急性骨髄性白血病の治療抵抗性に寄与する遺伝子変異の同定
【研究分野】血液内科学
【研究キーワード】
急性骨髄性白血病 / 治療抵抗性 / 遺伝子変異 / BCOR / 癌
【研究成果の概要】
この研究は、急性骨髄性白血病(AML)の治療抵抗性に寄与する遺伝子変異を同定し、治療抵抗性AMLに対する新規治療薬を開発することを目標としている。我々は治療抵抗性に寄与する遺伝子としてgeneXに注目した。CRISPR/Cas9によりgeneXをノックアウトしたヒト白血病細胞株はin vitroにおいて抗癌剤感受性が低下することを見出した。また、この細胞株を用いた異種移植モデルにおいてもgeneXのノックアウトにより抗癌剤感受性が低下することを見出した。geneXはAMLの治療抵抗性に寄与する可能性が高く、geneXのノックアウトから治療抵抗性に至る機序の解明を進めている。
【研究代表者】
【研究種目】研究活動スタート支援
【研究期間】2016-08-26 - 2018-03-31
【配分額】2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)