ストレスに対する植物の防御応答シグナルは菌根菌ネットワークを介して伝達されるか?
【研究分野】森林科学
【研究キーワード】
菌根菌ネットワーク / 防御応答 / 応答シグナル / 菌根菌共生系 / ストレス / 菌根菌ネットワー
【研究成果の概要】
自然生態系では、80%以上の種子植物が菌根菌と共生しており、複数の植物個体が菌根菌の菌糸によって結ばれ、菌根菌ネットワーク(CMN)が形成されている。本研究課題は、ストレスに対する植物の防御応答シグナルが菌根菌ネットワークを介して伝達されるかどうかを明かにしようとするものである。
外生菌根菌P. tinctoriusとC. geophilumで繋がったアカマツ苗のネットワークを構築したが、感染した6カ月のアカマツに、それぞれ、CuとNaClのストレスを与えた結果、それぞれの処理でアカマツ葉のSA、JAとET含量の差が見られなかった。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
奈良 一秀 | 東京大学 | 新領域創成科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究協力者】 |
コウ ロウ | 東京大学 | アジア生物資源環境研究センター | 研究員 |
リュウ ラク | 東京大学 | 農学生命科学研究科 | 大学院生 |
|
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)