回遊現象の遺伝学的研究
【研究分野】水圏生産科学
【研究キーワード】
遺伝 / 回遊 / 浸透圧調節 / 進化 / 比較ゲノム
【研究成果の概要】
海と河をめぐる回遊機構(遡河回遊)に関しては、これまでに多くの生理・生態学的な知見が集積しているが、回遊を可能ならしめたゲノム上の変異は同定されていない。トラフグ属魚類の多くは純海産魚であるが、その近縁2種は淡水適応に成功し、河に遡って産卵する。本研究では、これまでの回遊研究とは異なった切り口、すなわち順遺伝学的手法を採用した。その結果、遡河性2種に共通の淡水耐性遺伝子座を見出した。次に、トラフグ属魚類合計10種のゲノムDNA配列を用いて、淡水で生息可能な2種にのみ共通するDNA配列を探索したところ、回遊を可能ならしめた変異候補をさらに絞り込むことができた。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
廣井 準也 | 聖マリアンナ医科大学 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
田角 聡志 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科 | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2016-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)