高齢者のケア内容を決定する際の臨床推論に対する教育プログラムの方向性
【研究分野】ネオ・ジェロントロジー
【研究キーワード】
臨床推論 / 高齢者ケア / 価値に基づく診療 / VBP / VSOP / 高齢者 / 意思決定 / 多職種協働
【研究成果の概要】
高齢者のケア内容を決定する際の臨床推論に関し、価値に基づく診療(VBP)と3層の輪(TLC)のモデルを明確化し、この重要性を示した。VBPには、気づき、推論、当人中心の診療、多職種チームワーク、ディスセンサスの5つの要素がVBPを実践する上で不可欠である。臨床推論は、TLCモデルが介入対象同定、介入内容決定、介入実施と評価の3つの過程の組み合わせであることを示した。
教育プログラムとしてVBPワークショップを開発し、5回繰り返す中で内容を継続改善した。臨床推論教育の評価手法としてVSOPモデルを開発した。これらの成果は2017年2月12日のシンポジウムにて40名の参加者と共有した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
尾藤 誠司 | 独立行政法人国立病院機構(東京医療センター臨床研究センター) | 臨床疫学研究室 | 室長 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
野村 理 | 東京大学 | 大学院医学系研究科(医学部) | 客員研究員 |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2014-07-18 - 2017-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)