巨大空孔強磁性体の構築
【研究分野】機能物性化学
【研究キーワード】
分子磁性 / ナノ空孔材料 / ネットワーク / 分子認識 / 磁性
【研究成果の概要】
近年、磁石としての性質だけでなく、誘電特性、光応答性などの特性を有する機能性磁性体が注目されている。機能性の観点から、ゲスト分子を内包できるような空孔を有する分子磁性体は、そのゲスト交換による磁性制御や高機能化が可能となるため興味深い化合物群である。本研究課題では、これまで合成が困難であった1ナノメートル径程度の巨大な空孔を有し、かつ強磁性転移を示す分子磁性体の構築に成功した。本化合物のようなナノ孔を持った強磁性体を用いれば、ガスや溶媒などの小分子だけでなく、多様な機能性分子を内包するような全く新しい強磁性化合物群が創成できると考えられ、新規機能性磁性材料への展開が期待できる。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)