透明体電極を用いた可視化による電気加工現象の解明
【研究分野】生産工学・加工学
【研究キーワード】
放電加工 / 電解加工 / 透明体電極 / 可視化 / 高速度ビデオカメラ / 加工現象 / 加工液 / 気泡
【研究成果の概要】
SiC単結晶やGa2O3単結晶など、導電性があり透明な材料を電極として用いて、放電加工や電解加工の加工現象の観察を行った。放電加工で発生する気泡と放電位置の観察を行い、気中、液中、気液境界で生じる放電の確率を比較した。また、連続して生じる放電の位置の規則性について調べ、加工の安定性との関連を解明した。また、電解加工については、静止液中で沸騰が生じずに電流が供給できる限界のパルス幅は5ms程度であることを明らかにした。また、噴流によりキャビテーションが生じ、加工精度を低下させる場合があること、さらに工具電極の回転による遠心力で気泡が回転中心に凝集し、中心軸上で加工が生じにくくなる現象を解明した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)