[Discovery Saga Top]
[Saga Next]
[無料公開版Discovery Saga]
[Discovery Sagaプレミアムご案内]
[早稲田大学研究Discovery Saga]
[産学連携のご案内]
[Saga Concept]
[会社概要]
[お問い合わせ]
Dis
cov
er
y
Sa
ga
詳細表示
研究者リスト表示
ダウンロード(UTF-8 txt)
可視化Saga
嗅覚Saga
可視化
に関するサイレントキーワード
嗅覚
が含まれる科研費採択研究1件
可視化
に関するサイレントキーワード
嗅覚
が含まれる科研費採択研究 1件
嗅覚
神経細胞における匂い刺激応答の再構成と
可視化
【研究分野】生物物理学
【研究領域課題番号】
11680661 (KAKENデータベースで見る)
【研究キーワード】
匂い /
嗅覚
/ 受容体 /
可視化
【研究成果の概要】
外界から鼻に入ってくる様々な匂いは、嗅上皮の嗅神経細胞繊毛上に発現しているGタンパク質共役型
嗅覚
受容体によって認識される。本申請研究の一年目の目的として、匂い物質と受容体との対応を明らかにするために、嗅細胞内Ca^<2+>濃度変動を利用した分子レベルおよび組織レベルでの匂い応答の解析を行った。ある特定の匂いが嗅上皮のどの部分を刺激するか、嗅上皮上の匂いマップを作製するために、細胞内Ca^<2+>上昇を指標に匂い応答の
可視化
を試みた。すなわち、新生マウスの新鮮前額断切片をマイクロスライサーで作成し、生スライスに蛍光指示薬fura-2をロードし、切片における匂い応答のin situ測定に成功した。2年目において、マウスで約千種類といわれている
嗅覚
受容体のクローニング当初は匂い物質と結合する証拠はなかったが、我々はCa^<2+>イメージングを使って匂いに応答する嗅細胞を同定したのち各々の応答細胞から発現受容体をクローニングし、アデノウイルスで受容体遺伝子を嗅細胞に導入して匂い物質に対する特異的応答を再構成することによって
嗅覚
受容体が匂い物質を認識するという証拠を得た。さらに、匂い受容体のリガンド特異性を解析することにより、匂い受容体は同じ匂いを呈する物質を認識するのではなく、同じ匂いとは限らない構造的に類似する物質を認識することが明らかにした。また、HEK293培養細胞を用いて受容体の再構成を行い、
嗅覚
受容体がGsタイプのGタンパク質に共役し細胞内cAMP濃度を上昇させるという結果も得た。
【研究代表者】
東原 和成 東京大学 大学院・新領域創成科学研究科 助教授
(Kakenデータベース)
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1999 - 2000
【配分額】3,700千円 (直接経費: 3,700千円)