d電子軌道の磁場制御に基づく磁気形状記憶効果の創出
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
強相関系 / 形状記憶効果 / 強相関電子系 / 磁性 / 低温物性 / セラミックス / 形状記憶
【研究成果の概要】
スピネル型化合物Fe_<1-x>Mn_xCr_2O_4において、組成xと温度の関数として結晶構造と磁気構造がどのように変化するのかを明らかにした。この知見に基づいて、3d電子軌道の占有に関する秩序がスピンの容易軸の方向を支配しているという仮説を得た。この考えに基づいて、より大きな磁気機械結合が期待できるMnV_2O_4において研究を行い、応力の代わりに磁場のみを外場として用いることによる形状記憶効果(磁気形状記憶効果)の実現に成功した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)