著しい種内倍数性を示すオトコエシ(オミナエシ科)に関する系統地理学的解析
【研究分野】生物多様性・分類
【研究キーワード】
系統地理 / 倍数性 / オトコエシ / オトコオミナエシ / 生物地理 / DNA / 染色体
【研究成果の概要】
著しい種内倍数性を示すオミナエシ科オトコエシについて、細胞学的、系統地理学的解析を行った。日本および韓国で収集した試料を解析した結果、2倍体 (2n=22)から12倍体 (2n=132) まで連続した倍数体系列が認められ、遺伝的には 1) 九州西部から韓国に分布する系統 (2n=22)、2) 北海道から滋賀県まで分布する東日本系統 (2n=44)、3) 近畿地方から九州まで分布する西日本系統 (2n=66~132) の大きく3つのグループに分けられることが明らかになった。また、オトコエシとオミナエシの雑種とされてきた「オトコオミナエシ」は、オトコエシの種内倍数体間の交雑に由来すると考えられた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
岩坪 美兼 | 富山大学 | 大学院理工学研究部(理学) | 教授 | (Kakenデータベース) |
矢野 興一 | 岡山理科大学 | 生物地球学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
高山 浩司 | ふじのくに地球環境史ミュージアム | 学芸課 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)