニズム解明を目的として,薄膜試料の全反射高速陽電子回折(TRHEPD)パターンの温度依存性を高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所の低速陽電子実験施設において調べた結果,TRHEP...
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
❏d電子系透明導電体・材料設計指針の再構築(23686002)
【研究テーマ】応用物性・結晶工学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2011 - 2012
【研究代表者】一杉 太郎 東北大学, 原子分子材料科学高等研究機構, 准教授 (90372416)
【キーワード】セラミックス / 酸化物 / 透明導電膜 / 走査トンネル顕微鏡 / エピタキシャル薄膜 (他11件)
【概要】d電子系透明導電体・材料設計指針の再構築 透明導電膜のメカニズムを原子スケールで理解するための土台作りと、新規透明導電体の探索を行った。前者に関しては、走査型トンネル顕微鏡を用いてSrTiO_3基板、および、酸化物薄膜の電子状態の評価を行った。そして、後者に関しては、我々が見いだしたLiTi2O4透明超伝導体について、そのメカニズムの検討を行った。 ...
【工学】総合工学:ナノ粒子超薄膜を含む研究件
❏断層面に発達する鏡肌の成因に関する総合研究(16H04063)
【研究テーマ】地質学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】安東 淳一 広島大学, 理学研究科, 教授 (50291480)
【キーワード】鏡肌 / 断層岩 / 形成過程 / 微細組織 / ナノ粒子 (他16件)
【概要】断層岩には様々な種類の岩石が存在するが、今回研究対象とた「鏡肌」は、断層面上に普遍的に認められる平滑で鏡の様な光沢を持つ面として知られている。しかし鏡肌がどのような断層運動の結果生じたものか、またその形成過程も全く理解できていなかった。このことを理解する目的で、本研究では9つの岩石種に発達した鏡肌の微細組織の観察と、断層運動の模擬実験を通じて研究を進めた。その結果、鏡肌は断層面に沿う約50-100...
❏有機・無機光伝導性焦電体の物質開発と光誘起新現象の探索(17360008)
【研究テーマ】応用物性・結晶工学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2007
【研究代表者】島田 敏宏 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授 (10262148)
【キーワード】Alq3 / 強誘電体 / 焦電体 / 光励起 / 分子内励起移動 (他16件)
【概要】強誘電体・焦電体の光励起による新物性探索を目的に、物質開発および物性測定を行った。極性を持つ有機半導体であるAlq3(8-hydroxyqinoline alminium)の蒸着による薄膜結晶成長中にレーザー光で光励起を行うと、結晶が偏光方向に配列する現象を見出した。この機構を探るために成長条件や偏光方向を変化させた結果、強誘電体の光励起による巨大光起電力と類似の現象が起き、その電場で極性分子が静...
【工学】総合工学:薄膜超薄膜を含む研究件
❏鉄系超伝導体薄膜の作製方法開発と超伝導発現機構解明(16K17739)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2016-04-01 - 2019-03-31
【研究代表者】田縁 俊光 東京大学, 物性研究所, 助教 (10771090)
【キーワード】機械的剥離法 / 薄膜 / 超伝導 / 原子層超伝導 / 鉄系超伝導 (他8件)
【概要】機械的剥離を用いて原子層高温超伝導体の作製を実現することとその物理的特性評価を行うことを目的とした。本研究課題において、200 nm以下の結晶を機械的に剥離して電気抵抗測定を行う手法を確立した。また、イオン液体を用いた電気化学エッチングを行い、in-situでヘリウム温度までの低温電気抵抗測定を行うための横型クライオスタットを開発した。これによって液体を基板上に滴下するだけのデバイスを簡便に扱うこ...
❏LaAlO3/SrTiO3ヘテロ構造の原子スケール電子状態(26246022)
【研究テーマ】薄膜・表面界面物性
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】一杉 太郎 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (90372416)
【キーワード】酸化物表面 / 界面 / 走査プローブ顕微鏡 / 走査トンネル顕微鏡 / ペロブスカイト (他21件)
【概要】遷移金属酸化物は、通常の半導体には見られない多彩な機能を示すことから、次世代エレクトロニクス材料として活発な研究が展開されている。近年、酸化物作製技術が急速に発展したことにより、原子レベルで急峻な界面を有する薄膜やヘテロ構造の作製が可能になり、新しい物性・機能が見出されている。このような酸化物薄膜やヘテロ構造が示す機能の探求・解明のためには、酸化物薄膜について、電子状態評価を原子レベル空間分解能で...
【工学】総合工学:マイクロ・ナノデバイス超薄膜を含む研究件
❏高分子ナノ薄膜とバイオエレクトロニクスの融合による生体計測・制御技術の創製(15H05355)
【研究テーマ】生体医工学・生体材料学
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【研究代表者】藤枝 俊宣 早稲田大学, 高等研究所, 准教授(任期付) (70538735)
【キーワード】高分子ナノシート / プリンテッドエレクトロニクス / エラストマー / 導電性高分子 / ナノインク (他27件)
【概要】本研究では自己支持性高分子ナノシートの製造手法に印刷・分子集合技術を導入することで、生体機能の計測制御を可能にするプリンテッドナノ薄膜を創製した。導電性高分子やナノインクをナノシートの構成素材に適用することで、皮膚貼付型の生体電極や電子回路を開発した。また、相分離現象を利用することで多孔質ナノシートを調製し、分子から細胞に至る各種物質の透過制御に成功した。この時、多孔質ナノシートの表面で幹細胞を培...
❏微細構造振動子を用いたグラフェンの面内歪み制御の研究(24540363)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【研究代表者】内田 和人 東京大学, 物性研究所, その他 (20422438)
【キーワード】グラフェン / ディラック電子系 / 超薄膜 / マイクロ・ナノデバイス / 歪み (他6件)
【概要】大気あるいはヘリウムガス等の気体雰囲気中において、表面に微細な構造をもつ振動体を薄膜に近接することにより、表面構造と同様の幾何学的パターンをもつ歪みが薄膜に誘起されることが確かめられた。この技術は、機械的接触なしに原子層あるいは薄膜表面の歪みを空間的(幾何学的)および動的(強度、周波数)に制御できる可能性を示すものであり、歪みを利用した電子デバイスの開発や薄膜試料の性能評価等に極めて有効であると思...
❏ナノ構造化した強相関電子材料への電界効果キャリア注入(17340105)
【研究テーマ】物性Ⅱ
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2005 - 2006
【研究代表者】LIPPMAA Mikk 東京大学, 物性研究所, 助教授 (10334343)
【キーワード】酸化物 / 電界効果 / トランジスター / 金属・絶縁体転移 / SrTiO_3 (他13件)
【概要】平成18年度はアモルファスとエピタキシャルのCaHfO_3、DyScO_3をゲート絶縁層に用いたSrTiO_3電界効果トランジスタの作製に成功した。エピタキシャルのCaHfO_3、DyScO_3はSrTiO_3上にグレイン境界の生成なしに約2nmの厚さまで成長できた。この薄いエピタキシャル層とアモルファス絶縁体を組み合わせることで、10^<13>cm^<-2>オーダーにも達...
【工学】総合工学:ナノ材料超薄膜を含む研究件
❏機能性ナノ構造体の界面配位合成と化学素子の創製(26220801)
【研究テーマ】無機化学
【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2014-05-30 - 2019-03-31
【研究代表者】西原 寛 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (70156090)
【キーワード】分子ワイヤ / 二次元錯体 / バイオ共役マテリアル / 配位ナノシート / 発光ラジカル (他20件)
【概要】新規機能性ナノ構造体の研究として、配位プログラミングに基づき、一次元錯体分子ワイヤの作製とレドックス伝導や光伝導、生体光合成コンポーネントPSI, PSIIと人工分子のハイブリッド系からなる光機能素子の開発、二相界面錯形成反応で生成する機能性配位ナノシートの新規構造体の作製、構造・物性解明、ならびに光電変換素子、エレクトロクロミック素子、電気化学触媒、二次電池正極材料への応用、および新しいコンセプ...
❏動的共有結合ポリマーの多様な反応場におけるラジカル構造変換反応(20350057)
【研究テーマ】高分子化学
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2008 - 2010
【研究代表者】大塚 英幸 九州大学, 先導物質化学研究所, 准教授 (00293051)
【キーワード】高分子反応 / 高分子合成 / ナノ材料 / 高分子構造・物性 / 超薄膜
【概要】可逆的な切断と形成が可能な「動的共有結合」と呼ばれる特殊な化学結合を含む高分子は、熱や光などの刺激を与えると構造変換を起こす。本研究では、このような特性を示す「動的共有結合ポリマー」の構造変換反応を様々な環境中(反応場)で検討した。その結果、目標として設定した3つの反応場(極性溶媒系、無溶媒系、無機材料表面系)の全てにおいて構造変換反応が進行することを明らかにした。得られた成果は、環境低負荷高分子...