ゲノム完全化学合成を指向した長鎖DNAの革新的化学合成法の開発
【研究分野】生体関連化学
【研究キーワード】
DNA合成 / ホスホロアミダイト / ポーラスガラス / 核酸合成 / DNA / ゲノムDNA / 固相合成
【研究成果の概要】
本研究の最終目的は、細菌(マイコプラズマやシアノバクテリア)の数百万塩基対以上のゲノムDNAをハイスループットで効率よく「完全化学合成」する手法の確立である。本研究課題では、「鎖伸長効率の向上」と「精製作業の簡略化」および、「長鎖DNA合成フローシステムの構築」の基礎検討をおこなった。具体的には、活性化剤内包型固相担体を用いた縮合反応と、亜リン酸ジフェニルを用いたキャップ化反応を利用し、30量体程度のDNAオリゴマーの合成をおこない本手法の有用性を確認した。また、DNA合成フローシステムのためのフィルター型ポーラスガラス担体を合成し、この担体上での反応性を詳細に調べた。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)