臓器連関と慢性炎症による心血管疾患発症・進展分子機構の解明と診断・治療法への応用
【研究分野】循環器内科学
【研究キーワード】
メタボリックシンドローム / 心不全 / 臓器連関 / 慢性炎症 / 脂肪酸
【研究成果の概要】
本研究計画は、メタボリックシンドロームによる心血管系での慢性炎症プロセス惹起とそれによる病態進行機序を解析し、また、臓器連関によって、さらに病態と臓器機能障害が拡大する可能性を検討した。その結果、肥満脂肪組織から放出が増加する遊離脂肪酸が、心血管系での炎症を誘導するという心血管-脂肪連関がメタボリックシンドロームにおける心血管疾患リスクの増大に重要であることを見いだした。また、心-腎連関が心臓のストレスへの応答に重要であるとともに、心不全の進展にも寄与することを明らかにした。また、この臓器連携のメディエータが病態を修飾することを見いだした。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
藤生 克仁 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
松本 佐保姫 | 東京大学 | 医学部附属病院 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】19,110千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 4,410千円)