ヒトiPS細胞を用いた脱毛症治療薬の創薬スクリーニング系の確立
【研究分野】皮膚科学
【研究キーワード】
ヒトiPS細胞 / 毛包 / 分化誘導 / 共培養 / スクリーニング
【研究成果の概要】
本研究では、従来必要とされたフィーダー細胞なしの簡便な方法で培養したヒトiPS細胞から、ヒトの毛包の本体を成すケラチノサイトと毛包の再生などを司る毛乳頭細胞の特性を有する2種類の細胞を作成し、それらを共に培養することでヒトの毛髪の成長の要である毛球部の性質を模倣した実験系の作成を試みた。その結果、完全ではないもののヒト毛包で生じる細胞間の相互作用を再現するモデルを確立することができた。これは今後の改良により脱毛症に有効な薬剤のスクリーニングをするための技術的基盤の一つとなりうる。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
岡野 栄之 | 慶應義塾大学 | 医学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)