音響的境界条件に音響インピーダンスを適用した燃焼振動現象モデリング手法の構築
【研究キーワード】
燃焼振動 / 音響インピーダンス / 発振周波数 / 音響ネットワークモデル / 共鳴周波数 / 音響エネルギー / 圧力損失 / 振動モード / 音響的境界条件 / 熱音響 / 自励振動
【研究成果の概要】
水素混焼ガスタービンにおいて発生する燃焼振動の発振周波数が,天然ガス専焼の場合と比較して変化することに注目し,研究を進めてきた.本研究では複雑な燃焼現象の適切なモデルリダクションを行い,より複雑な燃焼振動現象を再現することができる低次元モデル構築を試みた.燃焼器よりも上流側にある配管要素を対象とし,音響的境界条件に音響インピーダンスを適用して音響ネットワークモデルを構築して発振周波数を計算したところ,実験で得られた発振周波数に近い値を含んでおり,本研究から燃焼振動の発振周波数の予測の指針が得られた.また,水素の燃焼特性が燃焼振動の発振に多大な影響を与えていることが明らかとなった.
【研究代表者】
【研究種目】若手研究
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)