ヨーロッパ辺境地域における地域文化の越境性と境界性
【研究分野】社会学
【研究キーワード】
地域研究 / ヨーロッパ / 文化の政治 / 辺境 / トランスナショナル / ラトヴィア / スロヴェニア / コルシカ / 社会学 / グローバリゼーション / スロべニア / 地域文化 / 空間論 / 辺境性 / 越境性 / 比較地域研究 / ヨーロッパ辺境 / 空間の生産 / 歴史学
【研究成果の概要】
本調査研究において、リトアニア、スロベニア、コルシカの国と地域はEUの加盟過程でそれぞれの文化の再解釈を行い、それぞれが対峙する他者が異なるために異なる文化的実践を行っていると暫定的に確認された。EU基準への準拠、世界遺産への登録や観光地化、市場経済、人の移動によって、標準化のような越境性の空間的実践が多くみられる中、領域をまとめる集合的紐帯の文化実践では、隣国の権力の強弱、人口規模、主要産業、政治体制の安定性、占領経験を含めた歴史、EU制度との親和性の差異が文化の表象よ表現に差異をもたらしている。特に旧共産圏において、旧ソ連そして現ロシアとの政治的・経済的関係に影響されている。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
小森 宏美 | 早稲田大学 | 教育・総合科学学術院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
百瀬 亮司 | 名古屋市立大学 | 人文社会系研究科 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)