アクアポリン4の蛋白複合体とアレイ構造による機能制御に関する研究
【研究分野】生理学一般
【研究キーワード】
アクアポリン / 蛋白複合体 / 構造機能相関 / 水分子 / 脳浮腫 / 非線形光学 / コンピューターシミュレーション
【研究成果の概要】
アクアポリン4(AQP4)によるアレイ構造形成の生体内における意義を明らかにする目的で、AQP4 M1 アイソフォーム特異的ノックアウトマウス(アレイ構造が通常より大きくなるマウス)、及びAQP4 完全ノックアウトマウスを作製した。網羅的表現型解析の結果、アレイ構造の大きさが適切でないと、網膜の光に対する応答に異常が生じることが明らかになった。また、AQP4 完全ノックアウトマウスを用いて、脳穿刺損傷モデルを作製したところ、AQP4 は脳内の免疫機能に重要な役割を果たしていることが明らかになった。これら2種類のAQP4 ノックアウトマウスは理研BRC に寄託され、今後他の研究者が自由に使用することができる。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中尾 和貴 | 独立行政法人理化学研究所 | 動物実験支援ユニット | ユニットリーダー | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
阿部 陽一郎 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
行武 良哲 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)