連続した塩基性アミノ酸配列がリボソームによる翻訳反応を停止させる分子基盤の解明
【研究分野】生物系薬学
【研究キーワード】
翻訳 / 遺伝子 / ゲノム
【研究成果の概要】
塩基性アミノ酸の連続配列を含有するヒト遺伝子が267種あることをバイオインフォマッティクス解析によって見出した。この結果は、塩基性アミノ酸の連続配列による翻訳抑制現象が、全遺伝子の約0.7%に相当する遺伝子の発現制御に利用されていることを示唆している。これらの代表的遺伝子について、レポーター解析システムを構築した。さらに、HIVウイルス遺伝子であるTATにも塩基性アミノ酸の連続配列が含まれて入ることが判明した。しかしながら、TATの発現制御に塩基性アミノ酸の連続配列は関与しないことが分かった。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2008 - 2009
【配分額】4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)