局在表面プラズモンの協力現象による高効率光熱電変換の原理開拓
【研究分野】物性Ⅰ
【研究キーワード】
太陽光発電 / 光物性 / 熱工学 / ナノ材料
【研究成果の概要】
球殻状に集積化した金属ナノ粒子集積構造体を透明なポリマー基板上に配列させた光熱変換フィルムを開発し、迅速かつ高効率な光発熱効果が得られることを解明した。特に、球殻状の金ナノ粒子集積構造体を用いた光発熱素子では、たった100秒の擬似太陽光照射下で、25℃から70℃に到達することを明らかにした。これは、真夏の太陽光の下でのアスファルトで数時間かかる温度上昇や、高効率の白色光吸収体として知られる黒体テープの温度上昇を超えるものである。さらに、このフィルムを実装した熱電変換モジュールに疑似太陽光を照射したところ一ケタ近い出力の増大が得られ、小型かつ高効率な太陽光駆動型熱電素子への応用可能性を示した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
小菅 厚子 | 大阪府立大学 | 21世紀科学研究機構 | 講師 | (Kakenデータベース) |
八木 俊介 | 大阪府立大学 | 21世紀科学研究機構 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)