交差遅れ効果モデルによる住宅・地域環境の健康形成要因構造の解明
【研究分野】建築環境・設備
【研究キーワード】
アンケート調査 / 共分散構造分析 / 時間的先行性 / 交差遅れ効果モデル / 同時効果モデル / 時間先行性
【研究成果の概要】
住宅・地域環境における健康決定要因を明らかにするため、北九州市を対象としたアンケート調査を2009年に先行的に実施し、共分散構造分析によるモデリングを行った。結果として「室内住環境」、「社会支援環境」の2因子が「健康」と有意な相関性を示した。しかし同調査は断面調査であり、明確な因果関係を示すに至っていない。よって、同地域を対象として2011年及び2012年に2回の追跡調査を実施した。得られた3時点のデータを用い、交差遅れ効果モデルと同時効果モデルを構築し、時間的先行性を考慮して分析を行ったところ、近所付き合いや地域活動から成る「社会支援環境」が「精神的健康」に正の因果効果を有する結果となった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
伊香賀 俊治 | 慶應義塾大学 | 理工学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
星 旦二 | 首都大学東京 | 都市環境学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)