運動が動脈伸展性を増大させる機序に新しい血管炎症性タンパクPTX3は関与するか?
【研究分野】スポーツ科学
【研究キーワード】
有酸素性運動 / 動脈伸展性 / ペントラキシン3 / 抗炎症作用 / 加齢 / 肥満 / 心血管疾患 / 心血管保護作用 / 閉経後中高齢女性 / 運動トレーニング / 大動脈 / 持久鍛錬者 / 生活習慣
【研究成果の概要】
加齢や肥満により大動脈などの中心動脈の伸展性は低下する。中心動脈伸展性の低下は心血管疾患の独立した危険因子となる。一方、習慣的な有酸素性運動は中心動脈伸展性を増大させるが、そのメカニズムは不明な点が多く、十分に明らかになっていない。本研究では、有酸素性運動トレーニングによる中心動脈伸展性増大のメカニズムに抗炎症作用を有するペントラキシン3(PTX3)が関与するか否かを検討した。本研究における肥満者や閉経後女性などを対象にした検討により、習慣的な有酸素性運動が動脈伸展性を増大させるメカニズムにPTX3が関与する可能性が示唆された。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)