新規体内時計と環境因子によるクサフグの半月周性産卵リズムの形成機構
【研究分野】形態・構造
【研究キーワード】
脳・神経 / 生殖リズム / クリプトクローム / メラトニン受容体 / 神経ホルモン / 松果体 / 視床下部 / 月周リズム / 間脳 / メラトニン / 時計遺伝子 / クサフグ / 体内時計
【研究成果の概要】
クサフグの15時間周期の新規体内時計の分子機構と発生過程におけるMelR遺伝子の発現リズムについて解析した。間脳で15時間周期の発現変動を示す遺伝子を網羅的に検索した結果、約220個の遺伝子が同定された。また、MelRプロモーター-EGFP DNAを受精卵に微量注射して発現を調べた結果、胚の体側部でEGFPが検出されたが、脳では検出されなかった。今後、解析個体を増やすなど検討を行う。さらに、間脳において、クリプトクローム、Kiss、GnIHの遺伝子発現が日周、概日及び月周変動することが明らかになった。孵化後3-4日の仔魚において、MelR遺伝子の発現量は日周変動をすることが明らかになった。
【研究代表者】