緊急時の避難意思決定に至る心理的過程に影響を及ぼす環境要因
【研究分野】都市計画・建築計画
【研究キーワード】
防災計画 / 避難行動 / 意志決定 / 情報 / 空間構成 / 避難 / 意思決定 / 心理過程 / 環境要因
【研究成果の概要】
没入型VRシステムを用いて、火災発生時の異変察知から避難意思決定に至るまでの行動に関する実験を行った結果、火災放送は、単独では避難意思決定を促すには十分でなく、非常ベルと発報放送という事前情報があることで意思決定が促進されること、また非常ベルや火災放送の繰り返しが、避難意思決定および確認行動を早める効果があること、さらに建築の空間構成として、廊下側に窓のない居室や遮音性の高い居室では、避難行動が遅れることが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2008 - 2010
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)