卵巣癌の薬物応答に関与する新規バイオマーカーの特定
【研究分野】産婦人科学
【研究キーワード】
卵巣癌 / 分子標的治療薬 / 化学療法 / バイオマーカー / SNP / コピー数増幅 / FGF3 / FGF4 / TC療法 / 効果予測 / copy number polymorphism / 分子標的治療
【研究成果の概要】
本研究は①一塩基多型(single nucleotide polymorphism, SNP)に基づいた卵巣癌術後化学療法の効果予測 ②卵巣癌への分子標的治療薬効果予測マーカーの開発を目的とした。①は癌症例の血中リンパ球の網羅的SNP解析により、化学療法の好中球減少の程度で有意差を認めるSNPを5種、および判別分析にて20種抽出した。これらの中に予後と相関を認めたSNPが認められた。②は卵巣癌組織においてFGF3, FGF4遺伝子のコピー数増幅が7%,12%で認められ、細胞株ではES2細胞株で増幅が認められた。ES2細胞株でソラフェニブのIC50値が他の卵巣癌細胞株に比べ、有意に低値であった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
西尾 和人 | 近畿大学 | 医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
赤羽 智子 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)