成熟神経細胞の機能維持と老化を結ぶ転写抑制因子RP58の役割
【研究分野】神経解剖学・神経病理学
【研究キーワード】
RP58 / 転写抑制因子 / 脳形成 / 行動異常 / 知的障害 / 加齢性脳障害 / 脳発達 / 加齢 / 変異マウス / RP58 / 老化 / FASTシステム / 大脳皮質
【研究成果の概要】
RP58の ナンセンセス変異が知的障害患者でみつかり、また、ヒト老齢前頭葉でRP58の発現が1/4に低下していることから、RP58の発現量は、脳機能に重要てあることが推察される。
そこで、マウスを用いて検証した。RP58の発現抑制マウスを作製して、行動解析、組織解析を行った。その結果、RP58の発現を半減させる場合、脳形成異常は明確ではないが、行動異常がみられた。上流にStop配列を挿入し、発現を1/3にすると、脳形成異常も明らかとなり、より重篤な行動異常が見られた。従って、RP58の発現量が、行動と脳形成にきわめて重要であることが明らかになった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
平井 志伸 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 | その他部局等 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
平井 清華 | 公益財団法人東京都医学総合研究所 | その他部局等 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
田中 謙二 | 慶応義塾大学 | 医学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
神嵜 誠司 | |
高沢 克子 | |
新保 裕子 | |
田中 智子 | |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)