心臓標本の膜活動電位・Ca動態高空間時間分解能同時光マッピング法の開発
【研究分野】医用生体工学・生体材料学
【研究キーワード】
生体情報 / 計測 / 生体医工学 / 不整脈 / 膜電位感受性色素 / 細胞内カルシウム濃度 / 蛍光計測 / マッピング / 生物・生体工学 / 循環器・高血圧 / 生体生命情報学 / 可視化
【研究成果の概要】
本研究では,計測は1台の高速度カメラで行い,撮影フレームごとにVm用/Ca2+用2種の光学フィルタを高速で切り替えて2つの信号を同時に取得するシステムを開発した.標本からの計測光は複数枚のレンズを組み合わせた光学レンズ系によってフィルタ位置で絞られ,撮影素子に復元する.本システムによりウサギ摘出心を用いて同時計測を行い,ペーシング時の活動電位波形,Ca2+動態を観察に成功した.また当初の基礎的検討では1台カメラ・フィルタ回転同期システムの光学機構設計に難航したため,平行して2台カメラとダイクロイックミラーを組み合わせた従来手法を改良し,Mutual Informationを用いて膜電位変化とCa動態を精緻に画像位置補正する装置も開発した.
【研究代表者】
【研究連携者】 |
児玉 逸雄 | 名古屋大学 | 環境医学研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
本荘 晴朗 | 名古屋大学 | 環境医学研究所 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)