インドネシアにおける日系工業団地進出と地域社会変容に関する研究
【研究分野】地域研究
【研究キーワード】
インドネシア / 工業団地 / 地域社会変容 / 商業集積 / グローバリゼーション / 都市化 / ベトナム / 地域社会 / 社会変容 / 共生社会 / 日系企業 / 雇用 / 消費 / 農村社会
【研究成果の概要】
グローバリゼーションが進展するなか、東南アジアでは工業団地の進出が著しい。インドネシア・カラワン県S村をフィールドとした調査から、こうした工業団地の進出によって地域社会の混住化が進んでいる状況が明らかとなった。しかもそれはコミュニティ内部における工場労働者用アパート群の立地や、小規模な商業従事者の流入によってももたらされている。地域の構造はミクロなレベルから変わってきていることが示された。
【研究の社会的意義】
東南アジアの工業化は工業団地を基盤として、日系企業によって担われてきた。調査対象とした工業団地も日系総合商社が運営している。したがって、本研究は日本経済の発展とともに、東南アジアの地域社会がどのような影響を受けているのか明らかにしていて示唆多い。また、国際的な経済関係のレベルと地域の変容をつなぐ事象は、従来の地域研究がかならずしも中心的に扱ってこなかったテーマであり、学術的にも貢献は大きいと考える。
【研究代表者】