霊長類(マーモセット)脳梗塞に対するヒトiPS細胞由来神経幹細胞を用いた移植治療
【研究分野】脳神経外科学
【研究キーワード】
霊長類 / マーモセット / 脳梗塞モデル / 移植治療 / 神経幹細胞 / MRI / PET / 中大脳動脈閉塞
【研究成果の概要】
脳梗塞の再生医療は、霊長類の実験なしに、齧歯類の実験のみで臨床試験が開始され、多くが頓挫している。そこで、霊長類の脳梗塞モデルを作成し、神経幹細胞(NS/PC)移植を行って一連の評価系を確立する。
これまでの研究で、マーモセットに対する低侵襲の一過性右中大脳動脈閉塞(MCAO)モデルを確立し、小動物用MRIと小動物用PETを用いてペナンブラを推定し、移植治療のターゲットを決定できるようになった。細胞移植では、マーモセット胎児由来のNS/PCを2匹に移植し、ントロール1匹と比べ機能回復が促進するかどうか行動評価および画像評価にて調べた。現在、脳切片の組織学的評価を行っており、論文作成中である。
【研究代表者】