思春期の心身の健康における胎児期から幼児期の環境要因と遺伝要因に関する研究
【研究分野】衛生学・公衆衛生学
【研究キーワード】
思春期 / 肥満 / 高血圧 / メンタルヘルス / 出生コホート研究 / マルチレベルモデル / ネット依存 / DOHaD / マルチレベル解析 / 出生コホート / ゲノム
【研究成果の概要】
妊娠届出時から中学3年までの2464人の縦断データセットを構築し思春期の健康に関連する要因を分析した。
主な成果は次の様である。1)乳児期から14歳までのBMIの軌跡群を同定した。2)妊娠中の喫煙は低出生体重と児の肥満のリスクであるが、妊娠初期までの禁煙は影響をなくす。3)3歳児の睡眠不足が思春期の肥満のリスクである。4)中学生の咬合不全の割合が44.9%であり、頭痛のリスクを38%増加させる。5)思春期兆候のタイミングが早いほど児ほど高血圧の家族歴がある。6)思春期のうつはやせ願望、起立性調節障害、ICT依存に関連している。また、地域と大学との包括的連携協定を結び本調査の事業化を確認した。
【研究代表者】