大脳新皮質層構造形成の礎となる脳表層下における神経細胞集積機構
【研究分野】神経解剖学・神経病理学
【研究キーワード】
発生 / 大脳新皮質 / 層構造 / 細胞凝集 / 細胞接着 / Reelin / N-cadherin / 神経細胞凝集
【研究成果の概要】
哺乳類発生期の大脳新皮質は、興奮性ニューロンによって形成される6層構造を有しており、脳の高次活動を可能にしている。本研究は、分泌タンパク質Reelinによる層構造形成機構を解明することを目的として遂行した。
本研究で、Reelinにより誘導される神経細胞凝集塊形成がN-cadherinによる接着力の亢進を媒介して起こること、および、このN-cadherinを介した細胞間接着増強が一過的であることを見出した。また、Nck2、p120catenin両分子が、このReelinによるN-cadherin依存性細胞接着制御機構に関与することも明らかにした。本研究の成果は国内外の学会および国際誌で発表した。
【研究代表者】
【研究協力者】 |
井上 聖香 | |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)