16~17世紀の日本海地域における情報と大名
【研究分野】日本史
【研究キーワード】
大名 / 情報 / 家臣の由緒 / 松平忠直 / 将軍上洛 / 家譜・系譜 / 越前御陣 / 関ケ原合戦 / 日本史 / 近世史 / 日本海地域
【研究成果の概要】
日本海地域とこれに関係の深い諸大名を対象に、藩と藩、藩と幕府との間にみられた情報収集・交換の実際と意義について究明した。具体的には、奥羽大名の関ケ原合戦前後の情報獲得、加賀藩家臣団形成過程における情報ネットワーク、萩藩の幕府との交渉における人脈の在り方等が解明された。また、松平忠直事件という政治的重大事件をめぐり、福井藩・津山藩・秋田藩・幕府の動向が、一次史料を用いた事実究明と、家譜・系譜類にみる言説の変遷という両側面から解明され、事件の過程における情報獲得・交換の在り方が明らかになった。これらの研究成果については、科研費研究成果報告書『近世初期の大名と情報』として刊行した。
【研究代表者】