〈多元的生成モデル〉にもとづく高校づくりの促進条件に関する臨床的研究
【研究キーワード】
〈多元的生成モデル〉 / 〈一元的操作モデル〉 / 相互的主体変容 / 高校づくり / 対話的関係 / 多元的生成モデル / 一元的操作モデル / 他人事≒自分事 / 父権主義 / 持続可能性 / 臨床
【研究成果の概要】
デフレ期の新自由主義教育改革によって高校づくりは、教員の多忙化、対話的関係の劣化、若手教員の学びの弱体化等の深刻な課題に直面している。生徒の学力面で最も切実な困難を抱える「第Ⅴ層」は、規律強化と授業改革を軸にしたエンパワメントによって一定の成果をもたらしてきた。他方、「第Ⅳ層」は対話的関係の劣化の影響を最も強く受けている。高校づくりは、各層ごとに異なる要因によって阻害/促進されている。本研究の子細なフィールドワークを通して、生徒の現実から始め多様な社会的課題と向き合い社会形成主体を育てる試みの重要性が確認されると同時に、教員相互の学び合いを支える〈多元的生成モデル〉の有効性が示唆された。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【配分額】6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)