MRI用小型永久磁石のための相変化蓄熱材を用いた±0.01℃温調システムの開発
【研究分野】熱工学
【研究キーワード】
MRI / 温度制御 / 周波数安定化 / 核磁気共鳴法 / 永久磁石 / 相変化
【研究成果の概要】
小型永久磁石は外部からの熱の流入によって温度が変化し、磁場強度が増減する。永久磁石の磁場を安定させるために、磁石内に相変化蓄熱材を冷媒として循環させることによって磁石温度を安定化させる。本研究では、温調された相変化蓄熱材をネオジウム磁性体周囲に循環させ、磁場安定性の向上を試みた。
本研究では冷媒循環が可能な小型永久磁石を製作した。磁石周囲と勾配磁場コイルに冷媒を循環させて磁石温度を安定化させた。その結果、冷媒を循環させることにより磁場が安定化した。一方、相変化蓄熱材を冷媒に用いた場合は安定化の効果はあまり現れなかった。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)