異常mRNA由来のタンパク質分解促進機構の解析
【研究分野】分子生物学
【研究キーワード】
遺伝子発現の品質管理 / ナンセンス変異依存分解系 / Upf1 / Sse1 / Hsp70 / ユビキチン化 / プロテアソーム / 品質管理 / ナンセンス変異依存分解 / Upf / ユビキチン / 翻訳アレスト / シャペロン / リボソーム / ノンストップmRNA / 翻訳伸長阻害 / mRNA分解
【研究成果の概要】
正確な遺伝子発現は生命現象の根幹であり、その破綻や異常は様々な疾患の原因となる。本研究課題では、最も初期のタンパク質品質管理機構である異常mRNA由来の遺伝子産物の分解機構(NMPD)を解析した。その結果、Hsp70のADP/ATPの交換因子であるSse1がUpf1による短鎖型異常タンパク質の分解促進に必要であり、Sse1とHsp70との相互作用がNMPDに必須であることを見出した。本研究により、ナンセンス変異を持った異常mRNA由来の短鎖型タンパク質分解であるNMPDの分子機構の理解が進んだ。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)