魚類モノクローナル抗体遺伝子の新規探索法と抗体発現系の確立
【研究分野】水圏生命科学
【研究キーワード】
IgNAR / 一本鎖抗体 / サメ抗体 / 免疫クロブリン / トランスクリプトーム / CHO細胞 / VLR / トラフグ / イヌザメ / ドチザメ / 抗体医薬 / 人工抗体 / 水産学 / 生物工学 / バイオインフォーマティクス / ゲノム / モノクローナル抗体 / 抗体工学 / 水圏生物工学 / サメ / ヤツメウナギ
【研究成果の概要】
イヌザメ(bamboo shark)のIgNARのcDNA配列を得て、定常部位の配列を抽出した。IgNARの可変部位をアンプリコンシーケンスし、個々の遺伝子の発現頻度を測る系を確立した。イヌザメに1ヶ月おきに抗原(HEL、BSA、MMP-09)を数回投与して投与1ヶ月後に採血した。BSAに関してELISAで抗体価を測定し、抗体価の上昇と連動して発現頻度の上昇した遺伝子を複数特定した。CHO細胞を用いてサメ抗体の可変領域と定常領域を組み合わせた発現コンストラクトを調製し、分泌生産に成功した。これらの成果からトランスクリプトーム解析による抗原得意的抗体遺伝子の同定とその発現系の確立はほぼ完了した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
大政 健史 | 大阪大学 | 工学(系)研究科(研究院) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
近藤 秀裕 | 東京海洋大学 | 学術研究院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
田角 聡志 | 東京大学 | 大学院農学生命科学研究科(農学部) | 特任助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】42,250千円 (直接経費: 32,500千円、間接経費: 9,750千円)