過敏性腸症候群患者の生活習慣を改善させるリハビリテーションプログラムの開発
【研究分野】リハビリテーション科学・福祉工学
【研究キーワード】
過敏性腸症候群 / ストレス / 運動療法 / 歩行量 / 生活習慣 / リハビリテーション / 交感神経 / 副交感神経 / 作業療法
【研究成果の概要】
過敏性腸症候群(IBS)は腹痛と排便異常を主体とした,消化器診療上最も頻度の高いストレス関連疾患である.また,IBSは早期社会不適応の重大な原因の一つである. 消化器心身症の治療ガイドライン(福土ら, 2006)では,治療第一段階として薬物療法と食生活,運動習慣を含めた生活習慣改善への介入が示されている.生活習慣改善においては繊維を多く含む食材の摂取や運動を促すことが推奨されているが,生活習慣改善への介入の再現性のある根拠はない.本研究はIBSに8週間の運動介入と教育を行い,運動習慣のないIBSに散歩やストレッチのような簡易な運動を行わせることで消化器症状に改善がもたらされることを示した.
【研究代表者】