興奮性および抑制性アストロサイトの局在と産生機序解明
【研究分野】神経化学・神経薬理学
【研究キーワード】
ATP / グルタミン酸 / イメージング / アストロサイト / 神経科学 / 薬理学 / ATP
【研究成果の概要】
我々のATPイメージングが海馬などのスライスでも可能であるかどうか検討した結果、海馬スライスのみならず、大脳皮質でもATP放出を観察することができた。この放出は領域特異的であり、アストロサイトがATPを放出し神経回路を制御していることを示唆した。また、チャンネルや開口放出の阻害剤を用いた薬理学実験の結果、どの薬剤を用いても放出イベント数は減少しなかったことから、この放出は薬理学的に多様なものであること分かった。そこで複数の阻害剤を混合して添加したときのATP放出の変化を調べた結果、このATP放出は、開口放出でなくチャンネルからの放出が主要な放出機構であることが分かった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
古家 喜四夫 | 名古屋大学 | 工学(系)研究科(研究院) | 研究員 | (Kakenデータベース) |
並木 繁行 | 東京大学 | 医学(系)研究科(研究院) | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究連携者】 |
田中 謙二 | 生理学研究所 | 分子生理研究系 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】19,890千円 (直接経費: 15,300千円、間接経費: 4,590千円)