芸術活動を続けている精神疾患当時者の作品の分析に基づく啓発資材の開発に関する研究
【研究分野】共生・排除
【研究キーワード】
芸術諸学 / 医療・福祉 / 精神疾患経験者 / 美術活動 / メンタルヘルスプロモーション / 1
【研究成果の概要】
本研究では、精神疾患当事者の制作した芸術作品を用いた精神保健の啓発教育資材を作成することを目的とした。精神疾患当事者への面接調査をもとに、啓発資材案「やさしさのなかの、たくましい生き方-芸術活動を続けている精神疾患当事者から学ぶこと‐」を作成し、2つの大学の学生を対象としたグループディスカッションを含めた講義を行った。質問票調査の結果、啓発資材案を用いた講義の前後で、学生の精神に障害を持つ人に対するイメージはよりポジティブなものへと変容したことがうかがえた。以上の結果から、本研究において作成された啓発資材は一般市民の精神疾患当事者に対する理解・共感を高める可能性があることが示唆された。
【研究代表者】