鳥類の雌雄判別におけるtetrachromacyの有用性に関する研究
【研究分野】基礎獣医学・基礎畜産学
【研究キーワード】
四色視 / 紫外線 / ハシブトガラス / ハシボソガラス / モモイロペリカン / ハイイロペリカン / キングペンギン / コウテイペンギン / 反射スペクトラム / 紫外線写真 / 可視光 / 紫外視 / デジタル一眼レフカメラ / 可視吸収フィルター / 近赤外吸収フィルター / 紫外吸収フィルター / ブラックライト
【研究成果の概要】
モモイロペリカンとハイイロペリカンの胸部、キングペンギンとコウテイペンギンの耳部と頚部・上胸部に他の部位と比較して紫外線を吸収する紫外線低反射羽毛領域が種を超えて存在することが紫外線カメラ撮影と分光測光で明らかとなった。この領域はロペリカン両種では黄色の、ペンギン両種では橙色の羽毛領域とほぼ一致していた。モモイロペリカンでは、この紫外線低反射領域は、成長に伴って現れることが推定された。この「紫外線模様」は性成熟もしくは繁殖可能性を示すサインとして機能している可能性があるが、雌雄判別への関与は少なくともこの4種の鳥類ではないと結論された。一方、カラスでは判別に関わっている可能性がある。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
坂本 健太郎 | 北海道大学 | 大学院獣医学研究科 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2011-04-28 - 2015-03-31
【配分額】3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)