脳波を指標とした思春期精神疾患患者の予後予測研究
【研究キーワード】
思春期 / 脳波 / 聴覚関連電位 / 脳神経疾患
【研究成果の概要】
昨年度に引き続き、令和2年度は、思春期(12歳から24歳)の患者のうち主治医からICD-10でF2(精神病性障害)、F3(気分障害)、F4(神経症性障害)の診断を受けた研究参加者と年齢、性別をそろえた健常対象者に対し、聴覚関連電位脳波の計測と臨床症状、認知機能(BACS-J)、社会機能の評価を行った。脳波計測は、先行研究で確立した課題によりMMNとASSRを取得し、解析した。
また、思春期の精神疾患を持つ患者におけるQOLの縦断的変化について、原著論文を発表した(Usui et al., Psyciatry Clin Neurosci. in press.)。また、ASSRの発生に聴覚野から広がるネットワークが関与することを明らかにし、原著論文として発表した(Tada et al., Cereb Cortex, 2021)。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)