砂糖・コーヒー・米に見る20世紀の大衆消費展開とアジア輸出経済の変容
【研究分野】経済史
【研究キーワード】
経済史 / アジア / 砂糖 / コーヒー / 米 / プランテーション / 20世紀アジア / インドネシア / タイ / ミャンマー(ビルマ) / スマトラ / ハワイ / ベトナム / ミャンマー / モーリシャス / 砂糖輸出 / 米輸出 / コーヒー輸出 / スラウェシ / ジャワ
【研究成果の概要】
平成19年度は、前年度からの繰越課題であったハワイの砂糖産業に関する研究成果を覚書にまとめるとともに、平成18年度までにまとめた各自の研究成果を東京大学東洋文化研究所が平成20年3月に刊行した『東洋文化』第88号特集「米・砂糖・コーヒーから見た現代アジア経済史」に掲載して一般に公開した。A5版、229頁から成り、図表と写真を収録した付録CD-ROM付きの本号の内容は次のとおりである。
加納啓良「20世紀アジアにおける砂糖、米、コーヒー-生産・貿易統計による序説的経済史的考察」
高橋昭雄「ビルマ米輸出統計の再検討と「国内」、国境、海外輸出量の変遷」
水野明日香「戦後初期から1950年代におけるビルマの米輸出の変化-国際緊急食糧委員会による輸出管理の問題を中心に」
宮田敏之「タイ産高級米ジャスミン・ライスと東北タイ」
加納啓良「インドネシアの砂糖、米、コーヒー、茶-長期統計で見る生産と輸出入の推移」
三本木一夫・池本幸生「インドネシア・マンデリンコーヒーの発展過程」
大澤篤「両大戦間期日本の砂糖市場構造と黒糖」
久米高史「モーリシャスより見たる環インド洋砂糖貿易1840〜1939年」
なお研究成果報告書には上記各論文の元原稿とハワイ砂糖産業研究の覚書を収録した。
【研究代表者】