イオニクス素子の全固体化にむけた基礎研究
【研究分野】無機工業化学
【研究キーワード】
イオニクス素子 / 全固体 / 化学電池 / リチウムイオン / プロトン / 企画調査 / 班会議 / エネルギー
【研究成果の概要】
本研究では、化学電池に重点をおいて、「全固体イオニクス素子」の構築をめざすうえで解決すべき基礎的な問題について検討する。その際、最も重要な課題は、固体-固体間で起こる反応やその界面状態の解明である。研究の推進が最も効果的に行えるように、下記の5班の研究項目を設定した。また、企画調査研究会議、班会議、合同班会議等を適宜開催し、班員相互の意志疎通を図った。
1.アモルファス固体電解質の作製と特性評価(大阪府立大学教授、南 努)
2.リチウムイオン伝導性全固体イオニクス素子用材料の探索と界面反応
(東京工業大学教授、脇原 将孝)
3.水素吸蔵合金電極/プロトン伝導性固体電解質界面の反応とその全固体素子への応用
(大阪府立大学教授、岩倉 千秋)
4.全固体イオニクス素子構築にたいするポリマーの役割(京都大学教授、麹谷 信三)
5.全固体イオニクス素子の量子材料設計(京都大学助教授、田中 功)
以下に企画調査研究会議の開催状況の概要を示す。
第1回企画調査研究会議
1.日時:平成11年8月13日(金)10:00-16:00
2.場所:大阪ガーデンパレス(大阪市淀川区西宮原1-3-35)
3.出席者:南、辰巳砂、忠永、松田、河村、町田、脇原、生田、岩倉、井上、古川、坂口、麹谷、村上、池田、田中、小笠原、小和田
第2回企画調査研究会議
1.日時:平成11年12月7日(火)14:30-20:30
2.場所:札幌アスペンホテル(札幌市北区北8条西4丁5番地)
3.出席者:南、忠永、松田、河村、町田、脇原、阿竹、石澤、古川、坂口、麹谷、村上、池田、田中、小和田
【研究代表者】