表現型可塑性:生態学と分子発生学の統合的研究
【研究分野】生態・環境
【研究キーワード】
エゾサンショウウオ / 表現型可塑性 / トランスクリプトーム解析 / 表現型多形 / ゲノム / トランスくリプトーム解析 / 幾何学的形態解析 / 形態 / 地域集団 / 表現型多型 / 幾何学的形態計測解析 / トランスクリプトーム / 次世代シーケンサー
【研究成果の概要】
北海道の固有種であるエゾサンショウウオ(Hynobius retardatus)の幼生は、捕食者生物、餌生物、同種幼生の存在に呼応して生態学的機能を有する表現型可塑性を示す。そのため、進化生態学、発生生物学を融合する研究の優れたモデル生物である。
本研究では、エゾサンショウウオ幼生が捕食者生物存在下、餌生物存在下で可塑的に発現される形態変化について、幾何学的形態解析法を用いて定量的に明らかにし、その分子発生学的メカニズムを調べる出発点として形態変化と関連するゲノム情報の探索を行った。さらに、生息域全域を網羅する5地域集団間で、表現型可塑性に伴う形態変化の反応規範と、遺伝マーカーの変異を調べた。
【研究代表者】